不動産簡易査定とは?メリット・デメリットやおすすめのサイト・アプリも紹介
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不動産を売却する際には、まず簡易的な査定を依頼する売主が多く、査定額を見て具体的な査定と売却プランを立てるのが、不動産売却の一般的な流れとなります。
そこで、この記事では不動産簡易査定のメリット・デメリットと、おすすめのサイトやアプリを紹介します。
目次
不動産簡易査定とは
不動産簡易査定とは、不動産会社の担当者と面談することなく、インターネット上もしくはアプリを使って査定する方法です。
不動産会社の担当者は売主からの簡易査定依頼を受けた場合、公開されているデータや自社の成約事例、Googleマップなどを使用して査定を行い、査定書を作成します。
このように、担当者と会うことなく不動産の査定ができるという点が、不動産簡易査定の特徴といえます。
この章では、上記のような特徴を持つ不動産簡易査定について、メリットとデメリットを解説します。
メリット | 費用がかからず担当者に会うことがないため、気軽に依頼することができる。 |
---|---|
デメリット | 現地を確認しないことで、不動産が個々で持っている重大なポイントを反映していない査定結果となることから、正確ではない査定額となる。 |
不動産簡易査定のメリット
不動産簡易査定を利用することで、売主は売却予定の不動産に待機することがなく、気軽に依頼できるという点は、大きなメリットといえます。
また、おすすめは不動産一括査定と呼ばれる簡易査定専用のサイトを利用することで、複数の不動産会社に査定を一度に依頼することができ、費用もかかりません。
このことからも、不動産簡易査定は気負わずに査定依頼ができるという点に加え、複数の不動産会社が作成した査定書を簡単に収集できる、という点も大きなメリットとなります。
不動産簡易査定のデメリット
査定額を確認するという点において非常に便利な不動産簡易査定ですが、査定額が正確ではないというデメリットもあります。
不動産の査定は机上でも可能ですが、戸建てやマンションの劣化状態や、土地の周辺状況を確認することができません。
そして、このような情報は査定額に大きな影響を与えることになるため、簡易査定と具体的な査定では価格が大きく変わるケースも多いです。
たとえば戸建てやマンションの場合では、雨漏りや白蟻の被害、建物の傾きがある場合には、築年数が浅くとも建物の資産は大きく下がります。
また、土地の隣地が2m以上の高低差がある場合、ガケ条例に抵触することによって、一般住宅の建築が難しくなってしまいます。
このように、現地を見ない簡易査定にはこうした重大な要素が組み込まれていないことになるため、簡易査定だけで売却価格を設定するのは、リスクが高いといえます。
不動産簡易査定・無料査定ができるおすすめの不動産査定サイト5選
不動産簡易査定を受ける際には不動産一括査定サイトの利用がおすすめですが、この章ではその中でも厳選したサイトを5つ、紹介します。
これから不動産の売却を検討する際の、参考にしてください。
おすすめの
不動産査定サイト |
概要 |
---|---|
HOME4U | 大手NTTグループが運営しており、査定件数の累計が50万件を超える実績を持っている。
また、提携している不動産会社を厳選しているという特徴もある。 |
イエウール | 「月間利用者数2万人以上」「47都道府県対応」「提携不動産会社2000社以上」と、様々な強みがある査定サイト。 |
すまいValue | 大手6社が運営しており、安心感のある大手のみに査定依頼をしたい売主に、おすすめのサイト。 |
マンションナビ | 「売る場合」と「貸す場合」の査定を同時にすることができる、マンション専門の査定サイト。
また、匿名で相場を調べることができるという特徴もある。 |
LIFULL HOME’S | 不動産会社を監査する仕組みが社内にあり、不動産会社の対応品質向上に力を入れているサイト。
また、個人情報を公開せず、匿名で査定依頼を受けることも可能。 |
HOME4U
画像提供元/HOME4U公式サイト
HOME4UはNTTグループが運営していることから、大手ならではの安心感があります。
また、不動産会社を厳選しており、過去に業務停止や宅建業法違反がある会社は提携を見送るなど、査定会社の品質向上に取組んでいます。
こうした特徴が多くの売主に指示され、2022年12月時点では国内査定数が累計50万件を超える実績を持っています。
そのため、不動産の簡易査定を進めるのであれば、まずHOME4Uを選ぶのが、おすすめといえます。
簡単30秒で今すぐ無料査定!
