毎日のトイレ掃除のやり方や洗剤の選び方!大掃除にやりたい箇所も

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トイレ掃除 やり方

「トイレ掃除はやり方も工程もたくさんあってよくわからない。」
「トイレ掃除用の洗剤は種類が色々あって、どれを使えばいいの?」
「そもそもトイレ掃除は汚いしニオイもあるからしたくない!」

このようにトイレ掃除が苦手な人は多いと思います。

嫌いな家事といえば?という質問にトイレ掃除と答える人も多いことでしょう。

でも実はトイレ掃除が苦手な人ほど、毎日トイレ掃除をしたほうがいいのです!

「え!?毎日トイレ掃除?」
「そんなの面倒だし、そんな時間もないよ!」

大丈夫です。

毎日と言ってもとても簡単な上に、毎日トイレ掃除をしている方が結果的にトイレ掃除を楽に済ます方法なのですよ!

そんなトイレ掃除を簡単に済ますやり方を、今回は紹介いたしますね。

また、以下のことにも焦点をあててまとめました。

  • やってみたら意外と簡単な少し手の込んだトイレ掃除のやり方
  • 大掃除の時のトイレ掃除のやり方
  • トイレを汚さない工夫

トイレ掃除をする上で迷いがちなトイレ用洗剤の選び方も網羅しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

