無印良品の家とは?メリット・デメリットや後悔したポイントを解説

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インテリアからスキンケア商品、食料品まで生活にまつわる幅広いジャンルの商品を取り揃えている無印良品。

「こんなの欲しかった!」というヒット商品は数知れず、高い品質と生活に馴染むシンプルなデザインが支持されています。

そんな無印良品で家を建てられることをご存知でしょうか。

無印良品らしいシンプルなテイストの家は機能性もバッチリで人気を集めています。

本記事では無印良品の家とは一体どのような仕様なのかご紹介。

商品ラインナップや実際に無印良品の家を建てた人の意見から良い点・後悔している点に触れています。

これから家づくりを始める人、無印良品の家が気になっている人にぴったりの内容です。

目次

無印良品の家とは

さまざまな生活用品を手掛ける無印良品は、暮らしの原点である”家”を最も大きな生活用品として考えています。

使いやすさ、品質の良さでたくさんの人から支持されている、無印良品ならではの発想から誕生したのが「無印良品の家」です。

無印良品の家は耐震性・耐久性を備えていることはもちろん、高い断熱性能で快適な暮らしを実現する長期優良住宅。

テイストの異なる以下4つの住宅ラインナップが揃っています。

  • 木の家
  • 窓の家
  • 陽の家
  • 縦の家

4つのラインナップは構造やデザイン、空間の使い方などに違いがあります。

無印良品の家それぞれのラインナップを知って、自分にぴったりのテイストを見つけてみましょう。

木の家


画像提供元/無印良品の家公式サイト

無印良品の「木の家」は木造住宅でありながら壁が少ないのが最大の特徴です。

一般的には骨格に加えて壁や柱で家全体の強度を上げるのに対し、木の家は骨格の強度が強いSE構法を採用。

これにより壁と柱を極端に減らして開放感あふれる大空間をつくり出しています。

家族のライフスタイルが変化しても快適に暮らしていけるように、あえて個室をなくしているのもポイント。

パーテーションや家具を上手く使うことで、1つの大きな空間の間取りを自由自在に変化させることが可能です。

家族が増えたとき、子供が巣立ったときなど、時と共に家族構成が移り変わっても空間を無駄にしない暮らしを叶えます。

窓の家


画像提供元/無印良品の家公式サイト

日本ならではの四季折々の移ろいを家の中からでも感じられるように、という想いから誕生したのが「窓の家」です。

窓の家は白を基調としたデザインに合うように窓のフレームは目立ちにくくし、室内のドアノブやペーパーホルダーなどインテリアの細かな質感を統一しています。

室内にも窓を設けることで家族とのコミュニケーションがとりやすく、つながりを感じられる空間の演出が可能です。

窓の家のシンプルで洗練されたデザインはほかにはない無印良品の家ならではといえるでしょう。

陽の家


画像提供元/無印良品の家公式サイト

無印良品の家の中でも平屋住宅なのが「陽の家」です。

陽の家の大きな特徴は、壁の中に収納して全開口できる窓と、室内とウッドデッキの間に段差がないこと。

家の中と外の境界が薄くなるため、まるでウッドデッキまでもが室内かのように錯覚してしまいます。

室内からの景色は窓の外へ視界が抜けるので、平屋でも広々とした開放的な空間を演出。

陽の家は庭を一室のように感じられ、食事やくつろぎの時間を外で過ごす選択肢が生まれることでしょう。

縦の家


画像提供元/無印良品の家公式サイト

無印良品の家の1つである「縦の家」は3階建て住宅です。

スラリとした佇まいは縦に空間を活かすことで、小さな土地であっても建築が実現できそうです。

間取りは自由自在に組み合わせることができ、玄関とリビングを同じフロアにしてキッチンと子供部屋を隣り合わせにする、なんて発想も採用可能。

どんな暮らしをしたいのか想像を膨らませてワクワクした家づくりができそうです。

縦の家の中心にある階段の上部には大きな天窓が採用され、3階から1階までたっぷりの光が入り込みます。

例え狭小地であっても、縦の家なら明るくのびのびとした暮らしが叶うでしょう。

無印良品の家にして後悔したポイント・デメリット

無印良品の家は、ブランドのイメージを盛り込みつつ住宅としての性能もバッチリ兼ね備えた非の打ち所がない住宅のように感じます。

しかし、後悔している部分やデメリットに感じている意見を抱いている人もいるようです。

無印良品の家で後悔したポイントについて、以下4つの指摘が見受けられました。

  • 価格が高い
  • 日差しを取り込みすぎる
  • メンテナンスが大変
  • 家のテイストに合う家具が限られる

無印良品の家を建てたい、気になっているという人からすると、気になる項目ばかりではないでしょうか。

それぞれの後悔ポイントに詳しく迫っていきましょう。

価格が高い

無印良品といえば高品質でありながら手の届きやすい価格帯の生活用品が魅力。

しかし無印良品の家の場合は、価格が高くて後悔したという意見がありました。

無印良品の家は坪単価70万円前後、建物本体価格は2,000万円~3,000万円が平均的なようです。

ほかのハウスメーカーの坪単価と比べてみるとどうでしょうか。

ハイグレード 積水ハウス 55万円~110万円
大和ハウス 80万円~100万円
一条工務店 75万円~95万円
ローコスト アイ工務店 50万円~80万円
アイフルホーム 40万円~75万円

