現在の洗濯機は洗濯から脱水、さらに乾燥まで全自動で行ってくれますので、スイッチを入れたら仕上がるまで待つだけです。
しかし、終わったと思ったら「脱水の段階で止まってしまい、洗濯物がびしょびしょのまま」という経験がある方もいると思います。
また、「脱水は一応できるけど以前より性能が落ちている」という場合もあるでしょう。
このようなトラブルは家事の効率を下げ、場合によっては買い替えとなり大きな出費となってしまいます。
ここでは洗濯機の脱水に関するトラブルについての原因や対処法を詳しく解説しいていきます。
原因がわかれば日々のメンテナンス方法も理解できると思いますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
洗濯機が脱水できない時に起こす症状例
脱水ができない場合、他にも何らかの症状が出ていることがあります。
この症状により、脱水ができない原因も変わってきます。
ここでは脱水ができない時に起こる
- エラーコードが表示される
- 何度もすすぎに戻る
- ガタガタやブーンと音が鳴る
- 洗濯機が回転しない・回転が弱くなった
- 水がたまったまま止まる
という症状について解説します。
エラーコードが表示される
洗濯機には機器の故障やトラブルにより正常に作動できなかった際には、パネルにエラーコードが表示されるようになっています。
エラーコードはアルファベットや数字で表され、製造メーカーにより異なりますので、エラーコードが表示されたら製品説明書などで確認しましょう。
フタの閉め忘れなどの簡単なミスから、排水、給水、脱水、乾燥などそれぞれ不具合のあった場所ごとにコードがあり、問題のある場所を特定することができます。
何度もすすぎに戻る
脱水が行われた後にまたすすぎ行程に戻ってしまい、いつまで経っても脱水が終わらないという現象です。
これは洗濯機が「このまま脱水を行うことができない」と判断しているためです。
原因は洗濯物の片寄りや洗濯物の量、排水トラブルなどが考えられます。
ガタガタやブーンと音が鳴る
脱水時に洗濯機が大きく振動し「ガタガタ」と音がなったり、「ブーン」というモーター音が大きくなる症状もあります。
「ガタガタ」と振動する場合は排水のトラブルにより回転のバランスが崩れていることが考えられます。
また、「ブーン」というモーター音も排水や給水に関するトラブルの可能性が高いです。
洗濯機が回転しない・回転が弱くなった
脱水メニューになっているのに回転しない、または回転が弱くしっかり脱水ができない症状です。
脱水は洗濯槽を高速回転させ、洗濯物の水分を遠心力で飛ばしています。
こちらは排水の不具合や、洗濯機の安全装置が働いていることが考えられます。
水がたまったまま止まる
すすぎ後に洗濯機の水が抜けず脱水にならない症状です。
こちらも排水ができず、次の行程に入ることができず止まってしまっていると考えられます。
洗濯機で脱水ができない、回らない時の原因
脱水ができないトラブルには様々な原因が考えられますが、その時の症状や洗濯機の状態で判断できる場合もあります。
ここでは洗濯機の脱水できないトラブルの際に考えられる原因について解説します。
- 洗濯物が洗濯機の中で衣類が偏る
- 洗濯物の量が多い
- 洗濯機が傾いてる
- 洗濯槽が汚れている
- 排水ホースや排水口が詰まっている
- ベルトが劣化している
- 洗濯機本体が故障している
ではそれぞれみていきましょう。
洗濯物が洗濯機の中で衣類が偏る
脱水に関するトラブルとして多い原因が「洗濯物の量が適切でない」というパターン。
洗濯槽の容量に対して洗濯物の量が少なすぎると、洗濯物が偏り洗濯槽がうまく回転せず脱水ができません。
脱水時に洗濯機から「ガタンガタン」と大きな音がしている場合は要注意です。
特に「水を吸収しやすいクッション素材」「マット類」「バスタオルなどの大きめのタオル」は洗濯槽の中で偏りやすく、故障を防ぐために自動で停止する場合もあります。
洗濯物の量が多い
逆に洗濯物が多すぎると、洗濯槽が重たくなり洗濯槽の回転に負荷がかかり回転不足となります。
脱水は洗濯槽の回転による遠心力で水分を取りますので、回転が十分でないと効率良く脱水ができません。
洗濯物は入れる時は乾いているので「このくらいなら大丈夫」と判断していても水を含むととても重たくなるので注意が必要です。
洗濯機には機種ごとに適正量が設定されていますので、使用前に確認しておきましょう。
洗濯機が傾いてる
洗濯機を設置したときには水平でも使用を続けるうちに振動で傾いてしまうことがあります。
傾いていると脱水時に洗濯槽が正常に回転しないため停止してしまう場合があるのです。
傾きは洗濯機を手で軽く押してみてグラつきがあるかどうかで判断できます。
また、家の床自体が傾いている場合もありますので、できるなら床の水平も確認しておきましょう。
洗濯機には「水準器」がついており、水準器中の気泡の位置で水平かどうか確認することができますので参考にしてみましょう。
