人生100年時代と言われている中で、もしもの時に家族に迷惑をかけないように生前整理をする方が増えています。
しかし生前整理は自分の老後や最期に備えて行うイメージも強い作業です。
「何をするのか」「いつ始めるのか」と生前整理が気になりつつも、なかなか始められない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では生前整理について下記の内容で解説します。
生前整理と一言で言っても、やることがさまざまです。
この記事で生前整理の詳細を知り、自分がやるべきことを検討してみましょう。
- 生前整理とはどんなものか
- 生前整理をするメリット
- 生前整理の実際の進め方
- エンディングノートの詳細
- おすすめの生前整理業者
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生前整理とは?
生きている今の元気なうちに、自分の持ち物や財産を整理、処分しておくことを生前整理といいます。
高齢の方だけでなく、若い世代の方も生前整理をする人が増えています。
自分の老後や突発的な入院、災害などで突然命を落とした時に遺族に迷惑をかけないようにするための作業です。
その生前整理について、以下で詳しく解説します。
生前整理は終活の一つ
終活とは自分の人生の最期について考えたり、活動したりすることです。
人それぞれ終活でやるべきことは異なりますが、生前整理はその1つとなっています。
元気に生活ができ、物事に対する判断力があるうちに終活を行うことが大切です!
生前整理をするメリット
生前整理と聞くと、悲しい作業のように感じますが、実は以下のような前向きな意味合いのある作業なのです。
- 自分自身の物理的・精神的な整理ができて不安がなくなる
- 自分が亡くなった後に家族へできるだけ迷惑がかからないように対処できる
生前整理の具体的なメリットとして以下の3点が考えられます。
- 家族の負担が減る
- 遺産や相続について考えられる
- 部屋がすっきりし、身軽になれる
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
家族の負担が減る
自分が亡くなった後、残された家族は故人の持ち物や財産を整理する遺品整理を行う必要があります。
生前整理がされていない場合、下記全ての対応を遺族で行わなくてはいけません。
- 遺言書や財産の確認
- 自治体への手続きや、契約サービスの解約
- 家財道具の整理や処分など
生前整理がされていない状態の遺品整理は、故人の意向や財産の内容が分かりません。
遺族間で逐一確認や相談をする必要があり、大変な手間と労力がかかります。
あらかじめ生前整理をしている場合であれば、残された遺言書に従って遺品整理をスムーズに行うことができます。
また突発的な入院や施設の入所の際にも、家族が変わって手続きをしたり、本人の意向を確認しやすくなったりするでしょう!
遺産や相続について考えられる
遺産は現金や不動産などの「プラスの財産」だけでなく、借金や負債などの「マイナスの財産」のことも指します。
生前整理を行うことで、これら財産の確認や相続について以下のように改めて考えるきっかけになるのです。
- 自分が持っている財産はどのような内容なのか
- 財産を誰に引き継いでもらうか
生前整理で財産や相続について対処しておくことは、遺族にも相続トラブルを防ぐメリットになります。
部屋がすっきりし、身軽になれる
生前整理であらかじめ不要な物を処分しておくと、物が減りすっきりと部屋が片付きます。
「あれを処分しなければ」と気を揉んだり、物が多く片付けた場所が分からずに探したりすることが減り、身も心も身軽になります。
普段の生活においても、片付いた状態の部屋を維持するため無駄な物を買うことが減り節約につながるでしょう!
生前整理を始めるべきタイミング
生前整理をする、しないは人それぞれ自由ですので、生前整理を始めるタイミングの決まりもありません。
しかし遺言書の作成や財産の管理、不要な物の処分など身体の自由がきき、判断力がある時に済ませておくのが最善です。
以下の時期がおすすめだと言えるでしょう。
今すぐ | 人生で一番若く、生前整理に時間と回数を重ねられる。 |
---|---|
子どもが独立した時 | 家族の生活リズムが変わり、子どもが使っていた家財道具が整理できる。 |
定年退職した後 | 生活の仕方が大きく変化し、不要になる物が出てくる可能性が高い。 |
生活の仕方が切り替わったりするタイミングを、生前整理のきっかけにする人が多いです!
