やめた方がいいハウスメーカーの特徴は?選び方のコツも解説

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注文住宅の建築を依頼するハウスメーカー選びは、失敗しない家づくりにするためにも重要なポイントです。

しかし、どのハウスメーカーも自社の良い所をアピールするため迷ってしまい、いつまでも決められないオーナーも多いです。

そのため、「良いハウスメーカー」を見つけるよりも「やめた方がいいハウスメーカー」を選ぶことをおすすめします。

そこで、この章ではハウスメーカーの選び方について解説します。

目次

やめた方がいいハウスメーカーの特徴10選

おすすめできないハウスメーカーには、この章で解説するような特徴があります。

これから家づくりを計画する人は、参考にしてください。

やめた方がいい

ハウスメーカー

の特徴

内容
名前を聞いた

ことがない

ネームバリューは一定の安心感を得られる

ことから、全く聞いたことがない建築会社は避けるべき。

営業の電話が

頻繁にかかってくる

オーナーの都合を無視した営業をする

ハウスメーカーはリスクが高いため、

連絡に関する約束をしっかり守る

ハウスメーカーから選ぶことが重要。

口コミや

評判が悪い

営業担当の対応が悪いという口コミ多い

ハウスメーカーは注意が必要。ただし、

口コミや評判を鵜呑みにするのではなく、

実際の対応内容で判断することがポイントといえる。

契約を急かす 契約を急がせる営業担当は成績を

優先しているため、ハウスメーカーを

変えるか担当を変えてもらうよう依頼すべき。

他社の悪口を言う 他社を悪くいって自社を持ち上げる

営業スタイルは担当者の知識不足

である可能性が高いため、このような

担当者には注意する。

キャンペーンや

オプションばかり

勧める

自社の強みを説明せずキャンペーンや

オプションばかりを推奨する担当は、

オーナーの意向を無視する可能性がある。

説明が十分でない

と感じる

説明が不十分なままハウスメーカー

選ぶことは難しいため、十分に説明して

くれるハウスメーカーから選ぶようにする。

気密施工を

重視しない

気密施工によって家の気密性を

高めることができ、省エネ住宅に住む

ことができることから、気密性に

こだわらないハウスメーカーはリスクが高い。

アフターサービスが

充実していない

アフターサービスは長く安心して

暮らすために必要であることから、

仕様や建築事例を合わせてチェックすべき。

モデルルームと

実際の住宅の

差が大きい

モデルルームは生活動線を意識せず、

おしゃれで豪華な設計になっている

ことから、実際に建築されている家

で検討することがおすすめ。

名前を聞いたことがない

ネームバリューは安心できるハウスメーカーかどうかを判断する上でも重要ですが、全くないからといって安心できないハウスメーカーというわけではありません。

しかし、広告費を使わず認知活動をしない建築会社は事業形態が不透明であることが多く、建築後に倒産してしまうリスクがあります。

このことからも、ネームバリューだけでハウスメーカーを判断することはおすすめしないものの、全く聞いたことがない建築会社は避けるべきです。

営業の電話が頻繁にかかってくる

建築会社は歴史が古く、いまだに昭和の営業スタイルでコンタクトを取ってくるハウスメーカーもいます。

また、そのようなハウスメーカーは「通電時間」や「電話件数」をノルマにしていることがあり、オーナーの都合を無視して電話をかけてくる傾向にあります。

こうしたハウスメーカーに家の建築を依頼することはリスクが高く、おすすめできません。

そのため、オーナーに連絡をする際の時間や曜日、連絡手段をしっかり守ってくれるハウスメーカーから選ぶべきといえます。

口コミや評判が悪い

ハウスメーカーを選ぶ際に口コミや評判をチェックすることは重要ですが、その中でも「営業の対応」について悪い口コミが多いハウスメーカーは注意が必要です。

