毎日の生活の中で段々と汚れてしまう壁紙。
気が付いた時には壁紙が黒ずんでいたりカビが生えているといった状態になっていることがあります。
壁紙が汚れていると、それ以外の場所を綺麗にしていても不潔に感じてしまう原因になってしまいます。
今回の記事では壁紙掃除について汚れ別の落とし方や普段のお手入れ方法などを解説していきます。
- 壁紙汚れの原因と落とし方
- 壁紙を綺麗に保つ方法
- 壁紙掃除の注意点
- 壁紙掃除におすすめのアイテム3選
- 壁紙掃除を実施しているおすすめのハウスクリーニング業者
壁紙掃除におすすめの最強洗剤もご紹介していますので、ぜひ最後まで記事を読んで参考にしてください。
【スポット掃除】壁紙の汚れの原因と落とし方
壁紙汚れの原因は一つではなく、様々な原因によって引き起こされます。
そのため壁紙汚れを落とす際には、原因に合わせて使用する洗剤を選ぶようにしましょう。
汚れの原因とおすすめの洗剤を表にまとめました。
壁紙汚れの原因 | 汚れを落としやすい洗剤 |
---|---|
黒ずみ | 中性洗剤 |
カビ | 消毒用アルコール |
ヤニ | セスキ炭酸ソーダ |
油 | 重曹 |
それでは、表の中をもう少し詳しく解説していきます。
汚れの落とし方についても説明しているので、ぜひ参考にしてください。
黒ずみ汚れには中性洗剤(ウタマロクリーナー)
壁紙の黒ずみ汚れの原因は、手についている皮脂などが壁を触った際に付着してしまうことです。
電気のスイッチ周りやドア枠といった箇所は手で触ることが多いため、黒ずみ汚れが発生しやすくなっています。
こういった壁紙の黒ずみ汚れは、中性洗剤(ウマタロクリーナー)を使用することで落とすことが可能です。
- 雑巾などをお湯で濡らし、中性洗剤を含ませる
- 黒ずみ汚れを拭き取る
- 最後に乾いた雑巾で乾拭きをする
雑巾をお湯で濡らしておくことで中性洗剤の効果をより高め、しっかりと黒ずみ汚れを落とすことが可能です。
カビには消毒用アルコール
壁紙のカビ汚れの原因は、空気循環が悪いことから起こる湿気です。
家具の裏や風通しが悪い場所の壁には湿気がこもるためカビが発生しやすくなります。
壁紙のカビ汚れを落とすためには、以下のような消毒用アルコールを使用するといいでしょう。
画像引用元/公式サイト
- 雑巾に消毒用アルコールを含ませる
- 雑巾でカビ汚れを拭き取る
消毒用アルコールで壁紙を拭き取る場合、壁紙が損傷してしまうことがあります。
壁紙のカビ汚れを落とす際には、まず目立たない箇所で壁紙が損傷しないか確認してから行うようにしましょう。
ヤニ汚れにはセスキ炭酸ソーダ(激落くん)
室内でタバコを吸っていると壁にヤニが付着してしまい、ヤニ汚れの原因となってしまいます。
ヤニ汚れは中性洗剤などで落とすことが難しい汚れです。
そのためヤニ汚れを落とす場合には、セスキ炭酸ソーダ(激落ちくん)を使用します。
- セスキ炭酸ソーダを雑巾に含ませる
- セスキ炭酸ソーダを含ませた雑巾で汚れを拭き取る
- 濡れ雑巾でセスキ炭酸ソーダが残らないように水拭きをする
汚れがひどくない場合は、セスキ炭酸ソーダの使用量を半分程度にして濃度を薄めて掃除することも可能です。
この場合はセスキ炭酸ソーダの濃度が薄いので水拭きで仕上げをする必要はありません。
スイッチ周りなどを掃除する場合は内部に水気が入らないように注意し、よく絞った雑巾で水分を拭き取るようにしましょう。
油汚れには重曹
キッチンなど油を使用する部屋だと油が壁紙に付着し、油汚れが発生してしまいます。
油汚れは水拭きなどでは落とすことが難しい汚れです。
こういった油汚れは酸性なので、アルカリ性である重曹を使用すると落とすことが可能です。
- 水100mlに対して重曹小さじ1杯を溶き、重曹水を作る
- 重曹水をスプレーなどで壁に吹きかけ、下から上へ向けて雑巾で汚れを拭きとる
- 重曹水を含んでいない濡れ雑巾で水拭きをする
- 乾いた雑巾で仕上げ拭きをする
重曹水は壁紙以外にも、換気扇やコンロ回りの掃除にも使用することが可能です。
【普段のお手入れ】壁紙の掃除方法
ここまでは汚れてしまった壁紙の掃除方法を解説してきました。
壁紙は簡単なお手入れをすることで汚れが落ちる原因を取り除くことができます。
ここでは普段の掃除の中でできる壁紙のお手入れ方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
STEP1.モップ・クロスにて埃を取る
空気中には埃が漂っており、壁紙に埃が付着してしまいます。
