引越しに伴い、あまり使用しない固定電話の解約を検討している方も多いことでしょう。
しかし、固定電話を解約してしまうと、インターネットが繋がらなくなる可能性があります。
そもそも、固定電話を解約するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。
そこでこちらの記事では、以下の点を中心に、固定電話の解約した場合のネット回線への影響や、解約費用なども詳しく紹介していきます。
- 固定電話を解約した場合のデメリット
- 固定電話を解約した場合のメリット
- 固定電話を解約する際の注意点
また引越しをする場合は、できるだけ費用を安く抑えたいですよね。
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固定電話を解約するとどうなる?デメリットや注意点
引越しの際にあまり使わない固定電話を解約しようか迷っている方も多いでしょう。
しかし、固定電話を解約するデメリットやメリットがわからなければ判断しづらいものです。
固定電話の解約に伴うデメリットには、以下の4つが挙げられます。
- 公共料金などの連絡先を変更しなければならない
- FAXが使えなくなる
- 通話料金が高くなる可能性がある
- 災害時の連絡手段がなくなる
それぞれのデメリットについて詳しく紹介していきます。
固定電話解約後に連絡先の変更が必要になる
固定電話を解約する場合に生じるデメリットとして、連絡先の変更が必要になる点が挙げられます。
固定電話番号で連絡先登録をしている場合、それぞれ変更手続きが必要です。
変更手続きが必要なのは以下のようなものがあります。
- 公共料金
- 子どもの学校関連
- クレジットカードの契約
- 各種保険の契約
変更漏れがあると大切な連絡を見逃してしまう可能性も考えられます。
そのため、早めの手続きが重要となります。
連絡先の変更はオンラインや電話でも可能です。
しかし、場合によっては書面でのやり取りも必要になります。
解約前に変更手続きが必要なものをリストアップし、変更方法を確認しておくと良いでしょう。
FAXが使えなくなる
固定電話を解約すると、電話と同時にFAXも使用できなくなります。
個人でFAXを利用している方は少ないかもしれませんが、個人事業主やフリーランスの方は十分注意しましょう。
FAXがなくても大丈夫かどうか、固定電話を解約する前に確認しなければいけません。
固定電話は解約したいがFAXは必要という方は、インターネットFAXの利用をおすすめします。
インターネットFAXとは、ネット回線を利用してFAXの送受信を行うことです。
一定期間無料で利用できるインターネットFAXもあるので、使用感を体験してから固定電話の解約を検討するのも良いでしょう。
主なインターネットFAXは以下のようなサービスがあります。
- eFAX
- メッセージプラス
- MOVFAX
- jFax
- 秒速FAX Plus
通話料金が高くなる場合がある
固定電話を解約してスマホに乗り換えた場合、通話料金が高くなる可能性があります。
それぞれ固定電話とスマホの通話料金を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
固定電話から固定電話へかける場合は以下の通りです。
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距離 | 通話料金・昼間 | 通話料金・夜間 | 通話料金・深夜 |
---|---|---|---|
区域内 | 3分/9.35円 | 3分/9.35円 | 4分/9.35円 |
隣接〜20kmまで | 90秒/22円 | 90秒/22円 | 2分/22円 |
21km〜60kmまで | 1分/33円 | 75秒/33円 | 90秒/22円 |
61km〜 | 45秒/44円 | 1分/33円 | 90秒/22円 |
参照:NTT東日本
固定電話から固定電話へかける場合、通話料金は3分で9.35円です。
また、2021年10月より固定電話から携帯電話へかける場合の通話料金の設定が新しくなりました。
着信事業者によらず一律の60秒/17.6円となります。
続いて、各スマホキャリアの通話料金を見ていきましょう。
キャリア | 通話料金 |
---|---|
NTTdocomo | 8.8〜11.88円/3分 |
au | 22円/30秒 |
SoftBank | 22円/30秒 |
スマホの通話料金はキャリアによって違いはありますが、固定電話よりも高く設定されているのがわかります。
そのため、固定電話を解約してスマホに乗り換えた場合、通話料金が高くなる可能性があるでしょう。
ただし、スマホの中にはかけ放題プランを設けているキャリアもあります。
必ずしも固定電話の方が安いとは限りません。
固定電話を解約する前に、スマホに乗り換えた場合の料金がどれだけ変わるのかシミュレーションしておくのをおすすめします。
災害時の連絡手段として使えなくなる
固定電話がアナログ回線を利用している場合、停電時や災害時でも利用できます。
