冷蔵庫や洗濯機は無料回収してもらえる?リサイクル料金や処分方法を解説

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冷蔵庫 洗濯機 無料回収

かさばって処分に困るのが冷蔵庫や洗濯機。

そのまま粗大ゴミに出すのは違法だとご存じでしたか?

冷蔵庫や洗濯機を処分するには、料金を払って処分してもらう必要があります。

この記事では、いらなくなった冷蔵庫や洗濯機の正しい処分方法についてまとめました。

ちなみに冷蔵庫や洗濯機は引越し作業とまとめて回収してもらうことも可能です。

そんな場合は、できるだけ引越し費用を抑えて処分費用に回したいですよね。

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目次

洗濯機や冷蔵庫を無料引き取り・処分してくれる家電量販店は?

洗濯機や冷蔵庫を回収してもらうなら、家電量販店で買い替えるのが一番簡単です。

ただし完全に無料とはいかず、一定の料金を支払う必要があります。

主要な家電量販店が公表している洗濯機・冷蔵庫の回収料金は、以下の通りです。

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冷蔵庫(170L以下) 冷蔵庫(171L以上) 洗濯機
ケーズデンキ 5,940円〜 6,930円〜 4,730円〜
ヤマダ電機 5,940円〜7,799円 6,930円〜8,349円 4,730円〜5,500円
ベスト電器 5,940円〜 6,930円〜 4,730円〜
ジョーシン 4,840円〜9,199円 5,830円〜9,749円 3,630円〜6,900円
エディオン 5,940円 6,930円〜7,480円 4,730円
ビックカメラ 5,390円〜7,249円 6,380円〜7,250円 4,180円〜4,950円

上記はあくまで相場です。

処分したい冷蔵庫・洗濯機の品番や、店舗に持ち込み依頼するか、自宅まで引き取りに来てもらうかで変動するのでご注意ください。

しかし冷蔵庫であれば170L以下で6,000円前後、洗濯機なら5,000円程度と見積もっておくといいでしょう。

あえて言うなら、ジョーシンの最安値が相場より特に安いことがわかりますね。

ビックカメラは170L以下の冷蔵庫と洗濯機ならやや安めですが、171L以上の冷蔵庫だと相場より高め。

また上記の料金に加え、引き取りのみの場合は訪問回収費が別途かかることも覚えておきましょう。

  • ケーズデンキでの引き取りや処分
  • ヤマダ電機での引き取りや処分
  • ベスト電器での引き取りや処分
  • ジョーシンでの引き取りや処分
  • エディオンでの引き取りや処分
  • ビッグカメラでの引き取りや処分

それでは各店の引き取りや処分について説明していきます。

 

ケーズデンキでの引き取りや処分

ケーズデンキ
画像引用元/ケーズデンキ

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冷蔵庫(170L以下) 5,940円(税込)〜
冷蔵庫(171L以上) 6,930円(税込)〜
洗濯機 4,730円(税込)〜
回収・引き取りの方法 ・買い替え
・店舗に持ち込み
・訪問回収
引き取りのみ 可能。訪問回収は出張費3,300円(税込)加算

ケーズデンキでは最低金額の目安のみ公表されています。

ただし後述しますが家電リサイクル料金はメーカーや品目ごとに決まっており、収集運搬料もそこまで大差ありません。

そのため、ある程度目星を付けたければヤマダ電機の料金表を参考にするといいでしょう。

引き取りのみも可能ですが、訪問回収を依頼すると3,300円(税込)が追加でかかります。

訪問回収の場合はケーズデンキの配送車が訪問した際に現金精算です。

店舗で買い替えたり持ち込みする場合と違い、クレジットカードや電子マネーは使えないのでご注意ください。

 

ヤマダ電機での引き取りや処分

ヤマダ電機
画像引用元/ヤマダ電機

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冷蔵庫(170L以下) 5,940円〜7,799円(税込)
冷蔵庫(171L以上) 6,930円〜8,349円(税込)
洗濯機 4,730円〜5,500円(税込)
回収・引き取りの方法 ・買い替え
・店舗に持ち込み
・訪問回収
引き取りのみ 可能。訪問回収は訪問回収費2,750円(税込)加算

