4月頃から日本全国で多発するシロアリ被害は、どのような建物でも注意が必要です。
木材を食べるイメージが強いシロアリですが、目の前にあるものを噛み砕く習性があり、コンクリート造の家屋やマンションも標的となり得ます。
しかし、頻繁に被害に遭うものではなく生態や駆除方法について詳しくないため、シロアリを発見した場合の対処法が分からないという人が多くいます。
専門業者に依頼するのが最善の方法とはなるのですが「費用相場も分からないし、どこの業者に依頼するべきか分からない」と悩む人も少なくありません。
とはいえ、そのままにしておくと被害が進み駆除費用はもちろん、建物の修繕も必要となってしまいます。
そこで今回は、シロアリ駆除の費用相場などについて、詳しく解説していきます。
口コミや評判の高いシロアリ駆除業者も紹介しますので、まずは無料調査の依頼から始めてみましょう。
- シロアリの駆除方法ごとの費用相場
- シロアリの予防費用相場
- シロアリ駆除費用で追加費用が発生してしまうケース
- シロアリ駆除を専門業者に依頼するメリット
- おすすめの優良シロアリ駆除 業者
- シロアリ駆除費用を安くする方法
シロアリ駆除費用は施工方法によって異なる
日本国内では現在22種類のシロアリが確認されており、その中で家屋に甚大な被害を及ぼすシロアリは4種類います。
巣の作り方など習性が異なるため、シロアリの種類や被害状況によって施工方法を変える必要があります。
シロアリの駆除方法として現在主流と言えるのが「バリア工法」と「ベイト工法」です。
ここでは各駆除方法について、作業内容や効果の特徴について解説していきます。
バリア工法
バリア工法とは、シロアリが潜む木部や土壌部に薬物を散布したり、穴を開けて注入したりする駆除方法です。
シロアリがいなくても、薬剤を散布して染み込ませることで家屋に浸入させないようにする予防策としても有効です。
バリア工法は、シロアリ自体や巣に薬剤がすぐに行きわたりやすく、駆除の即効性が特徴と言えるでしょう。
一方で、薬剤を全体に散布するため、人によっては臭いを感じてしまうケースがあります。
ベイト工法
ベイト工法とは、毒餌を入れ込んだ専用容器を土の中に埋設した上で、シロアリに食べさせて巣に持ち帰らせて全体を駆除する方法です。
建物周りなどに、1m間隔で容器を埋め込んでいくのが一般的な作業内容となります。
シロアリが毒餌を食べて持ち帰るまでに時間がかかるため、基本的に駆除には2~3ヵ月の期間を必要とします。
一方で薬物を大量に散布しないため、安全性をより重視したい人におすすめの工法と言えるでしょう。
イエシロアリは、被害部に住み着くのではなく土壌内で複数の巣を作るため、ベイト工法が最適だと言われています。
シロアリ駆除費用相場について
シロアリ駆除費用は被害状況や範囲によって異なりますが、駆除業者ごとに参考価格を公表しています。
ここでは、各業者のシロアリ駆除費用や予防費用について解説していきます。
まずは、今回リサーチしたシロアリ駆除業者の費用についてご覧ください。
横にスクロールします
駆除業者 | 各業者のシロアリの駆除費用 | 各業者のシロアリの予防費用 |
---|---|---|
ダスキン | ・バリア工法:2,475円/㎡~ ・ベイト工法:4,092円/外周1m~ |
・バリア工法:2,475円/㎡~ ・ベイト工法:4,092円/外周1m~ |
スマサポ | 1,100円/㎡~(注入工法5,000円/箇所) ※担当業者による |
1,100円/㎡~ ※担当業者による |
シロアリ110番 | 1,320円/㎡ | 1,320円/㎡ |
くらしのマーケット | 645円/㎡~ ※担当業者による |
645円/㎡~ ※担当業者による |
ホームレスキュー | 要見積もり | 要見積もり |
シロアリ駆除のキャッツ | 880円/㎡~ | 880円/㎡~ |
サニックス | 3,080円/㎡~ | 2,530円/㎡~ |
ヤマトシロアリ研究所 | 1,996円/㎡~ | 1,663円/㎡~ |
全シロアリ駆除業者の平均費用 | 2,107円/㎡~ | 1,887円/㎡~ |
※全て税込価格で、全業者平均は外注依頼型の業者価格を含まずに算出しています。
各業者にリサーチを行ったところ、シロアリ駆除費用と予防費用はほとんど同じであることが分かりました。
その理由としては、シロアリ駆除と予防で作業内容に大きな違いがないからです。
シロアリ被害があった場合の方が作業範囲や作業量が増えるため、予防よりも多少値段を上げている駆除業者もあります。