トイレ掃除の洗剤の選び方

「トイレ掃除って洗剤の種類がたくさんあるから、何を使えばいいのかわからない!」

このような問題のせいでトイレ掃除のハードルがグッと上がってしまいますよね。

トイレ掃除用の洗剤はたくさんのメーカーが様々な種類を販売していますが、その性質はたった3種類しかありません。

  • 中性洗剤
  • 酸性洗剤
  • 塩素系漂白剤

上記の3種類はトイレ掃除の「三種の神器」です。

この三種の神器があればトイレの隅々まで掃除できます。

汚れというのは基本的に酸性の汚れとアルカリ性の汚れに分かれます。

トイレの主な汚れは以下のような性質です。

酸性の汚れ アルカリ性の汚れ
  • カビ
  • 黒ずみ
  • 黄ばみ
  • 尿石
  • 水垢

洗剤は「汚れの性質」と逆の性質に汚れ落ちに効果を発揮するので、

酸性の汚れには→アルカリ性の洗剤
アルカリ性の汚れには→酸性の洗剤
酸性の汚れにも←中性洗剤→アルカリ性の汚れにも

と、このように落としたい汚れに対して悩まずに洗剤を選ぶ事ができます。

ここからは洗剤別に詳しい用途や、おすすめの商品を紹介していきます。

中性洗剤|毎日の掃除が簡単に

中性洗剤は真ん中の性質を持っているので、酸性・アルカリ性どちらの汚れにも効果を発揮してくれます。

どちらでも使える分、どちらかの性質に特化しているわけではないので、汚れ落ちの威力は少し弱くなってしまいます。

ですが日頃のお手入れは中性洗剤があれば十分です。

汚れを蓄積させる前に、中性洗剤でこまめに掃除するというのが理想的ですね。

中性洗剤は使える場所が豊富なので、一本あると便座から便器、トイレの壁まであらゆる場所の掃除ができて便利です。

トイレ掃除用の中性洗剤には以下のような商品があります。

  • ライオン ルックプラス泡ピタトイレ洗浄スプレー
  • 花王 トイレマジックリン
  • 花王 トイレクイックル使い捨てシート

「ルックプラス泡ピタ」は、泡で出てくるタイプの洗剤です。

泡状の洗剤が垂れることなく汚れに密着し、しっかりと汚れを落としてくれます。

トイレットペーパーにシュッと一吹きするだけで、気になる所も簡単に掃除できます。

また、シートタイプの「花王のトイレクイックル使い捨てシート」も便利ですね。

ブラシなどの掃除用具を使わないでサッと拭くだけで、トイレが清潔に保てます。

酸性洗剤|黄ばみ・水垢に効果的

酸性の洗剤はトイレ掃除の中でも厄介な、黄ばみや尿石などのアルカリ性の汚れに効果を発揮します。

酸性の洗剤でおすすめの商品はこちらです。

  • キンチョー サンポール
  • ライオン トイレのルック
  • 旭化成 フロッシュトイレクリーナー

トイレ掃除を思い浮かべる上で代表的なのが、サンポールですね。

昔はトイレ掃除の洗剤といえば、その多くが酸性の洗剤でした。

酸性の洗剤を使う時は、いくつかの注意事項があります。

酸性洗剤を使う時の注意事項
  • 塩素系の洗剤と一緒に使うと有毒ガスが発生するので注意が必要です。
  • 大理石・金属・プラスチックに使用すると素材が傷む原因になります。
  • 素手は禁止。ゴム手袋等を着用してください。

よく「まぜるな危険」と書いてあるように、酸性の洗剤と塩素系の洗剤を一緒に使うと有毒なガスが発生してしまいます。

ですが今は「トイレのルック」のように、塩素ガスが発生しないタイプの洗剤もあります。

お持ちの洗剤の使用上の注意をよく読んで使用しましょう。

塩素系漂白剤(アルカリ性)|黒ずみ(カビ)に効果的

主に便器内の黒ずみ汚れなどの酸性の汚れに効果的なのは、アルカリの性質を持った塩素系漂白剤です。

塩素系漂白剤でおすすめの洗剤はこちらです。

  • 花王 除菌洗浄トイレハイター
  • SCジョンソン スクラビングバブル超強力トイレクリーナー
  • ユニリーバ・ジャパン ドメスト

塩素系漂白剤には高い除菌効果があります。

黒ずみの原因になっているカビの根本まで、しっかりきれいにしてくれるのでうれしいですね。

塩素系漂白剤にも使用時の注意事項があります。

塩素系漂白剤を使う時の注意事項
  • 酸性の洗剤と一緒に使わないようにしましょう。(有毒ガスが発生するため)
  • 使用時は換気をしましょう。
  • 素手での使用はNG、ゴム手袋を利用しましょう。

最近の塩素系の洗剤は匂いが軽減されているものも多いのですが、使用時は換気が必要です。

使用の際は商品の注意事項をよく読んでから使いましょう。

家中使えるエコ洗剤|重曹・クエン酸・オキシクリーン

自然由来のエコ洗剤が家にある場合、トイレ掃除に必要な洗剤を用意しなくても対応できる場合があります。

家庭にある可能性が高いエコ洗剤は、以下の通りです。

  • 重曹 (弱アルカリ性)
  • クエン酸 (酸性)
  • オキシクリーン (弱アルカリ性)

3つとも揃っているご家庭も多いのではないでしょうか?

上記の3つはエコ洗剤の「三種の神器」ですね。

重曹やクエン酸はエコ洗剤として有名ですが、オキシクリーンも日本製のものならば自然由来の成分で作られています。
(※アメリカ製のオキシクリーンは界面活性剤が入っています。)

これらは全て粉状の洗剤ですが、水やお湯に溶かすことで毎日のトイレ掃除に利用できます。

重曹とクエン酸はそれぞれスプレーにするのが便利です。

作り方は空のきれいなスプレーボトルに、洗剤と水を入れるだけで簡単にできます。

洗剤と水の配分は以下の通りです。

重曹スプレー
(アルカリ性)
クエン酸スプレー
(酸性)
配分 重曹小さじ1
水100ml
クエン酸小さじ1〜2
水200ml
得意な汚れ 黒ずみ 黄ばみ

どちらも時間が経過してしまうと洗剤の効果が無くなってしまうので、スプレーを作る場合は使いきれる量を作りましょう。

スプレーだけでは落ちない頑固な汚れには・・・
  • スプレーの濃度を調整してみましょう。
  • 黄ばみや水垢には「クエン酸パック」がおすすめです。
  • ペースト状にして浸透させてみましょう。

工夫次第で市販のトイレ用の洗剤に負けない働きをしてくれます。

クエン酸スプレーを利用した「クエン酸パック」の詳しいやり方はこの後で説明いたしますね!

