昔から馴染みのあるハッカ、そのハッカを材料として作られたハッカ油は、日常のあらゆるシーンで活用できる万能アイテムです。
日本では北海道の北見地方のハッカが有名で、かつて昭和14年頃には世界市場の7割を占めるほどハッカ栽培が盛んでした。
その後、輸入ハッカの増加や合成ハッカ普及の影響で、いったん北見のハッカ工場は幕を閉じましたが、現在は北見ハッカ通商により復元され国内で人気商品となっています。
ハッカはミントとも呼ばれることが多く、店頭に並んでいる商品はほとんどがミント味やミントの香りと紹介されています。
ハッカ(ミント)は、キャンディなどのフレーバーや医薬品の香りのイメージが強いですが、実は他にも虫除けなどの実用的な使い方がたくさんあります。
今回は、万能ハッカ油の便利な使い方9選の紹介と併せてデメリットや禁忌についても解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ハッカ油について
ハッカ油とは、和種ハッカの茎葉を乾燥させて抽出した植物油です。
ハッカ油の主成分はL-メントールで、スッとした清涼感のある香りが特徴的。
和種ハッカはミントの一種で、ミントと呼ばれることが多いです。
ミントの中には大きく3種類あり、和種ハッカ(ジャパニーズミント)、ペパーミント、スペアミントに分かれます。
和種ハッカから作ったハッカ油にはメントールの効果が多く含まれており、様々な効果や効能が期待できます。
ハッカ油はどこで手に入るのか
画像引用元/ペパーミント商会公式サイト
ハッカ油は、ドラッグストアやネットで手軽に購入可能です。
ネットではハッカ油を始め、ハッカのスプレー・石鹸・爪楊枝・保湿クリーム・結晶・お香などあらゆる種類の商品が販売されています。
最近では、従来の薬品のようなパッケージから、より親しみやすいイメージのパッケージへ改良された商品もあります。
たくさんの商品を比較して購入されたい方は、ネットをご活用ください。
ハッカの効果や効能
ハッカ油には様々な効果や効能があり、実は万能なアイテムなのです。
- 抗菌・消臭
- リラックス
- 清涼、冷却
- 虫除け
- 覚醒
- 鎮痛
- 胃腸の機能を高める
虫除け効果や胃腸の機能を高める効果まであるのは知らない方も多いのではないでしょうか。
ハッカ油は自然素材ですので、人工的な薬剤を避けたい自然派の方にはピッタリのアイテムと言えるでしょう。
ハッカ油ひとつで生活のあらゆる場面に活用できるのはとても便利ですね。
ハッカ油の禁忌
ハッカ油では以下のような方や使用方法は禁忌とされています。
- 乳幼児
- 妊婦さん
- 授乳中の方
- てんかんの方
- 神経系の弱い方
- 高齢の方
- 高血圧の方の長期間、広範囲に渡る使用
- ペットを飼っている方(特に猫)
- 目や粘膜、傷口への使用
- 原液のまま直接肌への使用
ハッカ油の成分メントンは、神経毒性・流産を引き起こす作用・血圧上昇作用があります。
妊婦さんや特定の病気を患っている方への使用は控えましょう。
また、原液のハッカ油は刺激が強いので、近くで香りを嗅ぐだけで具合が悪くなったり、目や粘膜や傷口などに付けると強い痛みを感じたりします。
使用する際は使用量や使用箇所に十分に気を付けて下さい。
ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油はそのまま使用したり、用途によってはスプレー状で使用する方法もあります。
実はハッカ油スプレーは簡単に作ることができるので、作り方を紹介します。
- ハッカ油
- 無水エタノール(なくても作れる)
- 水
- スプレー容器(ポリスチレン製以外)
容器はポリスチレン製以外の容器や、ガラスや陶器素材を使用して下さい。
ポリスチレン(PS、6PS)の容器に入れてしまうと、ハッカ油のリモネンという成分により容器が溶けてしまう恐れがあります。
ハッカ油は、エタノールを使用して作る方法と使わないで作る2つの方法があるので、順番に説明します。