ちなみに、業者の中には駆除や予防と呼ばず「シロアリ防除作業」と表現しているケースもあります。
防除作業も文字通り、シロアリを防いだり駆除したりするための作業を指しているため、基本的に作業内容は変わりません。
バリア工法のシロアリ駆除費用相場
次にシロアリの駆除方法ごとの費用相場での紹介となります。
各シロアリ駆除業者に問い合わせしたところ、ほとんどの業者ではベイト工法とバリア工法を組み合わせるなどして臨機応変に対応しているため、明確な料金設定はないとのことでした。
先ほど紹介した業者の中でバリア工法とベイト工法で明確に値段分けされているのは「ダスキンのみ」となります。
ただし、国内で発生しているシロアリ被害の約9割は「ヤマトシロアリ」の被害であり、被害箇所に住み着く習性があります。
ヤマトシロアリに効果的な駆除方法やバリア工法であるため、各業者が表示している参考価格はバリア工法の価格と思って間違いないと言えるでしょう。
そのため、料金相場表に記載した通り、バリア工法の駆除費用平均は1㎡あたり2,107円(税込)となり、一軒家の駆除費用目安は以下の通りです。
- 20坪(66㎡)の場合:139,062円
- 30坪(99㎡)の場合:208,593円
- 40坪(132㎡)の場合:278,124円
ベイト工法のシロアリ駆除費用相場
ベイト工法は、依頼時に発生する費用と埋設した専門容器の管理費が別でかかるため、バリア工法よりも割高になります。
今回、ベイト工法の参考価格を公表している駆除業者をリサーチした結果、以下の通りでした。
ダスキン | 4,092円/m 年間管理費は1,584円/m |
---|---|
株式会社雨宮 | 8,800円/m ※管理費も含めて5年間 更新は5,610円/m |
株式会社三和技研 | 6,050円/m ※管理費も含めて5年分 |
株式会社スピ | 5,800円/m ※管理費も含めて1年分 2年目以降は年間24,000円 |
株式会社ノービル | 4,400円/m 年間管理費は770円/m/ |
年間管理費を含めたベイト工法の相場は、外周1メートルあたり4,200~9,000円となります。
一軒家の場合のシロアリ駆除費用目安は以下の通りです。
- 20坪(約33m)の場合:138,600円~297,000円
- 30坪(約40m)の場合:168,000円~360,000円
- 40坪(約46m)の場合:193,200~414,000円
ベイト工法は地面に穴を開けて容器を埋設するため、コンクリートの場合は別途工事費用が必要です。
シロアリ予防の費用相場
シロアリ予防は前述した通り、駆除費用よりも少し安くなる程度であり、1,887円/㎡~が参考価格平均となります。
一軒家でシロアリ予防をした場合の費用目安は以下の通りです。
- 20坪(66㎡)の場合:124,542円
- 30坪(99㎡)の場合:186,813円
- 40坪(132㎡)の場合:249,084円
業者によっては、依頼の規模や建物の形状によって上記参考価格より前後する可能性があります。
詳しくは無料調査を依頼して、見積もりを出してもらいましょう。
シロアリ駆除費用に追加費用が発生する5つのケース
シロアリ駆除費用は、事前に行う無料調査で被害状況や範囲を考慮して料金が決定します。
被害内容次第では、先ほど紹介した参考価格を大きく上回る可能性があるため注意が必要です。
どのようなケースで参考価格よりも駆除費用が高額になるのか、5つのパターンについて解説していきます。
シロアリの駆除が難しいケース
シロアリ被害が最も多いのは床下であり、放置することで柱や畳にまで被害が及びます。
被害が広範囲に及ぶほど、生活スペースに配慮した作業が求められ、完全駆除が難しくなります。
被害範囲が広かったり、屋根裏などに被害があったりする場合は費用が高くなりがちです。
シロアリ被害は放置するほど被害額が跳ね上がります。「依頼したことがないから」と躊躇せずにまずは無料調査をお願いしましょう。
建物の構造上点検や駆除が難しいケース
床下で作業する場合、スペースが必須であるため、隙間がなく作業が難しい場合は新設工事が必要なケースもあります。
また、昔ながらの家では、お風呂やトイレの下はコンクリートで固められていることが多く、薬剤散布が簡単にできません。
このような場合は、壁や床に穴を開けて専用機材で薬剤を加圧注入する必要があります。
専用機材を多く使用しなければいけないような建物の構造であった場合は、費用が高くなる可能性があります。
