シロアリ被害は決して昔の話ではなく、気温が上がる4月~10月にかけて日本全土で被害が拡大しています。
木造の家はもちろんコンクリート造りの戸建てやマンションも被害が多発しており、シロアリが棲みつかないように注意が必要です。
しかし、何度も被害に遭うわけではないため、シロアリや羽アリを発見してもどうすればいいのか分からない方がほとんどでしょう。
シロアリや羽アリ、またはその被害を発見した場合にはシロアリ駆除業者によるシロアリ調査が必須」と言えます。
今回は専門業者が行うシロアリ調査を中心に、わかりやすく解説していきます。
- シロアリ調査や点検が必須と言われる理由
- シロアリ被害位の初期症状や家の特徴
- シロアリを自分で点検する方法
- 徹底した調査がお願いできるおすすめのシロアリ駆除 業者
- 自分でできるシロアリの予防方法
なぜシロアリ調査は「無料」が多い?費用のカラクリと注意点
「シロアリ調査が無料」と聞くと、「なぜ無料なんだろう?」「調査後に高額な契約を迫られるのでは?」と不安になる方も多いでしょう。
確かに、専門家が床下に潜って時間をかけて点検するのに費用がかからないのは、不思議に思えるかもしれません。
しかし、多くの優良なシロアリ駆除業者が「無料調査」をサービスとして提供しているのは事実です。
ここでは、その「無料のカラクリ」と、悪質な業者に騙されないための注意点について解説します。
シロアリ調査が「無料」でできる理由
シロアリ調査が無料で提供される最大の理由は、それがシロアリ駆除や予防工事(本契約)に繋がるための「営業活動の一環」だからです。
業者にとって、無料調査は自社のサービスや専門知識を知ってもらうための「入口」です。
床下の状態をプロの目で正確に診断し、もしシロアリ被害やその兆候が見つかれば、具体的な駆除プランや見積もりを提示してくれます。
被害がなくても、建物の構造や環境から将来的なリスクを判断し、「予防工事」を提案してくれる場合もあります。
優良業者であれば、無料であっても家の健康診断としてしっかり調査してくれるため、利用者にとってもメリットのあるサービスです。
注意!「無料調査」の落とし穴と悪質業者の手口
最も注意すべきなのは、無料調査を口実にした「点検商法」を行う一部の悪質業者の存在です。
彼らの手口には以下のような特徴があります。
- 実際には被害がないのに「シロアリがいた」と嘘の報告をする
- 持参したシロアリの死骸や、他所の被害写真を見せて不安を煽る
- 「このままでは家が倒壊する」と大げさな表現で恐怖心を煽り契約を急かす
- 「今日契約すれば大幅に割引する」などと高圧的な営業をかける
無料調査は、あくまで家の現状を知るためのものです。
その場で契約を即決する必要は一切ありません。
少しでも怪しいと感じたら、きっぱりと断ることが重要です。
有料調査との違いは?費用がかかるケース
ほとんどの業者が初回調査を無料としていますが、以下のようなケースでは費用が発生することがあります。
- 調査報告書のみを依頼する場合
- 特殊な調査が必要な場合
調査報告書のみを依頼する場合は、駆除や予防工事を前提とせず、第三者機関として純粋な「調査報告書」の作成のみを依頼する場合は、有料(1万円~)となることが多いです。
また、床下点検口がなく、畳や床板を剥がす作業が必要な場合や、サーモグラフィーカメラ、ファイバースコープなどの特殊機材を用いた詳細調査を希望する場合、別途作業費やオプション料金がかかることがあります。
調査を依頼する際は、「どこまでが無料で、どのような場合に費用が発生するのか」を事前に確認しておくと安心です。
シロアリ調査が必要な理由と調査依頼のタイミング
シロアリ被害は木造でなくても被害に遭いやすく、床下に侵入してしまうと被害が拡大していきます。
しかし「わざわざ業者に頼まなくても自分でチェックできるのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。
ここでは駆除業者にシロアリ調査をしてもらうべき理由や、依頼するタイミングについて解説していきます。
シロアリ調査や点検が必要な理由は3つ
シロアリ駆除業者による調査や点検が必要な理由は主に3つあります。
- シロアリ被害は床下や土壌など見つけにくい