イエウール
画像提供元/イエウール公式サイト
イエウールは「月間利用者数2万人以上」「47都道府県対応」「提携不動産会社2000社以上」と、様々な強みがある査定サイトです。
特に、47都道府県で対応しているという特徴は売主にとって大きなメリットになる事が多いといえます。
なぜなら、離島や郊外は査定対応していない不動産会社が多く、売りたくても断られることも多いからです。
つまり、イエウールを利用し簡易査定することで、どのエリアであっても査定額の提示を受けることができるといえます。
このことからも、離島や郊外に不動産を保有している売主であれば、イエウールがおすすめです。
年間20万円以上のサポート実績!
すまいValue
画像提供元/すまいValue公式サイト
すまいValueは「小田急不動産」「野村の仲介+」「住友不動産販売」「三井のリハウス」「東急リバブル」「三菱地所の住まいリレー」の大手6社によって運営されており、査定依頼件数が87万件を超えるサイトです。
不動産査定を依頼する場合には個人情報を入力する必要があり、個人情報の取り扱いに不安を感じる売主も多いです。
そこで、大手にしか個人情報が展開されないすまいValueを利用することで、個人情報の管理が徹底されている会社にのみ依頼することができ、安心して売却検討することができます。
そのため、安心して不動産売却を進めていきたい売主に、すまいValueは向いているといえます。
安心と実績の大手6社が査定!
マンションナビ
画像提供元/マンションナビ公式サイト
マンションナビはマンションの売却に特化した不動産一括査定サイトですが、同時に査定を依頼する会社は最大9社となり、その中には「賃貸」も含まれるという特徴があります。
つまり、マンションを「売る」だけでなく「貸す」も検討したい売主に向いているサイトといえます。
また、匿名で相場を調べることもできるため、非常に汎用性が高いサイトとなっています。
マンションに特化した一括査定サイト!
LIFULL HOME’S
画像提供元/LIFULL HOME’S公式サイト
LIFULLHOME’Sは提携不動産会社が4065社、サービス利用者数は2022年1月現在で838万人となっており、不動産のミカタが調査した「2022年一括査定サイト訪問査定率ランキング」では、2年連続で訪問査定率が1位となったそうです。
これは、訪問査定前の簡易査定が優れているという点が評価されていることになり、多くの売主に指示されているといえます。
また、LIFULLHOME’Sは不動産会社に売主のフリをして査定依頼し、対応を監査することで対応品質の向上に力を入れているという特徴もあります。
さらに、匿名で査定依頼もできることから、様々な面で優れている査定サイトといえます。
かんたん60秒の一括査定!
不動産簡易査定・無料査定ができるおすすめの不動産査定アプリ
この章では、不動産簡易査定のおすすめアプリについて、紹介します。
おすすめの
不動産査定アプリ |
概要 |
---|---|
HowMa | メールアドレスだけで査定依頼することができ、個人情報の入力が少なくてすむ、というメリットがあるアプリ。 |
10秒でDo! | 大手の株式会社And Doホールディングスが運営していることから、個人情報の取り扱いに安心感があるアプリ。
また、10秒で査定額が表示されることから、気軽に利用できるのが特徴。 |
Yahoo!不動産 | 2023年11月30日までに査定依頼を行い不動産会社を決定し、不動産が成約に至った場合には、3万円相当のPayPayが100名にプレゼントされるというキャンペーンが実施されている。 |
らくらく不動産査定 | 不動産一括査定サイトのリビンマッチが運営しているアプリとなっており、GPSによって査定地を特定し、入力の一部を省略できるという特徴がある。 |
HowMa
画像提供元/HowMa公式サイト
HowMaは株式会社コラビットが運営している不動産査定アプリで、「ハウマ」と呼びます。
このアプリを利用する際、メールアドレスだけで簡易査定を依頼することができ、入力項目が少ないという特徴があります。
また、簡易査定後の次ステップとなる訪問査定においても、HowMaの担当者とオンライン面談を行い、室内の画像と必要書類の送付だけで実施することが可能です。
このことからも、営業担当からの連絡やしつこい営業を受けたくない売主に、おすすめのアプリといえます。
10秒でDo!