簡単なハッカ油スプレー
ハッカ油:10〜20滴
水:90ml
上記2つを容器に入れて混ぜるだけで完成です。
水と油は混ざりにくいのでよく振って混ぜ合わせ、また使用する直前にも振って混ぜ合わせましょう。
エタノールを使ったハッカ油スプレー
次にエタノールを使用したハッカスプレーの作り方を紹介します。
ハッカ油:10〜20滴
無水エタノール:10ml
水:90ml
上記を容器に入れて混ぜ合わせます。
エタノールが加わると混ざりやすくなりますので、混ざり具合が気になる方はエタノールを使用したスプレーをおすすめします。
容器は必ずポリスチレン製以外を使用しましょう。
ハッカ油の使い方9選
様々な効果効能があるハッカ油ですので、使用方法は多岐にわたります。
ここでは、具体的なハッカ油の利用方法ついて9つ紹介していきます。
- アロマオイルとして
- お菓子などの香料
- 消臭と除菌
- マスク内の不快なニオイ消し
- 入浴時のリフレッシュに
- 虫除け
- 床拭き掃除で室内をクリーンに
- 咳止め
- 肩こり筋肉痛・頭痛
アロマオイルとして
ハッカ油はアロマオイルとして利用できます。
ディフューザーにハッカ油を数滴垂らすと、部屋中に爽やかな香りが広がり、気持ちがスッキリ落ち着きリラックス効果があります。
他にも、ハッカ油スプレーをかけたタオルなどを扇風機の風があたる付近に置くだけで、清涼感を感じ夏の暑い日には爽快です。
またハッカ油を携帯しておけば外でも使用できます。
ハンカチに数滴付けておくと、仕事中に香りを嗅ぐだけでリラックス効果や目覚まし効果も。
スプレーをしても大丈夫な場所であれば、気分を変えたい時にシュッとスプレーするだけで気分転換できます。
お菓子などの香料
ハッカ油は、お菓子や紅茶などの香料(フレーバー)として楽しめます。
また市販のキャンディーやアイスなどにも幅広く使われています。
爽やかな香りがして口の中に入れるとスッーとした清涼感が広がるので、暑い夏の時期には最適な香料です。
消臭と除菌
ハッカ油に含まれるメントールには、消臭や除菌効果もあります。
具体的な使用方法を紹介します。
- ゴミ箱の消臭
- シューズの消臭
- お部屋の消臭
- 洗濯物の生乾きニオイ予防
- うがい
ゴミ箱の中に少量入れて生ゴミのニオイ消し
一日履いた靴の中にシュッと振るだけで消臭・除菌効果
シューズボックス全体用にはハッカ油入り重曹を置いて対策
部屋の中にスプレーしたりオイルを染み込ませたコットンなどを置いて消臭
洗濯する時に洗剤と一緒に少量入れて生乾きの嫌なニオイを予防
コップの水に数滴入れてうがいするだけで除菌
上記のようにたくさんの用途があり、どれも簡単な方法で対策できるのでぜひご活用下さい。
マスク内の不快なニオイ消し
ハッカ油をマスクに少しつけておくと消臭抗菌効果があり、マスクの中にこもりがちな不快なニオイを軽減し衛生的に保つことができます。
メントールの香りがするので、気分も爽やかです。
呼吸がしやすくなったり鼻詰まりが軽減したりする効果も期待できます。
風邪やインフルエンザの時、花粉症の症状が辛い時などにとても効果的な方法です。
入浴時のリフレッシュに
ハッカ油は入浴時にもあれこれ使えるのでおすすめです。
例えば、暑い夏にはお風呂のお湯に数滴入れて入浴すると、お風呂上がりはさっぱりとした清涼感を感じられます。
しばらく涼しさが持続するので、寝苦しい夜も快適に眠りにつくことができます。
ただし、入れすぎには注意しましょう。
お風呂には何滴くらいのハッカ油が最適かというと、適量は5滴程度までです。
入れ過ぎると涼しいを通り越してガタガタと震えがするほど寒くなってしまいます。
しかもハッカ油成分はシャワーで洗い流せないので、成分の効果がなくなる数時間は我慢するしかない状態になります。
他には、シャンプーやボディーソープに混ぜる方法も効果的です。
どちらもシャンプー・ボディーソープの1回量に対して1滴で十分な効果があります。