壁紙に付着した埃を放置していると黒ずみ汚れなどの原因になってしまうので、埃を掃除してあげることが重要です。
普段のお掃除の中で行うのであれば、モップやクロスなどを使用して埃を取るといいでしょう。
埃をモップなどで撮る際には、上から下に向けてS字を書くように左右に大きく振りながら拭いていくようにしましょう。
凸凹のある壁紙は特に埃が溜まりやすいので、しっかりと掃除をして埃を落とすようにしてください。
STEP2.ビニルクロスは水拭きをする
ビニル製のビニルクロスは通常の壁紙と違い水に強いという特性があります。
そのため水拭きで汚れを落とすことが可能です。
綺麗な水を含ませ硬く絞った雑巾を使用して、汚れた箇所を拭き取るといいでしょう。
つなぎ目に水が入るとクロスが剥がれる原因となってしまいます。
つなぎ目に水が入らないよう、つなぎ目に逆らわず拭くようにしてください。
壁紙を綺麗に保つ方法
日々の汚れが積み重なり汚くなってしまう壁紙ですが、ちょっとしたことで壁紙を綺麗に保つことが可能です。
壁紙を綺麗に保っていることで、汚れてしまった際にも簡単に汚れを落とすことができるのでおすすめです。
- こまめな掃除をする
- 部屋の換気をする
- 壁紙と家具の間を開ける
こちらの部屋を綺麗に保つ3点の方法について解説をしていきます。
こまめな掃除をする
壁紙を綺麗に保つためには、こまめな掃除をする必要があります。
先程ご紹介した壁紙に付着した埃を落とすことだけでなく、汚れが付着したらすぐに掃除することで壁紙を綺麗に保つことが可能です。
壁に油や手垢などが付いた際にはサッと拭き取るなど簡単なことをするだけで壁紙が汚れにくくなります。
部屋を換気する
部屋に発生する結露は、カビや壁紙が剥がれてしまう原因になってしまいます。
結露を防止するためには、換気を行い湿気を除去することが重要になります。
キッチンなどの水回りは湿気がこもりやすい場所になるので、換気扇を回すなどして換気を行うようにしましょう。
またクローゼット内なども湿気が溜まりやすい場所となっています。
定期的にクローゼットの扉を開ける、除湿剤を置くなどして湿気を除去するようにしてください。
壁紙と家具の間を開ける
壁紙と家具を隙間なく設置していると、家具の塗料に含まれている成分が壁紙に移り変色してしまう原因となります。
また隙間がないため風通しが悪くなり、結露やカビが発生する原因にもなってしまいます。
壁紙と家具の間に隙間を開けて設置することで、色移りを防ぐことが可能です。
風通しもよくなるので結露やカビを予防することもできるので、壁紙と家具は隙間を開けて設置するようにしてください。
壁紙の掃除で気をつけること
壁紙を掃除する場合、壁紙の種類に合わせた掃除方法を行わないとトラブルが発生する原因になってしまいます。
そのため壁紙掃除をするのであれば、まず材質を確認しなければいけません。
壁紙の材質の判断が難しい場合には、施工が行われた際の資料を確認したり施工業者に問い合わせしたりするといいでしょう。
以下に各材質の壁紙ごとの気をつける点を解説していきます。
白い壁紙を掃除する場合
白い壁紙は汚れが目立ちやすく、汚れを落とそうと力強く拭きがちです。
しかし壁紙は力強く拭いてしまうと、破れたり剥がれたりする原因になってしまいます。
汚れを落としたいからといって力強く拭くのではなく、やさしく掃除するようにしてください。
ビニルクロスを掃除する場合
ビニルクロスは日本の建築物でよく使われている壁紙です。
汚れを落としやすいといった特徴があるのですが、立体的な加工をされているデザインの場合凹凸に埃が溜まりやすいです。
また凹凸が潰れてしまうため、力強く拭くのではなくやさしく拭く必要があります。
強い洗剤や有機溶剤を使用してしまうとビニルクロスが変色したり表面が破損する原因になってしまうので、これらは使用しないようにしましょう。
珪藻土壁紙を掃除する場合
珪藻土壁紙とは、珪藻土を紙に混ぜて生成される壁紙です。
珪藻土壁紙は調質性、消臭性に優れている壁紙といわれています。
埃や水分が吸着しやすいといった特性もあるため、こまめな掃除を行わなければ黒ずみやカビ汚れを引き起こす原因になってしまいます。
水分を吸着するため、水汚れが一度染み込んでしまうと落とすことができません。
水汚れが付着した際には、すぐに乾いた雑巾やティッシュペーパーなどでやさしく叩くようにして拭き取るようにしてください。
水で薄めた中性洗剤を雑巾になどに含ませて軽く叩くことでも汚れを落とすことができます。