そのため、固定電話の解約をすると停電時や災害時の連絡手段を失うことになるでしょう。
近年は災害が増えています。
そのため、通信に問題が発生した場合、連絡手段がスマホだけだと不安な方も多いのではないでしょうか。
スマホは回線が混雑して繋がりにくくなったり、充電切れで利用できなくなったりする可能性があります。
アナログ回線の固定電話は、基地局が生きてさえいれば通話が可能です。
有事の際の連絡手段の一つとして固定電話を残しておくのも良いでしょう。
固定電話を解約するメリット
固定電話の解約すると通話料金が高くなるなどのデメリットがありますが、一方でメリットもあります。
デメリット・メリットをきちんと把握したうえで、固定電話を解約するかどうか判断しましょう。
固定電話の解約に伴うメリットは以下の3つです。
- 固定費を減らせる
- 詐欺電話や勧誘電話がなくなる
- 電話スペースが不要になる
それぞれのメリットについて、詳しく紹介していきます。
固定費を減らせる
固定電話の料金は、大きく「基本料金」と「通話料金」に分けられます。
基本料金は固定電話を利用する際に発生する固定費であり、解約しない限り支払い続けなければなりません。
また、固定電話の基本料金は利用しているサービスや地域によって料金が異なります。
以下の表で固定電話の基本料金をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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固定電話の種別 | 区分 | 1級取扱所 | 2級取扱所 | 3級取扱所 |
---|---|---|---|---|
アナログ回線 | プッシュ回線用 | 1,760円 | 1,760円 | 1,870円 |
アナログ回線 | ダイヤル回線用 | 1,595円 | 1,705円 | 1,870円 |
アナログ回線(ライトプラン) | プッシュ回線用 | 2,035円 | 2,035円 | 2,145円 |
アナログ回線(ライトプラン) | ダイヤル回線用 | 1,870円 | 1,980円 | 2,145円 |
ISDN回線 | – | 3,058円 | 3,058円 | 3,058円 |
ISDN回線(ライトプラン) | – | 3,333円 | 3,333円 | 3,333円 |
ひかり電話 | – | 550円 | 550円 | 550円 |
参照:NTT東日本
アナログ回線のライトプランを利用している場合、
2,035円×12ヶ月=24,420円
なので、固定電話を解約すると年間24,420円の固定費を削れます。
普段スマホの利用頻度が高い方は、節約のために固定電話を解約するのも一つの方法です。
また、固定電話を解約するかどうか迷っている方でも、基本料金を安く抑える方法があります。
固定電話の回線サービスを乗り換えたり付加サービスを見直したりするだけでも、毎月の固定費を節約できるのでおすすめです。
詐欺電話や勧誘電話がなくなる
固定電話でよくあるトラブルは、詐欺や勧誘のターゲットになることです。
サービスの売り込みのセールスやオレオレ詐欺といった特殊詐欺など、多くの電話がかかってきますよね。
詐欺電話や勧誘電話は、固定電話の番号をターゲットにしかける傾向があります。
固定電話を解約すると、そのようなトラブルに巻き込まれる心配はなくなるでしょう。
最近では、詐欺電話の被害件数も増加傾向にあります。
固定電話を解約すると、未然にトラブルを防ぐことができるでしょう。
電話スペースが不要になる
固定電話があると電話を置くスペースを用意したり配線を隠したりと、何かと手間がかかりますよね。
固定電話を解約することで、それらの手間がなくなり設置スペースも不要になります。
また、アナログ回線の固定電話を解約すると電話線が不要になるのもうれしい点です。
空いたスペースを有効活用でき、部屋の中もすっきりしますよ。
固定電話を解約する前に知っておきたいポイント
固定電話を解約する前に、以下のような気を付けるべきポイントがあります。
以下のポイントを押さえておくと、契約漏れなくスムーズに解約することが可能です。
- 固定電話を解約しても光回線であればインターネットは使える
- 固定電話の解約は工事不要で料金も無料
- 固定電話の解約は電話かインターネットで行う
- 固定電話解約は身分証が必要な場合がある
- 固定電話を解約できないケースがある
それぞれ詳しく紹介していきます。
固定電話を解約しても光回線であればインターネットは使える
固定電話を解約する際、解約後もインターネットを使えるのか気になりますよね。
結論からいうと、固定電話を解約してもインターネットは利用できます。
ただし、利用している電話回線によっては、解約後インターネットに繋がらない場合もあるので注意しましょう。
解約後にインターネットに繋がる回線は以下の通りです。
ひかり電話 | インターネット接続設定を行えば利用可能 |
---|---|
IP電話 | ルーターを購入し、インターネット接続設定を行えば利用可能 |
逆に、以下の回線は解約するとインターネットに繋がらなくなります。