なぜなら、営業担当の対応はハウスメーカーの顧客対応そのものとなっており、悪い口コミが多いということはどのエリアでも対応が悪い可能性が高いからです。

このことからも、口コミや評判の内容を吟味することは重要です。

ただし、全ての口コミや評判が正しいわけではなく、場合によっては競合他社が投稿しているケースもあります。

そのため、最終的には対応した営業担当で判断することをおすすめします。

契約を急かす

注文住宅の建築は人生の一大イベントであるにもかかわらず、契約を急かす営業担当もいます。

このような営業担当はオーナーの意思決定よりも自身の営業成績を優先する傾向にあるといえます。

しかし、家の性能やデザインが気に入っている場合はハウスメーカーを変更するのに躊躇してしまいます。

そこで、このような対応を受けた場合は上司などに相談し、担当を変えてもらうことで
解決することができます。

他社の悪口を言う

建築会社はそれぞれ強みと弱みがあるため、オーナーは多くの選択肢から理想の家を建てられるハウスメーカーを選択することができます。

それにもかかわらず、他社の悪口を言う担当は自社の強みを正しく理解していない可能性が高く、注意が必要です。

このことからも、ハウスメーカー選びと同じくらい担当者選びも重要といえます。

キャンペーンやオプションばかり勧める

キャンペーンはハウスメーカーによって時期が異なるため、自社しかキャンペーンをしていないタイミングは契約数が増えます。

さらに、キャンペーン期間中はオーナーにとってもプラス要素が多いため営業担当が勧めること自体は悪いことではありませんが、自社の強みを説明せずにキャンペーンの話しかしない担当は要注意です。

このような担当は「楽して契約を取りたい」と考える傾向にあり、オーナーの意向を軽んじる可能性があります。

また、利益率の高いオプションを勧める担当も自己都合の営業といえることから、このような営業は避けるべきです。

説明が十分でないと感じる

注文住宅を依頼できるハウスメーカーは1社となるため、各社の特徴を十分に確認すべきです。

それにもかかわらず営業担当の説明が十分でない場合、不安を感じるオーナーも多いです。

このような不安を感じたままハウスメーカーを選ぶことは難しいため、説明が不十分と感じる対応をされた場合は検討から外すことをおすすめします。

気密施工を重視しない

気密施工とは「隙間を無くす施工」のことです。

この施工をすることで家の気密性を高めることができますが、気密性の高い家はエネルギー効率が高くなり、光熱費を抑えることができます。

このような住宅は今後スタンダードになっていくと予測されますが、気密性にこだわらないハウスメーカーも多いです。

なぜなら、気密性にこだわらなければ建材も安くなり、建築コストを抑えることができるからです。

しかし、安全な住環境を維持する上で気密性は重要な要素であることから、気密性にこだわらないハウスメーカーは避けることをおすすめします。

アフターサービスが充実していない

アフターサービスは故障などのトラブル発生時だけでなく、定期的なメンテナンスからコウモリ対策など幅広く対応できるサービスです。

つまり、アフターサービスは注文住宅を建てた後に安心して住むためにも重要なポイントといえますが、人件費がかかることから重要視しないハウスメーカーもあります。

そのため、ハウスメーカーを選ぶ際には仕様や建築事例と合わせて保証・アフターサービスも合わせてチェックすることをおすすめします。

モデルルームと実際の住宅の差が大きい

ハウスメーカーを検討する多くの人が住宅展示場のモデルルームに来場しますが、モデルルームは一般的な家よりも建築面積が大きく生活動線を考慮していない設計となっています。

つまり、どのようなハウスメーカーであってもモデルルームは豪華でおしゃれに見えることから、モデルルームだけで家づくりを検討するのはイメージが合わないリスクがあります。