- シロアリ駆除・予防費用は、被害状況や建物の構造を調査して決まる
- シロアリの種類によって最適な駆除方法が異なる
この3つの理由について見ていきましょう。
シロアリ被害は床下や土壌など見つけにくい
日本国内で被害を拡大させるシロアリは主に3種類います。
シロアリの種類ごとで生態は異なりますが、基本的に湿った薄暗い場所を好む習性があり、最も被害に遭いやすいのが床下です。
通気口や土壌に作った巣から床下に侵入し、徐々に玄関や水回り、柱へと浸食を進めます。
床下に住みついたばかりは普段の生活に影響がないことから、なかなか被害に気づけません。
気づいたころには被害が拡大して、建物の修繕も必要になるケースも珍しくありません。
シロアリ駆除・予防費用は、被害状況や建物の構造を調査して決まる
シロアリが大量にいたり、被害が進行して床下がきしむなどしていた場合も、いきなりシロアリ駆除は行いません。
まずはシロアリ調査を行い、棲みついているシロアリの種類や被害状況を確認します。
シロアリ駆除は被害箇所やシロアリの種類、建物の構造によって最適な駆除方法が変わるからです。
もちろん、これらの項目を総合的に判断した上で料金も決まるため、必ず事前調査が行われます。
事前調査を行い確定した見積もりに納得しておくことで「こんなに高いと思わなかった!」といったお金のトラブルも防げます。
シロアリの種類によって最適な駆除方法が異なる
前述した通り、住み着いているシロアリの種類によって最適な駆除方法は異なります。
- 巣を作るのは湿った木材の内部
- 被害箇所に巣があるためバリア工法が効果的
- 被害箇所によっては薬剤の加圧注入を行う
- 巣を作るのは主に土壌で範囲は100メートルほどにもなる
- 被害箇所への薬剤散布だけではなく、ベイト工法も必要
- 全ての巣がなくなるには時間がかかる
ヤマトシロアリは国内で発生する被害の約9割を占めており、次いで多いのがイエシロアリです。
巣を作る場所や範囲が違うため、駆除方法や料金も変わります。
専門的な知識を基に最適な駆除を行わないと、再発してしまう可能性が高くなります。
シロアリ調査のタイミング
シロアリ調査の必要性が理解できても「いつどのタイミングで依頼すればいいのか分からない」という人もいるでしょう。
ここではシロアリ調査を依頼する2つのタイミングを紹介します。
調査自体は無料ですので「間違いかも…」「本当にシロアリ被害か分からない」といった場合でも遠慮せず専門知識のある専門業者に見てもらいましょう。
室内で羽アリを見つけた時
シロアリは住み着いていた巣のアリの数が飽和状態になると、羽アリとなり新たな住みかを探すために飛び立ちます。
これが4月~10月の間であり、最も被害が増加する期間です。
そのため、羽アリが家の周りや庭にいた場合は近くに巣があるか、遠くから飛散してきて住みつこうとしている可能性が高いと言えるでしょう。
飛散してきた雌アリは臭いで雄をおびき寄せて産卵する準備を始めます。羽アリを見かけたら早めに事前調査を依頼しましょう。
蟻道を見つけた時

画像引用元/しろあり侍
シロアリは薄暗く湿った環境を好み、直射日光を苦手としています。
また、外敵である黒アリなどから身を守るためにも、安全に移動できるための「蟻道」を作ります。
床下や家の外壁などに蟻道のようなものを見つけた場合、既にどこかで繁殖が始まっている可能性が非常に高いと言えるでしょう。
自分で駆除しようとする人もいますが、被害箇所や種類も分からないままスプレーなどを使用すると、更に別の場所に逃げてしまい被害が拡大します。
シロアリの初期症状を見逃さない!シロアリがいる家の特徴
羽アリが飛散してきて家屋に住みつき始めた頃は、視認による発見がメインとなります。
その後繁殖がはじまり、被害が進行し始めると棲みついている箇所に初期症状が現れ始めます。
初期症状で異変に気づければ、深刻な状態になる前に、シロアリ駆除を防ぎやすくなります。
家の周りや玄関、庭に羽アリがいる

画像引用元/株式会社プログラント
最も初期の状態と言えるのが、羽アリが飛散してきた時です。
特に羽アリが大量発生する4月以降に羽アリを見かけたら、住みつこうとしている可能性が高いと言えるでしょう。