この場合は、最後に乾いた布で拭き取るようにしてください。
力強く拭いてしまうと珪藻土が剥がれたり崩れてしまう原因になるので注意しましょう。
壁紙の汚れ落としに最強のアイテム3選
壁紙の汚れを落とす場合、おすすめのアイテムがいくつかあります。
ここでは汚れごとにおすすめの掃除アイテムをご紹介していきます。
ホームセンターなどで手に入るアイテムなので、ぜひ壁紙掃除に役立ててください。
ホームケアシリーズ ヤニ汚れ用|ヤニ落としに最強
画像引用元/友和公式サイト
ホームケアシリーズヤニ汚れ用は、ヤニ汚れ専用の洗剤です。
プロ仕様の強力な洗剤となっており、落としにくいヤニ汚れの掃除をサポートしてくれるアイテムです。
ホームケアシリーズヤニ汚れ用をサッと吹きかけて、雑巾などで拭き取るだけなので簡単にヤニ落としをすることができます。
ビニルクロス壁紙の他にサッシ、蛍光灯にも使用することが可能です。
油性ペンなどのシミ汚れやクロスが劣化することにより発生する黄ばみには効果が薄いので注意しておきましょう。
カビホワイトカビ強力除去スプレー|カビ落としに最強
画像引用元/公式サイト
カビホワイトカビ強力除去スプレーは、ビニルクロスや珪藻土壁紙などに付着したカビを除去できるアイテムです。
カビのある部分へカビホワイトカビ強力除去スプレーを吹きかけ15分ほど放置した後、水拭きするだけと簡単に使用できる点もおすすめポイントです。
壁紙以外にもお風呂場やプラスチックなどのカビ落としにも使用することが可能です。
脱脂・脱油洗浄剤 Dirt<Pass|油汚れ落としに最強
画像引用元/公式サイト
脱脂・脱油洗浄剤 Dirt<Passはアルカリ性の洗剤で、油汚れ落としにおすすめのアイテムです。
ハウスクリーニングのプロも使用しているアイテムなので、落としにくい油汚れもサッと落とすことが可能です。
油汚れ以外に、石けんカスや湯垢といったお風呂場の汚れも落とすことができます。
無香料、着色料不使用のアイテムとなっており、狭い空間で使用しても香料が充満しないといった特徴があります。
また高濃度なアイテムになっており10倍まで希釈して使用することができるので、コストパフォーマンスが高いアイテムでもあります。
アルカリ性の洗剤なので、水垢や錆びの除去には使用できないので注意してください。
壁掃除|壁紙掃除は業者にお任せ!
ここまでは、自分で壁紙掃除をする方法や、おすすめのアイテムなどをご紹介してきました。
壁紙掃除をしていると
- 自分で壁紙掃除をしてみたけど汚れが落ちない
- 掃除の時間を取ることができない
など、さまざまな理由で自分で実施するのがずかしい場合があります。
そのような時は業者に壁紙掃除を依頼するのがおすすめです。
ここでは壁紙掃除を実施しているハウスクリーニング おすすめ業者をご紹介しますので、参考にしてください。
おそうじ本舗|しつこい壁紙のヤニや手アカも除去
画像引用元/おそうじ本舗
おそうじ本舗では、壁面積20㎡以下であれば一律11,000円にて壁紙掃除を依頼できます。
時間のあまり取れない方向けの特急便も用意されており、別料金3,300円を払うことで最短でサービスを受けることも可能です。
手垢や埃汚れだけでなく、落としにくいヤニ汚れにも対応しています。
養生などを行いまわりを汚さないようにするなど細かいところまで行き届いたサービス行っているのも嬉しいポイント。
壁面積が20㎡を超える場合や高所作業が必要な場合、家具移動が必要な場合などには別途費用がかかるので注意しておきましょう。
女性スタッフを希望する場合には事前に連絡をしておくことで対応してもらえます。
一律料金で壁紙掃除を依頼したいと思われている方は、ぜひおそうじ本舗に依頼してみてはいかがでしょうか。
全国47都道府県1,701店舗展開
くらしのマーケット|希望に合った業者を簡単に選べる
画像引用元/くらしのマーケット
くらしのマーケットでは、壁紙掃除業者の価格比較を簡単に行うことができます。
例えば最安値の業者を調べた場合、大阪府であれば10㎡あたり4,860円にて壁紙掃除をしてもらうことが可能です。
一目見てすぐ価格が分かるようになっているので、業者の比較をしてコストを抑えて壁紙掃除を依頼したいと思われている方におすすめです。
業者の口コミ情報を確認することができる点もうれしいポイントです。
業者の比較は会員登録をせずに行うことが可能ですが、業者を利用する場合やメッセージのやり取りをする場合には会員登録が必要なので注意しましょう。
インターネットで事前に料金がわかる!
