バス・トイレ付きプレハブ住宅の建築事例を紹介|プレハブ住宅のメリット・デメリットや価格も解説

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プレハブ住宅は、1960年頃から着工数が増え、1993年頃にピークとなり、その後は微増減を繰り返しています。

現在も新設住宅の約14%を占める程、プレハブ住宅が建てられています。

プレハブ住宅というと、「仮設の建物」や「倉庫」という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

プレハブ住宅は、短期間かつローコストで建てることができ、自由度も高いため、バス・トイレ付きにすることが可能です。

ここでは、プレハブ住宅のメリットやデメリット、バス・トイレ付きのプレハブ住宅の建築事例を紹介します。

最後までご覧いただき、プレハブ住宅の特徴を把握してくださいね。

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引用元:SUUMO

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目次

プレハブ住宅とは

プレハブ住宅とは、柱・梁・屋根トラス・壁・床等の部材を工場で生産し、現場で組み立てて建てる住宅です。

これからプレハブ住宅の特徴や種類について紹介しますので、プレハブ住宅の建築を検討している方は参考にしてくださいね。

プレハブ住宅の特徴

プレハブ住宅は、「早い・安い・安定」といった、3つの特徴があります。

それぞれ詳しくみていきましょう。

早い

プレハブ住宅は、他の建築工法より早く建てることができます。

多くの部材が工場で生産されるため、雨風等の天候に左右されることがないからです。

現場では、組み立てや設置だけで済むため、短時間で早く建てることができるのです。

安い

プレハブ住宅は、部材だけでなく人件費も削減できるため、安く建てることができます。

使用する部材は工場で大量生産され、かつ、端材が出ないように工夫されているため、無駄な材料費がかかりません。

また、工場で関係する工程が多いため、人件費もかかりにくいのです。

安定

プレハブ住宅は、誰が建てても安定した仕上がりになります。

他の工法では大工や職人が行っているため専門技術が必要となってきますが、プレハブ住宅は部材が工場で作られます。

部材は現場で組み立て設置するだけで完成しますし、住宅によって必要な部材が変わることがないため、プレハブ住宅を誰が建てても、安定した仕上がりになるのです。

プレハブ住宅の種類

プレハブ住宅は、主な構造部に使用される部材の種類、構造や工法によって、下記の4種類に分類できます。

  • 木質系プレハブ住宅
  • 鉄鋼系プレハブ住宅
  • ユニット系プレハブ住宅
  • コンクリート系プレハブ住宅

それぞれの特徴をみていきましょう。

木質系プレハブ住宅

柱・梁・壁等の主要構造部が木材や木質パネル等で作られたものを、木質系プレハブ住宅といいます。

さらに、3種類の木質系プレハブ住宅に分類されます。

  • 軸組式:工場で部材をプレカットし、他は現場で作業を行うもの
  • パネル式:工場で生産した木質系パネルで構成するもの
  • 軸組パネル併用式:プレカット材による軸組に既成パネルを張ったもの

鉄鋼系プレハブ住宅

鉄鋼系プレハブ住宅とは、鉄骨をメインの構造部材とし、柱や梁に壁パネルを用いた住宅です。

さらに、2種類の方式に分類されます。

  • 軸組方式:柱・梁・けた等を軽量形鉄鋼で構成し、壁や床パネルを張りつけるもの
  • パネル方式:構造耐力を外壁パネルに負担させるもの

ちなみに、最近の日本でのプレハブ住宅の多くは、鉄鋼系プレハブ住宅です。

ユニット系プレハブ住宅

ユニット系プレハブ住宅とは、鉄骨のフレームや木材パネルで構成されたユニット(ボックス型の箱)を工場で生産後、現場で組み立てるものです。

外壁や外部建具、間仕切壁や内部建具等も工場で取り付けることが可能です。

コンクリート系プレハブ住宅

柱や梁等の主要構造部がコンクリートを主原料として工場で生産されたものを、コンクリート系プレハブ住宅といいます。

さらに、3種類の方式に分けることができます。

  • 組立式:工場で生産したコンクリート部材を現地で組み立てるもの
  • 組積式:コンクリートブロック等で組積・構築するもの
  • 併用式:組立式と組積式に鉄骨を併用したもの

プレハブ住宅の着工数

では、プレハブ住宅はどのくらい着工されているのでしょうか。

プレハブ建築協会によると、令和5年8月のプレハブ新設住宅は9,251戸です。

対前年同月比は11.2%減で、全着工新設住宅に占める割合は13.1%となっています。

また、プレハブ新設住宅の利用関係別では、持家が2,555戸で対前年同月比は14.0%減、貸家が6,079戸で同比12.7%減となっています。

これらのことから、プレハブ住宅を建てる人が減少してきていることがお分かりいただけると思います。

プレハブ住宅にバスやトイレは設置できる?

