縦型・ドラム式洗濯機の寿命は6〜10年｜壊れる前兆や長持ちさせるコツ

「洗濯機」は毎日の生活に欠かせない生活家電といえますが、洗濯機にも寿命があります。

しかし、「6年ほどで壊れてしまった」という人もいれば「10年以上使っている」「20年〜25年ほど買い替えていない」という人もいるでしょう。

では洗濯機の寿命はどのくらいなのでしょうか。

本記事では、「洗濯機の寿命が近いサイン」や「修理するべきか買い替えるべきか」「できるだけ洗濯機を長持ちさせるためのコツ」についてご紹介します。

洗濯機の修理や買い替えには大きな費用がかかるので、「できるだけ長く使いたい」と考えている人も多いでしょう。

そのためには日々のメンテナンスが大切です。

自分でできるメンテナンスで対応できない場合は専門の洗濯機クリーニング業者に依頼することも考えてみましょう。

ハウスクリーニングの大手でもある「おそうじ本舗」では洗濯機の分解清掃を依頼することができます。

「自分でそうじをしているが調子が良くならない」「洗濯後の洗濯物にゴミが付着している」といったトラブル抱えている人はおそうじ本舗の公式サイトをチェックしてみましょう。

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洗濯機の寿命は6～10年！壊れる前兆やサイン

洗濯機メーカーが公表している設計上の標準使用年数は6〜8年です。

また、消費動向調査での平均使用年数でも平均的な使用年数は10年ほどです。

洗濯機は寿命が近くなると使用トラブルや性能の低下などさまざまな症状が現れます。

ここでは寿命が近い洗濯機に起こる不具合についてご紹介します。

運転中に異音がする

使用中に「いつもと違う音がする」「うるさくなった」という場合、故障につながる可能性があります。

聞こえる音の種類によりいくつかの原因が考えられますが、そのままにしておくと洗濯機の寿命を縮めることになるでしょう。

異音	考えられる原因
キュルキュル	ベルトのすり減り
ガリガリ カタカタ カラカラ	モーターの劣化 ベルトの緩み 異物の混入
ブーン	給水バルブの異常
ドタドタ ガタガタ	ホースのたるみ 水圧異常
ゴトゴト カタカタ	洗濯物の過剰投入 設置異常
ポコポコ	乾燥フィルターの目詰まり

部品の劣化が原因の場合、早めに部品交換を行うことで製品の寿命を伸ばせることもあります。

運転中に急に止まる

洗濯機が使用中に急に止まってしまうのは、洗濯機の安全装置が運転異常を検知している可能性があります。

給排水のトラブルや洗濯物の過剰投入など、考えられる原因を確認してみましょう。

正常に動作していない状態で無理に使用を続けるとさらに不具合が悪化し、洗濯機の寿命は縮まります。

脱水がうまくできなくなる

洗濯機 脱水できない、脱水時に止まってしまったり、エラーが表示されたりする場合は排水に問題がある可能性が高いです。

原因	対策
排水ホースが外れている	排水ホースをセットし直す
排水口にゴミが溜まっている	排水口を掃除する
洗濯物が偏っている	絡んでいる洗濯物をほぐす
フタがきちんと閉まってない	フタをしっかり閉め直す