被害が酷く、大工工事や木材交換が必要なケース
被害が深刻であり建物の強度に関わる場合は、駆除費用とは別に耐震工事や修繕工事が必要となります。
このような場合、シロアリ駆除と合わせて費用が50~100万円となることも珍しくありません。
このような状況になってしまわないためにも、なるべく早めの対策が必要と言えるでしょう。
床下の湿気対策が別で必要なケース
シロアリが繁殖しやすい条件に湿気の高さがあります。
最近の床下はコンクリート造りが多く、基本的に湿気対策は必要ありません。
しかし、中には土壌が露出している床下があり、家の位置や条件によっては湿気が非常に高いケースがあります。
床下の湿気が高い家では、以下のような事例が発生しやすくなります。
- 畳にダニが発生しやすい
- 畳がジメジメする
- 押し入れなどにカビが発生している
- 床下をにおうとカビの臭いがする
このような家では、シロアリの再発防止もかねて床下の湿気対策が必要と言えるでしょう。
具体的な対策方法には「床下換気扇」や「床下調湿剤」「テクノガード工法」があります。
費用としてシロアリ駆除費用とは別に15~50万円必要となるため、トータル費用が高額になる恐れがあります。
床下の湿気対策を迫る悪徳業者の被害は過去に何件も発生しています。1つの業者に指摘されたからと言ってすぐにお願いするのではなく、複数社に相談してから検討しましょう。
作業車の駐車費用や時間外料金
シロアリ駆除作業は半日~2日ほどかかるのですが、駆除業者によっては作業者の駐車費用がかかったり、時間外料金が必要であったりします。
自宅に作業車を駐車しておくスペースがなく、有料駐車場を借りる必要がある場合は、無料調査時に確認するようにしましょう。
時間外料金に関しては基本的にかからないのですが、依頼側の都合でどうしても朝早くから作業をしてほしいといった指定をした場合には、別で費用を請求される可能性があります。
近隣の迷惑も考慮して、深夜や早朝の作業となることはほとんどないのですが、要望がある場合には事前に質問しておくようにしましょう。
ちなみに、参考価格よりも高額になること自体はよくありますが、最終の見積もりを確認した上で契約したのにも関わらず後で追加費用を請求されるケースがあります。
このようなケースは違法であることがほとんどなので、以下のような方法を取るようにしましょう。
- 消費者センターに相談する
- 警察に被害届を出す
契約した後で、作業をまだしていない段階で追加費用を請求された場合には「クーリングオフ制度」の利用も可能です。
駆除した後であれば、上記2つの方法を取って簡単にお金を払わないようにしましょう。
シロアリ駆除を業者に依頼するメリットについて
シロアリ駆除に関する商品はホームセンターなどで市販されており、自分でも一定の対応はできます。
既に被害が広がっている場合は専門業者に任せるべきですが「高いお金を払ってまで駆除業者に依頼する必要はないのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。
ここでは、シロアリ駆除を業者に依頼するとどのようなメリットがあるのか、3つ紹介していきます。
効率よく最短で駆除できる
シロアリ被害は放置するほど、被害が広がるため、最適な方法で迅速に対応する必要があります。
自分でシロアリ駆除をする場合、専門的な機材や薬剤がなく調査もできないため、駆除に時間がかかったり失敗したりする可能性が高いと言えるでしょう。
専門業者であればノウハウのあるプロスタッフが、徹底調査を行った上で、最適な駆除作業をしてくれるので安心です。
また、万が一シロアリが再発生してしまった場合でも、保証期間内であれば無償でやり直してもらうことが可能です。
駆除業者によっては、再発で発生した家屋の損害を補償している業者もあります。
自分で駆除スプレーなどを中途半端に使用すると、シロアリが更に奥に逃げてしまい被害が広がる可能性も十分あります。
発生場所や原因の追究や予防法を知れる
シロアリは一度駆除すれば一生被害を受けないわけではなく、その土地に合わせた対策がいずれ必要となります。
専門業者に依頼すればシロアリ駆除はもちろん、どこから侵入してきたのか、住み着いたシロアリの種類や生態まで詳しく教えてもらえます。
予防方法についても質問できるので、駆除して時間が経っても最適な対策が取れるでしょう。
駆除業者によっては、保証が切れた後の再施工を割安で受けることも可能ですよ!