オキシクリーンは「オキシ漬け」と言われるつけ置き洗いに便利です。

オキシクリーンは水ではなく、お湯で溶かした時に高い効果を発揮します。

60℃に近いお湯が一番効果があるのですが、高温なので火傷などには注意してください。

どのような方法でもナチュラルな素材なので環境やお肌に優しいのがいいですね。

「オキシ漬け」の詳しいやり方も後ほど説明いたします。

毎日のトイレ掃除箇所とやり方

次にご紹介するのは毎日のトイレ掃除のやり方です。

面倒だと感じているトイレ掃除も、こちらで紹介する毎日のトイレ掃除を習慣付けるとずっと楽になりますよ。

トイレ掃除が必要な箇所は大きく分けて3ヶ所あります。

  • 便器(便座)

この中で毎日のトイレ掃除が必要になってくる場所は「便器(便座)」の1箇所。

トイレの中でも一番汚れやすい便器(便座)を、集中して掃除すればいいだけなのです。

もちろん壁や床も、汚れが気になる時は率先して掃除をしたほうがいいですね。

ちなみに掃除をする順番も上記の掃除箇所の上から、便器→壁→床の順番で行うと雑菌を広げることなくトイレ掃除ができます。

トイレ掃除の基本は、汚れを溜めないというのが鉄則です。

汚れが蓄積して頑固で落ちにくい汚れになる前に落としましょう!

便座掃除のやり方

トイレの中で一番汚れるところが便座です。

汚れる理由は以下の通りです。

  • 「ほこり」
  • 尿はねによる「黄ばみ」「尿石」
  • 汚れを放置すると出来る菌の汚れ「ピンクカビ」「黒カビ」

尿はねによる汚れで出来てしまう黄ばみや尿石は厄介なので、ぜひ毎日のお手入れで未然に防ぎたいですね。

便座の毎日掃除の時に必要なもの
(※はあると便利なもの)

  • 中性洗剤
  • 柔らかい布orトイレットペーパー
  • ゴム手袋

※トイレシート

中性洗剤を付けた布やペーパーで優しく便座を拭きます。

トイレ掃除 便座
画像引用元/TOTO公式HP
便座の毎日掃除のポイント
  • 中性洗剤を使うと便利です。(場所を選ばず使用できるため)
  • 便座の裏はとくに汚れやすいので、使用毎にサッと拭ければ尚良いですね。