プレハブ住宅というと、仮設の建物という印象がありますよね。

プレハブ住宅にバスやトイレを設置できるのか、疑問に思われていませんか。

結論からいうと、プレハブ住宅にバスやトイレの設置は可能です。
これから詳しく説明しますね。

バストイレ付きのプレハブ住宅もある

プレハブ住宅は、バストイレを付けることが可能です。

プレハブは、工場で部材を生産し、現地で組み立てる工法のことですので、皆さんがイメージされている「仮設の建物」ではありません。

水回り設備は付けられないと思われている方がいらっしゃると思いますが、一般住宅と同様にプレハブ住宅にもバス・トイレ・キッチン・シャワー等の設備を付けることが可能です。

また、プレハブ住宅の水回り設備は一箇所にまとめてつけることが多く、工事費用を削減することができます。

水回り設備はオプションでの設置になりますので、工事費用もご留意ください。

プレハブ住宅に設置できるその他のオプションは?

プレハブ住宅には、どのようなものが設置できるのでしょうか。

プレハブ住宅は、あなたのお好みにカスタマイズが可能です。

バストイレ以外のその他のオプションで、より使いやすくカスタマイズしてくださいね。

プレハブ住宅に設置できるオプションは、以下のようなものがあります。

  • キッチン
  • タイルカーペット
  • 窓ガラスの変更
  • フローリング
  • 引き戸を開き戸に変更
  • 照明
  • エアコン

一般の住宅と同様に住むことができるのを、ご理解いただけたと思います。

バス・トイレ付きプレハブ住宅の建築事例

それでは、実際にプレハブ住宅の建築事例をみていきましょう。

プレハブ住宅といってもたくさんの種類が存在するため、今回は「バス・トイレ付プレハブ住宅」の事例を紹介しますね。

サンハウスのトイレ・ユニットバス付きユニットハウス

サンハウスのユニットハウスは、トイレ・ユニットバス付きです。


画像提供元/サンハウス公式サイト

画像提供元/サンハウス公式サイト

画像提供元/サンハウス公式サイト

5.1坪で約285万円(税別)から建てることができますよ。

運送費は別途かかりますので、ご注意ください。

居住用としても申し分ないZOU HOUSEのユニットハウスオプション

ZOU HOUSEのユニットハウスは、オプションでバス・トイレをつけることができます。


画像提供元/ZOU HOUSE公式サイト

画像提供元/ZOU HOUSE公式サイト

画像提供元/ZOU HOUSE公式サイト

床や壁も様々な内装に変更可能なため、あなたのお好みの空間を創ることができますよ。

TORIDEのバス・トイレ付きの住宅用離れ

TORIDEのバス・トイレ付きのユニットハウスは、8坪1Kでもバス・トイレ付きで建てることができます。

住宅用の離れ・子供部屋等として人気のタイプになっています。

価格は440万円(税抜)ですが、水回りの工事費用は含まれていないため、ご注意ください。


画像提供元/TORIDE公式サイト

プレハブ住宅のメリット

プレハブ住宅は、一般の住宅と比較すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

プレハブ住宅には以下のようなメリットがあります。

  • 品質が安定している
  • 費用が抑えられる
  • 工期が短縮できる

それぞれ詳しく説明しますね。

品質が安定している

プレハブ住宅の主要部材は、コンピューターやロボット等最新技術を使用した工場で徹底された品質管理のもとで生産されます。

また、部材は標準化・規格化されているため、現場で高品質の施工が可能です。

このため、品質が安定し、精度が高い安定した住宅を建てることが可能なのです。

費用が抑えられる

プレハブ住宅は「工場生産方式」であり、原価が明確で、価格設定が常に適切です。

また、生産設備や現場施工等が合理化されており、総費用の引き下げが図られています。

また、仮住まいの費用や施工に携わる人件費を抑えることができます。

これらの理由から、費用を抑えることが可能なのです。

工期が短縮できる

プレハブ住宅は、現場作業よりも工場生産にウエイトがあり、一般の住宅のように職人の技能に左右されにくくなっています。

このため、現場作業が軽減され、工期の短縮が可能となり、マイホームの早期入居が可能になりますよ。

プレハブ住宅のデメリット

