オンラインクレーンゲームの仕組みを解説！特徴や注意点、ゲームセンターとの違いは？

2023年1月6日

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コロナ禍による外出自粛により自宅で楽しめる娯楽が求められており、それにともなって「オンラインクレーンゲーム」の人気も高まっています。

ちょっと興味があるけど仕組みがよく分からない。取った景品はどうなるの？
ゲームセンターにあるクレーンゲームとの違いは？
正直かなりうさんくさい。詐欺じゃないの？

と、疑問や不安、不信感を抱いている方のため、「オンラインクレーンゲーム」の仕組みや特徴、注意点などについて調べてみました。

「オンラインクレーンゲーム」を安全に楽しく遊ぶお手伝いになれば幸いです。

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この記事の目次

スマホでもブラウザでも楽しめるオンラインクレーンゲーム

「オンラインクレーンゲーム」は、スマホアプリやWEBブラウザから、クレーンを遠隔操作して楽しむクレーンゲームです。

獲得した景品は、もちろん実際に発送してもらえますよ！

この項では、

「オンラインクレーンゲーム」の仕組み
「オンラインクレーンゲーム」の歴史

について解説いたします。

オンラインクレーンゲームの仕組み

(画像引用元：タイトーオンラインクレーン（タイクレ）)

上述したように、「オンラインクレーンゲーム」は、スマホアプリやWEBブラウザから、クレーンを遠隔操作して楽しむクレーンゲームアプリです。

巨大な専用施設にクレーンゲームの筐体が設置されていて、カメラの映像を見ながらクレーンを操作します。

さらに施設内にはスタッフが24時間常駐しており、

筐体・景品の管理
景品の発送作業
景品の置き直しなどのユーザーアシスト
メール・チャットでの問い合わせ対応

など、様々な業務を行っていますので、ゲームセンターで遊ぶのと同じような感覚で楽しむことができますよ。

オンラインクレーンゲームの歴史

オンラインクレーンゲームアプリの元祖は、サイバーステップ株式会社の「トレバ」です。

「トレバ」は2012年5月9日にサービスが開始されました。

それを皮切りとして、2013年3月6日に株式会社ネッチの「ネットキャッチャーネッチ」、2014年12月18日に株式会社 DC7の「どこでもキャッチャー」のサービスが開始。

続々と数多くの企業が参入しました。

その中には、タイトー、カプコン、バンダイナムコなどの大企業も含まれています。

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以下の表は、2022年5月時点でサービス提供中のオンラインクレーンゲームアプリ29個を、サービス開始順にまとめたものです。

サービス開始時期	アプリ名	運営会社名
2012年5月	クレーンゲームトレバ	サイバーステップ株式会社
2013年3月	ネットキャッチャーネッチ	株式会社ネッチ
2014年12月	どこでもキャッチャー	株式会社DC7
2015年10月	モバクレ	旧：株式会社ファイブ現：株式会社ピーナッツクラブ
2015年11月	クラウドキャッチャー	アンテポスト株式会社
2016年1月	ぽちくれ（「ぽちっとクレーン」と「とれたね」がサービス統合）	SDエンターテイメント株式会社
2016年5月	ゲットライブ	株式会社ピーナッツクラブ
2016年7月	クレーンゲーム鑑定団NEO	株式会社神成
2015年5月	ぷらこれ	ぷらこれ株式会社
2017年2月	とったりーな	株式会社CUE
2017年7月	やったれ！キャッチャー	thankslab株式会社
2017年11月	タイトーオンラインクレーン	株式会社タイトー
2017年12月	GOTON！（旧：セガキャッチャーオンライン　現：GiGO ONLINE CRANE）	株式会社GENDA GiGO Entertainment（旧：株式会社GENDA SEGA Entertainment）
2018年3月	モーリーオンライン	株式会社イオンファンタジー
2018年3月	アイキャッチオンライン	株式会社ピーナッツクラブ
2018年4月	ネットクレーンモールとるモ	株式会社バンダイナムコアミューズメント
2018年5月	クレーンゲームマスター（クレマス）	クレーンゲームジャパン株式会社
2018年11月	カプコンネットキャッチャーカプとれ	株式会社カプコン
2018年12月	LUCK☆ROCK（ラックロック）	CREATE LAB．株式会社
2019年8月	LIFTる。（リフトル。）	株式会社GENDA Games
2019年8月	クレーンゲーム東京	GRIP inc.
2020年12月	TSUTAYAオンラインクレーン Giftole（ギフトーレ）	カルチュア・エンタテインメント株式会社
2021年4月	トルもんランド	東洋レコーディング株式会社
2021年4月	クレッチャ	株式会社ラウンドワン
2021年8月	クレーンゲームパラダイス	株式会社Mall
2021年9月	GACHI（ガチ）	株式会社ガチカンパニー
2021年12月	クレーンゲームプラス	株式会社神成
2022年3月	オタクレ	株式会社GENDA Games
2022年4月	セガ UFOキャッチャーオンライン	株式会社セガ