このような失敗をしないためにも、実際に建築されている家を確認した上で比較検討すべきといえます。

ハウスメーカー選びのポイント

多くのハウスメーカーと工務店の中から1社を選ぶためには、いくつかポイントを押さえておく必要があります。

そこで、この章ではハウスメーカー選びのポイントについて解説します。

ハウスメーカー選びのポイント 内容
複数のハウスメーカー

に相談して比較する

複数のハウスメーカーを

比較検討することで知識

を増やすことができ、

納得の上でハウスメーカー

を選ぶことができるようになる。

展示場やモデルルーム

を実際に見学する

各ハウスメーカーの特徴が分かりやすく展示されていることから、理解を深めることができる。
家を建てるのにかかる

総額を比較する

建物価格の内容はハウスメーカーによって異なるため、総額価格がおすすめ。
口コミや評判を

確認する

ハウスメーカーのリアルな対応をチェックすることができる。

複数のハウスメーカーに相談して比較する

ハウスメーカーによって特徴や強みが異なるため、複数のハウスメーカーを比較検討することがポイントです。

こうした比較検討は家づくりに関する知識を増やすことができ、その結果納得した上でハウスメーカーを選択することができます。

そのため、まずは好みのデザインをSNSやインターネットで調べ、気になるハウスメーカーをピックアップすることから始めることをおすすめします。

展示場やモデルルームを実際に見学する

住宅展示場やモデルルームには各ハウスメーカーの特徴が分かりやすく展示されており、パンフレットでは理解しにくいポイントを知ることができます。

また、基礎や躯体といった普段目にすることのない建造物を確認することができ、家づくりの基礎知識を学ぶことも可能です。

このように、家づくりに関する知識を習得するという意味でも、展示場やモデルルームの見学は重要です。

なお、住宅展示場は来場予約することがおすすめとなり、その他にも見学のマナーがあります。

家を建てるのにかかる総額を比較する

ハウスメーカーや工務店によっては「坪単価」が公表されており、希望の建築面積と掛け合わせることで建物価格を割り出すことが可能です。

しかし、ハウスメーカーによって建物価格の内容が異なるケースもあり、付帯工事費などが含まないことで安く見せるケースも多いです。

そのため、ハウスメーカーは総額で比較することをおすすめします。

口コミや評判を確認する

口コミや評判を全て信じることはリスクですが、ハウスメーカーの特徴やリアルな対応をある程度想像することはできます。

また、ハウスメーカーによってはフランチャイズチェーンを展開していることもあり、エリアによって対応が変わることもありえます。

このような情報は口コミや評判から得られることが多いため、チェックすべきといえます。

ハウスメーカー選びで気になる欠陥住宅とは?よくある事例を紹介

ほとんどのハウスメーカーは安心して住むことができる家を建てますが、残念ながら欠陥住宅を建ててしまうハウスメーカーもあります。

また、欠陥住宅にも種類があることから、この章で解説する事例は知っておくべきといえます。

事例紹介 内容
基礎のひび割れ ひび割れがあると水が浸透し、

劣化するリスクがある。

建物の傾き 基礎のレベル調整や地盤補強が

甘いと家が傾いてしまい、

平衡感覚が狂ってしまうことがある。

雨漏りや水漏れ 雨漏りや水漏れは一度でも

発生すると家全体にダメージが

残ってしまうため、発生した

場合はすぐにハウスメーカーへ

連絡する必要がある。

基礎のひび割れ

基礎は家全体を支える重要な部分ですが、ひび割れがあると水が浸透し劣化することがあります。

しかし、基礎は基本的に見えない部分であると同時に建築費用が高く、コストダウンしやすいという意味で手抜き工事をするハウスメーカーもいます。

このような工事をされた家は安心して住むことができず、地震や洪水で大きな損害を受ける可能性があるため、注意が必要です。

建物の傾き

基礎のレベル調整や地盤補強が不十分の場合、建物が傾いてしまいます。

そして、傾いた家に住んでいると平衡感覚が狂ってしまい、体調を崩す原因にもなりかねません。

そのため、家を建てた後に建物の傾きを感じた場合は、すぐにハウスメーカーへ連絡し対応を要求すべきです。

雨漏りや水漏れ

雨漏れや水漏れは家全体に大きなダメージを残してしまい、漏水箇所を防いだとしても目に見えない部分が損傷している可能性が高いです。

また、白蟻発生などの二次被害も起きやすくなるため、注意が必要です。

ただし、雨漏りや白蟻被害は最低でも10年間はハウスメーカーが保証する義務があるため、発見した場合はすぐにハウスメーカーへ連絡することをおすすめします。

やめた方がいいハウスメーカーに関するよくある質問

この章では、やめた方がいいハウスメーカーに関するよくある質問について、解説します。

よくある質問 回答
ハウスメーカーは

格付けされている?

人気度や顧客満足度、価格といったジャンルで格付けされている。
積水ハウスで

家を建てるのは

やめた方がいい?

積水ハウスは高い性能と優れた保証サービスによって建築実績が多いことから、検討すべきハウスメーカーといえる。
坪単価が安い

ハウスメーカーは?

タマホームやアイフルホーム、ユニバーサルホームは坪単価が安いハウスメーカーとして有名。

ハウスメーカーは格付けされている?

ハウスメーカーは人気度や顧客満足度、価格といったジャンルで様々なランキングサイトで格付けされています。

そのため、家づくりを始める前にはハウスメーカーの格付けをチェックし、ある程度の特徴を把握した上で進めることをおすすめします。

なお、2024年度のハウスメーカーランキングもご覧ください。

積水ハウスで家を建てるのはやめた方がいい?

大手ハウスメーカーの中でも建築実績が多い積水ハウスですが、坪単価が高いためやめた方がいいという意見もあります。

しかし、坪単価の高さに見合うだけの高い性能と保証があるため、注文住宅を検討する上では候補に入れておくべきです。

坪単価が安いハウスメーカーは?

坪単価が安いハウスメーカーにはタマホームアイフルホームユニバーサルホームがありますが、ただ安いだけでなくこだわりのデザインや高性能住宅という特徴もあります。

そのため、坪単価が安い=品質が悪いハウスメーカーとはならないため注意が必要です。

やめた方がいいハウスメーカーまとめ

ハウスメーカー選びは注文住宅を建てる上で、失敗できないポイントです。

そのため、やめた方がいいハウスメーカーの特徴はなるべく多く把握し、リスクを下げるべきです。

また、良いハウスメーカーを選ぶためのコツも重要となることから、家づくりで失敗したくない人は念入りに事前準備することをおすすめします。

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