百年住宅の坪単価は？商品プランの特徴やコンクリート住宅の坪単価を比較

百年住宅は鉄筋コンクリート造の家を供給していますが、「高耐久住宅」という特徴が有名なハウスメーカーです。

木造や軽量鉄骨を遥かに超える耐久性を持つ住宅であることから、地震に強い家を求める人に人気です。

この記事ではそのような特徴を持つ百年住宅の坪単価や商品プランの特徴を解説します。

百年住宅とは

商号	百年住宅株式会社
対応地域	宮城エリア、静岡エリア 愛知エリア、西日本エリア
工法	WPC（Wall Precast Concrete）工法
問い合わせ先	0120-089-500
公式サイト	https://www.wpc100.co.jp/

百年住宅は強固な住宅を建てることで有名ですが、CMを全国展開していないため知名度は大手ハウスメーカーほど高くないといえます。

しかし、災害に対する耐久性や保証期間の長さは大手ハウスメーカー以上といえることから、正しく特徴を把握した上で検討すべきです。

また、百年住宅の評判を調べることで実際に検討した人の意見を知ることができます。

この章ではこうした百円住宅が持つ特徴について解説します。

災害に強いコンクリート住宅

百年住宅の家は災害に強いことで有名ですが、「WPC工法」と「箱型構造」という二つの特徴が家の耐久性を支えています。

WPCはWall「壁式」Precast「事前に加工された」Concrete「コンクリート」の略で、大臣認定を取得した工法です。

一般的なコンクリートよりも強度が2倍のパネルを工場で事前に製造し、壁式に組み立てることで強度のある空間を保つことができます。

また、箱型構造にすることで外圧や負荷を面で支えながら分散することができ、変形や倒壊のリスクが低い構造体となっています。

この特徴を全棟標準仕様としていることで百年住宅は地震に強い家を実現しており、これから起きるであろう大地震に備えた家づくりをしたい人におすすめです。

最長100年保証など保証が充実

百年住宅には「構造躯体保証」「地震保証」「台風保証」の3つがあり、それぞれ次のような特徴があります。

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百年住宅は大手ハウスメーカーが最長60年保証であるのに対して最長100年保証となっており、これは家の強度に地震があるからこそのサービス内容といえます。

このことからも百年住宅の家は高耐久住宅というだけでなく、長期保証によって安心して暮らすことができるという強みがあります。

百年住宅の評判

口コミサイトのマンションコミュニティでは、百年住宅について次のような評判がありました。

なお、下記以外の評判を知りたい人は「百年住宅の評判」記事をご覧ください。

強い家がいいかと思って話を聞いてみたが、数回会ってやめた。
ひたすら家が強いことだけを宣伝してくる。
地震で家族を守れるのはうちだけだという。
内装などはどんな感じになるかと聞けば「うちでは言ってくれればなんでもできる」と言いい、どんなものがあるかは全く示してこない。
かと思えば「できないものはできないとはっきり言わせてもらいますから」という。
展示場の外壁を見てヒビを指摘したら「これは10年前の塗装だから今のものとは違います。」と言って今のものがどう違うのかは説明しない。挙句には「なんでこんな仕上がりが悪いんだ」とか言い始め「今は安心して住んでいただけます」と言う。
庇のデザインが独特すぎてダサいと伝えると「最近のはこんな形じゃありませんから」とは言うものの、最近のものがどんなものかカタログなどで教えてくれるわけではない。

どんな家ができるのか、全く想像ができず、やめました。

何よりの決め手は、モデルハウスの屋上に行った時、屋上に上がる内階段はエアコンが効いておらず、こっそりマットをめくってみたら激しくかびていたこと。おそらく、雨の日はエアコンなしでは湿度がひどいのだと思った。
モデルハウスを見て自分の家が想像できるというのは大切ですね。