ヤマダ電機も基本的には買い替え時に、新機種と交換で回収してもらうことになります。

ただし小型の冷蔵庫の場合は配送設置が含まれないため、Web購入では宅配のみで回収してもらえません。

その場合は最寄りの店舗に問い合わせるか、コールセンターに相談しましょう。

【ヤマダ電機コールセンター】
0570-055-880
受付時間:10時~午後7時
※元旦は受付不可

訪問回収費2,750円(税込)が追加されますが、引き取りを手配してもらえます。

また訪問回収日は指定できるのは日程までで、時間帯までは細かく指定できないため、念の為1日空けておくといいでしょう。

 

ベスト電器での引き取りや処分

ベスト電器
画像引用元/ベスト電器

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冷蔵庫(170L以下) 5,940円(税込)〜
冷蔵庫(171L以上) 6,930円(税込)〜
洗濯機 4,730円(税込)〜
回収・引き取りの方法 ・買い替え
・店舗に持ち込み
・訪問回収
引き取りのみ 可能。訪問回収は訪問回収費2,750円(税込)加算

ベスト電器では買い替え、引き取りのみに関わらず店頭での依頼が必要です。

料金は購入時もしくは店頭での引き取り依頼時に払うことになります。

ベスト電器では訪問回収だけでなく持ち込みも受け付けているので、もし運べそうなら自分で持ち込むのもありです。

冷蔵庫や洗濯機が大きすぎて運べなかったり、取り外しなどもやってほしい場合は、訪問回収費2,750円(税込)と別途作業量が必要になります。

 

ジョーシンでの引き取りや処分

ジョーシン
画像引用元/ジョーシン

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冷蔵庫(170L以下) 4,840円〜9,199円(税込)
冷蔵庫(171L以上) 5,830円〜9,749円(税込)
洗濯機 3,630円〜6,900円(税込)
回収・引き取りの方法 ・買い替え
・店舗に持ち込み
・訪問回収
引き取りのみ 可能。エリアによって別途加算

ジョーシンは他の家電量販店より料金が安めですが、これはジョーシンが定める「Aエリア」に該当する場合です。

Bエリアに該当する場合は引き取りまで7〜10日かかる上、上記料金に2,500円(税込)が加算されます。

お住まいのエリアがどちらに該当するかは、サービスエリア検索で確認してください。

買い替えならWebショップでも申し込みできますが、引き取りのみの場合は店舗に問い合わせる必要があります。

またジョーシンで購入していない冷蔵庫・洗濯機の場合は、回収を断られる可能性もあるのでご注意ください。

 

エディオンでの引き取りや処分

エディオン
画像引用元/エディオン

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冷蔵庫(170L以下) 5,940円(税込)
冷蔵庫(171L〜250L) 6,930円(税込)
冷蔵庫(251L以上) 7,480円(税込)
洗濯機 4,730円(税込)
回収・引き取りの方法 ・買い替え
・店舗に持ち込み
・訪問回収
引き取りのみ 可能。訪問回収は1,100円(税込)加算

エディオンは買い替え時の回収はもちろん、引き取りのみも受け付けています。

訪問回収だと別途1,100円(税込)加算されるため、できそうなら持ち込みも検討してみましょう。

しかし持ち込みしても、エディオンで購入したものでなければ1,100円(税込)加算されます。

また1,100円(税込)払うことで、購入品とは違う品目の回収も可能です。

回収依頼はエディオン店舗で受け付けているので、詳細は最寄りの店舗にお問い合わせください。

 

ビックカメラでの引き取りや処分

ビックカメラ
画像引用元/ビックカメラ

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冷蔵庫(170L以下) 5,390円〜7,249円(税込)
冷蔵庫(171L以上) 6,380円〜7,250円(税込)
洗濯機 4,180円〜4,950円(税込)
回収・引き取りの方法 ・買い替え
・店舗に持ち込み
・訪問回収(Webから依頼も可能)
引き取りのみ 可能。
訪問回収は冷蔵庫:4,530円(税込)加算
洗濯機:3,350円(税込)加算

ビックカメラでは買い替え・引き取りのみの両方に対応しています。

料金設定は他の店と同じですが、ビックカメラではWebからも引き取りのみ依頼できるのがメリット。

ビックカメラ Web リサイクル
画像引用元/ビックカメラ

Webで買い替える時と同じように、冷蔵庫や洗濯機のリサイクル券を買うだけです。

「商品オプションを選択する」でサイズとメーカーを選択すれば自動でリサイクル料金が算出されます。

ただし買い替えより3,350円〜4,530円(税込)加算と、かなりの追加料金がかかるのでご注意ください。

冷蔵庫や洗濯機のリサイクル料金相場

基本的に冷蔵庫や洗濯機の回収・処分は無料ではありません。

  1. 家電リサイクル料金
  2. 収集運搬料金

まず絶対に必要なのが家電リサイクル料金です。

これはどこに依頼しても変わりません。

そして回収・処分を依頼する業者や店に支払う収集運搬料金。

こちらは業者によって好きに決められます。

  • 家電リサイクル料金表
  • 冷蔵庫のリサイクル料金相場
  • 洗濯機のリサイクル料金相場
  • 収集運搬料金

それぞれ解説していきます。

 