ダイヤルアップ回線 | インターネットに繋がらない |
---|---|
ISDN回線 | インターネットに繋がらない |
現在、主に使用されている固定回線のほとんどは光回線です。
そのため、光回線は残してIP電話やひかり電話だけ解約すればインターネットは利用できるでしょう。
ただし、IP電話やひかり電話は解約後にルーターの購入やインターネットの接続設定が必要となります。
また、ダイヤルアップ回線もしくはISDN回線やADSL回線を利用している場合は「解約=インターネットに繋がらない」リスクが高いです。
固定電話を解約したあと、インターネットを利用したい方は事前に利用している電話回線を確認しておきましょう。
固定電話の解約は工事不要で料金も無料
固定電話を解約するとき、工事しないといけないのか、解約費用はかかるのかなど疑問が出てくるでしょう。
結論からいうと、固定電話の解約をする場合の工事費は0円で、費用もかかりません。
ただし、ひかり電話を光回線ごと解約する場合、以下のようなケースだと違約金が発生する可能性があります。
- フレッツ光の割引サービスといったオプションを契約している場合
- 光回線の工事費を分割していた場合
また、使わなくなった固定電話をやめるには「解約」のほかにも次の2つの方法があります。
- 利用休止
- 一時中断
以下で固定電話の解約・利用休止・一時中断の違いをNTT東日本を例にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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対象回線 | 工事費(電話を止める際) | 工事費(電話を再開する際 | 継続期間 | 再開時の電話番号 | |
---|---|---|---|---|---|
解約 |
|
無料 | 無料 | – | – |
利用休止 |
|
2,200円〜 | 2,200円〜 (自宅訪問が不要の場合) 11,000円程度 (自宅訪問が必要な場合) |
最大10年間 (5年ごとに更新が必要) |
同じ電話番号は使えない |
一時中断 |
|
2,200円〜 (自宅訪問が不要の場合) 11,000円程度 (自宅訪問が必要な場合) |
2,200円〜 (自宅訪問が不要の場合) 11,000円程度 (自宅訪問が必要な場合) |
無期限 ※毎月回線使用料を支払わなければならない |
同じ電話番号が使える |
参照:NTT東日本
固定電話を利用休止もしくは一時中断した場合は、工事が必要となり料金もかかります。
工事にかかる費用も電話設備の状況によって違いがあるため、申し込む際に確認しておくと良いでしょう。
固定電話の解約は電話かインターネットで行う
NTTの固定電話を解約する方法は、電話もしくは公式サイトから手続きが可能です。
利用しているエリアによって窓口が違うので注意しましょう。
事前に利用しているエリアがNTT東日本・NTT西日本のどちらに属しているか確認をします。
対象エリアは以下の通りです。
NTT東日本の 対象エリア |
北海道、青森県、岩手県、 秋田県、宮城県、山形県、 福島県、茨城県、栃木県、 群馬県、埼玉県、千葉県、 東京都、神奈川県、山梨県、 長野県、新潟県 |
---|---|
NTT西日本の 対象エリア |
富山県、石川県、福井県、 岐阜県、静岡県、愛知県、 三重県、滋賀県、京都府、 大阪府、兵庫県、奈良県、 和歌山県、鳥取県、島根県、 岡山県、広島県、山口県、 徳島県、香川県、愛媛県、 高知県、福岡県、佐賀県、 長崎県、熊本県、大分県、 宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
NTT東日本・NTT西日本の公式サイトから解約手続きを行うか、窓口に電話をかけて解約手続きを行います。
解約には、本人確認書類が必要となる場合もあるため、事前に必要書類の確認をしておくと良いでしょう。
ただし、ひかり電話の解約方法は電話での手続きのみとなっています。
インターネットでの解約手続きはできないため、注意しましょう。
ひかり電話の解約電話番号は以下の通りです。
連絡先:0120-116116
受付時間:9:00~17:00
(土日・祝日も受付)
※年末年始は除く
ひかり電話の解約電話番号は、NTT東日本・NTT西日本共通となっています。
局番なしの116とは別の番号のため、連絡する際はご注意ください。
固定電話解約は身分証が必要な場合がある
固定電話の解約をする際、契約者本人であることを証明するために免許証などの本人確認証明書類の提出が必要となる場合があります。
本人確認証明書類とは以下の通りです。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 健康保険証
- 住民票
なりすまし契約被害の拡大防止のため、本人確認書類が必要となります。
契約者本人以外の方が固定電話の解約をする場合も、契約者の承諾と合わせて申込者本人の証明書の提出が必要です。
事前にどのような書類が必要なのか確認しておくと良いでしょう。
固定電話を解約できないケースがある?