薬剤による肌荒れやケガのリスクがない
シロアリ駆除は屋根裏や床下など、普段入らない場所で繁殖するため、簡単に駆除できません。
床下に入る際にも、床下収納を動かして侵入する必要があり、とても狭い空間で薬剤を散布するのは危険です。
健康被害が発生したり、作業の途中でケガしたりするリスクもあります。
床下構造に関してやシロアリ駆除に関する知識がない限り、無理して駆除しようとするのは辞めましょう。
おすすめのシロアリ駆除業者の費用や特徴を紹介
ここまでシロアリ駆除費用や専門業者に依頼するメリットを紹介しましたが「業者が多すぎでどこに頼めばいいのか分からない」という方もいるでしょう。
シロアリの駆除方法や相場など、知らないことばかりなので不安にもなります。
そこで今回は、シロアリ駆除技術が高くアフター保障もしっかりしているおすすめのシロアリ駆除業者を3社紹介します。
各業者でサービス内容や特徴が異なりますので、一つの業者に依頼するのではなく複数の無料見積もりを取るようにしましょう。
ダスキン|大手企業ならでは手厚い保証と高い駆除品質
画像引用元/ダスキン
駆除方法 | ベイト工法・バリア工法など |
---|---|
駆除料金 | ・バリア工法:2,475円/㎡~ ・ベイト工法:4,092円/外周1m~ |
現地調査・見積もり | 無料 |
シロアリに関する協会への加入 | 記載なし |
追加費用の有無 | 一切なし |
土日・祝日対応 | × |
夜間・早朝対応 | × |
保証内容 | ・施工後5年間の保証あり ・修復補償あり ・年一回の定期点検あり |
対応エリア | 全国 |
支払い方法 | 各種クレジットカード/銀行振込み/現金 |
ダスキンはハウスクリーニングや家事代行といった事業を手掛けており、害虫駆除にも力を入れています。
全国に支店があるため、非常に施工実績が多く、豊富なノウハウを活かした徹底駆除が可能です。
常に最新の駆除工法での施工を提供できるよう、作業スタッフへの研修にも力を入れており、作業責任者は3年毎に駆除ライセンスの更新を徹底しています。
ダスキンのシロアリ駆除方法はベイト工法とバリア工法を用いており、保証に関しても5年あるので安心です。
また、シロアリが再発した際には家屋が被害を受けた時の修復補償も行っています。
大手にしかできない品質保証内容であり、初めてて大手企業じゃないと不安だという方におすすめです。
- 20坪(66㎡)の場合:148,500円
- 30坪(99㎡)の場合:245,025円
- 40坪(132㎡)の場合:326,700円
- 20坪(約33m)の場合:135,036円(別途管理費用4,356円/月)
- 30坪(約40m)の場合:163,680円(別途管理費用5,280円/月)
- 40坪(約46m)の場合:188,232円(別途管理費用6,072円/月)
※全て税込価格です。
上記料金はあくまでも参考価格と広さを基に算出したものですので、詳しくは無料見積もりを依頼してみましょう。
【安心の手厚い保証付き】ダスキン基準のプロスタッフによるシロアリ駆除
すまサポ|駆除料金が安く最短での施工が可能
画像引用元/すまサポ
駆除方法 | 提携先の業者による |
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駆除料金 | 1,100円/㎡~ |
現地調査・見積もり | 提携先の業者による |
シロアリに関する協会への加入 | 提携先の業者による |
追加費用の有無 | 一切なし |
土日・祝日対応 | 〇 |
夜間・早朝対応 | 〇 |
保証内容 | 施工後5年間の保証あり |
対応エリア | 全国 |
支払い方法 | 銀行振り込みによる後払い |
すまサポはシロアリ駆除の依頼を受けて全国のシロアリ駆除業者を紹介してくれるサービスです。
無駄な広告費や人件費を抑えたことで、シロアリ駆除費用は1㎡あたり1,100円(税込)~とかなり安いと言えるでしょう。
もちろん駆除品質も高く、使用する薬剤は「日本しろあり対策協会」が認定するMC材で、臭いが少なく残効性の高いものとなっています。
品質保証に関しても5年設けています。
- 20坪(66㎡)の場合:72,600円(税込)~
- 30坪(99㎡)の場合:108,900円(税込)~
- 40坪(132㎡)の場合:145,200円(税込)~
※最低価格で計算しています。
調査や見積もりも無料ですので、まずは見積もりを取ってみましょう。
5年保証は、施工した業者が仮に廃業したとしても、近隣の別業者で対応するとのことです。
徹底した経費の削減で業界最安値級の安さを実現!
