西向きの家はやめとけって本当?デメリットや満足しやすい人の特徴を解説!
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物件探しで避けられることの多い西向きの家。
避けられる理由としては、
- 日差しが強い
- いつまでも部屋の温度が下がらない(特に夏場)
などが挙げられ「住んでから後悔した」という声もあることから、西向きの家に対し不安に思う方も多いはずです。
その一方で、東向きや南向きの家に比べ価格が安く、冬の日中は暖かく過ごしやすいというメリットもあります。
そこで今回は、敬遠されがちな西向きの家のデメリットやメリットはもちろん、住んで満足しやすい人についても詳しく解説します。
これから家づくりをスタートさせる予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
西向きの家はやめとけって本当?
西向きの家はやめた方が良いという声がありますが、その一方で方角は気にしないという方にとっては、住みやすいと感じることもあるようです。
- 結論:不人気だが、人によっては住みやすい場合も
- 最大のメリットは住宅費を抑えられること
それぞれ詳しくみていきましょう。
<結論>不人気だが、人によっては住みやすい場合も
やめた方が良いといわれる西向きの家ですが、夜型の人にとっては住みやすいと感じることがあるようです。
また、北海道など寒いエリアでは、西向きで暑いと感じるのは年間の2か月ほどと短く、冬の西日は貴重な光となり、天然の暖房機となることから、西向きの部屋を好む人がほかのエリアよりも多い傾向があります。
日差しの強さがデメリットといわれますが、うまく活用することで快適に過ごすことが可能です。
そのため、日中は電気をつけたくない人や寒いのが苦手な人、夜型で朝は遅くまで寝ていたい人などは、物件探しの際に西向きだからといってすべて候補から外さないようにしましょう。
メリット・デメリットを踏まえ、自分のライフスタイルにマッチする部分を見つけられたら、西向き物件ならではのお得感を実感できるはずです。
最大のメリットは住宅費を抑えられる事
戸建て、マンション問わず、物件価格を抑えられるのが、西向きの家の最大のメリットといえるでしょう。
西向きの物件は南向きや東向きの物件に比べ人気が低く、なかには西向きというだけで避ける方もいるため、ほかの向きに比べ空き家になる傾向があるようです。
そのため、空き部屋にならないための対策として、家賃が安めに設定されているケースが多いです。
もし、方角にこだわりがなく、西日のデメリットが気にならないという場合や価格重視で物件を選びたい方なら、西向きならではのお得感を十分体感できるでしょう。
西向きの家・マンションはやめとけと言われる理由
西向きの家はやめた方が良いといわれるのは、下記のような理由があります。
- 夏場が暑い
- 光熱費が高くなりがち
- 紫外線によるダメージを受けやすい
家を建てる際の方角に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
夏場が暑い
日差しの強い西日が差し込むため、太陽の光が原因でカーテンや家具などが焼けてしまうことがあります。
暑さは空調で調節できますが、日差しの調節が難しいのがデメリットです。
西日で悩まされる可能性が高いため、快適に過ごすためにはサンシェードやグリーンカーテンなどの対策が必要になります。
光熱費が高くなりがち
西向きの家の室温は年間を通じて、午前中は低く午後から高くなる傾向があります。
そのため、冬場の早朝は寒く、夏場の午後は暑くなってしまうため、快適に過ごすためにはエアコンが欠かせません。
冷房・暖房の両方を使用することになり、東向きや南向きの家に比べ、光熱費がかさんでしまいがちです。
紫外線によるダメージを受けやすい
西向きの部屋はほかの部屋に比べ日照時間が長くなり、午後の日差しが多く入り込んでしまいます。
そのため、紫外線によるダメージを受けやすい傾向があります。
そのまま何も対策をしなければ、壁や家具、フローリングなどが紫外線の影響を受け、色あせしたり、劣化してしまうことがあります。
ダメージを最小限にするためにも、紫外線カットの加工が施されたものや、遮光性の高いカーテンやブラインドを設置するのがおすすめです。
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西向きの家のメリット
デメリットが注目されがちですが、ここでは西向きの家ならではのメリットに注目しました。
- 住居費を安く抑えられる
- 洗濯物を乾かしやすい
- 夕方遅くまで部屋が明るい
それぞれ詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
住居費を安く抑えられる
人気の高い南向きや東向きの物件と比べると、価格が安い傾向があります。
エリアや物件により価格差はあるものの、相場としては南向きの住戸より5〜9%ほど安く購入できる可能性が高いです。
予算を重視して住宅を購入したい場合は、西向きの戸建てやマンションを選ぶと良いでしょう。
洗濯物を乾かしやすい
午後からたっぷり日の差す西向きの部屋は洗濯物が乾きやすいのがメリット。
部屋干しだとしても、東や南からの採光よりも西からの採光は部屋干し臭が少なくなり、冬場の洗濯のストレスを少なくできます。
また、洗濯物を短時間で乾かせるため、季節によっては複数回の洗濯も可能です。
夕方遅くまで部屋が明るい
日が当たるのは正午以降になりますが、日没までたっぷり日差しが入るため夕方遅くまで部屋が明るく、日中の生活に必要な光はすべて日光で補えるのが最大のメリット。
ほかの方角の部屋に比べ、照明をつける時間を遅くできることから電気代の節約にもつながります。
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西向きの家・マンションに満足しやすい人の特徴