画像提供元/10秒でDo!公式サイト
元プロ野球選手の古田敦也氏がイメージキャラクターである株式会社And Doホールディングスは、フランチャイズチェーンのハウスドゥブランドから査定アプリを展開しています。
アプリ名にもあるとおり、入力から10秒後には査定額が表示されることから、売却の予定がないオーナーであっても気軽に利用できるアプリとなっています。
ただし、査定額にはかなり幅があるため、より正確な査定額を知りたい場合には、訪問査定を依頼することが、おすすめです。
Yahoo!不動産
画像提供元/Yahoo!不動産公式サイト
Yahoo!不動産はネット上で購入物件を探す利用者が多いですが、アプリもあります。
そして、アプリ内では査定の依頼をすることもでき、さらにYahoo!不動産が独自に蓄積した成約事例をベースにできるという点が、特徴です。
また、2023年11月30日までに査定依頼を行い不動産会社を決定し、不動産が成約に至った場合には、3万円相当のPayPayが100名にプレゼントされるというキャンペーンが実施されています。
そのため、不動産の売却が決定している売主であれば、Yahoo!不動産を利用するのが、おすすめといえます。
らくらく不動産査定
画像提供元/リビン・テクノロジーズ公式サイト
らくらく不動産査定は、不動産一括査定サイトのリビンマッチが公開しているアプリです。
リビンマッチはインターネット上で無料の査定依頼ができるサイトとなっており、チャット方式で入力できることから、パソコンが苦手な売主でも簡単に依頼できるという特徴があります。
そして、らくらく不動産査定についてもこういった「依頼のしやすさ」というポイントは継承されており、GPS機能によって場所を特定し、必須項目の一部を省略することが可能です。
このことからも、査定依頼にかける時間をなるべく短くしたい売主に、向いているアプリといえます。
不動産簡易査定を行う流れ
不動産簡易査定を依頼する際には、不動産一括査定サイトかアプリを利用することになりますが、おおまかに決められた流れがあります。
この章で詳しく解説しますので、参考にしてください。
おおまかな流れ | 内容 |
---|---|
物件の情報を入力する | 正しく情報入力することで、より正確な簡易査定となる。
なお、入力が必須となる項目は次の通り。
|
個人情報を入力する | 個人情報の必須項目は、次の通り。
|
ピックアップされた不動産会社に査定を依頼する | 不動産会社は任意で選ぶことができるが、複数の査定書を入手するためにも、なるべく多くの会社に依頼するのが、おすすめ。 |
物件の情報を入力する
不動産簡易査定を依頼するためには、まず物件情報を入力する必要がありますが、入力内容に間違いがあったり漏れがあると、正確な簡易査定ができなくなってしまいます。
そのため、正しく物件情報を入力するためにも、全部事項証明書や購入時の契約書を手元においた状態で、作業することをおすすめします。
なお、入力すべき項目は次のようになります。
- 不動産の物件種別
- 所在地
- 建物面積
- 土地面積
- 間取り
- 構造
- 築年数
- 階層(マンションの場合)
個人情報を入力する
物件情報の入力後には個人情報を入力するステップとなりますが、多くの不動産一括査定サイトやアプリでは、次のような項目の入力が必要です。
- 氏名
- 住所
- 電話番号orメールアドレス
(サイトやアプリによっては両方の入力が必要) - 土地所有者との関係性
また、上記以外にも「売却したいタイミング」や「机上査定と訪問査定の選択」、「連絡手段と連絡時間」の入力を求められる場合もあります。
ピックアップされた不動産会社に査定を依頼する
必要事項の入力が完了すると、最後は査定地を対応している不動産会社が表示されるようになります。
不動産一括査定サイトやアプリによっては、該当エリアの売却実績数が多い会社ほど上位表示されるなどの工夫がされています。
しかし、なるべく多くの不動産会社に査定依頼し、査定額を確認することが重要です。
そのため、表示された会社情報をHPでチェックし、できる限り依頼数を多くしておくのが、おすすめです。