ハイグレードのハウスメーカーは坪単価70万円以上であることがほとんどです。

反対に、コストを抑えた家づくりが得意なローコストメーカーは坪単価50万円前後が平均的。

無印良品の家の坪単価が70万円ほどであることを考えると、価格帯はハイグレードメーカーに並ぶと言ってもよいでしょう。

無印良品の家は耐震・耐久性能が高いSE構法であること、優れた断熱性能で長期優良住宅であることから、高い品質を家づくりに反映していることが分かります。

こうした住宅性能の良さが価格に影響しているといえるでしょう。

無印良品の家が予算に合うかどうか、見積もりを出してもらってから検討することをおすすめします。

各ハウスメーカーの坪単価を比較したい人は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

人気が高いハウスメーカーと工務店10社をピックアップし、人気なハウスメーカーの坪単価や比較するポイントなどを解説しています。

どの会社で家を建てるか悩んでいる人はこちらも要チェックです。

日差しが入りすぎる

無印良品の家はどのラインナップでも明るく開放感のある空間が特徴的。

窓のおかげで風通しが良くなり室内に光をたくさん取り込める点は、快適な家づくりにおいてメリットに感じます。

しかし、無印良品の家の場合は日差しが入りすぎて暑さやまぶしさを感じて後悔することがあるようです。

壁による個室の仕切りも少ないため、一般的な住宅に比べると日差しが部屋全体に行き届きやすいといえるでしょう。

土地に合わせて窓の配置や軒の長さなど、よく相談しながらシミュレーションを重ねることが大切です。

メンテナンスに苦労する

外壁やウッドデッキ、フローリングなどメンテナンスの頻度が高くて後悔したという意見が寄せられています。

無印良品の家に限ったことではありませんが、経年劣化の進みが早い資材を選択してしまうと、家が建った後でも頻繁にコストがかかることも。

建物完成後に発生するコストをなるべく抑えるには、メンテナンスが少ない素材選びが大切です。

質感や見た目の好みを重視するか、メンテナンスのことまでを見据えるかでそれぞれの部材を決めてみましょう。

家づくり相談の段階で、メンテナンスの頻度や方法、それに伴う費用をしっかり聞いておくことも後悔を減らすポイントです。

家具選びが難しい

シンプルで洗練された無印良品の家は、設置する家具が変に浮いてしまうことがあるようです。

統一感を出すのが難しいという意見のほかに、家具で部屋を区切ることを前提とした間取りなので揃える家具が多くなることも。

家具を新調する場合は無印良品で揃えると間違いがないかもしれません。

間取りによりますが、新たに家具を購入する可能性も考慮して予算を組んでおくと後悔が少なくなりそうです。

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無印良品の家のメリット

無印良品の家ならではの魅力的なメリットはたくさん存在します。

  • 無印良品でインテリアを揃えられる
  • 長く快適に暮らせる
  • 強度の高い骨組みで安全性が高い
  • しつこい勧誘がなく相談しやすい

家づくりに求める魅力のほか、無印良品だからこそのメリットもあります。

無印良品の家の4つのメリットを詳しく深掘りしていきましょう。

無印良品の家具や小物が似合う

無印良品のブランドコンセプトが家全体のデザインに反映されているため、同ブランドの家具や小物がマッチします。

家のインテリアを無印良品で統一する楽しさを感じられるでしょう。

無印良品が好きな人からすればたくさんある家具メーカーの中から悩む必要がないため、とても魅力のあるメリットではないでしょうか。

長く住みやすい

無印良品の家は一室空間であり、壁で区切る個室がほとんどありません。

あえて壁を設けない理由は、時と共に変化するライフスタイルに合わせて空間を最大限に活用するためです。

仕切りを作って個室を増やしたり、仕切りをなくして広い空間にしたりと気軽に間取りを変更できます。

長い人生を見据えた無印良品の家は、家族構成の変化に合わせて数十年先の暮らしも不自由なく過ごせるでしょう。

SE構法により安全性が高い

無印良品の家は強度が高いSE構法を採用しています。