一方でプレハブ住宅のデメリットはどんなものがあるのでしょうか。

  • 設計やデザインの自由度が低い
  • 耐久性が低い

それぞれ詳しく確認していきましょう。

設計やデザインの自由度が低い

プレハブ住宅は規格品であるコンテナを使用するため、どうしても設計やデザインの自由度が低くなります。

規格化されているため、狭い土地等土地の条件によっては、プレハブ住宅を建てることが難しくなります。

また、入居後にリフォームや間取り変更が難しくなるため、ご留意ください。

耐久性が低い

プレハブ住宅は、耐久性が低くなるのがデメリットです。

木質系プレハブ住宅は、湿気が原因となって、白アリによる食害や腐朽菌によって腐朽する可能性があります。

防蟻・防腐薬剤処理が施されているか確認しましょう。

また、定期的に防除施工を行うことをおすすめします。

鉄鋼系プレハブ住宅は、鉄が酸化して鋼材に赤サビが発生することがあります。

工場で鋼材の表面に防錆塗料を塗る処理をして、赤サビを予防していることが多くなっていますが、この点も確認しましょう。

また、軽量鉄骨造は日に弱く、カビの発生する可能性もあります。

コンクリート系プレハブ住宅は、中性化によって構造力が低下することがあります。

コンクリートはアルカリ性の状態から酸性へ傾いて中性化することで鉄筋にサビが発生すると、コンクリートにひび割れが生じます。
これによって、構造力が低下してしまうのです。

バス・トイレ付きプレハブ住宅に関するよくある質問

ここでは、バス・トイレ付きプレハブ住宅に関するよくある質問のうち、3つを厳選してお答えします。

プレハブ住宅を建てるのであれば、納得のいくものにしたいですよね。

ぜひ参考になさってくださいね。

平屋のプレハブ住宅の価格はどのくらい?

プレハブ住宅は、価格は坪単価で計算されることが一般的です。

簡素なプレハブ住宅であれば、坪単価5~20万円程度ですが、住まいとして充実した環境のプレハブ住宅は、平均坪単価で70万円程度です。

ですが、プレハブ住宅は材質等により、価格幅があります。

プレハブの材質 坪単価
木質系 65~80万円
鉄鋼系 65~80万円
ユニット系 65~80万円
コンクリート系 75~90万円

プレハブハウスの固定資産税はいくら?

プレハブハウスの固定資産税はどのくらいかかるのかも、気になるところですよね。

固定資産税額は、一概にいくらということをお伝えできません。

固定資産税額は、プレハブハウスの評価額に1.4%をかけたものです。

しかし、プレハブハウスの評価額はサイズや課税床面積、構造用途によって算出されたものから、経年劣化を考慮した減額があるため、プレハブハウスによって異なります。

そして、評価額は3年毎に見直しがあり、金額が変動します。

固定資産税額は専門的な知識が必要となるため、自己判断は避け、市町村等に相談しましょう。

バス・トイレ付きプレハブ住宅の価格はどのくらい?

プレハブ住宅の本体価格は、水回りの設備や間取りを充実させても1,000万円以下です。

ちなみに、水回りの設備費用は、約200~300万円となっています。

バスの設置は、形状や取付け場所によって費用が大きく異なりますが、15~150万円です。

トイレの設置費用は、温水洗浄便座やトイレ蓋の自動開閉機能等オプション機能によっても変動しますが、15~30万円程になっています。

また、バストイレの設置には、給排水管の取り付けが必要です。

お風呂に水を溜めたり捨てたり、トイレの水を流したりするのに必要だからです。

水道を利用するためには、引き込み工事が必要で、約30~50万円程の費用がかかります。

しかし、水道管を引き込む位置によっては、約50~80万円程かかることもあるため、ご注意ください。

バス・トイレ付きプレハブ住宅まとめ

ここまで、プレハブ住宅のメリットやデメリット、価格について解説してきました。

プレハブ住宅は、短期間かつローコストで家を建てたい人にピッタリです。

ですが、設計やデザインの自由度が低かったり、耐久性が低いこともお分かりいただけたと思います。

マイホームは一生に一度のことがほとんどですから、納得のいくものを建てたいですよね。

この記事が、プレハブ住宅の建設を検討している方の参考になれば幸いです。

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