羽の大きい普段見慣れないような羽アリを見つけたら、シロアリ調査を依頼しましょう。
庭先にある木材製品などは特に被害に遭いやすいと言えます。外にある木材がボロボロになっていたり変なアリがいたりした場合は、シロアリの可能性が高いと言えるでしょう。
部屋の中にフンや木くずが落ちている
シロアリが木材を浸食し始めると、周りにフンや木くずが散らばります。
見たことのないような塊や木くずがあった場合には、シロアリ駆除業者に見てもらいましょう。
木くずが仕上げ材なら被害があまり進んでいない可能性があります。
床が柔らかくなったり浴室の壁や柱が変色している
床下に住みついたシロアリが木材を侵食すると、耐久性が落ちてしまうことからいつも以上に床が柔らかく、ぶよぶよするようになります。
また、柱や浴室に被害が進んでいる場合は浸食により空洞となった木材に湿気が溜まり、内側から変色していきます。
これまでになかった壁の変色や質感に違和感があった場合には、シロアリ被害が起きている可能性が高いと言えるでしょう。
見た目の変化とは別に、叩いてみるとポコポコと空洞音がします。他の箇所と音を比べるなどして調べてみましょう。
シロアリ調査は定期的な実施が必要!自分で点検する方法
シロアリの種類や具体的な被害箇所の確認までするのは大変ですが、簡単なシロアリ調査であれば自分でもできます。
普段から定期的にシロアリチェックをしておけば、被害拡大も防ぎやすくなります。
シロアリ被害が発生しやすい4月~10月を中心に、自分でなるべく点検するようにしましょう。
ここでは、自分でできるシロアリの点検方法について解説していきます。
建物周りに蟻道がないかをチェックする
シロアリは床下の通気口や劣化によるちょっとした隙間から床下へ侵入します。
そのため、まずは建物周りに「蟻道」が作られていないか、羽アリがいないかをチェックしていきましょう。
庭がある場合には、木や木材を使用した製品に異変がないかも確認します。
クモやムカデなどが棲みつきやすい環境はシロアリが発生しやすいと言われています。敏感になる必要はありませんが、他の虫がたくさんいる場合には注意が必要です。
玄関などの木材を打診する
玄関はシロアリ被害が発生しやすい場所となります。
定期的に叩いてみてシロアリ被害が起きていないかを確認していきましょう。
手でわかりにくい場合は、別の木材やプラスチックの棒などで叩いた上で軽い音がしないか確認します。
通常であれば重い感触で音が響きません。他の箇所で音を確認するなどして違和感がないかをチェックしてみましょう。
床下に潜り込んでシロアリ調査を行う
最もシロアリが棲みつきやすいのが床下であり、普段見えない箇所であるため特に注意が必要です。
普段から人が潜り込むことを前提に設計されていないため、調査の際にはケガなどにも気を付けましょう。
床下への入り方が分からない場合は、狭くて難しい場合は無理せずに専門業者への依頼をおすすめします。
調査で準備するものと注意点
床下は暗く狭いため、シロアリ調査をする場合には服装や道具の準備が必須と言えるでしょう。
- 厚手のつなぎ
- 手袋と防止
- 懐中電灯
- 防塵用のバスク
- 長靴
床下の移動は這いつくばって進むため、汚れが隙間から入りにくいつなぎを着用し、頭部の保護用として帽子を着用しましょう。
床下を移動する際にはホコリが舞いやすく、木くず等も散乱している可能性があるので、防塵用マスクとなるべくメガネの着用もした方が良いでしょう。
床下は尖った木材がむき出しであったり、釘などが露出している箇所もあります。土がむき出しの床下では毒をもつムカデなども生息しているので、噛まれないように注意が必要です。
床下内で行うシロアリ調査の手順
床下調査の準備ができたら床下に入り全体をチェックしていくのですが、主なチェックポイントは以下の通りです。
- 土台や柱に浸食の跡がないか、叩いて空洞音がしないか
- 基礎部分や木材に蟻道がないか
- 水漏れなどにより木材が腐っていないか
上記項目を意識しながら床下をチェックしていきます。
この他ではシロアリ以外に虫がいないか、土がむき出しの場合は土が湿っていないかもチェックしてみましょう。
シロアリ被害を発見した場合の対処方法
