エアコンは夏や冬に欠かせない家電であり、壊れてしまっては快適にすごすことができません。
そのため壊れてはいないものの調子がおかしいような場合、残りの寿命が気になるという方もいるでしょう。
また、壊れた場合に買い替えるべきなのか、修理するべきなのかの判断も個人で判断するのは難しいと言えます。
今回はエアコンの寿命について詳しく解説していきます。
- エアコンの寿命はどれくらいなのか
- エアコンの寿命が近づいているサインについて
- エアコンの寿命と間違えやすい症状
- エアコンの寿命を延ばす方法
- おすすめのエアコンクリーニング業者
エアコンの寿命はどれくらい?
全ての家電製品には寿命とは別に「耐用年数」が設定されています。
家電の資産価値を決めるものであり買い替えの目安とも言えるものですが、実際のところいつまで使用できるものなのでしょうか。
ここではメーカーが定めるエアコンの耐用年数や、実際に使用している人たちの平均使用年数などについて詳しく解説していきます。
通常のエアコンの寿命はほとんどのメーカーで10年
エアコンメーカーにはパナソニック・三菱・ダイキン・日立・富士通などがあり、それぞれでエアコンの特徴は異なります。
そのため、寿命の長いエアコンメーカーを知りたいと思っている人もいるかもしれませんが、ほとんどのメーカーでは耐用年数を10年と設定しています。
安全に使える年数であり、あくまでも標準使用期間であるため必ずその前後で壊れるわけではありませんが、エアコンの寿命は10年と考えておくと良いでしょう。
「10年を過ぎても壊れたら修理をすればいいのでは?」と考えるかもしれませんが、エアコンパーツの保有期間は9年と定められています。そのため修理したくても部品がなく断られてしまうことが多いと言えます。
お掃除機能付きエアコンの寿命は7年
最近ではほとんどのエアコンに「お掃除機能」が付いており、キレイな状態を保ちやすくなっています。
エアコン内部が汚れにくいので寿命が長いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、お掃除機能付きエアコンの寿命は一般的に7年ほどです。
理由としては構想が複雑になるからであり、壊れやすいわけではありませんが機能がないエアコンに比べると寿命は短くなります。
【本当の寿命】平均買い替え期間は13.2年
エアコンの寿命は7~10年ほどと解説してきましたが、必ず壊れてしまうわけではなく使用頻度によってはそれよりも長く使い続けている人もいます。
令和3年に実施された内閣府経済社会総合研究所の「消費動向調査」によると、エアコンは家電の中でも特に長く使われていることが分かっています。
引用元/内閣府経済社会総合研究所
この結果から耐用年数を目安にするのではなく、故障してから買い替えをする人が多いことが分かります。
価格が安くないことも、使用年数が長さに影響していると考えられます。
20~30年使い続けられるエアコンはほとんどない
耐用年数が10年ほどである一方で、13年前後使用している人が多いことが分かりました。
では、エアコンは最長でどれくらいもつものなのでしょうか。
これに関しては内閣府が公表している「家電製品使用年数調査報告書」の結果が参考になります。
現在使用しているエアコンが購入してどれほど経っているかを調査した結果、以下のような内容となりました。
画像引用元/内閣府
この結果を見ると、平均使用年数である13年目では約4割の人が使用を続けているものの、20年目には約1割にまで減少しています。
30年目に関しては0.006%とほぼゼロに近い数値となっており、どのような使用環境であっても20年以上持つことは稀だと言えるでしょう。
エアコンは壊れるまで使うべき?故障した際の買い替えについて
エアコンの平均使用年数は13年ほどであり、最長でも20年位が限度と言えます。
しかし中には10年も経たないうちに壊れてしまうこともあり、修理するべきか買い替えるべきか悩む人も少なくありません。
エアコンを買い替えるか修理するかを判断するには、使用年数によって判断するようにしましょう。
ここでは使用年数ごとで、故障した時に買い替えするべきかについて解説していきます。
20年以上壊れずにエアコンを使い続けている場合
20年以上壊れずに使用できるエアコンも中にはありますが、次第に調子が悪くなってきます。