布やペーパーに洗剤を付けてサッと拭くという作業は、1〜2分ほどで完了します。

トイレシートを使用するのも手軽でいいですね。

洗剤やシートに除菌作用も含まれている物だと、菌の繁殖も防げます。

温水洗浄便座をお使いの場合は、便器と便座との隙間に汚れが入り込んでしまう場合があります。

普段見えないところなので汚れが溜まりやすい場所です。

毎日ではなくても定期的に温水洗浄便座を外して掃除すると大きな汚れになるのを防げます。

温水洗浄便座の外し方はお使いの機種によって違いがあります。

代表的な例として、自動リフト機能がついているものと、スライド式で外れるものがあります。

自動リフト機能がついている機種だとワンプッシュで温水洗浄便座が持ち上がるので、隙間をさっと拭くことができます。

トイレ掃除 温水洗浄便座
画像引用元/TOTO公式HP

スライド式のものは一度温水洗浄便座を外してから拭く必要があります。

トイレ掃除 温水洗浄便座
画像引用元/TOTO公式HP

例えばTOTOの温水便座洗浄だと、上の画像のように外れます。

温水洗浄便座を外す時の注意事項
  • コンセントから電源プラグを抜いてから行います。
  • 水栓はあらかじめ止めておきましょう。

以上のことは必ず守りましょう。

思わぬ事故に繋がります。

お使いの機種によって便座を外す操作に違いがあるので、取扱説明書をよく確認してから外してください。

便器の中の掃除のやり方

便器の中の掃除はどんな洗剤を使えばいいか悩んだり、ブラシが必要だったりで億劫になってしまいますね。

ですが便座と同じように、便器も汚れを溜めなければサッと簡単に掃除ができます。

便器の中はアルカリ性の汚れと酸性の汚れが混在しています。

軽い汚れのうちならどちらの汚れにも効果がある、中性洗剤で掃除するのが簡単です。

便器の毎日トイレ掃除の時に必要なもの

  • 中性洗剤
  • ブラシ(使い捨てでも可)
  • ゴム手袋

便器内に必要に応じて中性洗剤を撒き、ブラシで優しくこすります。

トイレ掃除 便器
画像引用元/TOTO公式HP
便器の毎日掃除のポイント
  • ブラシを使わなくてもスプレー式の洗剤を撒き、少し時間を置いてから流すだけでも効果があります。
  • ブラシの衛生面が気になる時は、使い捨てブラシが便利です。

以上のポイントを踏まえ、頑固な汚れになる前に掃除をしていきましょう。

黄ばみ掃除にはクエン酸パック

「日頃のお手入れを少しさぼったら、なんだか黄ばんでしまった。」

そんな時にはクエン酸パックがおすすめです。

先程紹介したクエン酸スプレーを利用して、家にあるもので簡単にできますよ。

クエン酸スプレーは、汚れの程度によって濃度を変えて行いましょう。

クエン酸パックの時に必要なもの

  • クエン酸スプレー
  • トイレットペーパー(キッチンペーパーでも)
  • ラップ
  • ゴム手袋
クエン酸パックのやり方
  1. 掃除したい箇所にクエン酸スプレーを軽くスプレーします。
  2. トイレットペーパーやキッチンペーパーを貼り付けます。
  3. ペーパーがびしょびしょになるくらい液をスプレーします。
  4. 乾燥防止のためラップをし、30分放置します。
  5. 放置後ラップとペーパーを剥がし、拭き取ります。

トイレットペーパー以外のものを使用した場合、剥がした後はトイレに流さないようにしてください。

トイレットペーパーを使用した場合にも、一度に流すと詰まりを起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

クエン酸パックは少し手間がかかるので毎日行うのは難しいですね。

日頃から黄ばみができないようにお手入れするのが理想ですが、万が一できてしまった場合は「クエン酸パック」で撃退しましょう。

黒ずみ掃除にはオキシ漬け

「忙しくてついついトイレ掃除をさぼったら、便器内に黒ずみができちゃった。」

そんな時にはオキシ漬けをしましょう。

  • 黒ずみを落とすには塩素系の洗剤やブラシが必要だから億劫な方。
  • 塩素系の洗剤は抵抗がある方。

このような方にもオキシ漬けはブラシ不要で環境にも優しいのでおすすめです。

まずオキシ漬けをするために、オキシ液を作る必要があります。

作り方は粉末のオキシクリーン(付属スプーン1杯)をお湯(2リットル)に溶かし、泡立てたら完成です。

オキシクリーンはお湯の方が効果を発揮できるため、なるべくお湯に溶かしたほうがいいですね。(60度以上なら尚良い)

オキシ漬けの時に必要なもの

  • オキシ液
  • ゴム手袋
便器内オキシ漬けのやり方
  1. オキシ液を作ります。(上記参照)
  2. 作ったオキシ液を便器の中に流し込む。
  3. 30分以上は放置します。(オキシクリーンは30分〜6時間まで高い効果を発揮する)
  4. 流して終わりです。

オキシ液を作ってしまえば、流し込んで終わりです!

とても簡単に黒ずみの掃除ができますね。

オキシ液を入れた後は放置時間が必要なため、あらかじめトイレを済ませておく事が必要ですね。

塩素系の洗剤を使用する時に発生する匂いもなく、安心して使えるのがいいです。

便器内の黒ずみは発生させないのが理想ですが、万が一できてしまった時は「オキシ漬け」が便利です。

便器の外掃除のやり方

便器は中だけではなく外側の掃除も重要です。

特に便器のフチの部分は汚れやすい箇所ですね。

そのような汚れやすいところは日頃から気を付けて汚れが蓄積するのを防ぎましょう。

便器の外掃除の時に必要なもの
(※はあると便利なもの)

