エアコン取り外しの費用相場は？依頼先の種類やおすすめ業者も紹介！

引越しや遺品整理などで家電を処理することがありますが、自分で取り外しできないのがエアコンです。

取り外し自体に特別な資格等は必要ないものの、外の室外機と繋がっており高所に設置してあるため、自分で取り外すのはおすすめしません。

しかし、エアコン取り外しをどこに依頼すればいいのか、費用なども分からないという方がほとんどでしょう。

今回は、エアコンの取り外しについて分かりやすく解説していきます。

エアコン取り外しについて

エアコン取り外しを初めて行う場合、基本的には業者に依頼して作業を行います。

初めて依頼する場合、エアコン取り外しにかかる費用や相場について分からない方もいるでしょう。

まずはエアコン取り外しの費用がいくらほどかかるのか、作業はどれくらいで終わるのかについて解説していきます。

エアコン取り外し費用の相場

エアコン取り外しを依頼できる業者は複数ありますが、費用相場は5,000～6,000円となります。

ただしエアコンを取り外す場合、室内機だけではなく室外機も撤去する必要があるため、室外機が高所に設置してあるようなケースは別途費用がかかる恐れがあります。

また、エアコンの種類によって費用が変わる業者もあるため、事前に確認するようにしましょう。

エアコン取り外しにかかる時間

エアコン取り外し作業に必要な時間は30～60分となります。

ただし、エアコンの取り付け方が特殊で、室外機が高所に取り付けてあるような場合は更に時間がかかる可能性があります。

また、作業日の天候が悪いような場合も時間がかかってしまうため、なるべく作業前後に予定は入れないようにしましょう。

エアコン取り外しの依頼先について

エアコン取り外しを業者に依頼する場合、主に4つの依頼先があります。

• エアコン取り外し事業者
• 引越し業者
• 不用品回収業者
• 家電量販店

どの業者に依頼しても基本的な作業内容に違いはありませんが、作業範囲や費用、注意点が異なります。

そのため、どのような目的でエアコン取り外しを行うのかによって、依頼業者を決めると良いでしょう。

ここでは、各エアコン取り外し業者の特徴やおすすめする人について、詳しく解説していきます。

エアコン取り外し事業者｜費用が抑えやすい

エアコン取り外し事業者とは文字通り、エアコン取り外しを専門としている業者のことで、費用が安いという特徴があります。

地域密着の個人業者が多く、サービス内容や費用はそれぞれですが費用相場は4,000円（税込）～です。

取り外し費用が安い一方で、サービス範囲はエアコン取り外しのみであることがほとんどです。

その後の処理までお願いしたい方は、事前に質問してから依頼するようにしましょう。

特におすすめするのが「くらしのマーケット」でエアコン取り外しのジャンルを選択後、依頼するエリアを指定すれば近くの業者が全て表示されます。

各業者の専用ページでは作業内容や範囲、料金などはもちろん、これまでに依頼した方の口コミも全て確認できるため安心です。

また、以下の項目で業者の並び替えもできるため、目的に応じた業者を探しやすいと言えるでしょう。

• ランキング
• 料金が安い
• 口コミが多い
• 評判が高い

個人業者のため、サービスの範囲など要望があれば相談もしやすくおすすめです。

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引越し業者｜引越し先への運搬や取り付けも可能

引越しのためにエアコンを取り外すような方は、引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。

エアコン取り外し作業はもちろん、丁寧に梱包を行い引越し先まで運搬してもらい取り付けもサービスに含まれています。

引越し先までの距離や、新しい住居のエアコン取り付け位置などによって料金は異なりますが、1～3万円が相場です。

引越し先で新たに取り付け業者を頼む必要はなく、運搬中に衝撃で壊れてしまうようなリスクも防ぎやすくなります。

主な引越し業者のエアコン取り外し・取り付け費用は以下の通りです。

引越し業者	エアコン取り外し・取り付け費用
サカイ引越センター	10,000円（税込）前後
アリさんマークの引越社	・基本工事：9,500円（税込） ・スーパーパック：20,000円（税込）
アーク引越センター	14,000円（税込）前後
アート引越センター	15,000円（税込）前後