SE構法は骨組みの柱や梁の接合部分を高耐久の金属部品で緊結する、耐震性に優れた構造です。

一棟ごとに建物の強度を計る構造計算を実施するので、安全性の高さがしっかりと証明されます。

少ない耐力壁で済むことから、安全性を保ちながら開放感の高い空間をつくり上げることが可能です。

無印良品の家はどのラインナップも壁が少ない広々とした明るい空間が特徴的。

SE構法を採用することで、地震に強い構造でありながら空間の広がりを確保しています。

快適さだけでなく安全性が高いことは、長く暮らしていく上で重要な項目の1つだといえるでしょう。

勧誘はしつこくないため気軽に見学できる

無印良品の家は勧誘がしつこくないので住宅見学を行いやすいです。

どの住宅メーカーでも当てはまりますが、見学に行ったからといって、絶対に建てなければならないということはありません。

しかし中には、まだ希望が固まっていない段階なのに強く勧誘された、というケースも存在します。

無印良品ではしつこい勧誘がなく、気になったことを相談しやすい環境が整っているので、ぜひ気軽に足を運んで見学してみましょう。

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無印良品の家の建築実例

実際にどのような雰囲気なのか、無印良品の家の建築実例をみて間取りや外観のイメージを膨らませてみましょう。

  • 木の家
  • 窓の家
  • 陽の家

無印良品の家の人気が高い3つのラインナップを、画像と合わせてそれぞれご紹介していきます。

木の家の建築実例

延床面積28.55坪の木の家に家族4人で暮らしている建築実例です。

○外観


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○リビング


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○1階間取り


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○2階間取り


画像提供元/無印良品の家公式サイト

吹き抜けのあるリビングは大きな窓を採用し、開放感のある明るい空間が魅力的。

子供たちが広々と過ごせる空間の大きさと明るさにこだわったそうです。

1階は家事動線を考えて水回りを近い距離に配置し、2階には室内干しができるスペースを確保しています。

広くとったウォークインクローゼットの一角を、趣味や仕事で使えるワークスペースとして活用。

みんなが集まるリビングの大きな窓から見える外の景色がお気に入りだそうです。

広いテラスで食事を楽しむなど、家の中だけでなく外でも心地よい時間を過ごせる素敵な住まいです。

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窓の家の建築実例

延床面積33.3坪の窓の家に3人家族でお住まいの建築実例です。

○外観


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○リビング


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○1階間取り


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○2階間取り


画像提供元/無印良品の家公式サイト

真っ白な外壁に三角屋根がよく合う外観は窓の家ならでは。

その独特の雰囲気に惹かれたこと、好きな北欧家具との相性が良さそうなことから窓の家に決定したそうです。

吹き抜けの上部に切り取った窓からは光が入り込み、空が見える様は癒しの空間に。

書斎を寝室に収めたことで空間にゆとりが生まれ、2階にはフリースペースを十分に確保できています。

1階と2階共に収納スペースが充実しているので、スッキリとした暮らしが実現。

窓の家のまっさらな雰囲気に北欧の家具が良く映える素敵な住まいです。

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陽の家の建築実例

延床面積29.43坪の陽の家に夫婦で暮らしている建築実例です。

○外観


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○リビング