引用：マンションコミュニティ

上記の投稿者は百年住宅のモデルハウスを見学し、外観がダサい点や内階段にエアコンが効いていない点、マット裏がカビていたという点が気になったようです。

また、担当者の対応も良くなかったようで快適な生活を百年住宅を通じてイメージできなかったため検討から外したとのことです。

このように、コンクリート造のデメリットともいうべきデザイン性の低さやカビの問題はあるようです。

私は去年10月に百年を建てました。
冬お外気温が3度の時、2F部屋は12度ぐらいでした。
まぁ12度は寒いですがマンションぐらいの気密はあるのではないかと思います。
暖かさを求めるならそりゃー
床暖房したほうが暖かさ有りですが、断熱材だけで
この温度は私的には満足です。
一部屋天井は255ぐらい有り高いです。
2F.ベントハウス屋上有りの家で合計32坪あります。
営業、メンテナンス班のレスポンスは早いし。
かなり満足してます。
仮に営業、メンテナンス班に直電が不満なら
会社に直接かけたら良いですよ？
会社にかけられたら
会社として見られる為、焦り至急対応してくれます笑
大至急じゃない限りは直電しますけど。
本当にメンテナンス不要なのかは不安要素ですが(塗装は必要と説明されました。)
メンテナンス不要、災害に強いという面では
安心してます。窓ガラスは標準でダブルになってますが
寒い、暑いが嫌いなので法律ギリギリまで窓は減らしました。(気密性を高める為でもあります)住んでる所は田舎な場所ではないので窓は少なくて良かったと思ってます。
過去マンション住んでた時3階、9階など住んだことがありますが
人の目を気にする為カーテン閉めっぱなしだったから戸建てでも少なくしました。おかげでカーテン代も削減できました。