オンラインクレーンゲームの特徴

この項では、「オンラインクレーンゲーム」の特徴6つ、

24時間365日楽しめる
無料チケットやボーナスがある
他人の取り損ねた景品をハイエナできる
獲得した景品は自宅に配送
景品のラインナップが豊富
風営法を気にしないでプレイ可能

についてご説明します。

24時間365日楽しめる

「オンラインクレーンゲーム」は、24時間365日楽しめます。

通常のクレーンゲームが遊べるのは、ゲームセンターが営業している間のみです。

「風営法」による規制によって深夜営業が禁止されているので、24時間営業のゲームセンターはほぼ存在しません（ネットカフェ等の24時間営業のお店の一角に筐体が置いてあるような場合は除く）。

さらに16歳未満だと、18時以降は保護者の同伴が必要になってきます。

18時以降に「クレーンゲームがやりたくなったから一緒にゲームセンター行こう」なんてお願いするのは、たとえ翌日が休日だったとしても叱られてしまうでしょう。

ですが「オンラインクレーンゲーム」なら、筐体管理施設にスタッフが24時間常駐しているため、休業日や閉店時間を気にせず外出することもなく、いつでも遊びたいときに遊べます。

無料チケットやボーナスがある

(画像引用元：タイトーオンラインクレーン（タイクレ）)

「オンラインクレーンゲーム」ならではのメリットに、無料チケットやログインボーナスなどの特典があります。

アプリのダウンロード・新規会員登録や、ログインをするだけで無料チケットやポイントが貰えるんです！

大抵のオンクレでは無料チケットや貯めたポイントを消費して獲得した景品も発送してくれます。

どうしても欲しい景品があるわけではなく「取れたらラッキー」くらいの感覚で遊ぶタイプの方なら、実質無料で遊び続けられますね。

他人の取り損ねた景品をハイエナできる

クレーンゲームにおける「ハイエナ」というのは、他の人がプレイした後の台を狙う行為を指す言葉です。

何度も挑戦して景品を動かした痕跡のある台は、他の台よりも景品を取りやすくなっています。

ゲームセンターでは人目があって露骨な「ハイエナ」をするのは難しいですが、「オンラインクレーンゲーム」では誰が台の予約をしているのか分からないので堂々と「ハイエナ」行為ができます。

獲得した景品は自宅に配送

クレーンゲームの景品には、大きなぬいぐるみや大容量のお菓子など、かさばる景品が結構ありますよね。

たとえ小物でもたくさんGETすると荷物になってしまいます。

ですが、「オンラインクレーンゲーム」なら獲得した景品は自宅に発送してくれますので、持ち運びを気にすることなくビッグサイズの景品に気軽にチャレンジできますよ！

景品のラインナップが豊富

(画像引用元：LIFTる。（りふとる）)