シロアリ110番|顧客満足度が高い
駆除方法 | 提携先の業者による |
---|---|
駆除料金 | 1,320円/㎡ |
現地調査・見積もり | 無料 |
シロアリに関する協会への加入 | 提携先の業者による |
追加費用の有無 | 提携先の業者による |
土日・祝日対応 | 〇 |
夜間・早朝対応 | 〇 |
保証内容 | 施工後5年間の保証あり |
対応エリア | 全国 |
支払い方法 | 提携先の業者による |
シロアリ110番も、シロアリ駆除の依頼を受けた上で、厳選した駆除業者を紹介してくれるサービスです。
どの駆除業者であっても、高品質な施工を受けられるようにサービスを徹底しており、参考価格は1㎡あたり1,320円(税込)でかなり安いと言えるでしょう。
施工後の保証は5年となっており、調査や見積もりはもちろん無料です。
- 20坪(66㎡)の場合:87,120円(税込)~
- 30坪(99㎡)の場合:130,680円(税込)~
- 40坪(132㎡)の場合:174,240円(税込)~
※最低価格で計算しています。
シロアリ110番の口コミはとても良く、2018年に行ったゼネラルリサーチでは「顧客満足度・しっかり駆除・価格満足」で第一位に輝いています。
「しろあり防除施工士」による高品質施工!
シロアリの駆除費用を安くする方法
シロアリ駆除費用について解説してきましたが、誰もが費用をなるべく抑えたいと考えるでしょう。
シロアリ駆除費用は3つの方法で安くできます。
- 自分でシロアリ駆除をする
- 複数の業者で見積もりを取る
- 確定申告する
シロアリ駆除費用を抑える3つの方法について、具体的な内容を解説していきます。
自分でシロアリ駆除をする
シロアリ被害が既に出ている場合は駆除業者への依頼がおすすめですが、予防する段階であれば自分でも十分対処できます。
シロアリは土壌から家屋に浸入することもありますが、特に多いのが羽アリが飛散してきて床下に侵入するケースです。
そのため羽アリが飛散しやすい4~10月にかけて予防しておけば、シロアリ被害を防げる可能性があります。
ホームセンターでは駆除スプレーが販売してありますので、もしもの時のために購入しておいても良いでしょう。
また、最近ではシロアリの忌避剤も販売されています。
画像引用元/株式会社アサヒペン
あくまでも住み着いたシロアリを駆除するものではなく、寄せ付けない予防対策商品です。
バルサンなどが効果的といった声もネット上では見受けられますが、商品には効果について記載がありません。
前述した通り、中途半端になると奥まで更に逃げてしまう恐れがあるので、まずは業者へ無料調査を依頼しましょう。
複数の業者で見積もりを取る
最もおすすめする駆除費用の押さえ方が「複数のシロアリ駆除業者で見積もりを取る」ことです。
どこも一緒になると考える人が多いのですが、シロアリ駆除は対応するスタッフの経験値によって料金は大きく異なります。
また、料金を抑えるのはもちろん、作業や料金の内訳に対して質問することで、スタッフの対応マナーや知識も含め総合的に判断しやすくなるでしょう。
優良業者の選定ができて、料金も抑えられるのでなるべく複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
調査と見積もり時点では、ほとんどの駆除業者で料金は発生しません。
確定申告する
シロアリ駆除に関する補助金や助成金は2023年7月時点でありません。
ただし「雑損控除」として、確定申告時に申告すれば所得控除を受けられます。
雑損控除は、予期しない盗難や災害などで資産に損失が発生した場合に受けられる所得控除で、自然災害のほか害虫などによる被害も含まれます。
控除は最大で3年間の繰り越しも可能です。
家屋に関しては2つの条件が定められているので、注意しましょう。
条件2:生活に通常必要でない資産に該当しないこと
引用元/国税庁
生活に通常必要でない資産とは、別荘や保養といった目的で保有する不動産などを言います。
詳しい控除額の計算などは、近くの税務署に問い合わせてみましょう。
シロアリ駆除に関するよくある質問
シロアリ駆除を依頼する場合、ほとんどの人が初めてなので不安や疑問点もあるでしょう。
ここではシロアリ駆除業者でよく聞かれる6つの質問について答えていきます。
- シロアリ駆除は必要ない?
- シロアリのいる家の特徴は?
