土地なしで建てる注文住宅の価格相場はいくら?土地なし・土地ありの建築実例も紹介

本ページはプロモーションが含まれています

土地なし注文住宅の相場 アイキャッチ画像

注文住宅を建てるためには予算を組む必要がありますが、土地があるのかないのかによって予算の組み方が大きく変わります。

また、建物だけでどのくらいの費用が必要になるのかもある程度把握しておくべきです。

そこで、この記事では土地なしで建てる注文住宅の価格相場の解説と、建築事例を紹介します。

これから注文住宅を検討する人は参考にしてください。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

目次

土地なしで注文住宅を建てるのにかかる価格の相場

注文住宅を建てるにかかる費用については、土地なしと土地ありで大きく異なります。

そのため、どちらのケースになったとしても必要となる価格を把握しておき、後から慌てて費用を用意することがないよう備えておくべきです。

また、費用の内訳についても正しく理解しておく必要もあります。

この章では土地なし・土地ありの価格相場と費用の内訳について、フラット35を運営する住宅金融支援機構のデータに基づいて解説します。

価格の相場 内容
注文住宅の価格相場

(土地なし)

土地購入費用と建築費用は約4,694万円になっており、消費税が5%から8%に増税された2014年から8年連続で増加している。
注文住宅の価格相場

(土地あり)

建築費用だけの場合は約3,717万円となっており、こちらも年々増加傾向にある。
土地なし注文住宅を

建てる際にかかる

費用の内訳

土地購入費用が約1,499万円、建物の建築費が約3,195万円となる。

ただし、建築するエリアと希望の建物プランによってはこの割合は大きく変わる。

注文住宅の価格相場(土地なし)

住宅金融支援機構によると、土地の購入費用と建築費の合計は約4,694万円になるとのことです。

この金額は消費税が5%から8%に増税された2014年から8年連続で増加しており、それに合わせて住宅ローンの借入額も増加しています。

これは建材の高騰やウッドショック、アイアンショック、円安が影響しているとされています。

注文住宅の価格相場(土地あり)

住宅金融支援機構によると、注文住宅を建てる際にかかる建築費用は約3,717万円になるとのことです。

土地の購入資金が不要であっても3,000万円後半の資金が平均でかかることから、年々資金計画を立てるのが難しくなっているといえます。

そのため、土地の有無に限らず資金計画は慎重に立てることが重要です。

土地なしで注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳

土地なしで注文住宅を建てる場合、土地購入費用が約1,499万円、建物の建築費が約3,195万円となるそうです。

この場合では土地と建物の割合は3:7となっていますが、建築するエリアや建物の要望によってはこの割合は大きく変わります。

そのため、必ずこの割合になるわけではなく理想の家づくりに合わせて資金計画を立てることが重要といえます。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

注文住宅の価格相場がわかる建築実例

この章では注文住宅でかかる価格相場について、建築事例を紹介します。

土地なしと土地ありでは建物に割り当てられる費用が変わってしまうことから、それぞれのケースで建築事例をチェックしておく必要があります。

そのため、注文住宅を検討する場合にはこの章で紹介する事例をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

なお、土地の購入費用は500万円とし、その費用はかからないものとします。

【土地なし】新築1,000万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

アメリカンガレージを意識したこの建築事例は、本体価格800万円で建築したそうです。

バイク好きのオーナーが愛車に合った家づくりを希望し、実現したこの家は2×6工法で耐震性も高く、さらにメープル材など海外の材木をふんだんに使用しています。

そのため、常に愛車と側に置きつつも安全に生活できる家といえます。

【土地なし】新築1,500万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

この建築事例は平屋で約17畳のリビングと納戸を確保できていますが、1,200万円で建築されています。

平屋といえば2階建て住宅よりも高くなる傾向にあり、資金計画も難しくなることが多いです。

こういった特徴がある平屋ですが、部屋数を減らしシンプルな間取りにすることで建築コストを抑え、1,500万円前後で注文住宅を建てることができたそうです。

【土地なし】新築2,000万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

1,500万円前後で建築されたこの家は、敷地面積が20坪と小さいながらも吹き抜けや小屋裏収納を設置し日当たりと収納力をカバーしています。

また、2階にリビングを設置することでプライバシーを確保しつつ家族との時間を大事にできる工夫がされており、狭い土地であってもストレスなく開放的な暮らしができています。

このように、建築費が1,500万円であっても工夫次第で快適な生活ができるといえます。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