また、お風呂でお湯に入る習慣がない人は、シャワー後にハッカ油スプレーをシュっと体に振ることで効果があります。
色々な方法があるのでお好みの方法でお楽しみください。
ハッカ油のお風呂に子供を入れる時は、ハッカ油を薄めにして少しづつ様子を見ながら使用するようにして下さい。
ただし、乳幼児は肌がまだ柔らかく刺激に弱いのでハッカ油の使用は避けたほうが良いでしょう。
ちなみにハッカ油風呂の追い焚きは、大量にハッカ油を入れなければ風呂釜をそれほど痛める事はないので、追い焚きは可能です。
虫除け
ハッカ油のメントールのニオイは害虫を寄せ付けない効果があるので、ハッカ油は害虫駆除アイテムとして利用されています。
虫が寄ってくる場所や網戸などに定期的にハッカ油をスプレーしておくだけで虫除けができます。
効果のある虫は、蚊・ゴキブリ・ダニ・ブヨ・アブ・蜂などの他あらゆる虫たちです。
さらにハッカ油スプレー以外にも、ハッカ油と重曹を使った置き型の忌避剤もあります。
作り方は簡単です。
ハッカ油:10滴
重曹:100g
容器かガーゼなど包める物
重曹の中にハッカ油を入れて混ぜ、容器かガーゼなど包める物に入れて気になる場所におくだけです。
特にゴキブリ 対策として効果的な方法ですので、設置場所は棚の裏側やゴミ箱周辺が良いでしょう。
ハッカ油は虫以外に害獣に対しても忌避効果があるので、コウモリ 駆除やネズミ 駆除にも利用されています。
他にイノシシ・ハクビシン・鳩などの害獣駆除効果もあります。
床拭き掃除で室内をクリーンに
床拭き掃除をする際にハッカ油を使うと、床全体がスッキリとします。
バケツの水の中にハッカ油を数滴入れ、雑巾を濡らして絞るだけで準備完了。
あとはいつもと同じようにお部屋の床を拭くだけで、床全体が除菌消臭されて室内はクリーンな状態になります。
ハッカの爽やかな香りもするので気分も良いです。
乳幼児やペットがいる家庭では、作業中は部屋に入れずに床が乾いてから部屋に入れましょう。
咳止め
咳が止まらない時にもハッカ油は効果があり、咳止めとして以下のような使い方をします。
- マスクにハッカ油をシュッとしておく
- ハッカ油をディフューザーに入れて枕元付近に置いておく
風邪の時ハッカ油のマスクは、咳もおさまり保湿効果もあるので2重に効果があります。
普段からハッカ油マスクを付けておくと、風邪の予防に繋がりますね。
ハッカ油の量は多すぎると逆に具合が悪くなるので、適量にしましょう。
肩こり筋肉痛・頭痛
ハッカ油は血行促進する効果があるので、肩こり・筋肉痛・頭痛にも効果的です。
肩や筋肉痛がある箇所にハッカ油スプレーをシュッとつけて、マッサージをするとひんやりしてきて、凝りや痛みがほぐれていきます。
頭痛の場合は、こめかみに少量だけ付けておくと痛みが和らぐ効果があります。
顔に付ける際は、ハッカ油をいったん手のひらに出してから指でこめかみに付けるなどして、目の近くにつかないように気をつけましょう。
また、ハッカ油には痒みを抑える効果もあるので、アトピーの方も使用できます。
ハッカ油の原液は刺激がとても強いので、薄めてから使用しましょう。
ハッカ油のデメリットと注意点
ハッカ油にはあらゆる効能がありますが、その反対にデメリットや注意点がありますのでお伝えします。
- 猫には危険
- お風呂での使用量を守る
- 目や粘膜には使用しない
- 火気厳禁
- 高血圧の人は注意
ハッカ油を使用する際には、注意点をしっかり守って使用してください。
猫には危険
猫にとってはハッカ油はメリットはなく、デメリットしかありません。
ハッカ油に含まれる成分は猫の体内では代謝できないため、中毒症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
直接猫に使用しなくても、部屋にアロマとして使用したり虫除けにスプレーしたりする事で猫にも影響があります。
猫が間接的にハッカ油の成分を体内に取り込むだけでも反応が出てしまうので、猫を飼っている家庭では注意が必要です。
