家庭で本格的な料理を楽しむための低温調理器ですが、購入を検討されている方の中には、
- 電気代が高くなってしまうのでは?
- 機械自体も安くはないし、電気代も加味すると結局コスパってどうなの?
という点が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、低温調理器の電気代は高いのか安いのか、どの低温調理器が一番コスパがいいのか?についても解説していきます。
- 低温調理器の使用電気量は高いのか安いのか
- 各低温調理理器メーカーの使用電気量や特徴
- 低温調理器と電気調理鍋はどちらの電気代が安いのか
\コスパNo.1の低温調理器/
低温調理器とは
低温調理とは、耐熱の袋に食材を入れ40~60℃程度の低い温度の湯煎でゆっくり加熱する調理法のことです。
低温調理器は、湯煎を一定の温度に保つ役割を担っており、低温調理を使うことで家庭でも手軽に低温調理を行うことができます。
さまざまな形があり、
- クリップで固定するもの
- お鍋型のもの
などがあります。
低温調理器のメリット
低温調理器を使用するメリットは、
- 長時間ほったらかし調理ができて家事の負担が減る
- 簡単に美味しいお肉や魚料理が作れる
- 調理中に火を使わないでの安心
- 低温で調理するため栄養価が上がる
大きくこの4点が挙げられます。
それぞれのメリットについて解説していきます。
長時間ほったらかし調理ができて家事の負担が減る
低温調理器は温度と時間を設定したあとは、調理完了まですることがないため”ほったらかし調理”が可能です。
スイッチを押したら、テレビをみたり、掃除をしたりする事が可能なので料理の手間が一気に減らせます。
毎日忙しい主婦の方にとっては、ほったらかしで調理ができることで料理の負担が減りますし、他の家事に集中することもできます。
耐熱の袋に食材を入れるだけなので、料理が苦手な方でもチャレンジすることもでき、食材が焦げる心配や火を通しすぎる失敗も回避できるのが嬉しいポイントです。
また耐熱袋ごとで味や食材を分けることで、他の食材と味が混ざることなく複数の調理も同時並行で行えるため、効率よくかつ少ない洗い物で複数の料理を作ることもできます。
簡単に美味しい肉や魚料理ができる
低温調理器はタンパク質が固まり始める温度(63~70℃)を避けて調理ができます。
そのため、肉汁の流出が最小限に押さえられることができお肉はとても柔らかに仕上げることができます。中でもローストビーフは低温調理器の中でも言わずと知れた人気メニューの1つですよね。
もちろん魚料理も同様に、高級料亭で出されるようなふわふわ食感の料理を簡単に家庭で作れます。
肉や魚料理の他にも、プリンや温泉卵まで作ることが可能で、低温調理器1つあれば日々のおかずからスイーツまで網羅できます。
調理中に火を使わないので安心
低温調理器は水を一定の温度に保ちながら湯煎での調理となるため、火を使うことなく美味しい料理が出来上がります。
そのため、調理につきっきりになる必要はなく「うっかり火を消し忘れて焦がしちゃった。」「目を離した隙にフライパンが真っ黒になった。」等という料理の失敗とは無縁で、柔らかくて美味しい料理が出来上がります。
唯一の注意点としては、湯煎のお湯が蒸発してしまっていないか?だけお気をつけて!