生前整理でやること・進め方
生前整理のメリットや始めるタイミングについて解説してきました。
では実際に生前整理でやること、進め方はどのような内容なのでしょうか。
生前整理のやることリストを作成しました。
やること | 内容 |
---|---|
モノの生前整理 | 断捨離をする |
お金の生前整理 | 銀行口座整理や財産目録の作成 |
出費の生前整理 | 定期サービスなどの出費整理する |
デジタルの生前整理 | スマホやパソコンのチェック |
気持ちの生前整理 | 遺言書を作成する |
上記について詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
モノの生前整理|断捨離をする
日常生活を過ごす中で、身の回りの物が増えていく方も多いでしょう。
これらの物を必要・不要な物、思い出の物を分け、不要な物に関しては処分して断捨離していきます。
必要な物、不要な物、思い出の物は一例として以下のような内容です。
必要な物 | 貴重品・現在も今後も使用する物 |
---|---|
不要な物 | 現在も今後も使用しないと考える物、壊れた家電 |
思い出の物 | 写真 |
不要な物に関しては、自治体に定められた方法に沿って普通ゴミや資源ゴミ、粗大ゴミなどに分類して処分します。
今後も使用できそうな状態の物はフリマアプリや買取業者などを利用して売ったり、人に譲ったりすることがおすすめです!
お金の生前整理|銀行口座整理や財産目録の作成
お金に関しても必要、不要な物を分けていきます。
不要な物としてあまり使用していない銀行口座が挙げられますが、こういった不要な銀行口座は整理しておくことがおすすめです。
「いつか整理したい」と考えている方もいるでしょう。
銀行口座を必要以上に持ち過ぎている状態は、下記のようなデメリットが考えられます。
- 財産の把握がしにくい
- 遺族が預金を引き出す手間がかかる
- 口座維持手数料がかかる可能性がある
口座の整理や解約は手間がかかりますが、完了してしまえばお金の管理がとてもラクになります。
銀行口座をひとつにまとめる方法は以下の通りです。
- 所有している口座全てを確認する
- 口座の使用状況を確認する
- 料金の引き落とし口座を一本化する
- 不要になった銀行口座を解約する
また銀行口座の確認や整理が完了したら預金以外の財産を含めた財産目録を作成することがおすすめです。
財産の内容を分かりやすく財産目録で一覧表にしておき、自身での管理や遺族の相続時の負担を軽減できるよう準備することができます!
出費の生前整理|定期サービスなどの出費整理する
契約している定期サービスなどの毎月の出費を確認しましょう。
解約しても困らないサービスに関しては解約して出費整理をします。
今後も利用が必要で解約できないサービスなどに関しては、サービスや解約方法をリストアップして家族と共有しておきます。
自分が亡くなった後、遺族が確認して迷わず対処できるでしょう!
デジタルの生前整理|スマホやパソコンのチェック
「デジタル遺品」や「デジタル遺産」と呼ばれるスマホやパソコンのデータ類に関しても生前整理の際は忘れずに行いましょう。
デジタル遺品に関しても自分の死後は遺族での遺品整理が必要となります。
デジタル遺品と呼ばれるのは以下のような物です。
- ネットサービスやSNSなどのアカウント
- 写真や動画、文章などのデータ
また、デジタル遺品に関しては以下のように整理しておきましょう。
- 不要なアカウントの削除
- データの保存先をまとめる
- 見られたくないデータファイルにロックをかける
見られたくないファイルにはロックをかけ、家族に自分の死後に削除してもらえるよう頼んでおきましょう。
また最後に忘れてはいけないのがアカウントやスマートフォン、パソコンの端末へログインする際のパスワード管理です。
ログインができないと遺族がデジタル遺品にアクセスできなくなってしまいます。
自分の死後、遺族が見つけやすい場所に、最低限のパスワードだけ残しておくことがおすすめです!