以上のような症状が見られない場合は脱水用モーターの劣化が考えられます。

乾燥がうまくできなくなる

乾燥機 乾かない、乾燥機能が正常に動作しない場合の原因で一番多いのは「乾燥フィルターの目詰まり」です。

乾燥フィルターにゴミが溜まっていると空気の流れが通りにくくなり、乾燥機能は低下します。

乾燥フィルターは定期的に掃除しておきましょう。

また、他にも「吸排気口が塞がれている」「水栓が閉じている」「洗濯機周辺の室温が低い」「洗濯機周辺の湿度が高い」などで乾燥機能が低下することもあります。

このような状態を確認しても原因がわからない時は故障が疑われます。

水漏れが起きる

給水ホース・排水ホースを点検し、緩んでいないか確認しましょう。

ホースやパッキンの劣化であれば部品の交換で対処できます。

ホース周りに異常がなく、洗濯機本体の底から水が漏れているようなら洗濯槽の破損が考えられます。

カビ臭いなどニオイが気になる

洗濯機は湿気が溜まりやすく、カビが繁殖しやすい製品です。

洗濯槽の表面は自分で掃除することができますが、洗濯槽の裏側や、ホース内などは汚れていても目に見えずわかりにくい部分です。

洗濯槽内や洗濯物からカビ臭いニオイがするようなら目に見えない内部にカビが発生している可能性が高いでしょう。

長期使用している洗濯機では、カビがこびりついていて衛生的に問題がある場合もありますので、買い替えを検討しても良いかもしれません。

ハウスクリーニング業者には洗濯機を分解して洗浄してくれるところもありますので一度依頼してみても良いでしょう。

プラグやコードが熱くなる

洗濯機にかかわらず家電製品のプラグやコードが高温になる場合は、出火の恐れがありますのですぐに使用をやめ、専門業者やメーカーサービスに相談しましょう。

原因はさまざまですが、使用している洗濯機がメーカーの耐使用年数を超えている場合は製品の劣化が考えられますので修理や買い替えが必要です。

電源が入らない・エラー表示が頻発する

コンセントを接続しているのに電源が入らなかったり、電源を入れるとエラー表示が出て動かなかったりした場合はコンピュータの誤動作が考えられます。

一度コンセントを抜いて挿し直してみましょう。

それでも改善しないようなら故障の可能性が高くなります。

また、電源の挿し直しによって改善しても、このような症状が頻発するようなら電子機器に問題があるので修理が必要です。

洗濯機の「修理」と「買い替え」の判断ポイント

洗濯機の不具合の原因に故障が疑われる場合、「修理するか」「買い替えるか」で悩む人も多いでしょう。

ここでは、洗濯機の「修理」と「買い替え」を判断するポイントについてご紹介します。

• 洗濯機の標準使用期間を確認して判断する
• 異音がするなど、症状の内容で判断する
• 修理費用で判断する

以上3点について詳しくみていきましょう。

洗濯機の標準使用期間を確認して判断する

前述した通り、洗濯機の標準使用期間は平均すると約10年です。

使用状況や使用回数などにより10年以上使用できるケースもありますが、10年以上経過するとトラブルも増えていくでしょう。

また、メーカーが提示する耐使用年数は6〜8年となっており、修理用の部品の保管義務期間は製造終了から最低6年間です。

この年数を超えている洗濯機は修理に必要な部品の調達が難しくなるため、修理するよりも買い替えすることをおすすめします。

異音がするなど、症状の内容で判断する

不具合の内容によって、簡単な部品交換やメンテナンスで改善する場合と修理費用が高額となってしまう場合があります。

例えば、異音により、モーターやベルトの劣化が原因の場合、分解修理が必要となり費用もかかってしまいますが、給排水ホースの劣化であれば比較的安価に部品交換が可能です。

また、内部の洗浄などで解決する場合ならクリーニング業者に依頼することで改善することもあります。

まずは修理業者やメーカーのサービスに問い合わせてみましょう。

修理費用で判断する

使用年数が経過している洗濯機に高額な修理費用をかけるのはおすすめできません。

一度直ったとしてもまた別の箇所が劣化により壊れる可能性が高いからです。

不具合の症状ごとに洗濯機の修理にかかる費用の相場は以下のようになっています。

症状	縦型洗濯機	ドラム式洗濯機
電源が入らない	11,000円〜52,000円	22,000円〜78,000円
給水不良	13,000円〜30,800円	13,000円〜32,000円
排水不良	17,000円〜30,800円	17,000円〜34,000円
洗濯槽が回らない	11,000円〜55,000円	13,000円〜55,000円
乾燥ができない	25,300円〜35,200円	12,000円〜34,000円
水漏れ	11,000円〜27,500円	12,000円〜28,600円

故障箇所や状態、メーカーによって修理費用に差がありますので、専門業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

洗濯機の壊れる原因と長持ちさせるコツ

洗濯機を含め生活に必要な家電は「できるだけ長く使いたい」と考える人がほとんどではないでしょうか。

せっかく高い費用をかけて購入した洗濯機を短期間で買い替えてしまうのは非常にもったいないことです。

洗濯機を長持ちさせるには正しい使い方や日々のメンテナンスが重要になります。

洗濯機が故障するサインとしていくつかの不具合をご紹介しましたが、これには使用方法に問題があるケースもあるのです。

症状	原因
洗濯槽が回らない	洗濯物を入れすぎている パルセーターの故障
脱水ができていない	洗濯物を入れすぎて片寄っている センサーの故障
排水がうまくいかない	排水ホースが押し潰されている 排水ホースが折れ曲がっている
異音がする	洗濯物に異物が混入している 部品が破損している
エラーメッセージが表示される	取り扱い説明書通りに操作していない 頻発する場合は基盤の故障の可能性あり