上の料金はあくまでも基本料金であり、ホースの長さや取り付けの際の作業内容によって別途費用がかかることもあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

不用品回収業者｜費用がかからないこともある

遺品整理などで取り外したエアコンを再利用しない場合には、不用品回収事業者がおすすめです。

不用品回収業者では、エアコン以外の不用品も一緒に回収してもらえるため、他にもたくさんの荷物を処理する必要がある方にも最適と言えるでしょう。

不用品回収業者にエアコン取り外しを依頼するメリットは、費用がとてもやすく中には無料で行っている業者もあることです。

家電量販店｜取り外し・取り付け・処分をまとめて依頼できる

新しくエアコンを買い替える場合には、家電量販店に依頼するのもおすすめです。

取り外しと同時に取り付けまでまとめて依頼できて、リサイクル料金を支払えばそのまま引き取ってもらうことも可能です。

大手家電量販店のエアコン取り外し料金は以下の通りとなります。

エディオン	5,500円（税込）～
ヤマダ電機	6,600円（税込）～
ビックカメラ	4,400円（税込）～
ジョーシン・ケーズデンキ	5,400円（税込）～
ヨドバシカメラ	4,400円（税込）～

上の料金は基本料金となり、設置場所や機種によって追加料金が必要なケースもあります。

エアコン取り外し業者の失敗しない選び方

各エアコン取り外し業者の特徴や料金相場について解説してきましたが、初めて依頼する場合、業者選定の仕方が分からない方もいるのではないでしょうか。

業者比較を行わないまま依頼をしてしまうと予想以上に費用がかかったり、サービスに納得がいかなかったりして、トラブルに発展する可能性もゼロではありません。

ここでは上の3項目について、具体的なチェック内容を解説してきます。

料金だけでなく作業内容もチェックする

前述した通り、エアコン取り外しには基本料金があるものの、機種や室外機の取り付け位置などによって追加費用が発生します。

そのため基本料金にどこまでの作業が含まれており、作業ごとに追加費用がいくら発生する可能性があるのかをチェックする必要があります。

ネット上で比較することも大切ですが、取付状況はその家によって異なりますので実際に問い合わせするなどして、料金を確定させておくことが大切です。

見積もりを取った場合、上のような細かい作業ごとの費用は略して合計費用だけ提示する業者もあります。

なるべく詳細についても教えてもらうようにしましょう。

口コミや評判をチェックする

各業者のホームページ上では、マイナスとなるようなことが記載されていないことがほとんどです。

そのため、実際に業者を利用した方の口コミや評判もなるべく事前に調べてから比較するようにしましょう。

主な口コミ評価の内容には以下のようなものがあります。

他の利用者が依頼の際に感じたことを知っておくことで、何に気を付けるべきなのかわかるため、業者比較がしやすくなります。

補償の有無をチェックする

優良な業者であったとしても絶対にミスがないとは限らないため、工事の保証についても確認しておくようにしましょう。

取り外しや取り付け時に壁が傷ついたり、工事の後にエアコンの調子が悪くなったりするトラブルは珍しいことではありません。

多くの業者では1年間の工事保証がありますので、依頼を検討している業者にもあるかチェックしておくようにしましょう。

エアコン取り外しに追加費用が発生するケース

エアコンの取り外しでは基本料金とは別に追加費用が発生する可能性がありますが、主なケースには以下のようなものがあります。

• エアコンが壊れている
• 隠蔽配管をしている
• 壁や屋根に室外機が設置されている