引用：マンションコミュニティ

このオーナーは百年住宅で家を建て、断熱性能の高さと災害に強いという面に安心しているとのことです。

気密性を高めるために窓を減らすなどの工夫をしたようですが、百年住宅が持つ耐震性や断熱性に満足しているようです。

また、このオーナーは担当者の対応もスピーディーだったとのことですので、担当者によって対応の差があるといえます。

百年住宅の坪単価

百年住宅で家を建てるためには、ある程度どのくらいの資金計画になるのかを知っておく必要があります。

また、建てた後のランニングコストも重要な判断材料です。

そこで、この章では百年住宅で家を建てる場合の平均坪単価やランニングコスト、安く建てるために利用すべきキャンペーンについて解説します。

百年住宅の坪単価は70万～100万円前後

一般的な木造住宅、鉄骨造、RC造の家は次のような坪単価が平均となります。

上記に対し百年住宅の坪単価は70万円〜100万円となることから、「木造や鉄骨造に比べると高いがRC造の中では平均値」といえます。

つまり、コンクリート住宅を中心に家づくりを検討している人にとっては、建築コストが低いハウスメーカーということになります。

ランニングコストを含めるとそれほど高くない

百年住宅が建てる家は一般的な住宅よりもコストが35年間で約675万円安くなるとされていますが、その理由として災害補修費がかからないという点が大きいです。

さらに100年という長期保証により建て替えする必要がなく、孫の代まで安心して暮らし続けることができます。

また、耐火性が非常に高いことから火災保険料が安くなり、その結果家を維持するために必要なランニングコストを抑えられます。

このように、百年住宅の家で資金計画を立てる際には建築費だけでなくトータルコストを見据えた上で検討を進めることがポイントです。

1000万円キャンペーンなどお得に建てられるチャンスあり

百年住宅は2/18期日のキャンペーンを展開しており、抽選に当たった1名に限り建築費が1,000万円（税抜）になります。

キャンペーンの応募については特に費用はかからないようですので、期日までに応募することをおすすめします。

これ以外にも来店やプラン・見積もり提示で最大5,000円のAmazonギフトがもらえることから、こうしたキャンペーンには積極的に参加すべきです。

百年住宅の商品ラインナップ

百年住宅はHPで商品を公開していないことから、どのようなテイストの家を建てるのか分かりにくい人もいます。

そのため、百年住宅を検討する際にはこの章で解説する商品の特徴を抑えておくことがポイントです。

なお、百年住宅はこの章で解説するプラン以外にも幅広く提案が可能であるため、気になる人は直接お問い合わせされることをおすすめします。

フリー2階建

この商品は白をベースとしながら黒タイルをアクセントとして取り入れていることで、人目を惹く外観となっています。

このように、百年住宅は耐震性や耐久性が高いというだけでなく、デザインにこだわりたい人にもおすすめといえます。

また、フリー2階建てには様々な外観ラインナップがあることから、イメージ通りの家を建てられる可能性が高い商品といえます。

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フリー3階建

RC造のメリットとして高層建造物を建築できる点が挙げられますが、百年住宅も3階建てや4階建ての建築を得意としています。

また、3階建てにすることで建築面積を小さくした上で居住空間を十分に確保できることから、狭小地を検討できるようになります。

つまり、他のハウスメーカーで検討するよりも土地の選択肢が増えることになり、理想のエリアで建築できる可能性が高くなるといえます。

そのため、土地が公開されにくいエリアで土地探しをしている人に対しては、百年住宅で3階建てという選択肢はおすすめです。

ルーフプラスワン

百年住宅の家は耐震性が高く箱型であるため、ルーフバルコニーを効率良く活用することができます。

この商品は各部屋をルーフバルコニーで繋げることで外側から部屋の行き来が可能となり、生活動線が良くなります。

また、自室にいながら家族とコミュニケーションを取りやすいというメリットもあることから、人気の商品です。

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ルームプラスワン

ルームプラスワンの特徴は、ヨーロッパスタイルの小屋裏付き3階建て住宅です。

日本では見かけない外観となるこの商品はこだわり抜いた外観の家を建てたい人におすすめとなっており、さらにベランダやルーフバルコニーを併用することで有効活用できる屋外面積を増やすことができます。

このことからも、ルームプラスワンは小屋裏やバルコニーを活用し室内をスッキリさせたい人に向いているといえます。

TONALI style.

TONALI style.は百年住宅が手掛けるデザイン重視型の商品で、規格型から自由設計まで幅広く対応することができます。

そのため、同じような家を建てたくない人に支持されており、さらに「坪単価25坪タイニーハウス約72万円」、「28坪トナリスタイル約69万円」とおおよその坪単価が確認できるという点も安心材料となっています。

このことからも、建築コストを抑えつつも自由設計を楽しみたい人におすすめの商品といえます。

百年住宅と他コンクリート住宅の坪単価比較

百年住宅以外にもコンクリート住宅を供給しているハウスメーカーはあるため、どのような違いがあるのかを把握することが重要です。

この章では百年住宅と代表的なコンクリート住宅4社を比較検討します。

これから百年住宅を検討する人やコンクリート住宅について勉強したい人は、参考にしてください。

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百年住宅

工法	WPC工法
坪単価	70万円~100万円
保証内容	最長100年保証

百年住宅の代表的な特徴として、躯体構造保証が最長100年という点があります。

多くのハウスメーカーが最長60年に設定しているのに対し40年長くなるため、二世代だけでなく三世代にわたって住める家が実現可能です。

こうした保証期間を長く保つことができる理由の1つに、通常のコンクリートよりも2倍強度が高いコンクリートパネルを工場で事前に加工し、現場で組み立てるという仕組みがあります。

この技術は百年住宅オリジナルであるため、ハウスメーカーの中で唯一100年保証を実現しています。

このことからも、百年住宅は長く安心して住み続けたい人におすすめです。

大成建設ハウジング（パルコン）

工法	プレスキャスト工法
坪単価	60万円～100万円
保証内容	最長60年保証

大成建設ハウジングには「パルコン」と呼ばれる壁式鉄筋コンクリート構造の商品があり、1969年に発売されたロングセラー商品です。

高品質なコンクリートパネルを採用することで洗練された外観デザインと広い生活空間を両立させており、50年以上も日本を代表するコンクリート住宅として供給されてきました。