気持ちの生前整理|遺言書を作成する
物やお金など、それぞれの整理が完了したら遺言書を作成しましょう。
相続に関して自分の意向を伝えることができる、一番大切なメッセージが遺言書です。
「どの財産を、誰に、どれだけ相続してもらうのか」を遺言書にはっきりと書き示します。
これまでの思い出や考えてきたことなどを振返り気持ちを整理しながら、下記のように相続について考えます。
- 「○○には長くお世話になったので財産を多く残したい」
- 「いつも寄り添ってくれた妻に全ての財産を相続してほしい」
そして可能であれば財産分与を決めた際に、相続人となる人へ詳細を説明しておくと相続人の方も安心感があります。
また遺言書には「付言事項」という項目があり、自分の思いを自由に残すことが可能です。
家族への思いや感謝、財産分与の理由なども記入できるので、利用するのも良いでしょう!
生前整理はエンディングノートを活用するのがおすすめ
自分のことや希望を残しておく「エンディングノート」という物があります。
自分自身のことが自由に記載できるエンディングノートは、自分のことを残しておくことや、生前整理のやることリストとしても活用できます。
また「遺言書」と同様に自分の死後、遺族へ意思などを伝える物になりますが、それぞれ違いがあります。
ここからは、エンディングノートについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
遺言書とエンディングノートの違い
自分の死後に向けて遺族へ意向を記しておく「遺言書」と「エンディングノート」は似ているようで大きな違いがあります。
その違いを下記表でまとめました。
遺言書 | エンディングノート | |
---|---|---|
法的効力 | ある | ない |
書き方の形式 | ある | 自由 |
書く内容 | 相続についての法的な内容 | 自由 |
作成コスト | 数万円程度の高額になる可能性がある | 数百円~数千円程度 |
法的効力を持つ遺言書は書き方が民法で規定されており、その規定通りに用意をします。
エンディングノートは法的効力がない代わりに、内容や書き方は本人の自由です!
エンディングノートを書くメリット
エンディングノートは自由に書くことができるため、自分が亡くなった後家族に伝えたいことをしっかりと残すことができます。
生前整理で物や気持ちの整理を行いながら、エンディングノートに書くことを決めていきましょう。
またエンディングノートを書くことには以下3点のメリットがあります。
- 家族の負担を軽減できる
- 自分の財産や今後の希望について、整理・確認ができる
- 生前整理を進めやすくなる
詳しく解説していきます。
遺族の負担を軽減できる
自分の死後、遺族は遺品整理や相続を行っていきます。
生前整理が行われエンディングノートで遺品に関する意向が確認できれば、遺品整理も迷わずスムーズに進めることができます。
また自治体への対応、解約が必要なサービスなどがエンディングノートにまとめられていればすぐの対応も可能です。
一から遺品全てを整理するよりも、かなりの負担が軽減できます!
自分の財産や今後の意向について、整理・確認ができる
自分の全ての財産を日頃から管理し、把握している人は少ないのではないでしょうか。
また今後受けるであろう介護や自分の死後の葬儀についてなどは、普段家族と話すことが少ない話題です。
エンディングノートにこれらを書くことで、自分の中で整理し確認することができます。
また「自分で考えられること」や「家族に相談すべきこと」も整理でき、家族で話し合うきっかけにもなります。
生前整理を進めやすくなる
生前整理はやることが多い上に、ルールがありません。
「何から手を付ければよいのか」と迷ってしまう方も多い作業です。
このような時にもエンディングノートを使って、やるべきことを考えることができます。
自分の現状と今後の意向を書き、「すぐに始められること」「まだしばらく現状のままで良いこと」など、優先順位をつけることもできます。
やるべきことが整理して考えられるため、生前整理を進めやすくなるでしょう!