家電リサイクル料金表

家電リサイクル法は、ゴミの削減および資源の有効活用を目的に制定された法律です。

家電リサイクル対象
画像引用元/家電製品協会

家電リサイクルの対象と料金は国の基準で決まっています。

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エアコン 972円(税込)〜
ブラウン管テレビ 15型以下:1,296円(税込)〜
16型以上:2,376円(税込)〜
液晶・プラズマテレビ 15型以下:1,836円(税込)〜
16型以上:2,916円(税込)〜
冷蔵庫・冷凍庫 170L以下:3,672円(税込)〜
171L以上:4,644円(税込)〜
洗濯機・衣類乾燥機 2,484円(税込)〜

引用元:経済産業省

家電が大きかったり、車がないなどで持ち込みや運搬が難しい場合は、業者に依頼する方法もあります。

しかしその場合は、さらにプラスで料金がかかるためご注意ください。

 

冷蔵庫のリサイクル料金相場

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170L以下 171L以上
シャープ
東芝
パナソニック
日立
富士通ゼネラル
三菱電機
3,740円(税込) 4,730円(税込)
アイリスオーヤマ 4,730円(税込) 4,730円(税込)
ヤマダ電機 4,015円(税込) 5,005円(税込)
ニトリ 5,200円(税込) 5,600円(税込)

シャープや東芝、パナソニックなど主要メーカーが一番安いです。

近年家電に力を入れているアイリスオーヤマ製品は、容量に関わらず同じ料金になります。

一方で家具でお馴染みのニトリ製品は、170L以下でも5,000円以上と高め。

その他のメーカーはリサイクル料金一覧表から調べられます。

 

洗濯機のリサイクル料金相場

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シャープ
東芝
パナソニック
日立
富士通ゼネラル
三菱電機
アイリスオーヤマ
2,530円(税込)
ニトリ 3,300円(税込)
ヤマダ電機 2,805円(税込)

やはり主要メーカーが一番安い料金設定ですね。

またヤマダ電機製品は、冷蔵庫・洗濯機だけでなくエアコンも他メーカーとは違う位置付けです。

ヤマダ電機製品はヤマダ電機以外で処分できないわけではありませんが、リサイクル料金が高めなのでご注意ください。

他のメーカーはリサイクル料金一覧表から確認できます。

 

収集運搬料金

収集運搬料金は業者の基準で設定できます。

  • 家電量販店
  • 不用品回収業者
  • 引越し業者

上記3つの相場を比較してみましょう。

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ケーズデンキ
ヤマダ電機
ベスト電器
2,200円(税込)
ジョーシン Aエリア:1,100円(税込)
Bエリア:3,600円(税込)
エディオン 買い替え:1,100〜1,650円(税込)
引き取りのみ:2,200〜2,750円(税込)
ビックカメラ 買い替え:1,650円(税込)
引き取りのみ:5,000〜6,000円(税込)
不用品回収業者 3,000円(税込)〜
サカイ引越センター 3,000円(税込)
アリさんマークの引越社 2,200円(税込)程度
日本通運 8,000円(税込)