このなぜ追加費用が発生してしまうのか、3つのケースについて詳しく解説していきます。

エアコンが壊れている

エアコンが壊れている場合「ポンプダウン」ができないため10,000～30,000円（税込）の費用が発生します。

ポンプダウンとは室外機内を循環しているガスを回収する作業であり、回収するためには冷房運転を行う必要があります。

ポンプダウンをしないままで取り外し作業を行うと、圧のかかったガスがすごい勢いで出てきてしまうため、冷房回収装置という専用装置による作業が必要です。

隠蔽配管をしている

隠蔽（いんぺい）配管とは、室内機設置場所と室外機設置場所が離れているような場合に、管を天井や壁の中を通して配管する方法です。

隠蔽配管は管が露出している設置方法と比べて取り外し作業が大変であるため、別途費用がかかってしまいます。

具体的な費用は配管方法によりますが、3,000円～が一般的です。

壁や屋根に室外機が設置されている

2階にエアコンを設置するような場合、屋根や壁に室外機を設置しなければなないケースがあります。

このような場合、室外機の回収作業が難しくなり、高所作業であるため危険も伴うため回収には別途作業が必要です。

設置箇所ごとの追加費用の相場は以下の通りです。

• 屋根の上に設置：3,000円～
• 家の壁に設置：3,000円～
• 天吊で設置：3,000円～
• 立ち下ろし：1,000円～

立ち下ろしとは室内機と室外機が別の階にあるような状態を言います。

おすすめのエアコン取り外し・取り付け業者

ここでは、数多くあるエアコン取り外し業者の中でも特におすすめの業者について、サービスの特徴や料金を解説していきます。

どの業者が最もおすすめということはなく、それぞれに特徴があるため取り外す際の要望に合った業者を選ぶようにしましょう。

ネットdeエアコン｜取り付け・取り外しセットがお得

エアコン取り外し料金	・エアコン取り外し：4,400円（税込） ・中古エアコン取り付け：6,050円（税込） ・中古エアコン取り外し・取り付けセット：8,800円（税込）
別途費用の有無	・出張料：2,750円（税込）
工事後の保証	1年保証
土日祝日の対応	年末年始以外は対応可能
依頼対応エリア	全国　※一部の県を除く

ネットdeエアコンはエアコン取り付け・取り外し工事を専門に行っている業者であり、取り外し料金は4,400円（税込）と業界トップレベルの安さと言えます。

また、エアコン取り付け・取り外しを同時に依頼すれば、セット料金が適用となり8,800円（税込）で依頼可能です。

支店は全国にあり実績が豊富なだけでなく、工事後の保証も1年付いているため安心して依頼できます。

スマイルパートナー｜作業メニューやセットプランが豊富

エアコン取り外し料金	・エアコン取り外し：5,500円（税込）～ ・取り外しと処分：7,700円（税込）～ ・埋め込み式エアコンの取り外し：36,300円（税込）～
別途費用の有無	出張費用：要確認
工事後の保証	1年保証
土日祝日の対応	要確認
依頼対応エリア	全国　※一部の県を除く

スマイルパートナーではエアコンの取り外しはもちろん、さまざまなメニューが用意されています。

取り付けや取り外しのついでに別の作業も依頼可能であり、セットプランを利用すればよりお得に利用可能です。

このようにさまざまなメニューがあり、中古エアコンであれば再度取り付ける前に分解クリーニングをすることで、エアコンのカビなどの汚れもキレイにできます。

新洗組｜エアコン以外の家電設置も依頼可能

エアコン取り外し料金	・エアコン取り外し：6,600円（税込）～
別途費用の有無	・出張費用：要確認 ・エアコン処分：別途4,950円（税込）
工事後の保証	要確認
土日祝日の対応	要相談
依頼対応エリア	東京／神奈川／埼玉／千葉／愛知／大阪