低温で調理するため栄養価があがる
低温調理器は老化の原因物質である終末糖化産物(AGEs)の生成を抑える効果が期待できます。
終末糖化産物(AGEs)は100℃以上の高温で調理すると増加する物質なため、低温で調理する低温調理器を使って調理すれば、終末糖化産物(AGEs)の生成が押さえられます。
低温で調理すると、うま味を逃さないばかりか体にもいいということは、低温調理器を使わない手はありません。
低温調理器使用時にかかる電気代はいくら?人気機種6社を比較
低温調理器の電気代は高いのか?やすいのか?使用時に掛かる電気代はいくらなのか、人気機種6社を比較していきます。
※低温調理器の電気代比較方法
- 低温調理器は時間をかけて加熱する必要があるため、今回は2時間使用した際の電気料金を算出
- 電気料金は全国家庭電気製品構成取引協議会を参考に31円(税込)/1kWhで計算
計算式は、2時間の電気使用料金=W数/1000×31円×2時間
商品名 | W数 | 2時間の電気使用料金 | 1ヶ月の料金 ※31日間毎日使用 |
参考価格 |
アイリスオーヤマLTC-02 | 800 | 49.2円 | 1,537円 | 15,660円 |
BONIQ2.0 | 1,000 | 62円 | 1,922円 | 22,000円 |
エンペラータマリン | 1,200 | 74.4円 | 2,306円 | 14,980円 |
takistar | 1,100 | 68.2円 | 2,114円 | 14,800円 |
Yorano | 1,100 | 68.2円 | 2,114円 | 8,640円 |
ツヴィリング | 1,200 | 74.4円 | 2,306円 | 17,600円 |
今回は2時間毎日使用した場合で算出しています。調理内容、使用頻度によっては変動しますのでご了承ください。
1ヶ月毎日使った場合で、だいたい1,500〜2,300円前後。
月の半分使った場合で、約750円〜1000円前後と考えておくのがいいですね。
低温調理器アイリスオーヤマの電気代
画像引用元/アイリスオーヤマ
参考価格 | 15,660円 | 最大使用可能水量 | 12L |
定格消費電力 | 880W | 設定可能温度 | 25〜95度 |
2時間使用時の電気代 | 49.6円 | 設定可能時間 | 1分〜99時間59分 |
1ヶ月の電気代 (毎日使用) |
1537.6円 | 電源コードの長さ | 1.5m |
- 家にある鍋で使えるコンパクトなサイズ
- 防水機能のため水に濡れても安心
- 家庭用の浅型鍋(10cm)~で使用できる
防水機能のため湯気や万が一の水没も安心。
また、専用の容器を用意する必要がなく、自宅にあるお鍋で使用できます。
価格や電気代の安さはピカイチ!コスパを考える方には特におすすめ
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低温調理器BONIQ 2.0の電気代
画像引用元/BONIQ
参考価格 | 22,000円 | 最大使用可能水量 | 15L |
定格消費電力 | 1.000W | 設定可能温度 | 5〜95度 |
2時間使用時の電気代 | 62円 | 設定可能時間 | 1分〜99時間59分 |
1ヶ月の電気代 (毎日使用) |
1.922円 | 電源コードの長さ | 1.5m |
- 小型でスタイリッシュ
- 丸洗い可能なためお手入れが簡単
- 動作音が静か
- WiFi接続可能なため外出先からも操作できる
- 公式サイト限定でコンテナがついたスターターセット(29,700円)あり
小型でスタイリッシュなデザインで収納にも場所を取らないのがBONIQの人気の理由でもあります。
WiFi接続可能なため外出先からも操作できるので忙しい人にはうってつけの商品です。
低温調理器エンペラータマリンの電気代
画像引用元/エンペラータマリン公式サイト
低温調理器エンペラータマリンの電気代及び特徴は以下の通りです。
参考価格 | 14,980円 | 最大使用可能水量 | 20L |
定格消費電力 | 1.200W | 設定可能温度 | 0〜90度 |
2時間使用時の電気代 | 74.4円 | 設定可能時間 | 1分〜99時間59分 |
1ヶ月の電気代 (毎日使用) |
2306.4円 | 電源コードの長さ | 1.2m |
- スマートな縦長デザイン
- スタンド一体式で倒れにくい