世代別エンディングノートの書き方
エンディングノートに書く内容は自由であるため、生前整理として書く方もいれば、現状までを振返って備忘録のように書く方もいます。
またエンディングノートを書く年代によっても書いておくと良い内容も変わります。
後で解説するエンディングノートに書くべき項目や自分の年齢、状況に応じて書く必要がある項目を組み合わせて記入すると良いでしょう。
下記ではまず、世代別のエンディングノートの書き方について解説していきます。
20代~30代向けエンディングノート
20代~30代の若い年代は、親から独立しこれからの人生を自分の力で生きていくスタートの年代です。
エンディングノートを書くことで、自分の今までを振返り、今後の目標を立てることに役立ちます。
20代で書くべき項目としては、自分の好みの棚卸しや将来のことを中心に以下の項目を検討すると良いでしょう。
- 自分の好きなこと
- 今後やりたいこと
- 友人などへのメッセージ
また30代になると、結婚し小さな子どもが居る方も多い年代です。
教育資金や住宅資金、老後資金などの準備も現実的な検討が必要になるでしょう。
家族の未来像や思いをしっかりと考えて書いておくことで、今後の人生設計が明確になっていきます。
- 今後の仕事の展望
- 資金の計画など
上記のような項目を検討するのがおすすめです。
若い人向けのエンディングノートなども販売されていますので、自分の書きたい内容に合わせて選んでみてくださいね!
40代向けエンディングノート
40代は自分の健康が気になりだす年代となります。
いままで問題のなかった健康診断で再検査の結果が出たり、身体の慢性的な不調が気になったりするでしょう。
また未婚の方は今後の人生で結婚する、しないの人生の方向性を見つめることも大切です。
- 自分の持病や健康管理について
- 今後の人生の方向性
上記の項目をエンディングノートに記載するのがおすすめです。
仕事や家庭で責任のある立場になり忙しくなる40代ですが、老後まで時間があるからこそ落ち着いてエンディングノートを書くことができます。
また親も60代や70代と高齢になり、自分だけでなく親の生前整理も考える必要がでてきます。
自分が生前整理を進めながら親にも声をかけ、一緒に考えることもできるでしょう!
50代向けエンディングノート
定年退職が近づく50代は、人生のセカンドライフに向け、計画を立てていくと良いでしょう。
以下の項目を検討するのがおすすめです。
- 結婚している方…夫婦でどのように過ごしていくか、子供が独立後の断捨離や移住
- 独身の方…身元保証人を決める
身体が動き、判断力もしっかりとあるうちに老後までを見据えたエンディングノートを作成していきましょう。
60代向けエンディングノート
60代は定年退職を迎え、生活の内容が大きく変わる年代です。
老後のことが現実的に考えられるようになり、自分の最期についても意向をはっきりとさせておくことが必要です。
- 介護や病気に対する対応の希望
- 結婚している方…残される家族に必要な物、伝えておくべきこと
- 独身の方…後見人契約などのサービスについて
上記の項目について検討しておくと良いでしょう。
独身の方は後見人契約などのサービスを確認し、万が一の時には代わりに必要な対応をしてもらえるよう申し立てをしておくと安心です!
エンディングノートに書くべき項目
エンディングノートは、遺族に自分の意向や考えを伝えることができる大切なツールとなります。
エンディングノートの記載内容には決められたものはありませんが、書くべき項目としては以下のような内容になります。
- 自分の情報
- 遺言書があるか/保管場所
- 財産、相続
- デジタル遺品についての対応
- 契約しているサービスやサブスクリプション
- 介護や延命措置などに関する意向
- 葬儀や埋葬、納骨などの希望
- 親族や友人、勤務先の連絡先
- ペットのこと
- 家族へ伝えたいこと
また人それぞれで必要な項目は異なります。
自分が必要だと感じる項目を追加して記載するようにしましょう!