  • 中性洗剤
  • 柔らかい布orトイレットペーパー

※トイレシート

中性洗剤をトイレットペーパーに付けて便器の外側を拭きましょう。

トイレ掃除 便器
画像引用元/LIXIL公式HP
便器の外の毎日掃除のポイント
  • 便器のフチも忘れずに拭きましょう。
  • トイレシートを使用しても便利です。

トイレシートを使用する時は、先に便器の外側を拭いてから最後に便器のフチを拭くようにすると衛生的です。

週に1〜2できればOKなトイレ掃除箇所とやり方

ここからは毎日掃除をしなくても、週に1〜2回できれば問題がないというトイレ掃除の箇所の説明をします。

壁掃除のやり方

トイレの壁は意外と汚れています。

最近の住宅はトイレに24時間換気の換気扇が付いているということもあり、ホコリが集まってしまいがちなんですよね。

そして何より壁の低いところは尿はねの心配があります。

尿はねは放置してしまうと、ニオイや黄ばみのもとになってしまうので注意が必要ですね。

壁掃除の時に必要なもの
(※はあると便利なもの)

  • 中性洗剤
  • 雑巾orトイレシート
  • ゴム手袋

※消毒用エタノール

壁掃除のやり方は、基本的には中性洗剤を付けた雑巾やトイレシートで拭き取るだけできれいになります。

壁の下の方は尿はねによる汚れの可能性があります。

衛生的に掃除をするために、拭く時は高いところから順に拭いていきましょう。

もし黄ばみや臭いが発生している場合は、酸性の性質を持った洗剤が効果的です。

トイレの壁掃除のポイント
  • どの洗剤を使う場合も壁の素材を確認し、影響がないかチェックした上で行いましょう。
  • 壁と同様、ドアやドアノブも忘れずに掃除しましょう。
  • 黒カビが発生している場合は消毒用エタノールで除菌しながら拭きます。

酸性の洗剤で拭き掃除をしたあとにアルカリ性の洗剤で拭くようなことがあると、化学反応を起こして有毒ガスが発生する危険もあります。

性質の違う洗剤は重ねて使用したりせずに、日をずらすなどの工夫をしましょう。

床掃除のやり方

トイレの床は一見きれいに見えても、見えない汚れが潜んでることが多い箇所です。

週1〜2回の掃除を忘れずに行っていきたいですね。

床掃除の時に必要なもの

  • トイレシート
  • キッチンペーパーと中性洗剤の組み合わせでも可
  • ゴム手袋

トイレの床掃除はトイレシートが便利です。

使い捨てなので終わればすぐ捨てられるのが、衛生的でいいですね。

トイレシートがない場合は、キッチンペーパーに中性洗剤を付けて拭いてもいいでしょう。

トイレ掃除 床
画像引用元/LIXIL公式HP

キッチンペーパーはトイレットペーパーと違い水に溶けないので、使用後は流さずゴミ箱に捨てましょう。

便器周りを拭く時は注意が必要です。

便器の周りに尿はねなどの汚れがある場合、便器周りを先に拭いてしまうと汚れや菌を広げてしまう可能性があります。

そのようにならないために便器周りは最後に拭くようにしましょう。

トイレの床掃除のポイント
  • 便器と床のつなぎ目に隙間がある場合は汚れが溜まってる場合があるので念入りに掃除しましょう。
  • 臭いが気になる時は、重曹やクエン酸スプレーを使って掃除します。
    (床の素材を確認してから使いましょう)

トイレの床が汚れていれば、トイレマットやスリッパも汚れているということです。

床掃除に合わせて洗濯することをおすすめします。

大掃除でやりたいトイレ掃除箇所とやり方

普段なかなか掃除できない箇所は、大掃除の時にまとめて掃除していきましょう!

トイレ掃除の大掃除で必要な掃除箇所と、やり方を説明していきますね。

タンク掃除のやり方

トイレ掃除 タンク
画像引用元/LIXIL公式HP

トイレのタンクの中を覗いたことはありますか?