家の周りや床下を点検してみた結果、シロアリの生息や被害が見つかった場合、被害が拡大しないように迅速な対応が必要です。
とりあえず被害を食い止めようと市販の駆除剤を買ってきて、自分で何とかしようとする人もいますが、おすすめしません。
シロアリが別の箇所に逃げて被害が拡大する可能性があり、完全に駆除するのは難しいからです。
ここでは、シロアリ被害を発見した際の正しい対処方法について解説していきます。
慌てて殺虫剤をかけない
羽アリや蟻道(ぎどう)を発見した際、慌てて市販の殺虫スプレーをかけるのは逆効果です。
薬剤に驚いたシロアリが危険を察知し、見えない壁の内部や床下の奥深くへ逃げ、被害場所を分散させてしまうためです。
その結果、巣の本体や被害の全容把握が困難になり、かえって駆除を難しくする恐れがあります。
被害箇所は触らず、そのままの状態で専門業者に調査を依頼しましょう。
複数の業者で見積もりを行う
シロアリ被害を発見したら、住み着いているシロアリの種類や被害状況を正確に把握するため、専門業者へ調査を依頼しましょう。
シロアリの事前調査は基本的に無料であり、専門知識を持ったスタッフが床下などをくまなくチェックしてくれます。
シロアリ調査を依頼する際に注意すべきなのが、1社だけに頼まないことです。
シロアリ駆除 費用や駆除方法はスタッフの技術や経験によって大きく異なり、料金も駆除業者ごとにバラバラです。
そのため、なるべく複数社に事前調査をしてもらいシロアリ駆除方法や料金、スタッフの親切さを比較した上で依頼するようにしましょう。
シロアリの事前調査でおすすめする専門業者を後ほど3社紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
シロアリ駆除を依頼してもらう
シロアリの事前調査をしてもらい、駆除費用や方法について納得した場合にはそのまま駆除を依頼します。
「状態だけ聞いて後は自分で駆除すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、専門業者にシロアリ駆除を依頼すべき理由が3つあります。
- 経験豊富であり、専門器具を使用するため徹底的な駆除ができる
- しっかり養生などを行うため、床や壁が傷つかず安全性も高い
- 万が一シロアリが再発した際の保証も手厚く安心して生活できる
この後に評判の高いシロアリ駆除業者3社について、サービスの特徴や参考価格、保証の内容を詳しく解説していきます。
徹底した調査をお願いできるおすすめのシロアリ駆除業者
シロアリ駆除や予防費用は建物の構造や被害状況、駆除方法によって決まり、内容は業者によって大きく変わります。
そのため、無料のシロアリ調査を依頼する場合は、1社だけでなく複数社に見てもらい比較して駆除を依頼する業者を決めるようにしましょう。
ここでは利用者からの評判が高く、実績の豊富なシロアリ駆除業者3社について、サービス内容や特徴を詳しく紹介していきます。
シロアリ110番|施工実績が多く顧客満足度が高い
画像引用元/シロアリ110番| 駆除方法 | 提携先の業者による |
|---|---|
| 駆除料金 | 1,320円/㎡ |
| 現地調査・見積もり | 無料 |
| シロアリに関する協会への加入 | 提携先の業者による |
| 追加費用の有無 | 提携先の業者による |
| 土日・祝日対応 | 〇 |
| 夜間・早朝対応 | 〇 |
| 保証内容 | 施工後5年間の保証あり |
| 対応エリア | 全国 |
| 支払い方法 | 提携先の業者による |
シロアリ110番は全国の優良なシロアリ駆除業者を紹介してくれるサービスです。
これまでに対応した問い合わせ件数は500万件を超えており、豊富な駆除実績が特徴と言えます。
過去には「顧客満足度・しっかり駆除・価格満足度・ご利用シェア」で第一位にも輝いた実績があります。
シロアリ駆除の参考価格は1㎡あたり1,320円(税込)で、一般的な相場と比べても安いと言えるでしょう。
シロアリ再発に関しては5年間保証となっているため、万が一再発しても無償で施工し直してもらえます。
24時間365日いつでも電話対応しているのも、シロアリ110番ならではの魅力です!
低価格で5年保証付き!「しろあり防除施工士」による高品質施工!