おすすめのエンディングノート
生前整理を検討する方が増え、その一環であるエンディングノートもさまざまな物が販売されています。
「どこで買えるのか」と考えている方も多いでしょう。
大型の本屋や文具店、雑貨屋などでも購入可能となっています。
またその他、下記でもエンディングノートの入手が可能です。
- スマホアプリ
- 市役所の無料配布
スマホアプリを使用する場合はスマホのパスワードをどこかに書き残したり、アプリの内容を家族で共有できるようにしておきましょう。
市役所の無料配布は、市役所のサイトからPDFでダウンロードして使用可能となっています。
以下でおすすめのエンディングノートを3点ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
タイトルが自分で決められるエンディングノート
画像引用元/公式サイト
商品名 | はじめの一冊 オリジナルエンディングノート |
---|---|
ブランド | 一般社団法人 終活協議会 |
記入内容 | 保険、連絡先、相談、葬儀など |
サイズ | A4 |
表紙には「エンディングノート」というタイトルの記載はなく、自分でタイトルを決められる仕様になっています。
チェックを付けて答えられる項目も多く、文章にするのが苦手な方でも取り組みやすい内容です。
気軽に始めやすいエンディングノート
画像引用元/公式サイト
商品名 | ハッピーライフエンディングノート |
---|---|
ブランド | ヨシダヤ |
記入内容 | 自分史、遺言書、連絡先、医療・葬儀の希望、財産、保険・年金など |
サイズ | B5 |
B5の小さ目サイズと37ページのボリュームのエンディングノートは保管しやすい上、気構えずに始められます。
2色展開の明るくお洒落な花柄の表紙で、明るい気分で書き進められるデザインです。
リーズナブルでも内容充実のエンディングノート
画像引用元/ダイソーネットストア
商品名 | もしもに備えるエンディングノート |
---|---|
ブランド | ダイソー |
記入内容 | 自分史、遺言書、連絡先、医療・葬儀の希望、財産、保険・年金など |
サイズ | B5 |
110円(税込)で用意ができるリーズナブルなエンディングノートですが、内容は充実しておりしっかりと書き込むことが可能です。
家族の分や今後の書き換え用などで複数買いしやすいのがうれしいポイントです。
自分で進めるのが難しい生前整理はプロにお任せ
ここまで解説してきたように生前整理は、時間と労力が必要です。
初めて生前整理を行う場合は自分で判断がつかず、専門家への確認が必要なことも多いです。
自分で生前整理を進めるのが難しい場合は、プロに任せることができればスピーディーに進めることができるでしょう。
ここからは、生前整理をプロに任せた場合について下記の内容を解説していきます。
- 生前整理業者が行う作業内容
- 生前整理業者に依頼するメリット
- 生前整理の料金相場
- 生前整理優良業者の選び方
「生前整理が進まなくて困っている」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
生前整理業者が行う作業内容
遺品整理 業者が生前整理を担う場合が多く、生前整理に関わる幅広い作業を任せられます。
作業の一例としては以下のような内容です。
- 日用品や家財道具の整理
- 不要な物の処分や回収
- デジタルデータの整理
- 遺言書や財産目録の作成
- 特殊清掃など
また上記の一部を任せることも可能です。
生前整理業者に依頼するメリット
生前整理を業者に依頼すると、費用はかかりますがメリットも大きいです。
業者に依頼した際のメリットは以下のようなものです。
- 時間と労力を節約できる
- 移動が難しい家財道具なども任せられる
- 清掃や買取なども依頼できる
- 相続など不安なことを相談できる。
生前整理業者は生前整理に関わるプロです。
さまざまな家庭で作業をした経験やノウハウを活かして、効率的に生前整理を進めることができます。
オプションで清掃や不用品の買取まで行う業者であれば、生前整理に関わる作業を一括して依頼することが可能です。
また相続に関する相談ができるプロが在籍している業者もあります。
素人では判断が難しい相続の相談まで任せられるのは心強いポイントです!