この3つの業種の中で収集運搬料金が一番安いのは家電量販店です。

しかし引き取りのみだと割り増しになったり、訪問回収の場合は出張費がかかるため、上記料金だけで済むとは限りません。

不用品回収業者は業者やプランによって差が大きいですが、最低でも3,000円は見積もっておきたいところ。

引越し業者は全体的に収集運搬料金が高めですが、アリさんマークの引越社は家電量販店並みの料金設定です。

ちなみに収集運搬料金は必須ではありません。

自治体の指定引取場所に持ち込む場合は不要なので、少しでも処分費用を減らしたければおすすめです。

冷蔵庫や洗濯機を安く処分する方法

冷蔵庫や洗濯機を処分費用はなるべく安く済ませたいですよね。

  • 不用品回収業者に回収してもらう
  • 自治体の指定引取場所に持ち込む
  • 引越し業者に回収してもらう
  • 家電量販店に回収してもらう

各方法メリットもあればデメリットもあるので、どの方法にするかきちんと考えておきましょう。

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メリット・デメリット おすすめな人
不用品回収業者 ◯手間なく簡単
◯リサイクル家電以外もまとめて処分できる
×料金は高め
楽に処分したい人
不用品が多い人
自治体 ◯安く処分できる
×申し込みや運搬が手間
とにかく安く処分したい人
自分で運べる人
引越し業者 ◯引越しとまとめて処分できる
×料金はやや高め
×引き取りのみは不可能
引越しと同時に処分したい人
家電量販店 ◯買い替えとまとめて処分できる
◯引き取りのみも可能
×店によって対応が異なる
買い替えと同時に処分したい人
自分で運べるがなるべく簡単に処分したい人

簡単に処分したいなら、不用品回収業者に依頼するか、家電量販店で買い替えと同時に回収してもらう方法がおすすめ。

引越し予定があるなら引越し業者に依頼するのもありです。

コスパ第一なら指定引取場所に持ち込むのがいいでしょう。

振込手数料がいりますが、収集運搬料金より格段に安上がりです。

それでは各方法について見ていきましょう。

 

不用品回収業者に回収してもらう

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冷蔵庫(170L以下) 6,000〜8,000円(税込)
冷蔵庫(171L以上) 8,000〜10,000円(税込)
洗濯機 3,000〜6,000円(税込)
メリット 不用品をまとめて処分できる
自分の都合に合わせて回収日を決められる
自分で運ぶ手間がない
デメリット 業者やプランによっては割高になる
優良業者を見極めなければならない

冷蔵庫・洗濯機が運べなかったり、他にも不用品があるなら不用品回収業者に依頼するのがおすすめ。

自分で運ぶ手間なく一度にまとめて回収してもらえるため、簡単に処分できます。

不用品回収業者に冷蔵庫・洗濯機を回収してもらう流れは以下の通りです。

  1. 電話やWebで依頼する
  2. 見積もり
  3. 回収日を決定
  4. 訪問回収
  5. 作業完了、精算

見積もりが入るので、引越し業者を利用するのと同じ流れをイメージするといいでしょう。

冷蔵庫・洗濯機だけなら電話だけでも見積もりできるケースが多いですが、場合によっては訪問見積もりが必要です。

ただし不用品回収業者は地域密着型が多いため、全国展開している引越し業者や家電量販店より比較検討しにくいのがデメリット。

またトラック貸切型の料金プランを採用している不用品回収業者の場合は、不用品の量が少ないと割高になってしまいます。

自分にぴったりの不用品回収業者を探すには、一括見積もりサイトがおすすめです。

エコノバ
画像引用元/エコノバ

エコノバなら全国の優良業者の中から自分にぴったりの不用品回収業者を絞り込めます。

エコノバのおすすめポイント
  • 廃家電・ごみ屋敷・遺品整理と多様なニーズに対応
  • 最大5社を比較可能
  • トラック積み放題から単品回収まで目的に合わせて選べる
  • オペレーターが依頼代行してくれるので初めての人も安心

一括見積もりだけでなく個別の見積もりも可能なので、まずはどんな業者がいるのかチェックしてみてくださいね。

 

自治体の指定引取場所に持ち込む

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メリット 安く処分できる
デメリット 事前にリサイクル券を購入する手間がある
自分で運ばなければならない
土日は基本的に受け付けていない

いらない冷蔵庫・洗濯機をとにかく安く処分したいなら、自治体に持ち込むのが一番です。

なにしろ家電リサイクル料金と振込手数料だけで済みます。

指定引取場所に持ち込む手順は以下の通りです。

  1. リサイクル料金一覧表でリサイクル料金と製造業者等名コードを確認
  2. 郵便局の貯金窓口で「振替払込書」と「家電リサイクル券」をもらう
  3. 料金を支払う
  4. 家電リサイクル券の5枚目「現品貼付用」を冷蔵庫・洗濯機の右側上部に貼る
  5. 家電リサイクル券と領収書を添えて指定引取場所に持ちこむ