きれいな水が中に溜まっているだけとはいえ、結構汚れてしまうものなんですよね。

かといって、タンクを外して丸々手洗い、とはいきませんよね。

そこで今回は重曹を使って環境にもやさしいタンク掃除のやり方をご紹介します。

重曹を使ったタンク掃除の時に必要なもの
(※はあると便利なもの)

  • 重曹(粉orスプレー)
  • クエン酸(粉orスプレー)
  • 掃除用のスポンジorブラシor雑巾
  • ゴム手袋

※使い古しの歯ブラシ
※柄の長いブラシ

粉状のものをスポンジやブラシに直接付けて掃除してもいいですし、スプレー状にしたものを吹き付けてから掃除をしてもいいです。

重曹を使ったトイレタンクの掃除の仕方
  1. まず止水栓をしっかり閉めます。
  2. タンクのフタや周りを雑巾やスポンジなどでこすって掃除する。
    しつこい水垢にはクエン酸を使って掃除しましょう。
    細かい部分には使い古しの歯ブラシを使うのもいいですね。
  3. タンクのフタを外しタンク内を掃除する。
    重曹を付けたスポンジやブラシを使って掃除します。
    タンクの中の部品は触らないように注意しましょう。
    届きにくいところは、使い古しの歯ブラシや、少し柄の長いブラシなどを使って掃除します。
  4. 洗浄レバーを回して溜まっている水を流します。
    この時は止水栓が閉まっているので水は抜けたままになります。
  5. タンクの底に溜まっている汚れを掃除する。
  6. 止水栓を開け、何度か水を流し、タンク内がきれいになれば掃除完了!

大掃除のように年に一回の頻度での掃除だと、汚れの蓄積もなかなかのものになります。

そうなると汚れを落とす作業が大変になりますね。

月に1回ほど、重曹を大さじ一杯タンクに入れておくと黒ずみやタンク内の汚れ防止になります。

重曹を入れたらそのまま数時間は時間を置いておきたいので、夜寝る前やお出かけの前のタイミングで重曹を入れるようにしてくださいね。

シャワーノズル掃除のやり方

大掃除の時には温水洗浄便座のシャワーノズルも掃除しておきましょう。

シャワーノズル掃除の時に必要なもの
(※はあると便利なもの)

  • 中性洗剤
  • キッチンペーパーor雑巾orトイレシート
  • ゴム手袋

※使い古しの歯ブラシ

トイレ掃除 シャワーノズル
画像引用元/TOTO公式HP
シャワーノズル掃除のやり方
  1. ノズルを引き出す。
    お使いの温水洗浄便座の機種によってノズルの引き出し方に違いがあるので、不明な場合は取扱説明書を確認してくださいね。
  2. ノズルの部分に中性洗剤をかけ、ペーパーやシートでこすりながら拭きます。
    細かい汚れは歯ブラシがあると便利ですね。
  3. 洗剤を拭き取って完了!

使用頻度によって、月に1回や3ヶ月に1回などと掃除の回数を工夫すると汚れが溜まらず楽に掃除できます。

天井・換気扇のやり方

トイレは換気扇が24時間動いているご家庭も多く、埃が溜まりがちな場所です。

換気扇が汚れるのはもちろん、天井も例外ではありません。

頻繁に掃除できる箇所ではないので、大掃除の時にしっかり汚れを落としておきたいところですね。

天井・換気扇掃除の時に必要なもの
(※はあると便利なもの)

  • 中性洗剤
  • 雑巾orトイレシート
  • 掃除機
  • ゴム手袋

※使い古しの歯ブラシ
※ペーパーモップやハンディモップ

天井・換気扇の掃除のやり方
  1. 天井は中性洗剤を付けた雑巾などで埃を拭きましょう。
    ハンディモップなどであらかじめ埃を取り除いてから拭き掃除をすると、埃が舞い上がらないのでおすすめです。
  2. 換気扇はまず電源を切り、換気扇の外せる部分をすべて外します。
    大きいホコリは掃除機で吸い取ります。
  3. 水洗いできるところはそのまま洗います。
    (細かい部分は歯ブラシがあると便利です)
  4. 外せない部分は手の届く範囲で中性洗剤を付けた雑巾などで拭きましょう。
  5. 洗った部品を乾かして元に戻したら完了です!