生前整理の料金相場
生前整理の料金は部屋の広さや、状況によっても変動があります。
基本料金の相場の目安としては以下のようになっています。
間取り | 料金 |
---|---|
1K | 30,000円~ |
1LDK | 60,000円~ |
2LDK | 90,000円~ |
3LDK | 140,000円~ |
4LDK以上 | 200,000円~ |
サービス内容は業者によって違いもありますが、上記料金には基本のサービスとして以下の内容が含まれている場合が多いです。
- 貴重品、不用品の仕分け作業
- 貴重品の捜索
- 不用品の回収や処分
また業者との契約前には見積もりの提示があります。
複数社から見積もりを取り、料金やサービスを見比べながら依頼する業者を決定するようにしましょう。
手間はかかりますが悪徳業者へ依頼してしまうことを防ぐことができます!
生前整理優良業者の選び方
生前整理を業者に依頼する際、優良業者を選ぶポイントを知っておくことも大切です。
業者選びの際は下記のポイントを確認するようにしましょう。
作業実績 | 実績が豊富な業者であれば、状況に合わせた的確な作業を行ってくれる |
---|---|
サービス内容 | 幅広いサービスに対応している業者であれば、生前整理のさまざまな作業を一括して依頼できる |
対応の丁寧さ | 問い合わせや現地訪問など、丁寧に対応してくれる業者は相談しやすく、安心感がある |
見積もり内容 | 見積もりに料金の内訳や詳細が載っている、説明してくれる |
有資格者が在籍 | 生前整理に関わる遺品整理士などの有資格者が居ればプロの知識で的確に作業を行える |
上記は公式サイトで確認できたり、詳細を問い合わせたりすることもできます。
生前整理は自分にとっても家族にとっても大切な作業です。
誠実で対応に納得できる業者を選ぶようにしましょう!
生前整理を依頼できるおすすめ業者
生前整理を依頼できる業者は多数あります。
料金相場や業者の選び方などを解説してきましたが、業者選びに悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで、優良業者としておすすめの5社をご紹介します。
- ゴミ屋敷バスター七福神
- おうち整理士
- 片付け堂
- 生前整理プログレス
- みんなの遺品整理
各社の特徴もまとめていますので、業者選びの参考にしてみてくださいね!
ゴミ屋敷バスター七福神
画像引用元/ゴミ屋敷バスター七福神公式サイト
料金(税込) |
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対応地域 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県 愛知県、三重県、静岡県、岐阜県 宮城県 関西全域 |
見積もり費用、車両代、出張費、特急料金、深夜料金が全て無料となっており、見積もりが明確で安心感があります。
女性スタッフが在籍で、対応スタッフの希望も伝えられるのが嬉しいポイントです。
ゴミ屋敷の状態でも対応可能であるため、大量の物の片付けに困っていた方にもおすすめです。
ゴミ屋敷バスター七福神 評判や実績を公式サイトでチェックしてみてください。
幅広い対応力で相談しやすい!
おうち整理士
画像引用元/おうち整理士公式サイト
料金(税込) |
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対象地域 | 関西全域 (※一部対象外の地域あり) |
累計10万件以上の相談件数を誇り、実績には安心感があります。
関西地区密着で即日や18時以降、作業中の立ち会い無しでも臨機応変に対応しており、忙しい方も利用しやすい業者です。
遺品整理士認定協会が認定した遺品整理士が在籍しており、安心して任せることができます。
累計10万件以上の実績あり!
片付け堂
画像引用元/片付け堂公式サイト
料金(税込) |
(※上記は東京都の場合の料金、地域で変動あり) |
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対応地域 | 全国 (※一部対象外の地域あり) |
不用品回収、買取のため自治体から許可証を取得している専門業者で信頼感があります。
全国でフランチャイズ展開しており、全国統一のマニュアル教育で丁寧に接客してもらえるのが嬉しいポイントです。
支払いにはクレジットカードや各種キャッシュレス決済も幅広く利用でき、現金を用意しなくても便利に会計ができます。
高水準のスタッフ対応で気持の良い生前整理
生前整理プログレス
画像引用元/生前整理プログレス公式サイト
料金(税込) |
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対応地域 | 全国 (※一部対象外の地域あり) |
遺品整理士、特殊清掃士の有資格者が在籍しており、遺品整理士認定協会から優良業者と認定されている業者です。
お客様満足度93%以上(楽天リサーチ調べ)と高い満足度を得ており、確実な実績が伺えます。
24時間365日問合せ対応、土日祝日や年末年始の作業も可能な対応力が特徴です。
お客様満足度93%以上の実績で安心感あり!