20年以上経っても使用し続けている場合は、故障したタイミングで買い替えるべきだと言えるでしょう。
買い替え費用がもったいないと思う方もいるかもしれませんが、20年以上前のエアコンと比べ最新機種は消費電力が全く違います。
夏や冬に毎日使うことを考えると、最新機種に変えてしまった方が電気代が安くなり、結果的に安く済む可能性が高いと言えます。
購入後5年ほどで故障した場合
購入して5年ほどで故障した場合には、不具合の内容にもよりますが修理の方がおすすめです。
部品があるため修理代が安く済みやすく、業者に見てもらった結果故障していなかったといったケースも珍しくありません。
また、故障の内容によっては保証が受けられる可能性もあります。
調子が悪くなったからといってすぐに買い替えを検討するべきではないと言えるでしょう。
ただし、室外機本体が故障している場合などは、修理代が10万円を超えるようなケースもあるため、修理費用によっては買い替えてしまった方が良い可能性もあります。
買い替え時期を検討しよう!エアコンの寿命が近いサイン
エアコンは平均でどれくらい使用できるのかについて解説してきましたが、何らかの不具合が既に出ているような場合は事前に寿命を知ることができます。
- エアコン使用時に異音がする
- エアコンが効かない
- リモコン操作ができない
- エアコンから水漏れする
- エアコンをつけるとブレーカーが落ちやすくなる
各症状の詳細や、なぜこのような症状が出てきたら買い替えを検討すべきなのか、詳しく解説していきます。
エアコン使用時に異音がする
エアコンを付けた時に「カラカラ」や「ガタガタ」と音がする場合、寿命が近づいていると判断できます。
主な原因は室外機のコンプレッサーや送風ファンの故障が考えられ、不具合が出ている箇所によっては修理費用が高くなる恐れもあります。
ただし、フィルターを長期間掃除しておらず作動不良を起こしている可能性もあるため、一度専門業者にチェックしてもらった方が良いでしょう。
室外機の吸引グリル部分が劣化によって割れてしまい音が鳴っているようなケースも考えられます。
エアコンが効かない
暖房や冷房の効きが異常なほどの悪いような場合も寿命が近づいている可能性があります。
主な原因としては冷房ガスが漏れていることが考えられます。
冷房ガスが漏れている場合や配管に霜が付いているような場合は危険ですので、使用を中止して業者に見てもらうようにしましょう。
エアコンの効きが悪くなる原因には、フィルターなどの目詰まりも考えられるため、エアコンの上側やフィルターを掃除してみると治る可能性があります。
リモコン操作ができない
リモコン操作ができない場合、リモコンか本題の電送部分が故障している可能性が考えられます。
別で同機種のエアコンがある場合には、リモコンを入れ替えるなどしてどちらが壊れているのかを調べるようにしましょう。
具体的な故障の原因を調べる必要はありますが、リモコン操作ができない場合の修理費用は9,000~35,000円となります。
エアコンから水漏れする
エアコンが水漏れする場合、ドレンホースかアルミフィンに問題がある可能性が高いと言えます。
エアコン内部で発生した水はドレンホースによって外へ排出されるのですが、詰まっていた場合はうまく排出できず、水漏れしているかもしれません。
この他ではアルミフィンに大量のカビや汚れが付着しており、うまく外に水が排出できていない可能性もあります。
まずはドレンホースの中が詰まっていないかを確認し、問題がなければ業者に内部を見てもらい、必要に応じてエアコンクリーニングを頼むようにしましょう。
ドレンホースは湿度が高く薄暗いため、虫などが棲みつきやすく、巣などが原因で詰まることがあります。
エアコンをつけるとブレーカーが落ちやすくなる
エアコンをつけるとすぐにブレーカーが落ちてしまうような場合、エアコンの電送部分のショートや漏電が考えられます。
この他ではコンプレッサーという部品の故障も考えられるため、一度業者に見てもらうようにしましょう。
ブレーカーが落ちるのは経年劣化による不具合が多いため、買い替えの時期がきたと考えても良いでしょう。
エアコンの寿命と間違えやすい症状
エアコンは定期的なお手入れが必要であり、長期間放置したままでいると故障ではなく不具合が発生することがあります。
故障したと勘違いして買い替えを検討する方もいますが、このような不具合は簡単に治せる可能性があります。