洗濯槽が汚れている
洗濯槽が汚れていると、回転により衣類から出た水分が洗濯槽の外に排水されず衣類に再吸収されてしまいます。
洗濯槽の汚れは裏側に多く付着しますので、表側を確認するだけでは判断できません。
洗濯槽の裏側が汚れている場合、洗濯物に黒いカスのようなものが付着することが多くなります。
これは黒カビが洗濯槽内に発生し、それが剥がれ落ちている現象ですので特に注意しましょう。
洗濯槽の裏側の汚れは専門の業者に分解清掃を依頼する必要があります。
排水ホースや排水口が詰まっている
洗濯槽から出る水を外に排水する「排水ホース」や洗濯機から排水する「排水口」にホコリやゴミが溜まり、詰まっている可能性があります。
これにより洗濯槽の水が洗濯槽に留まってしまうと脱水ができていない状態となってしまいます。
洗濯機は衣類からの糸くずなどのゴミが出やすく、ホースなどの内部に溜まりやすいので、定期的な清掃が必要です。
ベルトが劣化している
洗濯槽を回転させるため、洗濯機には「Vベルト」と呼ばれる部品が使われています。
このベルトには大きな負荷がかかるため、使用に応じて劣化してしまうのです。
ベルトの劣化や緩みが発生すると洗濯槽がうまく回転せず脱水ができない状態になります。
Vベルトが劣化すると回転中に「キーキー」といった音が発生しますので、「何か異音がする」と思ったらこの原因を疑ってください。
洗濯機本体が故障している
洗濯機の寿命は7〜8年ほどと言われています。
これ以上経過した洗濯機は内部の部品の破損や劣化により故障している可能性もあります。
新しい洗濯機は節電・節水効果が高く、ランニングコストを抑えることも可能ですので、古い洗濯機を使用していて脱水ができなくなったら買い替えを検討しても良いでしょう。
洗濯機で脱水できない・終わらないときの対処法や対策
では前章の原因を踏まえて脱水ができない場合の対処方法について解説します。
原因により対策方法は変わってきますが、原因がわからない場合は一つづつ順番に対処してみましょう。
- 洗濯物の片寄りをなくす
- 洗濯物は適正量を入れる
- 洗濯槽をこまめに掃除する
- 排水ホースや排水口を掃除する、排水ホースを交換する
- ベルトの交換をする
- 洗濯機をリセット(初期化)する
以上の内容を詳しくみていきましょう
洗濯物の片寄りをなくす
洗濯物が少なすぎたり、水分を吸収しやすい厚手の衣類やタオルが多かったりすると洗濯物の片寄りが起こります。
洗濯物が洗濯槽内で片寄ってしまうと洗濯槽の回転に負荷がかかり、適切に動作しません。
このような場合はすすぎの終わった時点で一度洗濯機を停止して、洗濯槽内で固まった洗濯物をほぐしておきましょう。
また、タオルやクッション、マットなどの吸水性の高い洗濯物はなるべく分けて洗うようにしてください。
洗濯物は適正量を入れる
洗濯機には洗濯を行う時に適正に動作する量があります。
洗濯物が多すぎたり、少なすぎたりすると洗濯機が正常に可動せず、脱水時のトラブルにつながります。
適正量は洗濯機の大きさや製品によって変わりますので、使用前に確認しておきましょう。
目安としては洗濯槽の6〜7割くらいとなります。
もし、洗濯後に洗濯物の量が「多いな」と感じたら少し取り出し、脱水を2回に分けて行うことをおすすめします。
また、洗濯機によっては洗濯と乾燥で適正量が違う場合もありますので乾燥機能まで使う場合はさらに注意が必要です。
洗濯と乾燥での洗濯物の適正量は説明書などで確認しておきましょう。
洗濯槽をこまめに掃除する
洗濯槽は綺麗に見えても裏側にゴミが溜まっていたり、カビが発生したりしています。
洗濯機のカビやゴミが原因で排水ができず、脱水ができなかったり、脱水したのに洗濯物がびしょびしょということが起こります。
洗濯槽は市販の「洗濯槽クリーナー」などで定期的に掃除しましょう。
洗濯槽クリーナーには塩素系や酸素系など種類があり、それぞれ使用できない機種もありますので注意してください。
排水ホースや排水口を掃除する、排水ホースを交換する
排水口や排水ホースもゴミが溜まりやすい箇所となりますので、定期的に掃除が必要です。
排水口はホースやパーツを外し、「パイプ用クリーナー」を流し込み、時間が経ったら水でしっかり流します。
また、取り外したパーツはブラシを使って綺麗にしておきましょう。
排水ホースも口をラップなどで塞いで中にパイプ用クリーナーや塩素系洗剤を注ぎ、時間経過後に洗い流します。
排水ホースは劣化し、破損している場合もありますので、不具合があるようなら交換しても良いでしょう。
ホースの交換はメーカーで純正品の購入をおすすめしますが、純正品が手に入らないようならホームセンターで差し込み口の径が同じホースが購入できます。
ベルトの交換をする
Vベルトが劣化、破損している場合は交換する必要があります。
ベルトの交換方法は
- モーターを固定しているボルトを緩める
- 洗濯プーリー(ベルトを回す円盤状の部品)を外す
- プーリーとベルトの間にドライバーなどを差し込みベルトを外す