【土地なし】新築3,000万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

この建築事例も平屋ですが、玄関に手洗いを設置したり脱衣室やバスルームを隣接させることで花粉やウィルスをリビングに持ち込むリスクを下げる工夫がされています。

さらに、片流れの勾配天井にすることで開放的なリビングになっており、ワークスペースもあることから家族の気配を感じながら仕事をすることができます。

そのため、いつでも家族団らんができる間取りといえます。

【土地あり】新築1,000万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

1,000万円で家を建てるには、ローコスト住宅という選択肢がおすすめです。

この建築事例もローコスト住宅を選ぶことで建築コストを抑えつつも希望の間取りを実現できています。

さらに、自宅でレストランを開業するというオーナーの夢が詰め込まれており、低コストだけでなく必要不可欠な要素も盛り込んだ事例といえます。

【土地あり】新築1,500万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

この建築事例は2階リビングとリビングバルコニーが特徴となっており、日当たりとプライバシーを同時に確保できています。

さらに、子供部屋は将来2つに分割できるような工夫がされていることから、ライフステージの変化によって効率よく部屋を使用することができます。

また、1階の空いたスペースに洗面コーナーを設置するなど、生活動線も意識されています。

このように、1,500万円の建築費であっても様々な工夫を盛り込むことが可能です。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

【土地あり】新築2,000万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

外観をモダン調、内観を木目調にしたこの建築事例には小上がり畳スペースや土間玄関、階段奥の造作本棚などオーナーのこだわりが詰め込まれています。

こうした工夫は自由設計の建築プランでなければ実現が難しく、そのためには2,000万円の建築費が必要となってきます。

つまり、ある程度間取りが決まっている規格住宅であれば2,000万円以下、セミオーダーや自由設計の家を建てたいのであれば2,000万円を超える建築費用を用意すべきといえます。

【土地あり】新築3,000万円の注文住宅


画像提供元/SUUMO公式サイト

画像提供元/SUUMO公式サイト

1階のLDKと2つの個室はご両親の居住スペース。玄関左横には夫人の趣味室を設置。お子さんの受験時には勉強部屋などに活用するなど、この建築事例は多くの要望が詰め込まれた二世帯住宅となっています。

また、キッチンがそれぞれの世帯で独立していることから、プライバシーの確保もしやすい間取りです。

このように、二世帯住宅を検討するのであれば建築費は3,000万円以上を基準に検討すべきといえます。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

土地なしで注文住宅を建てる際の注意点

この章では土地なしで注文住宅を建てる際の注意点について、解説します。

注文住宅を土地なしで建てる場合は、土地探しがポイントとなります。

また、住宅ローンの組み方についても土地ありのケースと費用が大きく変わることから、注意点があります。

そのため、土地を購入し注文住宅を建てる場合にはこの章で解説するポイントを抑えておくことをおすすめします。

土地なしで

建てる際の注意点

内容
地盤強度や

日当たりのよさ

で土地を選ぶ

地盤が軟弱だと地盤改良費に費用がかかり、周辺に高い建物が合ったり第一種低層住居専用地域の場合は日当たり確保が難しくなる。
期間を絞って

土地を探す

100点の土地を見つけることはほぼ不可能であることから、土地探しの期間を決めた上で納得できる土地を検討する。
余裕を持って

住宅ローンを申請する

土地ありのケースよりも借入額が高額になることから、万が一の住宅ローン否決を考慮し余裕をもって申請する。

地盤や日当たりのよさで土地を選ぶ

土地によって建物にかかる費用が変わり、場合によっては希望の間取りが実現できないこともあります。

たとえば軟弱な地盤の土地を購入してしまうと地盤改良費が高くなってしまい、予算オーバーになるか建物の予算が減ってしまいます。

また、周辺に高い建物がある場合や第一種低層住居専用地域の場合は建築制限が厳しいことから、日当たりの確保が難しくなることができます。

このように、土地を選ぶ際には「地盤」と「日当たり」というポイントに注意すべきといえます。

期間を絞って土地を探す

全ての要望を叶えられる土地を見つけることは難しく、100点の土地を購入することは不可能とされています。

そのため、どこかで納得のいく土地で家づくりを進めなければいつまで経っても注文住宅を建てることはできません。

しかし、十分に探していないのに購入判断することも難しいです。

そこで、不動産会社と土地探しの期間を決め、期間内に見つかった土地で最も納得のいく家づくりができる土地を購入することがポイントとなります。

このようにすることで、何年も注文住宅を建てることができないという失敗を避けることができます。

余裕を持って住宅ローンを申請する

土地なしで注文住宅を建てる場合、住宅ローン審査が通らなくなるケースもあります。

また、融資のスタートは家が完成してからになることから、土地についてはつなぎ融資を受けられることが前提になります。

このように、審査が万が一否決となった場合にリカバリーできるよう余裕をもって申請し、さらに金融機関の選定についても十分な時間を確保する必要があります。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