ここでは、西向きの家に満足しやすい人の特徴をまとめています。
- 暑いのが得意な人
- 頻繁に布団やカーペット等を洗いたい人
- お昼〜午後にかけて活動的になる人
日差しが強いというデメリットが注目されがちですが、西向きのマンションや戸建てならではのメリットもしっかりチェックしておきましょう。
暑いのが得意な人
特に春から夏の午後から夕方にかけて西日が差し込むため、室内が暑くなってしまいます。
そのため、室温の暑さが気にならないという方や、寒さの厳しい冬場は部屋の温度が暖かいため、寒がりで冬は暖房付けっぱなしという方に向いています。
どちらかというと、暑さよりも寒さが苦手という方におすすめです。
冬の暖房代を節約できるため、経済的にも多くのメリットを感じられるでしょう。
ほかの方角の家に比べ、暮らしやすさを実感できる方もいらっしゃるようです。
頻繁に布団やカーペット等を洗いたい人
西日が強いため、夕方までベランダに日光が当たります。
そのため、遅めの時間に布団やカーペットなどを干し始めても洗濯ものが乾く点がメリット。
洗濯物が乾きやすく、午後からでも複数回の洗濯が可能なため、小さなお子さんがいて急に洗濯物が発生するようなご家庭におすすめです。
口コミをチェックしてみると、「西向きの家だから洗濯物が良く乾く」という声も多数寄せられています。
お昼〜午後にかけて活動的になる人
お昼近くから午後にかけて日差しが強くなるため、午前中の日差しは弱く、日光が入ってきたとしても部屋は明るくなりません。
ただし、午後になると日差しが強くなるため、洗濯物を干しても十分乾くので、西向きの家は生活スタイルが夜型で、午後からさまざまな家事をしたいという方におすすめです。
また、夜型の方にとっては、まだ眠っていたい午前中に日差しが差し込んで起こされないという点もメリットといえるでしょう。
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西向きの家に関するよくある質問
ここでは、西向きの家に関するよくある質問について詳しく解説しています。
- 西向きのマンションにカビは生える?
- 西向きのマンションは風水的にどう?
- 西向きのマンションや戸建ては売れない?
気になるポイントを押さえておくことで、西向きならではの良さも実感できます。
これからマイホームの購入を検討している方は、ぜひチェックしておきましょう。
西向きのマンションにカビは生える?
北向きや東向きの部屋に比べ、カビは発生しづらいです。
強い西日が入るため、カーテンや窓を適度に開けると湿気は溜まりません。
ただし、1階は周囲を物件や木々で囲まれている場合は、西日が差し込まないため、洗濯物が乾きにくいうえ、雨が降った後に地面から湿気を取り込んでしまいます。
そのため、上層階より湿度が高くカビが生えやすい傾向があります。
カビの発生が気になるなら、換気や除湿に気を付けるようにしましょう。
西向きのマンションは風水的にどう?
風水的に西は金の方位。
そのため、マンションの玄関が西向きの場合、玄関からお金の運気が逃げてしまうといわれています。
もし、玄関が西向きなら玄関を入ってすぐのところに、天井から床まで届くくらいの大きな鏡を置くと良いでしょう。
鏡は外界からの気を跳ね返すという運気があるため、金運が逃げるのを阻止してくれます。
また、鏡を設置するだけでなく、掃除していつでもピカピカの状態をキープしておくことが重要です。
金の方位である西の方角を整えることで、金運だけでなく健康運アップにも繋がるようです。
ただし、西日が入ると太陽のエネルギーが強く出すぎてしまい凶相になってしまうことも。
西側の窓から光が入る場合は、遮光カーテンなどを設置し、西日が入らないように調整しましょう。
また、寝室を西側に配置する際は、ベージュやクリーム色を取り入れるのがおすすめ。
アクセントカラーとして、パステルイエローやゴールドを取り入れるのもアリです。
西向きのマンションや戸建ては売れない?
西向きのマンションや戸建てが売れないといわれる理由の1つが「夏場の日差しの強さ」。
太陽は東から昇り西へ沈むため、西向きのマンションはお昼ごろから夕方まで西日が差し込みます。
西日の差し込む部屋は遅い時間まで太陽が当たるため、夜になっても温度が下がりにくく、エアコンなどの光熱費や日よけ対策に費用がかさんでしまうというデメリットも。
そのため、人気の高い南向きのマンションや戸建てを基準にすると、相場が下がる傾向があります。
- 南向き:基準(最も人気)
- 東向き:基準価格より約3~7%減
- 西向き:基準価格より約5~9%減
- 北向き:基準価格より約10%減
西向きのマンションや戸建ては、北向きと比べると相場は高くなりますが、南向きや東向きに比べると安い印象があります。
そのことから、「西向きのマンションや戸建ては売れない」といわれてしまうようです。
西向きのマンションや戸建てを売却したい場合は、暖かく過ごせる冬場がおすすめ。
西向きの部屋の夏は暑いですが、冬は他の方角よりも暖かさを感じやすいです。
暖房をつけなくても部屋が暖かく、光熱費を節約できるという西向きならではのメリットを体感してもらえます。
また、内覧の時間帯を夕暮れ前の時間に設定すると、南向きの部屋にはない美しい夕焼けの美しい景色をアピールできるのでおすすめです。
まとめ
西向きの部屋は日差しが強く、日当たりが悪いというデメリットがあります。
とはいっても、西向きの部屋のデメリットは遮光・断熱系のアイテムを用いることで大きな問題にならないうえ、ほかの方角の部屋に比べ家賃が安いというのも魅力です。
家探しで重要なのは、間取りや住み心地、立地など、自分のライフスタイルにピッタリな物件を選ぶこと。
妥協できない条件をクリアしているなら、西向きの部屋も積極的に検討してみてはいかがでしょう。
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