ここではエアコンの寿命と間違われやすい3つの症状について解説していきます。
フィルターの目詰まりによる機能の低下
最もエアコンの故障と勘違いされやすいのが、フィルターの掃除を行っていないことによる機能の低下です。
フィルターが詰まってしまうことにより、空気の取り込み効率が悪くなってしまい空気が冷えにくくなります。
また、フィルターとは別にエアコン内部のアルミフィンなどの汚れが原因で、エアコンの効きが悪くなることもあります。
夏や冬に関しては月に2回フィルターを掃除するようにしましょう。エアコン内部のクリーニングは年に1回が目安です。
リモコンの電池切れ
次に多いのがリモコンの電池切れです。
頻繁に交換が必要でないことから、意外に気づかない人が多い事例となります。
また、リモコンの画面に数字は表示されていても電池容量が少なくなっており、エアコンが動かないケースもあります。
リモコンの調子が悪い場合は、一度電池を入れ替えてみるようにしましょう。
冷房ガスがガス欠を起こしている
エアコンの冷房ガスとは、空気中にある熱を運ぶ働きをしており、人間にとっての血液のような働きをしています。
この冷房ガスが劣化により漏れ始めると、エアコンとしての機能が弱まってしまい最終的にはぬるい風しか出てこなくなります。
故障という可能性もあるのですが、ほとんどのメーカーで保証期間が設けられており無料でガス補充をしてもらえる可能性がありますので、まずは保証書を確認してみるようにしましょう。
保証期間が終わっており有償となる場合、ガス補充の相場は20,000円前後となります。
エアコンの寿命を延ばす方法
エアコンの寿命は13年前後ではあるものの、買い替え費用も安くはないためなるべく長持ちさせたいと誰もが考えます。
エアコンの寿命は4つのポイントを意識するだけで伸ばすことが可能です。
- 夏や冬には月に2回のフィルター掃除を行う
- 年に1回はエアコンと室外機のクリーニングを依頼する
- 適切な温度設定や機能の使い分けを行う
- 室外機の置き場所やお手入れを定期的に行う
4つのポイントについて、どのようなエアコンの使い方をすればいいのか具体的に解説していきます。
夏や冬には月に2回のフィルター掃除を行う
エアコンの寿命を延ばす上で最も大切と言えるのが普段のお手入れです。
特にフィルターは毎日使用しているとすぐに詰まってしまうため、1ヶ月に2回は掃除をするようにしましょう。
具体的な掃除方法は機種によって違いますが、どのエアコンであっても表面のカバーを上にあげれば簡単に取り外せます。
掃除の際には掃除機でホコリを吸い取った上で、ホコリが付いている面とは逆の方向から水をかけてキレイにしていきましょう。
ホコリが付いている面に水をかけるとホコリが玉になり、取り除きにくくなってしまいます。
年に1回はエアコンと室外機のクリーニングを依頼する
エアコンのフィルター掃除は自分でもできますが、更に奥にあるアルミフィンや送風ファンはキレイに掃除することができません。
そのため、年に1回はエアコンクリーニング業者に細部洗浄を依頼するようにしましょう。
最近では洗浄スプレーが販売されていますが、細部まで掃除をするのは難しく、洗剤成分が中に残ってしまう恐れもあります。
エアコンクリーニングをすればカビによる悪臭や健康被害の予防にも繋がります。
適切な温度設定や機能の使い分けを行う
エアコンには冷房や暖房の他に除湿や送風モードがあります。
暑い時には冷房を使用するのですが、湿度が高く暑いと感じるような場合には除湿機能が最適です。
また、冷房や除湿時には空気が冷やされることにより、熱交換器周りには大量の水分が発生します。
エアコン内部が水浸しのまま運転を停止すると、湿度が高くカビが発生しやすくなるため、送風モードを2時間ほどかけて内部を乾燥させるようにしましょう。
送風モードの電気代を気にする人もいますが、送風モードは室外機やアルミフィンが一切稼働しないため、扇風機と同じくらいの電気代しかかかりません。
室外機の置き場所やお手入れを定期的に行う
エアコン内部は気にしていても、室外機は何もしないという人は多くいます。
室外機は冷房や暖房には欠かせない存在であり、エアコン本体は問題がなかったとしても、室外機が壊れてしまっては使用できません。
外にあるため多少汚れてしまうのは仕方がないのですが、直射日光を避けて定期的に吸引グリルなどの掃除を行いましょう。