土地なしで注文住宅を建てる流れ

注文住宅を建てる場合、土地の購入から検討する場合は「間取り」と「立地」のどちらからスタートするのかで進め方が変わります。

この章で詳しく解説しますので、参考にしてください。

土地なしで注文住宅

を建てる流れ

内容
間取りから

考える場合

イメージする理想の間取りとハウスメーカー選びを優先することができる一方で、土地探しの進捗が家づくりの進捗に影響してしまうという注意点がある。
立地から

考える場合

希望のエリアで家を建築できる一方で、建物予算が少なくなったりハウスメーカーが限定されることがある。
悩む場合は

専門アドバイザー

に相談

おすすめは以下の3社。

  • HOME4U家づくりのとびら
  • スーモカウンター
  • タウンライフ

間取りから考える場合

間取りから考える場合、イメージする理想の間取りとハウスメーカー選びを優先することができるため、こだわり抜いた建築プランで家づくりを進めることができます。

そのため、資金計画→間取りとハウスメーカー検討→土地探しという順番で家づくりを進めるオーナーが多いです。

ただし、この方法は良い土地が見つかるまで家づくりが進まなくなってしまうという注意点があります。

立地から考える場合

「立地」から考えることで、住みたいエリアで確実に土地を購入することができます。

このことからも、家づくりにおいて建物よりも立地にこだわりたいオーナーにおすすめの方法といえます。

その一方で建物にかける予算が少なくなったり、建築条件付きの土地を購入してしまいハウスメーカーが限定されてしまうというデメリットもあります。

悩む場合は専門アドバイザーに相談

家づくりで悩んでしまい進められなくなった場合は、無料の専門アドバイザーに相談するのがおすすめです。

代表的な専門アドバイザーとして以下の3つがあるので、参考にしてください。

サービス名

↓クリックで公式サイトに

飛びます

特徴
HOME4U
家づくりのとびら
不動産一括査定サイトのHOME4Uが運営しており、オンラインで相談も可能。

家づくりをスタートしたばかりの人に向いており、専門アドバイザーが現状の要望を踏まえた上で進め方やおすすめのハウスメーカーを紹介してくれる。

さらに、依頼から成約となった場合には30,000円のAmazonギフト券がもらえる。

SUUMOカウンター<PR> 家づくりの進め方や予算の立て方、ハウスメーカーの選び方などを一から知りたい人におすすめのサービス。

FPを無料で受けることができ、その上で家づくりを進められるため、資金で安心したい人におすすめ。

タウンライフ
家づくり
希望条件を入力するだけでオリジナルの家づくり計画書を無料でもらえることができ、3分程度で入手できるのが特徴。

また、ハウスメーカーの提案も受けることができ、全国1,140社以上の住宅メーカーがオリジナルのプランを提示してくれる。

そのため複数社の提案を比較でき、費用や間取りなど、様々な点で比較できるというメリットがある。

土地なしで建てる注文住宅の価格相場に関するよくある質問

この章では、土地なしで建てる注文住宅の価格相場に関するよくある質問について、解説します。

よくある質問 回答
マイホームの

土地代の平均

はいくら?

土地の購入費用平均は約1,499万円となるが、エリアによって大きく変わる。
土地なしで

注文住宅を建てる

際におすすめの

ハウスメーカーは?

30坪の家を建てる場合、3,000万円以上の予算を組めるのであれば積水ハウス住友林業大和ハウスがおすすめとなり、

1,500万円以下のローコスト住宅を選ぶのであれば、タマホームヤマダホームズがおすすめ。

40坪の土地に

家を建てる費用は

いくら?

40坪の土地であれば30坪〜50坪の建物を建築することができ、積水ハウスや住友林業、大和ハウスといった大手ハウスメーカーの場合は3,000万円〜5,000万円前後の建築費用となり、タマホームやヤマダホームの場合は1,500万円〜2,500万円前後となる。

マイホームの土地代の平均はいくら?

住宅金融支援機構によると、土地の購入費用平均は約1,499万円となるようです。

ただし、この費用はあくまでも全国平均となっており、都会と地方では土地相場が大きく異なります。

このことからも、どのエリアで家を建てるのかで家づくりの予算が変わることを知っておくべきです。

土地なしで注文住宅を建てるのにおすすめのハウスメーカーは?

土地なしの場合は土地と建物の両方に予算を割り当てる必要があることから、建物と予算に合わせてハウスメーカーを決めることが重要です。

たとえば30坪の家を建てる場合、3,000万円以上の予算を組めるのであれば積水ハウス住友林業大和ハウスがおすすめです。

一方、1,500万円以下のローコスト住宅を選ぶのであれば、タマホームヤマダホームズがおすすめとなります。

このように、建物の坪数や予算、建物のイメージでハウスメーカーを選ぶことがポイントです。

40坪の土地に家を建てる費用はいくら?

土地の建ぺい率や用途地域にもよりますが、40坪の土地であれば30坪〜50坪の建物を建築することができます。

その場合、前述した積水ハウスや住友林業、大和ハウスといった大手ハウスメーカーの場合は3,000万円〜5,000万円前後の建築費用となり、タマホームやヤマダホームの場合は1,500万円〜2,500万円前後となります。

そのため、予算以内で家を建てるためにもハウスメーカー選びは重要といえます。

土地なしで建てる注文住宅の価格相場まとめ

注文住宅を建てるためには、土地があるかどうかが重要なポイントです。

なぜなら、住宅金融支援機構によると土地の平均購入価格は約1,499万円となることから、その分の予算が変動することになるからです。

また、それぞれの予算に応じて実現できる建築事例を把握しておくことも大きなポイントです。

このことからも、納得の家を建てるためにも土地を建物それぞれの費用を把握し、無理のない資金計画を立てた上でハウスメーカーを選択する必要があります。

家づくりの専門アドバイザーに無料相談!

目次