NTTの固定電話を解約する際は以下のような情報が必要となります。
- 解約する電話番号
- 契約者名
- 利用場所住所
- 料金支払い情報
とくに、「契約者名」と「電話番号」は必須条件です。
そのため、引越しなどをして電話番号や住所など一つでも抜けている情報があると固定電話を解約できない可能性があります。
万が一、解約したいけど電話番号がわからないなどといった場合は、本人確認証明書類を持って窓口へ相談してみましょう。
固定電話の解約方法
続いて、NTT東日本・NTT西日本の固定電話の解約方法をご紹介します。
手順を把握しておくとスムーズに解約できますので、ぜひ参考にしてください。
NTT東日本固定電話の解約手続き・電話番号
NTT東日本の固定電話の解約方法は利用しているエリアや回線の種類によって異なるため、ご注意ください。
以下で、NTT東日本の固定電話の解約方法に関する情報をまとめております。
対象エリア | 北海道、青森県、岩手県、 秋田県、宮城県、山形県、 福島県、茨城県、栃木県、 群馬県、埼玉県、千葉県、 東京都、神奈川県、山梨県、 長野県、新潟県 |
---|---|
対象回線 | ・加入電話 ・加入電話(ライトプラン) ・INSネット64 ・INSネット64(ライトプラン) |
費用 | 無料 |
解約に必要な情報 |
|
注意事項 | ひかり電話の解約依頼は電話のみ 連絡先:0120-116116 受付時間:9:00~17:00 (土日、祝日も受付) |
NTT東日本の固定電話を解約する場合、インターネットもしくは電話から手続きができます。
インターネットからの解約手続きの手順は以下の通りです。
- NTT東日本・固定電話解約にアクセスする
- 解約画面から該当する回線を選択する
画像引用元/NTT東日本
- 注意事項の確認を行い「はい」を選択する
画像引用元/NTT東日本
- お客様情報の利用目的に関するご案内を読み「同意する」を選択する
画像引用元/NTT東日本
- 解約する電話番号や住所など必要事項を入力する
画像引用元/NTT東日本
解約の手続きが終わったら、登録したメールアドレス宛に手続き完了のメールが届きます。
契約内容によっては、NTT東日本の担当者より確認の連絡が入る場合があるのでご了承ください。
続いて、電話での解約手続きの手順を紹介します。
- 116もしくは0120-116-000に電話をかける
- オペレーターに固定電話を解約する旨を伝える
- 電話番号や契約者名など必要情報を伝える
電話で解約する場合は、事前に解約に必要な情報をまとめておきましょう。
本人確認証明書類の提出が必要となる場合もあるため、事前に用意しておくと安心です。
NTT西日本固定電話の解約手続き・電話番号
NTT西日本の固定電話の解約方法も利用しているエリアや回線の種類によって異なるため、ご注意ください。
以下で、NTT西日本の固定電話の解約方法に関する情報をまとめております。
対象エリア | 富山県、石川県、福井県、 岐阜県、静岡県、愛知県、 三重県、滋賀県、京都府、 大阪府、兵庫県、奈良県、 和歌山県、鳥取県、島根県、 岡山県、広島県、山口県、 徳島県、香川県、愛媛県、 高知県、福岡県、佐賀県、 長崎県、熊本県、大分県、 宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
---|---|
対象回線 | ・加入電話 ・加入電話(ライトプラン) ・INSネット64 ・INSネット64(ライトプラン) |
費用 | 無料 |
解約に必要な情報 |
|
注意事項 | ひかり電話の解約依頼は電話のみ 連絡先:0120-116116 受付時間:9:00~17:00 (土日、祝日も受付) |
NTT西日本の固定電話を解約する場合もインターネットもしくは電話から手続きができます。
インターネットからの解約手続きの手順は以下の通りです。
- NTT西日本・固定電話解約にアクセスする
- 注意事項を確認し、「同意してお申し込み」を選択する
画像引用元/NTT西日本 - 解約する電話番号や住所など必要事項を入力する
画像引用元/NTT西日本
NTT西日本の固定電話を解約する場合も、予約受付・解約手続きにそれぞれ完了後に登録したメールアドレス宛に完了メールが届きます。
契約内容によって、NTT西日本の担当者より確認の連絡が入る場合があるのでご了承ください。
続いて、電話での解約手続きの手順を紹介します。
- 116もしくは、0800-2000116に電話をかける
- オペレーターに固定電話を解約する旨を伝える
- 電話番号や契約者名など必要情報を伝える
NTT西日本とNTT東日本では、スマホから電話をかける際の連絡先が異なるため注意が必要です。
固定電話の解約に関するQ&A
ここから、固定電話の解約についてよくある質問を3つ紹介していきます。
- 死亡した人や親の固定電話を解約できる?