まずはリサイクル券を購入しましょう。

リサイクル券
画像引用元/家電製品協会

振込はATMでもできますが、リサイクル券の購入や領収書は窓口でないともらえないため、最初から窓口で手続きするのがおすすめ。

ただし簡易郵便局ではリサイクル券の取り扱いがないこともあるので、ご注意ください。

この方法はとにかく安いのがメリットですが、事前準備が多かったり自分で運搬したりと手間が多いのがデメリット。

また郵便局はもちろん指定引取場所も土日は受け付けていないところが多く、平日しか実行できないのも悩みどころ。

そのため忙しい人や、自分であれこれ調べるのは苦痛な人には向かない方法です。

逆に多少の手間はかかっても安く済ませたい人は検討してみるといいでしょう。

指定引取場所は自治体の公式サイトもしくは指定引取場所検索で確認できます。

 

引越し業者に回収してもらう

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メリット 引越しとまとめて処分できる
業者によっては買取サービスもある
デメリット 料金が高め
全ての業者が対応しているとは限らない

引越し予定があるなら、引越し業者に回収してもらうという手もあります。

不用品回収オプションがある引越し業者なら、引越し作業と一緒に冷蔵庫・洗濯機も回収可能です。

ただし引越し業者によって回収できる不用品の種類が違うのでご注意ください。

主要な引越し業者ごとの回収可能品目と料金相場をまとめました。

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冷蔵庫 洗濯機 他の回収品目
サカイ
引越しセンター
9,000〜11,000円 6,000〜9,000円 基本は家電4品目
アート
引越しセンター
5,000〜8,000円 5,000〜9,000円 家電4品目のみ
アリさんマークの
引越し社
7,000円〜 7,000円〜 家電4品目+家具など

引越し業者は家電量販店に比べ、収集運搬料金が高め。

コストを重視するなら他の方法がいいかもしれませんね。

リサイクル4家電の他にも回収してほしいものがあるなら、アリさんマークの引越社のように対応範囲が広い引越し業者を選びましょう。

また回収は無理でも、グループ会社や提携会社にリサイクルショップがあり買取サービスを行なっている引越し業者もあります。

例えばサカイ引越センターの不用品回収は引越し時しか利用できませんが、「リユース&買取のサカイ」なら引越ししなくても利用可能。

不用品の処分と同時に臨時収入が得られてお得ですよ。

 

家電量販店に回収してもらう

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メリット 買い替えと同時に処分できる
購入せず引き取りのみも可能
デメリット 追加料金がかかる場合がある

冷蔵庫・洗濯機の処分で一番簡単なのは、買い替え時に回収してもらう方法でしょう。

新機種の配送・設置に伴って旧機種を引き取ってくれるので楽です。

Webショップで購入する場合は、以下のようにオプションで選べるようになっています。

ヤマダ電機 オプション リサイクル
画像引用元/ヤマダ電機

引き取りのみが希望の場合は、以下のような流れが一般的です。

  1. 店頭で依頼する
  2. 回収日を決める
  3. 訪問回収
  4. 精算

ビックカメラならWebで申し込むこともできますが、基本的には店頭での依頼が必要です。

持ち込み可能な店舗なら電話連絡は必須ではありませんが、時間帯や混雑状況によってはすぐに対応してもらえない恐れもあります。

できるだけ電話連絡しておいた方がいいでしょう。

ただし新しく購入せず引き取りのみの場合は、通常の回収より料金が割増になります。

また買い替えの場合も、以下のようなケースは別途料金がかかるのでご注意ください。

  • 配送先と回収先が違う
  • 配送日と回収日が違う
  • 購入台数より回収台数が多い
  • 購入した品目と回収品目が違う
  • 家電量販店の配送エリア外

詳細は最寄りの店に問い合わせてみましょう。

ケーズデンキ 店舗検索
ヤマダ電機 店舗検索
ベスト電器 店舗検索
ジョーシン 店舗検索
エディオン 店舗検索
ビックカメラ 店舗検索

冷蔵庫や洗濯機を処分する際に気をつけるポイント

処分方法はわかったけど、もっと楽な方法はない?なるべくお金かけたくないんだけど…

冷蔵庫も洗濯機もいらなくなったら大きい家電ゴミでしょ?粗大ゴミに出しちゃダメなの?