くらしのマーケット|業者比較が容易にできる

画像引用元/くらしのマーケット
| 駆除方法 | 提携先の業者による |
|---|---|
| 駆除料金 | 645円/㎡~ |
| 現地調査・見積もり | 提携先の業者による |
| シロアリに関する協会への加入 | 提携先の業者による |
| 追加費用の有無 | 提携先の業者による |
| 土日・祝日対応 | 〇 |
| 夜間・早朝対応 | 〇 |
| 保証内容 | ・損害賠償保障あり ・その他保証は業者による |
| 対応エリア | 全国 |
| 支払い方法 | 提携先の業者による |
くらしのマーケットも、全国の優良な加盟店に駆除を依頼できるマッチング型のサービスです。
くらしのマーケットのシロアリ駆除の特徴は、運営側が駆除業者を選ぶのではなく、自分で理想の業者をネット上で簡単に比較検討できることです。
お住いのエリアを選択すれば、依頼可能な駆除業者が表示され、専用ページで保証内容やこれまでの実績、参考価格をチェックできます。
また、目的別でシロアリ駆除業者の並び替えも可能であり、4つの項目が準備されています。
- ランキング
- 料金が安い
- 口コミが多い
- 評判が高い
初めての依頼で品質や口コミが気になる方は、口コミが多い順で並び替えを行った上で、過去に依頼した方の口コミを全てチェックできます。
口コミの管理は、駆除業者ではなくくらしのマーケットが行うため、いい口コミばかり掲載されているといったこともありません。
料金の安い順でも並び替えできるので、駆除費用をなるべく抑えたい方にもおすすめです!
評判の高い業者や駆除費用の安い業者を自分で探せる!初めて依頼する方におおすめ!
ダスキン|大手企業で保証が手厚い

画像引用元/ダスキン
| 駆除方法 | ベイト工法・バリア工法など |
|---|---|
| 駆除料金 | ・バリア工法:2,475円/㎡~ ・ベイト工法:4,092円/外周1m~ |
| 現地調査・見積もり | 無料 |
| シロアリに関する協会への加入 | 記載なし |
| 追加費用の有無 | 一切無し |
| 土日・祝日対応 | × |
| 夜間・早朝対応 | × |
| 保証内容 | ・施工後5年間の保証あり ・修復補償あり ・年一回の定期点検あり |
| 対応エリア | 全国 |
| 支払い方法 | 各種クレジットカード/銀行振り込み/現金 |
ダスキンは昔から害虫駆除にも力を入れており、全国展開している大手企業となります。
ダスキンのシロアリ駆除は独自の研修によりスタッフのスキルも高く、作業責任者は3年毎に駆除ライセンスの更新も行っているため、最新の駆除技術で施工をしてもらえます。
シロアリ駆除方法は即効性のある「バリア工法」とより安全性の高い「ベイト工法」を導入しており、料金に関しても明確に決まっていますので安心です。
大手ならではの保証の手厚さも魅力であり、バリア工法の保証期間は5年で毎年1回の無料点検が受けられます。
シロアリが再発の際に生じた家屋修繕費の保証も付いているので、安心ですね!
【安心の手厚い保証付き】ダスキン基準のプロスタッフによるシロアリ駆除
自分でできるシロアリ対策
シロアリ被害はシロアリを寄せ付けないようにしたり、住みつきにくくしたりすることで予防できます。
現時点でシロアリ被害の兆候はないものの、失敗だという方はこれから紹介する2つの方法でシロアリ予防をしましょう。
具体的な予防法について、シロアリの生態も交えて解説していきます。
忌避剤や殺虫剤で予防する

画像引用元/株式会社アサヒペン
最近ではネット通販やホームセンターでシロアリ予防商品が数多く販売されています。
商品の中には「忌避剤タイプ」の商品があり、置いておくだけでシロアリが近寄らないようにできます。
また、侵入を防げる「シロアリ専用の殺虫剤」もおすすめです。
この他では、毒餌によりシロアリを駆除する埋込型や設置型の商品もありますので、予防の際に活用してみましょう。
あくまでも予防向けであり、床下などに繁殖した大量のシロアリを自分で完全に駆除するのは困難です。被害が見つかった場合には専門業者に調査してもらいましょう。
羽アリが多い時期には電撃殺虫器や網戸の目を細かくする
羽アリは4月~10月に大量発生して、飛散しながら新しい住みかを見つけます。
昼間だけでなく夜間も飛散することがあり、光に集まる習性があります。
そのため、夜に網戸から羽アリが家の中に侵入してくる被害も珍しいことではありません。
室内に羽アリが入ってこないようにするには、窓を閉めるのが一番ですが、網戸を使用したい場合は網戸の目を0.67㎜以下のものに交換することをおすすめします。
また、防犯対策で外灯をつけっぱなしにする場合には、電撃殺虫器を設置して集まってくる虫を駆除する方法もおすすめです。
電撃殺虫器は家庭用も多く販売されていて~5,000円ほどで購入できますよ!