ここでは洗濯機が壊れる原因から考えられる「洗濯機を長持ちさせるコツ」をご紹介します。

• 洗濯物を入れすぎない
• 洗う前の洗濯物を洗濯槽に溜めない
• 洗濯物の汚れがひどい場合は予洗いする
• 洗剤は適量を守る
• こまめに糸くずやほこりを除去する
• 定期的にメンテナンスする

以上の6点について詳しくみていきましょう。

洗濯物を入れすぎない

洗濯機にはサイズがあり、製品ごとに使用できる容量が決まっています。

容量以上の洗濯物を入れてしまうと、本来の洗濯能力を発揮できないばかりか、各部品に想定以上の負荷がかかり製品の寿命を縮めることになるでしょう。

１日に出る洗濯物の量の目安は1人あたり約1.5kgです。

家族の人数に対する最適な洗濯機のサイズは以下のようになります。

家族の人数	1日分の洗濯物の量	最適な洗濯機の容量
1人	1.5kg	5~6kg
2人	3kg	6~9kg
3人	4.5kg	7~10kg
4人	6kg	8~12kg
5人	7.5kg	9~12kg

洗うものや洗濯頻度で最適な容量は変わってきますので、自分の生活スタイルに合った容量の洗濯機を選びましょう。

また、乾燥機能付きのドラム式洗濯機では、「洗濯容量」と「乾燥容量」が違うものがありますので購入時にはスペック表で確認しておきましょう。

洗う前の洗濯物を洗濯槽に溜めない

洗濯物を洗濯槽に溜めておくと洗濯物についた湿気や雑菌が洗濯槽に充満し、カビや雑菌が繁殖してしまいます。

また、洗濯の後すぐに蓋を閉めてしまうと湿気がこもりカビが発生しやすくなるので、しばらく開けておき洗濯槽内を乾燥させるようにしましょう。

槽乾燥機能があるものは積極的にに活用することをおすすめします。

洗濯物の汚れがひどい場合は予洗いする

ペットの毛や、子供服や作業着についた泥よごれ、小石など汚れのひどいものはそのまま洗濯機を回さず、軽く予洗いしておきましょう。

他の衣類に汚れを付着させるだけでなく、洗濯槽を傷めてしまう可能性があります。

予洗いの段階で落ちにくそうな汚れは部分洗い用の洗剤を使うなどしておくと、さらに洗濯効果が上がるでしょう。

洗剤は適量を守る

洗剤は多く使えば汚れが落ちやすいというものではありません。

適量以上に洗剤や柔軟剤を入れてしまうと、洗濯槽の中に洗剤カスが残り、カビの養分となって繁殖させてしまう原因となります。

汚れ落ちや柔軟剤の効果に不満を感じる場合は洗剤自体を変えるか、洗浄コースを変えてみてください。

こまめに糸くずやほこりを除去する

汚れものを扱う洗濯機は糸くずやほこりなどのゴミが溜まりやすい製品です。

製品内にゴミが溜まらないように「糸くずフィルター」や「排水フィルター」「乾燥フィルター」などゴミを集めるフィルターが多数設置されています。

洗濯機を使用したら、フィルターをチェックしてこまめにゴミを除去しましょう。

また、洗濯槽は定期的に洗濯槽クリーナーで清掃してください。

定期的にメンテナンスする

日々の掃除で綺麗にしておくことが大切ですが、どうしても手の届かない場所、見えにくい場所があります。

洗濯機を長持ちさせるには定期的に専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。

ハウスクリーニング業者には洗濯機を分解清掃してくれるところもあります。

洗濯槽クリーニングを依頼するのにおすすめの業者5選

洗濯機のクリーニングを依頼したいが、どこに頼めば良いかわからないという人も多いでしょう。

ここでは、おすすめの洗濯機クリーニング 業者を5社ご紹介します。

• おそうじ本舗
• 東京ガス
• くらしのマーケット
• おそうじ革命
• クリーンクルー

それぞれ特徴がありますので、自分の希望に合った業者を探してみてください。

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くらしのマーケット｜口コミを比較して自分に合った業者が探せる