気持ちはわかりますが、冷蔵庫や洗濯機の処分はルールが決まっています。

「家電リサイクル法」や「収集運搬料」など馴染みのない単語が出てくるのでとっつきにくいかもしれませんが、何も難しいことはありません。

基本的には以下の3つのポイントだけ押さえておけば大丈夫。

  • 冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象
  • 粗大ゴミには出せない
  • 基本的に無料回収は不可

要はきちんと分別してお金を払いましょう、という話です。

それぞれ詳しく解説していきます。

 

冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象

家電リサイクル 仕組み
画像引用元/家電製品協会

SDGsなどが叫ばれる現代ではちょっと想像できないかもしれませんが、1990年代はまだゴミの処理がずさんな時代でした。

使えなくなった家電は埋立てに使われ、処分場の確保や環境への負荷が大きな問題になっていたのです。

そんな状況を鑑みて制定・施行されたのが「家電リサイクル法」。

年間約60万トンにもなる家庭の家電ゴミから、まだ使える部品を回収して再利用し、ゴミを減らそうというわけです。

冷蔵庫・洗濯機はこの家電リサイクル法の対象品目に含まれるため、処分できるのは認可された業者だけ。

国や自治体は基本的に「購入した店」での回収を推奨しています。

どこで購入したか忘れてしまったり店自体がない場合は、他の業者に依頼したり、自治体へ持ち込みましょう。

 

粗大ゴミには出せない

大きな不要家電=粗大ゴミとイメージしがちですが、家電リサイクル対象の4品目は違います。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機

上記4家電は家電量販店や不用品回収業者、引越し業者など認可を受けた業者に処分を依頼しなければなりません。

いつも使っているゴミ集積所に出すのはアウトです。

万が一出したとしても回収されず警告シールが貼られるだけですが、そのままにしておくと不法投棄と見なされ罰金のリスクもあり得ます。

冷蔵庫・洗濯機を処分する際は、きちんとした業者に依頼しましょう。

 

基本的に無料回収は不可

そもそも何でリサイクル料金が必要なの?

1つの家電をリサイクルするには、家電を運んだり、部品を回収したりと様々なコストがかかります。

この作業費用や人件費を賄うのが、リサイクル料金と収集運搬料金なのです。

つまり逆に言えば、無料で冷蔵庫や洗濯機を回収してもらうことはできません。

どうしても出費を減らしたければ、収集運搬料金がいらない指定引取場所まで持っていくか、収集運搬料金が安い業者を選ぶといいでしょう。

冷蔵庫や洗濯機を無料回収してもらうには?

これまで説明してきたように、冷蔵庫や洗濯機を処分する際は必ずお金がかかります。

しかし無料で処分する方法もないわけではありません。

  • リサイクルショップに売る
  • フリマアプリで売る
  • 知人・友人に譲る

送料などもかかるため完全に無料とは行きませんが、売却することでいくらかお金が戻ってくることも。

また知人や友人に譲るという方法もあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

リサイクルショップに売る

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メリット 臨時収入になる
訪問買取も可能
デメリット 買取額が低い(販売価格の10%〜40%が目安)
売れるとは限らない

まずはリサイクルショップに売る方法です。

何度も繰り返しますが、冷蔵庫・洗濯機は捨てるだけでもお金がかかります。

リサイクルショップに売れば例え希望通りの買取額ではなくても、臨時収入にはなるでしょう。

しかしリサイクルショップで必ず引き取ってもらえるとは限りません。

店側が売れる状態ではないと判断した場合は、逆に処分費用を取られる可能性もあるのでご注意ください。

 

フリマアプリで売る

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メリット 臨時収入になる
配送方法を選べば自分で梱包・運ぶ手間がない
デメリット 送料が高い
売れるとは限らない

希望通りの額で売りたいならフリマアプリの方が有利です。

一説にはリサイクルショップの家電買取額の相場は、販売価格の10〜40%ほどと言われています。

かなり買い叩かれるのが当たり前なので、利益を優先したい人はフリマアプリに出品する方がいいでしょう。

しかしリサイクルショップの場合と同様、フリマアプリでも必ず売れるとは限りません。

また冷蔵庫・洗濯機は大型家電のため、送料もかさみます。

参考までにメルカリの「梱包・発送たのメル便」の送料を見てみましょう。

メルカリ
画像引用元/メルカリ

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3辺合計サイズ 送料(税込) 品目
250cm 8,600円 全自動洗濯機
ドラム式洗濯機
単身用冷蔵庫
350cm 18,500円 家庭用冷蔵庫

引用元:メルカリ

メルカリの「梱包・発送たのメル便」は集荷スタッフが梱包から発送まで一括で請け負ってくれるサービスです。

ほぼ出品するだけで済むので楽ではありますが、送料だけでもかなりかかるためその分だけ利益が減ってしまいます。

もしフリマアプリで売りたいなら、「売れる額」と「利益が出る額」のバランスを取った価格設定にしましょう。

 