- 新しいベルトを取り付ける
- 逆の手順で元に戻す
作業自体はそれほど難しくありませんが、ベルトは洗濯機下部にあることが多く、洗濯機を寝かしたり表カバーを取り外したりしないといけませんので、機器に詳しくない方は業者に依頼した方が良いでしょう。
作業する場合は必ずコンセントを抜いて機器が動かないようにし、巻き込みに注意して行いましょう。
洗濯機をリセット(初期化)する
何らかの理由でエラーが発生した場合、安全装置が作動し、洗濯機が動作しなくなる場合があります。
この場合は洗濯機をリセット(初期化)する必要があります。
リセット方法はメーカーや製品によって異なりますので、説明書やメーカーの製品サイトで確認してください。
それでも脱水できない場合は
ここまでの対処方法でも改善せず、脱水ができないこともあるでしょう。
しかし、洗濯物は待ってくれないので、何かしらの対応が必要になります。
前章の対処法以外での対応策もご紹介しておきます。
- そのまま干す
- コインランドリーで乾燥する
- メーカーに相談する
以上3つについてそれぞれみていきましょう。
そのまま干す
脱水せずにそのまま干すと水の重みでシワが伸び、綺麗に乾くメリットもあります。
また、脱水で服を絞る行程がないので生地へのダメージも軽減できます。
ただし、乾くまでに時間がかかることや、室内干しの場合床に水が垂れて濡れてしまうので注意しましょう。
軽くタオルで水分を吸い取ってから干したり、床にマットを敷くなどの対策が必要です。
コインランドリーで乾燥する
コインランドリーでは脱水のみを利用することはできませんが、乾燥のみで行うことは可能です。
コインランドリーを利用する場合はもう一度洗濯から行うか、軽く水分を抜いてから乾燥のみ行うかの2択となります。
乾燥機の熱風は衣類の生地に負担がかかり、傷める恐れがありますので注意が必要です。
特に、ウール、絹、レーヨンなどの素材のものや、エンボス加工、撥水・防水加工などの特殊加工の施されているものは形が崩れたり、加工が取れたりしますので気をつけましょう。
メーカーに相談する
自分で対処できないトラブルの場合は、購入店や製造メーカーに相談するのが一番です。
各製造メーカーでは、故障やトラブル対応の相談窓口が設置されていますので、問い合わせてみましょう。
ただし、修理には時間と費用がかかりますので古い洗濯機の場合は買い替えの検討も必要となるでしょう。
東芝(TOSHIBA)洗濯機の修理相談窓口
東芝ではネットから修理受付が可能です。
あらかじめ製品型名、製造番号、購入時期、表示されるエラーコードなどを確認しておきましょう。
洗濯機の補修用性能部品の保有期間は6年となっています。
パナソニック(Panasonic)洗濯機の修理相談窓口
パナソニックでは、電話・メールでの問い合わせの他、AIによる自動応答(LINEで家電相談)が可能です。
また、製品購入時に「CLUB Panasonic」のマイ家電リストに登録すると、会員専用の問い合わせ窓口から商品選択することなく直接問い合わせができます。
シャープ(SHARP)洗濯機の修理相談窓口
シャープではネット、電話での問い合わせが可能です。
また、問い合わせサイトからAIチャットで質問も可能なので、活用しましょう。
日立(HITACHI)洗濯機の修理相談窓口
日立もネットから修理の問い合わせ・申し込みができ、サイトで故障診断も可能ですので、エラーコードが表示されるようならこちらも利用してみましょう。
洗濯機は出張修理となりますので、診断で料金の目安を確認しておきましょう。
ハイセンス(hisense)洗濯機の修理相談窓口
海外メーカーのハイセンスもネットからサポートページで問い合わせが可能です。
メールでの問い合わせや、修理の申し込みも簡単にできますので「故障が濃厚」の場合は問い合わせてみましょう。
洗濯機のお掃除ならプロにお任せ
脱水ができないなどの洗濯機のトラブルの原因の多くはメンテナンス不足からです。
洗濯機はホコリやカビで汚れやすいので、洗濯槽や排水口などは定期的に掃除しましょう。
また、自分でできない部分の掃除は業者に依頼することも可能です。
ここでは洗濯機掃除を行なっているおすすめの洗濯機クリーニング 業者をご紹介します。
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画像引用元/おそうじ本舗公式サイト
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洗濯機分解クリーニング8kg以上(乾燥機能付き) | 4~5時間 | 26,400円 |
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洗濯機の脱水についてのよくある質問
最後に洗濯機の脱水機能に関してのネットによくある質問をご紹介します。
- 洗濯機の脱水だけ使いたいときのやり方や時間を設定したいときは?