画像提供元/無印良品の家公式サイト

○1階間取り


画像提供元/無印良品の家公式サイト

無印良品の家の中でも平屋住宅である陽の家。

勾配天井でリビングダイニングの開放感がグッと高まっています。

大きな窓から見える自然の景色に癒される毎日を送れることでしょう。

寒さの厳しい地域でありながら、大きな窓と勾配天井を採用しても寒さを感じることなく、温かく過ごせています。

無印良品の家は断熱効果が高いトリプルガラスを採用しているので、窓のサイズが大きくても冷気が入り込んだり熱が逃げたりすることがないのです。

窓の外に広がるウッドデッキのおかげもあって、平屋とは思えないほどの大空間が実現されています。

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無印良品の家に関するよくある質問

デザイン性と機能性が両立している魅力あふれる無印良品の家ですが、以下のような疑問を耳にすることがあります。

  • 無印良品の家はボロボロになりやすいか
  • 無印良品の家は300万円の予算で建つか
  • 無印良品の家は一人暮らし向きの家も建てられるか
  • 無印良品の発祥国はどこか

無印良品の家の安全性や費用、ブランドそのものについての疑問を抱く人は多いようです。

それぞれの質問の真偽を明らかにするために、詳しく回答していきます。

無印良品の家はボロボロになりやすい?

ネット検索で無印良品の家と打ち込むと、検索候補欄にボロボロというワードが出現します。

実際のところはどうなのかというと、無印良品の家は高い安全性と断熱性能を兼ね備えており、品質は申し分ないです。

ただ、施工は下請け業者が行うため建築の質が均一に保たれていません。

施工を請け負う工務店の技術によっては、満足度の低い仕上がりになって後悔したケースがあるようです。

せっかくの無印良品の家をボロボロにしないために、できるだけ建築実績の高い信頼できる工務店を選ぶことを心掛けましょう。

無印良品の家は300万円で建てられる?

結論から言うと、300万円で無印良品の家を建てることはできません。

無印良品の家の平均坪単価は70万円前後であり、建物本体の総額は2,000万円~3,000万円ほどになることが多いです。

300万円というキーワードは無印良品の家ではなく”小屋”に当てはまります。

無印良品は離れのような感覚で活用できる約6畳の小屋を販売しており、材料費と施工費を含めて300万円から購入できるといわれています。

価格の詳細は不明ですが、作業スペースやキャンプ用としての用途で人気です。

無印良品の小屋が300万円からの費用だといわれており、無印良品の家は2,000万円~3,000万円ほどが必要になるため、300万円で建てることは不可能です。

無印良品の家は一人暮らしの家も建てられる?

無印良品の家に一人暮らしで住んでいる人は実際に存在します。

2階建てだけでなく平屋を建てることも可能なので、一人暮らしに合う空間づくりができるはずです。

例え数年先に家族が増えたとしても、仕切りの工夫で個室を簡単につくれる点は、無印良品の家の大きな強みだといえます。

無印良品はどこの国で発祥した?

無印良品は1980年に日本で誕生したブランドです。

インテリア用品、衣類、食品などさまざまな分野で高い品質を提供し人気を集めています。

無印良品はいまや日本だけにとどまらず海外にも進出しており、店舗数は全世界で1,000店を超える大企業です。

家づくりにおいても無印良品の品質は、信頼できる確かなものだといえるでしょう。

無印良品の家まとめ

4つのラインナップがある無印良品の家は、無駄のないシンプルなデザイン性と安全・快適に暮らせる機能性が評価されています。

無印良品らしさが詰まった住宅コンセプトは、ファンやそうでない人から見ても素敵な家だと感じるでしょう。

ただ、無印良品の家ならではのデメリットもいくつかあります。

後悔しない家づくりのためには、実際に体験したり相談したりすることが非常に大切です。

無印良品の家が少しでも気になった人は、資料だけでは分からない気づきを発見するためにも、ぜひ気軽に展示場へ足を運んでみましょう。

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