換気扇の掃除は少し手間がかかるので、汚れを溜めないようにすると次の掃除が楽になります。

換気扇フィルターを使用するなどして工夫してみましょう!

自分でトイレ掃除をする際の注意点

トイレ掃除には意外と多くの注意点があります。

これまでにも何個か紹介していますが、ここで注意点をまとめておきますのでよく確認してください。

思わぬ事故や怪我にならないように、きちんと注意点を知っておきましょう!

充分に換気をする

塩素系の洗剤を使う時はもちろんですが、それ以外の洗剤にも多少の匂いがあるものが多いので換気はしておきましょう。

ニオイだけでなくホコリも舞い上がるので、マスクをして掃除することを勧めます。

コンセントを抜く

温水洗浄便座はトイレ用器具といえども電化製品です。

通電したまま掃除をしてしまうと、水濡れによる感電や故障に繋がる恐れがあります。

他の電化製品と同じように掃除する際は必ずコンセントを抜き、濡れないように注意しましょう。

掃除箇所の素材を確認する

酸性やアルカリ性の洗剤は、使用できない素材の場合があります。

金属やタイル、大理石に使用すると変色や素材を傷める可能性があるので、使用する洗剤には注意が必要です。

プラスチックなどの合成樹脂も変色や変形の恐れがあります。

使用する洗剤の注意事項をよく確認してから、掃除を行いましょう。

その他にも長時間のつけ置きや、洗剤を塗布したままの放置は素材が対応していたとしても傷めてしまう可能性があるので気をつけてください!

洗剤を混ぜない

酸性洗剤とアルカリ性の洗剤(塩素系漂白剤)を混ぜると、人体に有毒なガスが発生して大変危険です。

絶対に混ぜてはいけません。

混ぜるだけではなく連続して利用するというだけでガスが発生してしまう場合もあるので、注意しましょう。

どうしても1箇所に2種類の洗剤を使いたいという場合は、しっかりと1つ目の洗剤を拭き取ったあとに2つ目の洗剤を使用しましょう。

ブラシで擦りすぎない

汚れを落とそうとすると、ついついブラシで強くこすってしまいがちになりますよね。

ですがブラシなどで強くこすると、こすった部分に傷を付けてしまう可能性があります。

一度傷をつけてしまうとその部分に汚れが溜まりやすくなってしまいます。

弱い力でもブラシの素材が硬かったり、研磨作用のあるブラシだったりする場合があるので注意が必要です。

最近の便器内には防汚効果などの処理をされているものが多いので、それらを剥がしてしまう恐れもありますね。

使い捨てタイプのブラシは素材も柔らかく、何より使ったブラシをそのまま捨てられるので衛生的にもおすすめです。

トイレシートは広げて流す

とても便利なトイレシートですが、掃除後のシートを畳んでそのまま流すと詰まりの原因になる可能性があります。

トイレシート使用後は広げて、そして1枚ずつ流すようにしましょう。

トイレ汚れを予防するために心がけること

汚れやすいトイレの掃除を少しでも楽にするためには、普段から汚れを防止することも必要ですよね。

掃除の工夫やトイレの使い方次第で汚れを防止できるので試してみてくださいね。

こまめな掃除をする

今回ご紹介した毎日トイレ掃除が、この「こまめな掃除をする」というのに当てはまりますね。

面倒でもちょっとした掃除を毎日行うことで、汚れの蓄積を防ぎトイレ掃除を楽にします。

定期的に水を流す

家に複数個のトイレがある場合は、使用頻度が偏りがちになることもありますね。

あまり使わない方のトイレは水が溜まったままになってしまうので、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。