- 完全防水使用なので万が一の時にも安心
スタンドが一体式なので、袋が浮いてくるのを防止できます。
またスタンドと取付クリップの二段構えなので倒れにくいメリットもあります。
低温調理器takistarの電気代
画像引用元/takistar公式サイト
参考価格 | 16,800円 | 最大使用可能水量 | – |
定格消費電力 | 1,100W | 設定可能温度 | 25〜90度 |
2時間使用時の電気代 | 68.2円 | 設定可能時間 | 1分〜99時間59分 |
1ヶ月の電気代 (毎日使用) |
2114.2円 | 電源コードの長さ | 1.9m |
- 3D流路設計でムラなく、均一に水を循環
- 取り外して洗えてお手入れらくらく
- 海外製品ではあるが、日本向けに再設計されていて安心
海外製品ですが、改めて日本向けに再設計されています。
面倒な海外の単位を考える必要はありません。
また、3D流路設計でムラなく、均一に水を循環することが可能です。
低温調理器Yoranoの電気代
画像引用元/Amazon/Yorano公式サイト
参考価格 | 8,640円 | 最大使用可能水量 | – |
定格消費電力 | 1,100W | 設定可能温度 | 25〜99度 |
2時間使用時の電気代 | 68.2円 | 設定可能時間 | 1分〜99時間 |
1ヶ月の電気代 (毎日使用) |
2114.2円 | 電源コードの長さ | – |
- 360°水循環機能で熱効率が50%アップ
- 24時間タイマー予約が可能
- 燃焼防止センサー、温度センサー、水位感知センサー、110℃高温防止センサー搭載
24時間タイマーで予約することができます。
また、センサーが4つも搭載されているため、安心して使用することができます。
低温調理器ツヴィリング の電気代
画像引用元/ツヴィリング公式サイト
参考価格 | 17,600円 | 最大使用可能水量 | 20L |
定格消費電力 | 1.200W | 設定可能温度 | 0〜90度 |
2時間使用時の電気代 | 74.4円 | 設定可能時間 | 1分〜99時間59分 |
1ヶ月の電気代 (毎日使用) |
2306.4円 | 電源コードの長さ | 125cm |
- W数が1,200Wと高いため早く加熱することができる
- 防水機能付きのためまさかの時も安心
- 料理研究家 川上文代さんのレシピブック付(20レシピ掲載)
W数が1,200Wとハイパワー商品です。
そのため設定温度に到達するのが早く、その分時間を節約することができます。
公式レシピブックも料理研究家 川上文代さんが監修してるのも嬉しいですよね。
低温調理器と電気調理鍋、電気代はどちらが安い?
電気調理鍋は材料と調味料を入れるだけで料理ができる調理器具です。
煮込み料理や蒸し料理ができるだけでなく、機種によっては無水料理、低温調理ができるものもあります。
低温調理器と低温調理もできる電気調理鍋の電気代はどちらが安いのでしょうか。
低温調理器と電気調理鍋の電気代には大きな差はない
低温調理器と電気調理鍋の代表機種の平均で比較していきます
W数 | 料金 | 参考価格 | |
低温調理器 | 800-1200W | 50-75円 | 8,500-20,000円 |
電気調理鍋 | 800-1000W | 50-70円 | 20,000-50,000円 |
消費電力が1,200Wのハイパワーが売りの低温調理器を除くと、両者に電気代で大きな差はありません。
電気調理鍋は機能が多い分価格が高い傾向にあるため、低温調理だけがしたい人は低温調理器を購入するのがコスパを考える方にはおすすめです。
まとめ
低温調理器の電気代は2時間の使用で49.6円~62円です。
一般的な家電と比較すると決して安いとは言い切れませんが、低温調理器で作る事ができる料理の質などのメリットである、
・長時間ほったらかしにできるので負担がかからない
・簡単に美味しい肉や魚料理ができる
・調理中に火を使わないので安心
・低温で調理するため栄養価があがる
を考えると、時短しながら美味しい料理を食べたい方にとってはコスパのいい商品です。
上手に利用しながら料理を楽しんでくださいね。
\コスパNo.1の低温調理器/
一定の温度を保ち続けることで、ゆっくりと火が入ってお肉はとても柔らかく作ることができるというのが大きな特徴!ただ、一定の温度を保って加熱し続ける必要があるため電気代を気にされている方も多い