できれば猫がいる家庭ではハッカ油は使用しない方が安全でしょう。
お風呂での使用量を守る
お風呂でも使えるハッカ油ですが、使用量を間違えると体が冷えすぎて危険ですので、使用量は守りましょう。
お湯に入れる場合はハッカ油5滴までが適量です。
温度の感じ方は個人差があるので、最初は1滴から試して寒すぎない位の量に調整していきましょう。
入れすぎると体が冷えすぎて、しばらく寒気が止まらない状況になってしまいます。
シャンプーやボディソープに入れて使う場合は、それぞれの1回分の量に対して1滴が目安です。
シャンプーの時には目に入ると刺激があるので、入らないように気をつけて下さい。
目や粘膜には使用しない
ハッカ油を目や粘膜など使用すると強い刺激を感じるので、使用は控えて下さい。
また、顔に使用する際は目や鼻の近くに付かないように気をつけて使用しましょう。
他には、傷口にも強い刺激が起こります。
万が一付いてしまった場合は、水やぬるま湯で洗い流しましょう。
火気厳禁
ハッカ油は精油ですので火気厳禁です。
80度でも引火する恐れがあるので、ストーブやコンロなど火の側には近づけないようにしましょう。
静電気も危険ですので、静電気が起こりやすい時期はいったん静電気を逃してからハッカ油を触るようにしましょう。
普段は日が当たらない暗くて涼しい場所で保管するのがベストです。
また、ハッカ油が付いた洗濯物を乾燥機にかけて発火したという事故が起こっているので、ハッカ油が染み込んだ服の乾燥機使用は避けた方が安心です。
高血圧の人は注意
高血圧の人がハッカ油を使用すると、血圧が上昇してしまう恐れがあるので使用はできるだけ避けましょう。
ハッカ油は刺激作用があるので、それによりアドレナリン量が増えて血圧上昇に繋がります。
特に高血圧の人が長期間使用したり広範囲へ使用したりする事は絶対にNGですので、ご注意下さい。
ハッカ油についてよくある質問
以下はハッカ油についてよくある質問です。
- ハッカ油とペパーミントオイルは違いますか?
- ハッカ油は人体に影響はありますか?
- ハッカ油はゴキブリにも効果ありますか?
- 逆効果?ハッカ油を撒いても虫が寄ってくるのはなぜですか?
順番に解説していきます。
ハッカ油とペパーミントオイルは違いますか?
ハッカ油とペパーミントオイルは同じミントの仲間ですが、中に含まれる成分が異なります。
主成分 | 香り | |
---|---|---|
和種ハッカ(ジャパニーズミント) | メントール 65%以上 | 清涼感のある清々しい香り |
ペパーミント(西洋ハッカ) |
メントール 30〜40% メントン 20〜30% |
甘く爽やかな香り |
和種ハッカはジャパニーズミントとも呼ばれ日本で生産されている種類のミントです。
メントール含有率が高く、メントール独特の清涼感のある香りがします。
一方、ペパーミントは西洋ハッカとも呼ばれ、ヨーロッパ・米国・カナダなどの海外で生産されています。
メントール含有率は和種ハッカより少ないので、少し甘さのあるフレッシュな香りがします。
メントールの効果が高いのは和種ハッカですので、メントールの効果が欲しい場合は和種ハッカがおすすめです。
アロマオイル用としてはどちらも使用できるので、お好みで選んで下さい。
ハッカ油は人体に影響はありますか?
ハッカ油は自然素材から作られていて安全ですので、人体に悪影響はありません。
正しい使い方と使用量を守れば安心して使用できます。
ただし乳幼児の場合は、ハッカ油を使うと肌がピリピリして痛みを感じたり、メントールのニオイで具合が悪くなったりします。
あるいは、誤ってハッカ油がついている手で目を擦ってしまったり、口に入れて舐めてしまったりする恐れもあります。
また、ハッカ油は妊婦さん・てんかんの方・高血圧の方へも影響が出る危険性もあります。
上記以外の方は使用しても特に問題はありません。
ハッカ油はゴキブリにも効果ありますか?