シロアリ調査に関するよくある質問
最後はシロアリ駆除業者に寄せられる相談やよくある質問について答えていきます。
- シロアリ調査の費用はいくらですか?
- シロアリ調査・点検は何年ごとに行うべきですか?
- シロアリ予防は無駄(必要ない)と聞きましたが本当ですか?
- シロアリ調査では具体的にどこを見ますか?
- シロアリ駆除に補助金は使えますか?
シロアリ調査を専門業者に依頼する上で役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
シロアリ調査の費用はいくらですか?
専門業者による「シロアリ調査」や「床下点検」の費用は、多くの場合「無料」です。
これは、業者が家の状況を診断し、駆除や予防工事の見積もりを作成するための営業活動を兼ねているためです。
ただし、調査の結果、シロアリ被害が見つかり「駆除」が必要となった場合の費用は、1㎡あたり約1,900円(バリア工法)が相場です。
例えば30坪(約99㎡)の一軒家なら約188,100円が目安となります。
まずは無料調査を依頼し、被害の有無と必要な対策費用の見積もりを出してもらうことが重要です。
シロアリ調査・点検は何年ごとに行うべきですか?
シロアリ調査・点検の目安は「5年ごと」です。
これは、一般的にシロアリ予防で散布される薬剤(バリア工法)の効果持続期間や、業者が提供する保証期間が「5年間」で設定されているためです。
新築時や前回の施工から5年が経過するタイミングで、薬剤の効果が切れる前に点検を依頼するのが理想になります。
特に被害を感じていなくても、定期的な点検を受けることで、万が一の被害を早期に発見し、最小限の費用で対処することにつながります。
シロアリ予防は無駄(必要ない)と聞きましたが本当ですか?
結論から言えば、「無駄」とは言い切れません。
確かに、鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造の住宅は、主要構造部が木材ではないため、木造住宅に比べればシロアリ被害のリスクは低いです。
しかし、そのような家でも床下の基礎部分にある断熱材や、床材・畳、壁の内部にある内装材(下地材)には木材が使われていることが多く、そこが被害に遭うケースは少なくありません。
特に木造住宅の場合、シロアリ被害は家の耐震性を著しく低下させます。
将来的に高額な修繕費用がかかるリスクを考えれば、シロアリ予防は「無駄な出費」ではなく、家という財産を守るための有効な「保険」と言えます。
シロアリ調査では具体的にどこを見ますか?
調査は主に「家の外周」「室内」「床下」の3か所での実施です。
まず家の外周で、基礎コンクリート部分に「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるシロアリの通り道(土のトンネル)ができていないかを目視で確認します。
室内では、被害の入口となりやすい玄関の框(かまち)や、湿気が多くシロアリが好む浴室・洗面所・トイレの柱などを、叩いて音の変化を調べる「打診」で検査します。
最も重要なのは床下点検口から潜る床下調査です。
土台(どだい)や大引(おおびき)といった建物を支える木材に、食害や蟻道がないかを徹底的にチェックします。
シロアリ駆除に補助金は使えますか?
「シロアリ駆除」そのものを対象とした補助金(助成金)を用意している自治体は、残念ながらほとんどありません。
ただし、お住まいの地域によっては、「住宅リフォーム」や「耐震改修」の補助金制度において、シロアリ被害の修繕や駆除が「改修に伴う付帯工事」として補助対象に含まれる可能性があります。
制度の有無や条件は自治体によって全く異なるため、まずはお住まいの市区町村の役場(住宅課や建築課など)に、利用できる制度がないか問い合わせてみましょう。
まとめ
今回はシロアリ調査について解説してきました。
シロアリ被害は4月~10月にかけて発生しやすく、見つけた場合には早急に対応するようにしましょう。
シロアリは床下や土壌に潜んでおり、被害が進行しない限り家屋に症状が現れにくいため、専門的な知識がないとなかなか見つけられません。
家の周辺で羽アリを発見したり、床が柔らかくなったりした場合には、自分で判断せずになるべく専門業者にシロアリ調査を依頼するようにしましょう。
調査自体は無料であり、必ず契約しないといけないわけではないため、なるべく複数社に見てもらい比較した上でシロアリ駆除や予防を依頼するのがおすすめです。










シロアリ調査は基本的に無料であり、調査後に駆除や予防を断っても問題ありません。そのためシロアリを見かけた場合には躊躇することなく、専門業者へ調査をお願いしましょう。