雑菌が繁殖してしまうと、黒カビや黒ずみの原因になってしまいます。

あまり使用しないトイレが家の中にある場合は定期的に水を流し、菌の繁殖を防止しましょう。

座って用を足す

男性が立ったまま用を足すと便器の周りに尿がはねてしまい、トイレ汚れの原因になります。

尿はねによる壁や床の汚れが蓄積するとにおいの元や、落とすのに一苦労する汚れになってしまいます。

尿はねを防ぐために座って用を足すというのも一つの手段ですね。

簡単トイレ掃除グッズで汚れを予防する

トイレの汚れを防止してくれる便利な簡単グッズもたくさんあるのでご紹介しますね。

置くだけ汚れ防止

トイレ掃除 ブルーレット
画像引用元/小林製薬公式HP

こちらは小林製薬の置き型洗浄剤、「液体ブルーレットおくだけ」です。

トイレの水を流すたびに、洗浄しながら汚れが付かないようにコーティングしてくれる商品です。

除菌効果がある商品や、香りがあるものなど種類が豊富なので、自分の好みのものを選んでみてくださいね。

スタンプで汚れ防止

トイレ掃除 スクラビングバブル
画像引用元/ジョンソン公式HP

便器内にジェル素材のスタンプをすると、流すたびにスタンプの洗浄成分が溶け出し汚れを落としてくれるすぐれものです。

画像にある、「スクラビングバブルトイレスタンプ」が有名ですね。

汚れを落としてくれるだけではなく防汚効果もあるので、きれいなトイレが長続きします。

貼るだけで汚れ防止

トイレ掃除 おしっこ吸う〜パット
画像引用元/株式会社サンコー公式HP

便器の前方に貼るだけで尿のはねやもれを防いでくれる商品です。

便座と便器の隙間から尿がもれると、床やマットが汚れて掃除に一手間かかってしまいます。

そのような汚れが多い場合は、こちらの「おしっこ吸う〜パット」を試してみてはいかがでしょうか?

トイレ掃除の負担を軽減してくれますよ。

トイレ掃除のやり方に関するよくある質問

ここではトイレ掃除によくある質問をまとめてみました。

こんな時はどうすればいいの?と迷ったら、こちらを参考にしてみてくださいね!

トイレ掃除の頻度は?

トイレ掃除は汚れを溜めないためにも定期的に行っていきたいですが、家族構成によって使用頻度も変わってきますよね。

ただ汚れを放置すると出来てしまう尿石などの頑固な汚れを作らないためにも、週に1回は洗剤を使用してのトイレ掃除をおすすめします。

トイレの便器掃除の順番は?

便器の掃除は上から順に行いましょう。

タンク(タンクのフタの部分も)

便座フタ

便座

便器の中

便器の外

余力があれば壁→床

とこのような順番で行うと、汚れとともに付着している菌を広げずに掃除できます。

トイレ掃除で重曹とクエン酸はどっちを使うのがおすすめ?

重曹は弱アルカリ性の性質、クエン酸は酸性の性質です。

そしてどちらの洗剤を使うかは、落としたい汚れの性質とは逆の洗剤と考えれば良いのです。

酸性の汚れ アルカリ性の汚れ
  • カビ
  • 黒ずみ
  • 黄ばみ
  • 尿石
  • 水垢

酸性の汚れであるカビや黒ずみ→アルカリ性の性質を持った「重曹」

アルカリ性の汚れである黄ばみや尿石、水垢→酸性の性質を持つ「クエン酸」

と、このように使い分けましょう!

毎日使うトイレは清潔に保とう!

今回は毎日のトイレ掃除のやり方を説明してきました。

簡単なトイレ掃除を毎日行うことで汚れが蓄積しないので、トイレ掃除の負担が軽減するということがわかりましたね。

もし頑固な汚れが発生してしまっても、今回ご紹介した洗剤などを上手に利用してみてください。

ただしトイレ掃除を行う時には、注意しなければならないこともあります。

使用する洗剤・掃除したい箇所の説明書や、こちらの記事を参考にし注意事項をよく確認してきれいなトイレを保ちましょう。

もしも自分でするのは大変だと感じた方はプロへ依頼することもおすすめですよ。

トイレ掃除 業者に関する情報もチェックしていてくださいね。

中でも、イオングループが運営しているカジタクは、トイレ業者の中では料金が最も安く、オプションをつければタンクまで掃除してくれるので一度検討してみてください。

今後もみなさんにとって有益な情報を紹介していきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

トイレクリーニング
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