ゴキブリはハッカ油から出るメントールのニオイを嫌うので、ハッカ油はゴキブリを寄せ付けない効果があります。
ゴキブリが出現しそうな場所へハッカ油スプレーを撒いておけばOKです。
ただし、ハッカ油はゴキブリの忌避効果はありますが殺虫効果まではありませんので、あくまで忌避剤として利用して下さい。
ハッカのニオイがなくなると忌避効果もなくなるので、定期的にスプレーしましょう。
スプレー対策以外にも置き型タイプの対策もあります。
重曹100gの中にハッカ油を10滴程度入れて混ぜ合わせ容器に入れて、シンクの下などに設置しておきます。
どちらの方法も簡単ですので、ぜひお試し下さい。
逆効果?ハッカ油を撒いても虫が寄ってくるのはなぜですか?
害虫駆除を自分でする際にハッカ油の使用はよく紹介されています。
しかしハッカ油を撒いてもゴキブリやシバンムシなどの虫が寄ってくるという声がたくさん出ているのも事実です。
虫が寄ってくる理由は、ハッカ油に虫除けの効果がないか、あるいは他の理由で虫が寄ってくるということになります。
販売されているハッカ油の効果効能には「虫よけ」と表示されているので、虫除けの効果はあるようです。
逆に虫を寄せ付ける効果があるのか調べてみましたが、はっきりとした根拠は見当たりませんでした。
ですので、虫が寄ってくる理由として考えられるのが、以下の理由です。
- ハッカ油の濃度や量が少なく効果が弱い
- ハッカ油のニオイ自体が消えてしまっている
- 虫がニオイに慣れてしまった
- ハッカのニオイ以上に虫が好むニオイが近くにある
ハッカ油をスプレーしても、そもそもハッカ濃度が低かったり、スプレーする量が少なかったりが原因で効果を発揮しにくいケースがあります。
あるいはスプレーする頻度が少ない場合は、ハッカのニオイ自体が消えてしまっている事もあります。
そうなると効果はもちろん出ません。
また虫がハッカのニオイを覚えてしまい、虫除け効果がなくなる事もあるようです。
他にも、ハッカのニオイ以上に虫が好むニオイが近くにあると寄ってくる可能性もあります。
例えば砂糖やフローラル系の甘いニオイは虫が好むニオイです。
ハッカ油を使用しても虫が寄ってくる原因は、おそらく上記のような内容でしょう。
しっかりと害虫駆除をしたい方は、ハッカ油ではなく殺虫作用のある薬品の使用をおすすめします。
ハッカ油でしてはいけないことは?
ハッカ油でしてはいけないことは以下の内容です。
- 適量を超えて大量に使用しない
- 火の側に置かない
- 子供の手の届く所に置かない
- 原液のまま直接肌に付けない
- 刺激に弱い方、特定の症状のある方へは使用しない
- 猫に使用しない
上記の内容に気を付けて安全に使用しましょう。
ハッカ油の使用期限は?
ハッカ油の使用期限は開封前か後で変わります。
未開封の状態だと約3年間で、開封後は半年から1年間が期限です。
また、手作りのハッカ油スプレーの場合は保存料が入っていないので、1週間〜10日が目安です。
その間に使い切るか、残った場合は新しく作り替えましょう。
体に使用する場合は特に、古くなったスプレーは使用しない方が良いです。
虫除けに使用する際は、メントールのニオイがしないと効果は出ないので、ニオイが弱くなったら都度作り替えた方がいいでしょう。
万能ハッカ油!日常のあらゆるシーンで活用していきましょう
今回は生活のあらゆるシーンで使える万能ハッカ油を紹介しました。
ハッカ油は手軽に薬局やネットで手に入れることができ、使い方も簡単で様々な用途に使えるのでとても便利です。
ハッカ油は清涼感を感じるだけでなく、除菌・消臭効果、虫除け、鎮痛、リラックスなど色々な効果があります。
しかも自然素材で人体に悪影響がないので安心して利用できます。
ぜひ今回紹介した使用方法を参考にしていただき、日常生活でハッカ油を活用してみて下さい。
使用する際は、注意点をしっかり守って安全に使用しましょう。
3種類のミントの中で、一番メントール成分の含有量が多いのが和種ハッカです。