室外機をきれいな状態に保っていれば、電気代の節約にも繋がります。
エアコンの寿命を延ばせるおすすめのエアコンクリーニング業者
前述した通りエアコンの寿命を延ばす上で、エアコン内部をキレイに保つことは非常に大切です。
細部まで徹底洗浄する場合、専用の高圧洗浄機等が必要であることから専門業者に依頼することとなります。
ここでは、品質が高く評判の良いエアコンクリーニング おすすめ業者3社のサービス詳細や特徴を解説していきます。
おそうじ本舗|特許技術と完全分解を組み合わせた徹底洗浄
画像引用元/おそうじ本舗
エアコンクリーニング料金 | ・壁掛けタイプ:12,100円(税込) ・お掃除機能付きタイプ:20,900円(税込) ・埋め込みタイプ:27,500円(税込) |
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掃除時間 | 2~3時間 |
掃除範囲 | エアコン本体/アルミフィン/送風ファン/外装パネル/フィルター/お掃除ユニット |
女性スタッフの対応 | 〇 |
土日祝の対応 | 〇 |
早朝、夜間の対応 | 〇 ※要相談 |
損害補償・品質保証の有無 | 〇 |
依頼できる地域 | 全国 |
おそうじ本舗は数多くある専門業者の中でも特にエアコンクリーニングに力を入れている企業と言えます。
使用する機材や道具は独自開発されたものであり、洗浄技術に関しても特許技術である「ファインバブルエアコンクリーニング技術」を2021年から採用しています。
画像引用元/おそうじ本舗
泡の弾ける作用を利用してエアコンの細部まで徹底的に洗浄することができます。
おそうじ本舗は通常のクリーニングとは別に、さまざまなオプションが用意されているのも魅力です。
- 完全分解洗浄:5,500円
- 防カビチタンコーティング:3,300円
- 室外機:5,500円
- 防虫キャップ:1,100円
- エコ洗浄:1,100円
- スチーム除菌:1,100円
全て税込価格です。
防カビチタンはクリーニング後も長くエアコンのカビの発生を抑えられるため、長期的なランニングコストの節約にもなります。
長年エアコンクリーニングをしておらず、徹底的に細部洗浄を行いたいような方におすすめの業者です。
特許を取得した最新洗浄技術で細部のカビまで徹底除去!
くらしのマーケット|評判が高く安い業者がすぐに見つかる
画像引用元/くらしのマーケット
エアコンクリーニング料金 | ・壁掛けタイプ:4,500円(税込)~ ・お掃除機能付きタイプ:10,000円(税込)~ ・埋め込みタイプ:要確認 |
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掃除時間 | 1~3時間 |
掃除範囲 | エアコン本体/アルミフィン/送風ファン/外装パネル/フィルター/お掃除ユニットなど |
土日祝の対応 | 〇 ※業者による |
早朝、夜間の対応 | 〇 ※業者による |
女性スタッフの対応 | 〇 ※業者による |
損害補償・品質保証の有無 | 損害補償あり、品質保証は業者による |
依頼できる地域 | 全国 |
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最安値は4,500円!簡単に理想の業者を探せる!
ダスキン|複数台割引でお得に利用できる
画像引用元/ダスキン
エアコンクリーニング料金 | ・壁掛けタイプ:14,300円(税込) ・お掃除機能付きタイプ:25,300円(税込) ・天井埋込型エアコン:38,500円(税込) |
---|---|
掃除時間 | 1~3時間 |
掃除範囲 | カバー/送風向ドラム/熱交換器/フィルターなど |
女性スタッフの対応 | × |
土日祝の対応 | △ ※店舗による |
早朝、夜間の対応 | × |
損害補償・品質保証の有無 | 〇 |
依頼できる地域 | 全国 |
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エアコンの寿命に関するよくある質問
最後はエアコンの寿命に関するよくある質問に答えていきます。
エアコンが故障した際の修理費用や買い替えのタイミングなど、普段の生活で役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
エアコンが故障した場合の修理代は?