新洗組はエアコンの取り外しはもちろん、取り付け工事も依頼可能であり、その他ではエアコンクリーニングも行っています。

また、引っ越しする方向けにエアコン以外の設置工事も行っており、以下のような機器の取り付けも依頼可能です。

このようにあらゆる機器の設置依頼も同時に依頼できるため、引っ越しを気にさまざまな家電を替えるような方におすすめです。

自分でエアコンを取り外すリスクと注意点

エアコンの取り外しは専門業者に依頼するのが一般的ですが、中には自分で取り外す人もいます。

専用の道具と知識があれば自分でも取り外し可能であり、費用を抑えられる一方で注意しなければならない点もあります。

• エアコンが壊れたり、壁が傷つくリスクがある
• 買い取ってもらえない可能性がある
• 専門道具が必要であり、節約にならない

自分でエアコンを取り外す上で理解しておく必要がある、3つのリスクについて詳しく解説していきます。

エアコンが壊れたり、壁が傷つくリスクがある

エアコンは留め具で簡単に外せるようなものではなく、外の室外機と配管などが繋がっており、取り外すまでにはさまざまな工程があります。

中には冷房ガスの回収や、バルブキャップの取り外しなど専門的な知識を要する作業も多く、取り外しの際にはエアコンの扱いにも注意が必要です。

エアコンは高所に設置してあるため、取り外す際には落とさないように支えなければならず、重量物であることから壁を傷つけたり、エアコンを落とす可能性もあります。

壁が傷つけば弁償義務が発生し、エアコンが壊れてしまっては再利用もできません。

買取りや取り付けができない可能性がある

エアコンの取り外しは簡単ではなく、精密機械であるため一見キレイに取り外せていそうでも中身が壊れている可能性もあります。

そのためトラブルを防ぐ観点から、買取りを断られたり取り付けを業者に依頼した際に「壊れている可能性があるから」と断られてしまう可能性があります。

逆に専門業者に取り外してもらったエアコンであれば、リサイクル料金を支払って処分せずに買い取ってもらえる可能性があります。

再利用や買取りを予定している人は自分での取り外しはおすすめしません。

専門道具が必要であり、節約にならない

エアコン取り外しにはさまざまな道具を揃える必要があり、わざわざ購入していては節約にならないと言えます。

この他にもビニールテープやパテも揃える必要があります。

このような3つのリスク以外でも、ガスを抜く際に爆発の可能性があるなど、危険も伴います。

室外機が高所に設置してある場合には落下にも注意が必要であることから、エアコン取り外しはなるべく専門業者への依頼がおすすめと言えるでしょう。

エアコンの取り外しに関するよくある質問

最後はエアコン取り外しに関するよくある質問3つについて答えていきます。

• 埋め込み式エアコンの取り外し費用はいくら？
• 自分でエアコンを取り外す場合はどれくらいの時間がかかる？
• エアコンの処分方法や費用は？

エアコン取り外しを専門業者に依頼した際に役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

埋め込み式エアコンの取り外し費用はいくら？

埋め込み式エアコンの取り外し費用は、機種や建物の構造にもよりますが、30,000円（税込）～と考えておくようにしましょう。

配線が全て天井内にあるため、取り外しにかかる費用は壁掛けタイプのエアコンよりも高額となります。

エアコンを取り付ける際も必要に応じて天井裏の工事等が別途必要です。

自分でエアコンを取り外す場合はどれくらいの時間がかかる？

エアコンを自分で取り外す場合、初めての方であれば1～2時間ほど必要と考えておきましょう。

業者に依頼した場合は、取り付け箇所にもよりますが30～60分ほどでエアコンの取り外しができます。

エアコンの処分方法や費用は？

エアコンは家電リサイクル法の対象品であるため、処分するにはリサイクル料金が必要です。

リサイクル料金の費用は地域によって異なりますが、990～2,000円となります。

新しくエアコンを買い替えた場合には、リサイクル料金を支払うことで、取り付け業者に引き取ってもらえます。

この他ではリサイクルショップなどに買取りを依頼するか、自治体指定の不用品回収業者に引き取ってもらう方法があります。

まとめ

今回はエアコンの取り外しについて解説してきました。

エアコンの取り外しは引越し業者・不用品回収業者・家電量販店が行っており、4,000～6,000円（税込）が相場となります。

業者によって作業内容や範囲が異なるため、エアコンを再利用するのかしないのかなど、目的に合った業者を選ぶようにしましょう。

初めて依頼する場合は、料金や作業内容、業者の口コミや作業補償をチェックした上で取り外し業者を依頼することで、依頼に失敗しにくくなります。

今回紹介したおすすめ業者も含めて複数社の見積もりを取った上で、エアコンの取り外しを依頼するようにしましょう。