- 固定電話解約したら加入権はどうなる?
- 固定電話を解約すると光回線はどうなる?
それでは、1つずつ紹介していきます。
固定電話の解約を検討されている方はぜひ参考にしてください。
死亡した人や親の固定電話を解約できる?
固定電話の解約は、基本的に契約者本人から申請しなければいけません。
ただし、契約者が亡くなった場合や親の代理人として固定電話を解約することは可能です。
その際の解約手続きの流れをご紹介します。
- 契約しているNTTに問い合わせをする
- 契約者が亡くなり、固定電話を解約したい旨を伝える
- 案内に従い、必要書類を郵送する
- 電話機などレンタルしていた場合は返却をする
- 未清算の料金を支払う
代理で解約手続きを行う場合は、様々な書類の提出が必要となります。
事前に準備しておくと、手続きがスムーズに行えるでしょう。
必要な書類は以下の通りです。
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契約者が亡くなった事実が確認できる書類 |
|
---|---|
代理人の本人確認証明書類 |
|
必要書類がそろい次第、NTTに案内された住所に郵送します。
また、NTT東日本の固定電話でインターネットから解約手続きを行う場合、郵送する代わりに画像をメール添付にて提出することも可能です。
メールで添付して提出する際は、文字がはっきりと読めるように撮りましょう。
固定電話解約したら加入権はどうなる?
加入権とは、NTT東日本・NTT西日本のアナログ回線を利用できる権利のことです。
施設設置負担金とも呼ばれています。
ひと昔前まで、加入権は7万円以上と高額であり、固定電話の回線を引くために不可欠なものでした。
現在は光ファイバーなどの電話回線を経由しない固定電話サービスが普及しているため、加入権の必要性が薄れているのが現状です。
加入権の価格は39,600円と決して安いものではありません。
しかし、固定電話を解約してしまうと、加入権を放棄することになります。
固定電話を解約しても、加入権は返金されません。
使わなくなったからという理由だけで簡単に解約してしまうのは、少しもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。
固定電話をどうするか悩んだときは、「利用休止」をするのも選択肢の一つです。
固定電話を利用休止にした場合、工事費などは必要になりますが、毎月の基本料金の支払いはありません。
子どもが独立したときや災害時の連絡手段として必要になったときなど、将来再度利用する可能性がある場合は、固定電話の解約は注意深く行いましょう。
固定電話を解約すると光回線はどうなる?
固定電話の中で光回線を利用しているのは「光電話」です。
光電話は光IP電話とも呼ばれており、光回線を利用する通話サービスのことを指します。
光電話を解約するとルーターの機能が失われるため、インターネットに繋がらなくなるので注意しましょう。
光電話の解約を検討している方は、解約後インターネットが繋がらないことを念頭においておくといいです。
解約後にインターネットに接続する場合は、別ルーターを用意して再度インターネットの接続設定を行う必要があります。
まとめ
今回は、固定電話の解約に伴うデメリットについてお伝えしました。
固定電話を解約すると以下のようなデメリットがあります。
- 公共料金やクレジットカードなど、連絡先の変更が必要になる
- FAXや有事の際の連絡手段として使えなくなる
- 通話料金が高くなる可能性がある
使わなくなった固定電話はメリット・デメリットをきちんと把握したうえで、解約するかどうか判断しましょう。
使わなくなった固定電話には、解約のほかにも「利用休止」や「一時中断」といった選択肢もあります。
引越しを機に固定電話を解約するのではなく、将来再度利用する可能性を考慮してみるのもいいかもしれません。
また、引越しをするとなると固定電話だけでなく様々な手続きが伴います。
負担を少しでも軽減するには、簡単な入力だけで最適な引越し業者を探せる「引越し侍」がおすすめです。
引越し侍は無料で利用できるので、ぜひこの機会に見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
- 提携業者数340社と業界最大級のため、選択肢が幅広い
- 引越しシュミレーションがあるため、初めての方でも安心
- 口コミが8万件以上あり、ユーザーからの評判も高い
- 相見積もりが取れるため、価格交渉に有利