知人・友人に譲る

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メリット 楽に処分できる
デメリット タイミングが合わないかもしれない
配送の手間がある

いらなくなった冷蔵庫や洗濯機は知人・友人に譲ることもできます。

特にこれから1人暮らしを始める大学生や社会人などがいれば、費用が浮くため喜ばれるかもしれません。

しかし譲る相手が遠方に住んでいたり、冷蔵庫や洗濯機が運べない場合は配送の手間がかかります。

また冷蔵庫・洗濯機のような家電は値が張るため、相手によっては気を遣ってしまうかもしれません。

どうしても譲るなら、なるべく気の置けない関係性の友人・知人だけにしておくとトラブルがなくて済むでしょう。

冷蔵庫や洗濯機を処分する前にやっておくこと

冷蔵庫 洗濯機
画像引用元/ケーズデンキ

冷蔵庫・洗濯機を処分する方法を決めたら、持ち込みや訪問回収の前にやっておくべきことがあります。

それは「水抜き」。

今まで使っていた冷蔵庫や洗濯機には水が溜まっています。

内部をすっかり空にしておかないと、移動の際に水漏れしてしまう危険性も。

また水漏れは故障の原因にもなるため、もし売却を考えている場合は特に気を付けてください。

  • 冷蔵庫の霜取り・水抜き
  • 洗濯機の水抜き

どちらもすぐには終わらないので、余裕を持って行いましょう。

 

冷蔵庫の霜取り・水抜き

冷蔵庫は水抜きの前に霜取りを行う必要があります。

いらない冷蔵庫を持ち込む日、もしくは業者が引き取る日の2〜3日前から準備を始めましょう。

  1. 水抜きの2〜3日前に製氷機能を止め、中身を空にする
  2. 水抜きの前日に電源を抜き、アース線を外す
  3. 冷蔵庫の中を掃除する
  4. 水抜きをする

まずは製氷機能をストップ。

食材はもちろん給水タンクや製氷器の氷も含め、冷蔵庫の中身を完全に空っぽにしてください。

霜取りは夏場で10時間、冬場で15時間が目安です。

冷蔵庫を処分する前日には電源を抜き、冷蔵庫内の壁などをきれいに拭いておきましょう。

霜が溶けたらいよいよ水抜きです。

冷蔵庫 水抜き
画像引用元/日立

冷蔵庫を傾ける前に、床を傷つけたり汚さないように、いらないバスタオルなどを引いておきます。

水抜きは蒸発皿か排水口から行いますが、メーカーや機種によって場所が違うので確認しておきましょう。

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シャープ 冷蔵庫の真下もしくは背面下部にある蒸発皿から
※取り外せないタイプは霜取り不要
東芝 背面下部の排水口から
パナソニック
日立
背面下部にある蒸発皿もしくは排水口から

最近は霜取りが不要な機種も多いので、詳細はお手持ちの冷蔵庫の説明書やメーカーの案内を参照してください。

大きな冷蔵庫の場合は1人で無理せず、2人がかりでやる方が安全ですよ。

 

洗濯機の水抜き

冷蔵庫の水抜きは時間がかかりますが、洗濯機の場合は30分〜1時間程度で済みます。

洗濯機は水が溢れてきやすいので、タオルの他にも洗面器など用意しておくと安心でしょう。

  1. 洗濯機の中身を空にする
  2. 蛇口を閉める
  3. 電源を入れて普段通り洗濯し、1分後に止める
  4. 給水ホースを外して水抜き
  5. (ドラム式の場合)糸くずフィルターを外して水抜き
  6. 電源を入れて脱水する
  7. 排水ホースを外して水抜き

洗濯機の水抜きは短時間で済みますが、給水ホース・糸くずフィルター・排水ホースの最大3回水抜きをする必要があります。

水抜き前に洗濯機を空っぽにするだけでなく、蛇口を閉めておくのを忘れないでください。

冷蔵庫・洗濯機の処分に関するQ&A

処分方法はわかったけど、自分で洗濯機を取り外すのは無理そう…

ポストに不用品回収業者のチラシがあったんだけど、無料で回収してくれるって!

これまで冷蔵庫・洗濯機の処分方法や注意点を解説してきました。

しかしはっきり言って、不要な家電の処分って面倒ですよね。

ここからは、冷蔵庫・洗濯機を処分したい人が陥りがちな疑問を解消していきます。

  • 壊れた家電を無料回収してもらう方法はある?
  • ケーズデンキやヤマダ電機は引き取りのみでも利用できる?
  • 洗濯機の取り外しもやってもらえる?
  • 冷蔵庫や洗濯機を無料回収してくれる不用品回収業者はある?