おそうじ革命|壁紙復元塗装で新品同様
画像引用元/おそうじ革命
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壁紙復元塗装(20㎡未満) | 壁紙復元塗装(20㎡以上) | スペシャルカラーヤニ用ベージュ(20㎡未満) | スペシャルカラーヤニ用ベージュ(20㎡以上) | |
料金 | 価格:1枚塗り15,400円 価格:2枚塗り20,680円 |
価格:1枚塗り770円/㎡ 価格:2枚塗り1,034円/㎡ |
価格:1枚塗り16,500円 価格:2枚塗り22,220円 |
価格:1枚塗り825円 価格:2枚塗り1,111円 |
おそうじ革命では一般的な壁紙掃除はおこなっていませんが、壁紙復元塗装というサービスを受けることが可能です。
壁紙復元塗装は抗菌・消臭・脱臭効果のある染色コート剤を壁紙全体に塗る工法で、落とせない汚れなどがある壁を綺麗にすることが可能です。
通常汚れが落とせない場合壁紙を張り替えるのですが、壁紙の張替えにはコストや時間がかかってしまいます。
壁紙復元塗装であればコストや時間を抑えて施工することができるのでおすすめです。
追加料金なし!完全固定料金制
壁紙掃除に関するよくある質問
壁紙掃除について以下の質問を解説していきます。
- トイレの壁紙の掃除方法は?
- 凹凸のある壁紙の掃除方法は?
- アルカリ電解水は壁紙掃除に使える?
多くの方が疑問に思われるポイントですので、ぜひ参考にしてください。
トイレの壁紙の掃除方法は?
トイレの壁紙は、尿が飛び散ることにより黄ばんでしまったりにおいがついてしまったりします。
トイレの壁紙の黄ばみやにおいを除去するためには、重曹を利用して掃除をするといいでしょ。
- 200mlのぬるま湯に対して大さじ1杯の重曹を溶く
- スプレーボトルなどに移し雑巾に吹きかける
- 尿の汚れは便器より下の位置に付きやすいので、汚れが少ない壁の上から順番に拭いていく
重曹の他にクエン酸もトイレの壁紙掃除に適しているので、重曹同様にぬるま湯に溶かして使用しましょう。
凹凸のある壁紙の掃除方法は?
凸凹のある壁紙の場合、汚れが溜まりやすく雑巾などで拭いただけでは汚れが落ちないことがあります。
そのため凸凹のある壁紙を掃除する際には、歯ブラシを利用するといいでしょう。
強くこすってしまうと壁紙が破れたり剥がれてしまう原因となるので、汚れを落とす際にはやさしくこするようにしてください。
アルカリ電解水は壁紙掃除に使える?
アルカリ電解水は、壁紙掃除に使用することが可能です。
アルカリ電解水はアルカリ性なので、手垢や皮脂などが原因の黒ずみ汚れを落とす際に適しています。
- アルカリ電解水を雑巾に含ませる
- 汚れにやさしく押し当てるようにして吹く
直接アルカリ電解水を壁紙に吹きかけてしまうと壁紙が傷む原因になるので、必ず雑巾に吹きかけるようにしてください。
上手に壁紙を掃除して綺麗にしよう!
今回は壁紙の掃除方法やおすすめの掃除アイテムなどをご紹介してきました。
壁紙の汚れに合わせた掃除方法を行うことで、効果的に壁紙を掃除することが可能になります。
また普段のお手入れをしっかりとしておくことで、汚れが付いた場合にも簡単に綺麗にすることができます。
自分で汚れを落とすことができない場合には、業者に依頼をすることがおすすめです。
業者に依頼をすれば自分では掃除できない汚れもしっかりと落とせますし、自分で掃除をする時間を短縮することもできます。
壁紙掃除をする際には今回の記事の内容を思い出して、奇麗な壁紙を維持できるようにしましょう。
消毒用アルコールはホームセンターやドラッグストアなどで購入することができます。