みんなの遺品整理
画像引用元/みんなの遺品整理公式サイト
料金(税込) |
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対応地域 | 全国 (※一部対象外の地域あり) |
依頼者と業者をつなぐマッチングサイトを運営している業者で、2023年11月時点で881社という多数の業者登録があります。
遺品整理士が在籍する優良業者の中からランキングや口コミ・料金順で、効率良く業者を探すことができます。
お客様相談窓口に希望を伝えて、マッチングを依頼することも可能で急いで業者を探したい方にもおすすめです。
優良業者881社から効率的に業者選びが可能!
生前整理でよくある質問
ここまで、生前整理について幅広く解説してきました。
最後に生前整理でよくある質問4つにお答えします。
- 生前整理は相続税対策になりますか?
- エンディングノートはどこで買えますか?
- 銀行口座は減らすべきですか?
- 口座の整理の仕方は?
生前整理について疑問を解消しておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
生前整理は相続税対策になりますか?
生前整理で財産を整理・処分し、相続する財産を減らしておけば、相続税を節税することができ相続税対策となるでしょう。
また墓石や仏壇など、相続税がかからない非課税財産もあります。
非課税枠を利用して相続財産の課税価格を減らすことも節税対策となります!
参考:国税庁‐No.4108 相続税がかからない財産
エンディングノートはどこで買えますか?
先にも解説しましたが、エンディングノートが購入できる場所の詳細は以下のようになっています。
- 大型本屋…相続のコーナー
- 大型文具店
- 大型雑貨店…文具コーナー
- 100円均一…文具コーナー
- 通販サイト
- スマホアプリ
- 市役所の無料配布…市役所のサイトからダウンロード
店舗によって取り扱っているエンディングノートの種類や価格も異なります。
ぜひ自分に合うエンディングノートを探してみてくださいね!
銀行口座は減らすべきですか?
使用していない銀行口座に関しては減らすべきだと言えるでしょう。
なぜなら、以下のメリットがあるからです。
- 解約手続きなどでかかる遺族の負担の軽減になる
- お金の流れが分かりやすくなる
- 財産の見落としを防ぐことができる
- 休眠口座になる、口座維持手数料がかかるのを防ぐことができる
固定費の支払いや預金の管理のため、あえて複数の口座を使用している場合は最低限の口座を残しておきましょう。
口座の整理の仕方は?
口座の整理は以下のステップで行うと効率的でしょう。
- 口座を一覧表にまとめる…持っているすべての通帳やキャッシュカードを見ながら銀行の情報を記載。ネット銀行も忘れずに記載する。
- 口座を必要、不要に分ける…使いやすい口座か、利率やサービスが良い口座かなどで口座を振り分ける。
- 不要な口座を解約する…各銀行の手続き方法にそって解約していく
解約前には、以下の確認を必ず行うように注意してください。
- 預金が残っていないか
- 支払いなどに使用していないか
一度解約すると、再度口座開設したいと考えても難しい場合があります。
解約する口座を選ぶ際は慎重に判断するようにしましょう。
生前整理は今のうちに!エンディングノートの活用がおすすめ
生前整理について、さまざまな作業や注意点などがあることを解説してきました。
生前整理は、今後の人生の目標や計画を考えるための前向きな作業でもあります。
自分や家族の安心のために、元気で判断力のある今のうちにできることから取り組んでみましょう。
また自力で生前整理が難しいと感じる方は、ぜひプロに相談することも検討してみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
生前整理を検討している方も、生前整理の詳細を知りたいという方もぜひ参考にしてみてくださいね!