冷蔵庫や洗濯機だけに限らず、不要な家電全般に当てはまる注意点もあるので、参考にしてください。

 

壊れた家電を無料回収してもらう方法はある?

売ってお金にしたいなら別ですが、処分するだけなら故障は気にしなくて大丈夫です。

基本的にはリサイクル料金さえ払えば、壊れていようが古かろうが全て回収してもらえます。

またジャパネットたかたでは、買い替えがお得になる下取りキャンペーンを開催しています。

ジャパネットたかた 下取り
画像引用元/ジャパネットたかた

ジャパネットたかたで下取りしてもらう方法は以下の通り。

  1. 購入画面で「下取りあり」を選択
  2. お手持ちの箱に引き取って欲しい家電を梱包しておく
  3. 商品の配達時、配送業者に不用家電をまとめた箱を渡す

リサイクル4家電はもちろん料金がかかりますが、壊れていたり付属品がない家電も対象なのでご安心ください。

面倒な事前の手続きや、伝票の記入もいらないため、手軽にいらない家電を処分できます。

ここ数年ジャパネットたかたの下取り祭は定期的に開催されているので、お得に買い替えしたい人はチャンスをお見逃しなく!

 

ケーズデンキやヤマダ電機は引き取りのみでも利用できる?

冷蔵庫や洗濯機を処分する時は買い替えとセットで処分してしまう人が多いですが、家電量販店は引き取りのみも対応しています。

ただし買い替えとセットで依頼する場合に比べて、収集運搬料が加算されることがほとんどです。

少しでも費用を抑えたければ、自宅まで来てもらうより店頭持ち込みの方が安く済みます。

サイズによっては冷蔵庫や洗濯機を自力で運ぶのはなかなか難しいですが、もし出来そうなら持ち込みも検討してみましょう。

またリサイクル家電の引き取りのみが希望なら、引越し業者は利用できません。

引越し業者もリサイクル家電の処分自体は可能ですが、あくまで引越しのおまけサービスです。

引越しする予定がなく、冷蔵庫・洗濯機の処分のみが目的なら家電量販店や不用品回収業者に依頼してください。

 

洗濯機の取り外しもやってもらえる?

洗濯機の処分で意外と面倒なのが取り外し作業です。

無料ではなく別途料金がかかりますが、訪問回収の際に取り外しも込みで回収を依頼できます

料金相場は大体3,000円(税込)〜なので、依頼する業者にあらかじめ聞いておきましょう。

また取り外しもやってもらう場合、水抜きは不要なケースもあります。

訪問回収の前に水抜きをやっておくべきかどうかもチェックしておいてください。

 

冷蔵庫や洗濯機を無料回収してくれる不用品回収業者はある?

最近は、チラシや広告などで「いらない家電を無料回収します!」と宣伝している業者を見かけます。

「無料」と言われると心が動きますが、きちんと認可を受けた業者かどうか注意が必要です。

中には無料で回収した家電から使える部分だけを売りさばき、残りは不法投棄する悪質な業者もいます。

どうしても利用したいなら、公式サイトや口コミを確認して信用できるか判断しましょう。

一番確実なのは、お住まいの自治体の公式サイトに掲載されている業者に依頼することです。

全国自治体HP検索からお住まいの自治体のリサイクル関連ページにアクセスするか、「○○市 一般廃棄物収集運搬許可業者」などと検索してみてください。

横浜市 リサイクル
画像引用元/横浜市

ここに名前がある業者なら安心して依頼できます。

不用品回収業者を選ぶ際は、上記の方法も参考にしてください。
 

まとめ

冷蔵庫や洗濯機はルールに則った処分が必要です。

  • 冷蔵庫の処分費用目安は6,000円前後
  • 洗濯機の処分費用目安は5,000円前後
  • 基本は購入した家電量販店に回収してもらう
  • 安くしたければ手間はかかるが指定引取場所に持ち込む
  • 不用品回収業者や引越し業者でも対応してもらえる

また引越し費用をできるだけ削って処分費用に回したいなら、一括見積もりサイトがおすすめ。

業界No.1の引越し侍なら、340社の中から自分に合った引越し業者を選べます。

ぜひ引越し侍で相見積もりを取ってみてくださいね!

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