「オンラインクレーンゲーム」は、ゲームセンターとは比べ物にならないほど景品のラインナップが豊富です。

ゲームセンターだとクレーンゲームの筐体ばかり並べるわけにもいきませんし、景品の管理、保管スペースも限られています。

ですが「オンラインクレーンゲーム」は、巨大な専用施設で筐体と景品の管理をしているので、景品を豊富に扱うことができるのです。

アプリによって取扱品目数は異なりますが、業界トップの景品数を誇る「LIFTる。」は2022年5月時点で、10,000品目を超えています。

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風営法を気にしないでプレイ可能

「オンラインクレーンゲーム」は風営法を気にすることなく遊ぶことができます。

風営法とは、正しくは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」といいます。

風俗営業の種類は1号～5号まであり、ゲームセンターは5号に該当します。

椅子やテーブルの高さや、照明の明るさなど細かい決まりがあるのですが、クレーンゲームのプレイヤーにかかわるものは、以下の3つです。

24時～6時までの間は営業不可
16歳未満は18時以降、保護者の同伴必須
22時以降は18歳未満入場禁止

都道府県の条例によって時間が異なる場合もありますが、風営法上ゲームセンターは24時間営業不可で、18歳未満は22時以降入場禁止となります。

ですが「オンラインクレーンゲーム」は店舗内での遊技を想定していないため風営法の規制を受けません。

そのため24時間営業が可能なのです。

オンラインクレーンゲームの注意点

この項からは「オンラインクレーンゲーム」の注意点を6つ、

1プレイ料金がゲームセンターよりも高い
操作にタイムラグがある

自分の取り損ねた景品をハイエナされることも

自宅に景品が届くまで時間がかかる場合もある

お金の使い過ぎに注意!

についてご説明します。

1プレイ料金がゲームセンターよりも高い

「オンラインクレーンゲーム」は、1プレイ料金がゲームセンターよりも高い傾向にあります。

ゲームセンターのクレーンゲームは、高額な景品を除けば、基本的には1プレイ100円～200円です。

しかしオンクレは1プレイ150円～250円あたりのものが多く、ゲームセンターと比較すると割高感は否めません。

操作にタイムラグがある

「オンラインクレーンゲーム」はどうしても操作にタイムラグが発生してしまいます。

さらに回線速度が遅いとプレイ自体が困難になることも。

ネット回線を利用した遠隔操作という性質上、仕方がない部分です。

練習台で操作の感覚を覚えたり、混雑する時間帯を避けたりする工夫が必要になります。

自分の取り損ねた景品をハイエナされることも

「オンラインクレーンゲームの特徴」の項で「他人の取り損ねた景品をハイエナできる」と書きました。

それは逆に言うと「自分の摂り損ねた景品をハイエナされる」ということになります。

こればかりはお互い様ですね。

自宅に景品が届くまで時間がかかる場合もある

「オンラインクレーンゲーム」は、自宅に景品が届くまでに時間がかかる場合があります。

宅配便なので、手元に届くまでどんなに早くても2、3日はかかります。

配送依頼が多く混雑している場合は、発送自体が遅くなってしまうことも。

また、アプリによっては無料配送チケットの配布曜日が決まっていて、その日まで待たなければならないこともあります。

お金の使い過ぎに注意!

「オンラインクレーンゲーム」ではお金の使いすぎに注意する必要があります。

「オンクレ」はキャリア決済やクレジットカード決済で現金を使わないため、お金を使っている感覚が薄くなって重課金してしまうことがあります。

ポイントを追加購入しない、リトライする回数を決めておく、など事前にルールを設定してのめり込みすぎないようにしましょう。

ゲームセンターとの違いを比較

「オンラインクレーンゲーム」とゲームセンターのクレーンゲームの違いを比較するために、表を作成しました。

	オンラインクレーンゲーム	ゲームセンター
営業時間	24時間 365日	店舗による。24時～6時まで営業不可
1プレイ料金	150円～250円	100円～200円
無料チケットやボーナス	ログインボーナスなど毎日実施	一部店舗では休日にクーポンなどを配布していることも
ハイエナ行為	気軽にハイエナできたりされたりする	実店舗で行うのはハイリスク（トラブルのもと）
景品の配送	宅配便での発送	自力で運搬
景品のラインナップ	多いところでは10,000点以上	筐体20~30台分の景品数