くらしのマーケットはいろいろな専門業者と利用者を結ぶマッチングサイトです。

利用者は業者の情報や口コミを参考に自分の希望に合った業者を探すことができます。

複数業者を一括で比較できますので、「できるだけ費用を抑えたい」という人におすすめのサイトです。

口コミ情報でしっかり業者を選ぶなら、くらしのマーケットの公式サイトをチェックしてみましょう。

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洗濯機の寿命に関するよくある質問

最後に、ネットにある洗濯機の寿命に関する質問をご紹介します。

洗濯機のトラブルが発生した時、「寿命で買い替えが必要なのか」という悩みから様々な質問があげられています。

• 洗濯機の壊れやすいメーカーはどこですか？
• 洗濯機のおすすめメーカーはありますか？
• 洗濯機は最高何年使えますか？
• 洗濯機はいつ買い替えるべきですか？
• 洗濯機の運転中の音が大きくなったのは壊れる前触れですか？
• 一人暮らしに最適な洗濯機の容量は何キロですか？

以上６点の質問に答えていきますので、参考にしてください。

洗濯機の壊れやすいメーカーはどこですか？

洗濯機メーカーで故障率に違いはありません。

ほとんどのメーカーで設計上の標準使用年数は6〜8年です。

ただし、聞いたことのないような無名のメーカーのもので価格が異様に安い場合は使用しているパーツが壊れやすい場合がありますので購入は避けた方が良いでしょう。

特に洗濯機の要のパーツである「モーター」が弱いと故障しやすく、修理にも費用がかかります。

洗濯機の価格相場は縦型洗濯機は5万円〜、ドラム式洗濯機なら15万円〜となっていますので、これより安価なものを検討する際は注意してください。

洗濯機のおすすめメーカーはありますか？

洗濯機メーカーは各社それぞれの特徴がありますが、基本性能に大きな違いはありません。

自分に必要な機能が付いているものを選びましょう。

その中でもおすすめのメーカーをいくつかご紹介しておきます。

メーカー	特徴
パナソニック	デザインがおしゃれなものが多い 温水泡洗浄機能で汚れ落ち性能が高い 洗剤の自動投入機能が便利
日立	モーターが高性能 消費電力が少なく省エネ ナイアガラビート洗浄で洗浄力が高い 風アイロン機能搭載
シャープ	プラズマクラスターで洗濯槽のカビの発生を抑制 超音波ウォッシャーでしつこい汚れを予洗い
東芝	ウルトラファインバブル洗浄で少ない水でしっかり洗浄 からみまセンサーで衣類の絡まりを防止 高い静音性
AQUA	中国メーカー（元三洋電機）で高いコストパフォーマンス 3Dパワフル洗浄で強力な洗浄力 ガラストップ採用で中の様子が確認できる

それぞれ洗浄力や耐久性が高いメーカーとなっていますので、長く使いたい人にはおすすめのメーカーです。

洗濯機は最高何年使えますか？

洗濯機メーカーが定めている標準使用年数はほとんどが6年〜8年となっています。

しかし、消費動向調査での平均使用年数は約10年です。

ただし、法律で定められる部品保有年数は最低で6年となっていますので、10年以上使用しているものは故障の際に修理ができないこともあります。

洗濯機も新製品は省エネ性能や新機能が進歩していますので定期的に買い替えるとランニングコストを下げることができるでしょう。

洗濯機はいつ買い替えるべきですか？

洗濯機の平均寿命は6年〜10年ですが、修理の際に必要な部品の保有期間は最低6年となっています。

6年以上使用したもので調子が悪いと感じるようなら買い替えを検討しましょう。

洗濯機の運転中の音が大きくなったのは壊れる前触れですか？

洗濯機の可動音がうるさくなったと感じる場合、故障の可能性があります。

洗濯機は大きく動くため、どこかのパーツひとつでも破損すると動きが乱れ、音がうるさくなるのです。

可動音がうるさくなったと感じたら専門業者に点検を依頼してみましょう。

一人暮らしに最適な洗濯機の容量は何キロですか？

1日に出る洗濯物の量は平均1人1.5kgと言われています。

洗濯の頻度にもよりますが、1人暮らしなら5〜6kg用がおすすめです。

ただし、布団のシーツや、厚手の毛布などの寝具類を頻繁に洗濯するようなら7kg以上のものを選びましょう。

まとめ

洗濯機の寿命は平均6年〜8年となります。

しかし、使い方次第では10年以上使っている人も多く、使用方法によって差が出ています。

洗濯機を長く使うには適切な使用方法と定期的なメンテナンスが重要です。

本記事でご紹介した注意点を理解し、できるだけ丁寧に使用すれば長期間の利用が可能になります。

ぜひ参考にしてください。