- 洗濯機の排水だけしたい場合は?
- 脱水中に水が出る場合はどうしたらいい?
- 洗濯物の偏り防止アイテムはある?
- 洗濯機なしで手洗い洗濯する場合の脱水方法は?
- 縦型洗濯機で毛布が脱水できない場合は?
同じような疑問を持っているという方はぜひ参考にしてみてください。
洗濯機の脱水だけ使いたいときのやり方や時間を設定したいときは?
洗濯機で「脱水だけ行いたい」という場合は、以下のような手順で可能です。
- 脱水したい洗濯物を洗濯槽に入れてフタをする
- 洗濯機の電源を入れて「脱水ボタン」を押す(機種によって「洗い」「すすぎ」の設定を「なし」にします)
- 脱水したい時間を設定し、「スタートボタン」を押す
機種によって操作方法が違う場合もありますが、ほとんどの機種はこの操作で希望する時間設定で脱水のみ行うことができます。
「一度脱水したが、水分が残っている」という場合や、「洗濯物の量が多すぎたので脱水を2回に分けて行いたい」という場合に利用できます。
洗濯機の排水だけしたい場合は?
洗濯機の排水口や排水ホースが詰まっていて排水ができない場合は、排水ホースを外し、ホース内や排水口を掃除しゴミを除去しましょう。
また、洗濯機の操作で排水だけしたい場合は、蛇口を閉め脱水モードや洗濯槽洗浄コースを選択してスタートすると排水まで行なってくれます。
脱水中に水が出る場合はどうしたらいい?
洗濯物の片寄りなどで脱水が適切に動作しない場合、洗濯物の片寄りを直すために給水が行われることがあります。
そのまま運転を続ければ自然と行程が進みますが、時間がない場合などはすすぎ後や脱水中に一度運転を停止し、洗濯物をほぐしてから再度スタートすると良いでしょう。
洗濯物の偏り防止アイテムはある?
洗濯物の偏り防止アイテムとしては「洗濯ボール」がおすすめです。
画像引用元/ダイソーネットストア
プラスチックやスポンジ素材でできたボール状のアイテムで、洗濯物と一緒に入れて洗濯すると洗濯物の偏りを防いでくれます。
100円ショップなどでも購入できますので、「偏りが原因で脱水まで進まない」という場合はぜひ使ってみてください。
洗濯機なしで手洗い洗濯する場合の脱水方法は?
洗濯機が使えないデリケートな素材の衣類は手洗いとなりますが、このようなものの脱水方法はタオルの使用をおすすめします。
- 衣類を乾いたバスタオルの上にシワができないように置きます。
- その上からさらにバスタオルを被せます。
- タオルの上から軽く叩くようにして水分をタオルで吸い上げます。
デリケートな素材の衣類は絞ってしまうと摩擦で生地にダメージを与えてしまうので注意しましょう。
縦型洗濯機で毛布が脱水できない場合は?
毛布は大きいうえに水分を吸収しやすいので、脱水時に洗濯槽内で偏り、脱水ができなくなる場合があります。
このような場合は、「毛布専用の洗濯ネットに入れて洗濯する」と偏りを防いでくれます。
また、洗濯時に毛布を底に入れて軽い衣類を上にすると脱水時に遠心力がかかりにくいので適切に脱水を行うことができるでしょう。
洗濯機の脱水トラブルは普段の洗濯のやり方や洗濯機を見直そう
洗濯機は衣類から出るゴミや、湿気によるカビなどで汚れやすい家電です。
長く、適切に使用するには定期的な清掃が必要になります。
糸くずフィルターや排水口などのゴミが溜まりやすい場所は最低でも1週間に1回、また、1ヶ月に1回は洗濯槽の掃除を行いましょう。
自分で分解清掃ができない方は1年に1回はハウスクリーニング業者に掃除を依頼することをおすすめします。
しっかりメンテナンスを行うことで洗濯機の脱水時のトラブルを避けることができるでしょう。
脱水ができない原因がどこにあるかを判断することができる場合もあります。