- 一軒家まるごとのシロアリ駆除費用は?
- シロアリ駆除に補助金や保険の適応はある?
- 農協(JA)のシロアリ駆除費用はどれくらい?
- シロアリ駆除の費用で100万は妥当?
シロアリ駆除の必要性や生態、保険の適応について知っておけば、最適の手順で依頼できたり、優良業者を選びやすくなったりします。
どの質問も役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
シロアリ駆除は必要ない?
シロアリ被害が家屋内で確認された場合、シロアリ駆除が必要です。
どのようなケースであっても、基本的にシロアリ駆除をせずにそのままで放置するのは辞めましょう。
シロアリ被害は途中でストップすることがなく、床下から柱へと浸食がすすみ建物がスカスカになっていきます。
シロアリ被害が進行すると必然的に、建物の強度が落ちてしまうので台風や地震といった自然災害の被害を受けやすくなります。
阪神淡路大震災で倒壊した家の中には、シロアリ被害を受けているケースが多く見つかっています。
シロアリのいる家の特徴は?
普段生活していて、以下のような項目が当てはまる場合には、シロアリが入る可能性があります。
- ドアや雨戸の建てつけが良くない
- 床が沈む感じがあったりふかふかする
- 柱や壁を叩くと空洞音がする
- 庭にある杭や堀がぐらついている
- お風呂の脱衣所や浴室が変色している
シロアリが家屋の一部を浸食することで、このような現象が起こるようになります。
もちろん建物自体の劣化が原因となるケースもよくありますが、複数当てはまっていて怪しい場合には、無料調査をお願いしましょう。
一軒家まるごとのシロアリ駆除費用は?
一軒家まるごとの駆除費用は、内部の被害状況や駆除方法にもよります。
主流となっている駆除方法「バリア工法」の今回算出した平均値を基に算出した場合の費用は以下の通りです。
- 20坪(66㎡)の場合:139,062円
- 30坪(99㎡)の場合:208,593円
- 40坪(132㎡)の場合:278,124円
1㎡あたり2,107円で計算
シロアリ駆除に補助金や保険の適応はある?
シロアリ駆除の保険適応は基本的にありません。
ただし、一定の条件を満たせば火災保険でシロアリ被害が認められるケースもあります。
- 雪害よる住宅破損が原因でのシロアリ被害
- 自然災害による水漏れが原因でのシロアリ被害
- 台風による雨漏りが原因のシロアリ被害
シロアリ被害を受けた原因がこのような内容であった場合には、火災保険の適用が認められる可能性があります。
ただし、保険会社や契約内容によって異なりますし、申請が認められることはあまりないと言えるでしょう。
補助金に関しては「害虫駆除補助金」というものがありますが、2023年7月時点でシロアリは含まれていません。
農協(JA)のシロアリ駆除費用はどれくらい?
農協では提携業者によるシロアリ駆除を行っていますが、各農協によって値段がバラバラです。
あくまでも目安ではありますが、1㎡あたりの駆除料金は2,000~3,000円ほどです。
具体的な料金はお近くの農協に問い合わせてみるようにしましょう。
シロアリ駆除の費用で100万は妥当?
シロアリ駆除の費用のみで100万円は高すぎると言えるでしょう。
もちろん家屋の広さにもよりますが、ここまで解説してきた通り、シロアリ駆除費用は約10~30万円ほどです。
ただし、被害が深刻でシロアリ駆除費用とは別に家屋の補修工事を行ったり、対策として床下に専用の換気扇を取り付けるのであれば100万円になることもあり得ます。
かなり稀な金額ではありますので、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
まとめ
今回はシロアリ駆除費用について解説してきました。
シロアリ駆除費用は、シロアリの被害状況やそれに応じた駆除方法によって料金が変わります。
また、床下が作業の難しい構造であったり、建物の修繕が別で必要な場合には追加費用が必要です。
シロアリ駆除費用のみでは10~30万円が相場と言えるでしょう。
高額なので市販の商品を使用して自分でやろうと考える人もいますが、余計に被害が進むだけでなく、けがなどのリスクもありますのでおすすめしません。
予防は自分でもできますが、万が一シロアリ被害を見つけた場合は、すぐに専門業者へ無料調査を依頼するようにしましょう。
また、依頼する場合はなるべく複数社から見積もりを取って、十分比較した上で依頼先を決めるようにすることで、業者選びの失敗を防げます。
使用する薬剤は駆除業者によって異なりますが、人や環境に配慮した安全性の高いものがほとんどです。