このように歴史が長い大成建設ハウジングですが、コンクリート住宅のメリットを活かした屋上庭園や室内ボルダリングといった遊び心溢れる建物プランが得意です。

そのため、多くの世代から幅広く支持されているハウスメーカーといえます。

レスコハウス

工法	プレスキャスト工法
坪単価	65万円～95万円
保証内容	最長60年保証

ヤマダホールディングスの傘下企業であるレスコハウスは、隙間のないコンクリート充填を得意とする会社です。

これによりコンクリート住宅であっても高気密・高断熱住宅を建築することができ、さらに全館空調を併用することでヒートショック対策も実施されています。

また、災害発生時には家自体が避難所となるよう太陽光発電や蓄電池を設置することができることから、「地球温暖化に強い家」という特徴もあります。

坪単価も65万円〜95万円とコンクリート住宅の中では安いことから、百年住宅と合わせて検討する人が多いハウスメーカーです。

三菱地所ホーム

工法	ラーメン構造、壁式構造
坪単価	80万円～200万円
保証内容	最長50年保証

三菱地所ホームは大手財閥系の三菱グループ傘下企業となっており、企業内で培われた技術を活かした家づくりが得意です。

たとえば一般的な高耐久住宅は2×4や2×6工法を採用していますが、三菱地所ホームは水平・垂直どちらの方向からの衝撃も分散できる「2×NEXT」という独自の構法を採用しています。

これにより耐震性や耐久性が高くすることができ、さらに太陽熱による建物の温度上昇を防止する「ハイサーキュレートシステム」によって外気温に左右されにくい室内環境となります。

こうした独自の技術を使って建てられた住宅は安心安全に長く住み続けることができることから、今後の環境問題にも対応できる住宅です。

ただし、他のコンクリート住宅ハウスメーカーよりも坪単価は高くなっているため、資金計画を立てる際には十分に注意が必要です。

トヨタT&S建設株式会社

工法	Pca工法
坪単価	90万円～120万円
保証内容	詳細はお問い合わせください

トヨタT&S建設株式会社は店舗や工場、福祉・教育施設、集合住宅など様々なジャンルに対してコンクリート建築を手掛けています。

こうした技術は住宅にも活かされており、「Pca工法」という独自の構法を生み出すに至りました。

この工法は他のプレキャスト工法よりも廃棄物や物流エネルギー、CO2を削減することができることから、今後さらに需要が伸びる技術といえます。

さらに自由設計を採用しているため理想の間取りを追及することができ、強固でデザイン性の高いコンクリート住宅に住むことができます。

つまり、トヨタT&S建設株式会社が建てる家は「安全」と「自分らしさ」を両立することができ、安全安心の生活が可能になるといえます。

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百年住宅の坪単価に関するよくある質問

この章では百年住宅の坪単簡に関するよくある質問について、解説します。

百年住宅で2000万円の家を建てると坪数はどのくらいですか？

百年住宅の坪単価は70万円〜100万円となるため、70万円の場合は約28坪となり、100万円の場合は20坪が延床面積となります。

ただし建築コストは建築する土地の形状や状態によって大きく変わり、さらに求める設備もコストに影響します。

このことからも、坪単価はあくまでも参考程度に考えておくことをおすすめします。

百年住宅で平屋は建てられますか？

百年住宅の商品ラインナップに平屋はありませんが、建築事例には平屋があるため可能といえます。

また、平屋は重心が低く家を支える面積が広いことから耐震性や耐風性に高い家となることから、コンクリート住宅の百年住宅とは相性が良いです。

そのため、平屋を検討する際には百年住宅に相談してみるのもおすすめです。

百年住宅で建てた家はシロアリの被害を受けませんか？

シロアリは木を主食とすることから木造住宅で繁殖しやすいという特徴があり、このことからもコンクリート住宅の百年住宅はシロアリ被害に強いといえます。

ただしシロアリは水分があれば繁殖することができ、湿度が高く暗い環境が揃っているとコンクリート住宅でもシロアリが発生することもあります。

そのため、百年住宅の担当者にシロアリ対策の仕方を教えてもらい、念の為対策しておくことがおすすめです。

百年住宅の坪単価まとめ

構造躯体保証が最長100年という業界最長の保証期間を提供している百年住宅ですが、加えて自社工場で製造された強固なコンクリートパネルを箱型に組み上げるWPC工法により、長く安全に暮らすことができる住宅を供給しています。

そのため、今後発生する可能性が高い南海トラフ地震などに対策できる家を建てたい人に、百年住宅はおすすめです。

ただし、建築事例や坪単価については大手ハウスメーカーほど情報が展開されていないことから、百年住宅に興味がある人は最寄りの展示場に訪問し、担当者から詳しく話を聞くことが重要といえます。

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