エアコンが故障した場合の修理代は、故障した箇所によって決まります。主な症状と修理費用は以下の通りです。
- エアコンが効かない:9,000~40,000円
- 室外機が動かない:9,000~130,000円
- リモコン操作ができない:9,000~40,000円
- エアコン本体の水漏れ:8,000~130,000円
故障していない可能性もあるため、まずは専門業者に見てもらうようにしましょう。
エアコンの修理と買い替えはどちらがお得?
エアコン修理と買い替えはエアコンの故障内容やエアコンの使用年数によって変わります。
使い始めてから10年以上経っているようなエアコンは、修理してもすぐに不具合が出てくる可能性あり、最新機種と比べて省エネ効果も低いため、買い替えの方がお得と言えます。
一方で購入して5年以内など保証があり、比較的新しい機種の場合は修理した方が安いと言えるでしょう。
ただし、故障の内容によっても変わるため、まずは業者に見てもらうようにしましょう。
エアコンの最適な買い替え時期は?
エアコンの最適な買い替え時期は10~13年ほどと言えます。
ただし、エアコンの調子が悪くなくまだまだ使えそうであれば、壊れるまで買い替える必要はありません。
今回紹介したような寿命が近いサインが見受けられるような場合には、事前に準備しておくようにしましょう。
エアコンが壊れたらどうすればいい?
エアコンが壊れた場合、保証書に記載されている購入先に相談してみることから始めましょう。
購入時期によっては、保証期間内で無償で直してもらえる可能性があります。
故障かどうか分からない場合は、メーカーの公式HPを確認するか、問い合わせて症状を伝えた上でアドバイスをもらいます。
壊れてしまったため処分する場合は「取り外しの専門業者・不用品回収業者・家電量販店」で取り外しサービスを行っています。
エアコン取り外しの費用相場は5,000~6,000円(税込)となります。
エアコンの買い替え費用は?助成金や補助金はある?
エアコンの買い替え費用には本体費用や取り外し・取り付け工事費用などがあります。
対応畳数にもよりますが4~30万円ほどが相場となります。
6畳用のエアコンであれば4~8万円で、20畳前後の部屋に適したエアコンの場合は10~25万円はかかると思っておいた方が良いでしょう。
エアコンの助成金に関しては国による助成金と地方自治体による助成金があります。
国の助成金は事業者を対象としているため個人での利用はできませんが、地方自治体では個人に向けた助成金制度を設けている地域があります。
助成金制度は地域によって異なりますので、まずは住んでいる地域の市役所に確認してみましょう。
賃貸マンションのエアコンが壊れたらどうすればいい?
賃貸マンションの備え付けエアコンが壊れた場合、まずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。
管理会社は入居者が快適に過ごせるように整備する義務があるため、基本的に修理費用を支払う必要はありません。
ただし、明らかに故障の原因がこちら側にある場合は、弁償しなければならない可能性もあります。
エアコンは壊れるまで使うべき?
エアコンは壊れるまで使用しても問題ありませんが、20年や30年経ったエアコンは性能が古く電気代が高いため、買い替えた方が良いと言えるでしょう。
故障で直せる場合も、10年以上経っているようなエアコンはすぐに別の不具合が出てくる可能性が高いため、買い替えた方が安くつくこともあります。
買い替えるべきか判断できない場合は、業者に見てもらった際に相談してみると良いでしょう。
まとめ
今回はエアコンの寿命について解説してきました。
エアコンの耐用年数は10年と設定されているメーカーがほとんどですが、平均使用年数はそれを超える13.2年となっています。
中には20年を超えて使用し続けている方もいるため、10年を超えたからと言って必ず買い替える必要はありません。
ただし、水漏れや異音といった不具合が発生している場合は、寿命が近づいている可能性が高いので買い替えの準備をしておくようにしましょう。
業者のエアコンクリーニングを1年に1回依頼するなど、定期的なお手入れをしていれば寿命を延ばすことも可能です。
最長でどれくらい使えるかも紹介していきますので、買い替えタイミングの参考にしてみてください。