不動産簡易査定を行う際の注意点
不動産簡易査定は手軽に依頼することができますが、利用する際にはいくつか注意すべき点があります。
そこで、この章では不動産簡易査定を行う際の注意点について、解説します。
不動産簡易査定の注意点 | 内容 |
---|---|
複数の不動産会社を
比較検討する |
比較検討することで、査定額を精査することができる |
物件情報は正確に入力する | 間違いがあると査定額の精度が落ち、売却価格の参考にできなくなることもある |
査定額=売れる価格
ではない |
査定額以上で高く売れることも、逆に低くなってしまうこともある |
複数の不動産会社に査定を依頼して比較する
不動産簡易査定は多くの会社に依頼すればするほど、個人情報を開示することになります。
そのため、個人情報の漏洩を気にするあまり、1社~2社にしか依頼しない売主もいますが、少なすぎる査定依頼には注意が必要です。
なぜなら、査定額は簡易査定を取り扱っているサイトやアプリによって異なるため、より多くの査定額をチェックすることで、精度を高めることができるからです。
つまり、依頼する不動産会社の数が少ないと査定額の精度が低くなることになり、売却価格を設定する際の参考にできない可能性があります。
このような失敗をしないためにも、査定依頼する社数は重要なポイントです。
物件情報は正確に入力する
簡易査定は入力された物件情報をベースに算出することになるため、情報入力は正確であることが重要です。
そのため、必ず送信ボタンを押す前には入力内容を確認し、間違いがない状態で依頼するのが、ポイントとなります。
査定額で売れるわけではないことを理解する
動産の査定とは違い、不動産の査定はあくまでも「売れやすい金額」となります。
さらに、簡易査定は訪問査定よりも精度が低く、現地確認をしなければ分からない情報が反映されていません。
そのため、物件の状態によっては査定額よりも高く売れることもあり、逆に安くなってしまうこともあるため、注意が必要です。
不動産簡易査定に関するよくある質問
この章では、不動産簡易査定に関するよくある質問について、解説します。
よくある質問 | 回答 |
---|---|
不動産簡易査定はメールで結果を知れる? | “HowMa”など、一部のアプリでは可能となるが、ほとんどのサイトやアプリでは他の個人情報入力も必要。 |
登録不要で不動産簡易査定ができるサイトはある? | “HowMa”や”すむたす”による買取、LIFULLHOME’Sは登録せずに査定依頼が可能。 |
匿名で不動産簡易査定はできる? | “HowMa”や”すむたす”の買取、LIFULLHOME’Sは匿名でも査定依頼が可能だが、AI査定のみや成約事例のみで作成された査定など、精度は低くなる。 |
不動産簡易査定はメールで結果を知れる?
HowMaなど、一部のサイトやアプリでは電話番号などの入力をせず、メールアドレスだけで査定依頼することができます。
ただ、連絡がつきにくいと判断された場合は、査定内容も薄くなる可能性があるため、売却を少しでも検討している場合は不動産一括査定がおすすめです。
登録不要で不動産簡易査定ができるサイトはある?
HowMaやすむたす買取、LIFULLHOME’Sは登録せずに査定依頼が可能です。
匿名で査定が行えるところは、比較的登録不要となっていることが多いので、匿名を謳っているサービスやアプリが該当します。
匿名で不動産簡易査定はできる?
前述したサイトやアプリや匿名で簡易査定を依頼することができますが、この場合は精度の高くないAI査定のみであったり、不動産会社が査定する場合でも一部の情報だけで査定するケースが多いです。
そのため、精度は低くなることを知っておくべきといえます。
不動産簡易査定まとめ
不動産簡易査定は、不動産の売却を検討しはじめた売主であれば必ず利用すべきサービスです。
なぜなら、スピーディーに査定額を確認することができ、費用がかからないからです。
さらに、複数の不動産会社に査定を依頼することで、査定額を比較検討することができ、売却を依頼する不動産会社を選ぶ判断材料にすることができます。
このことからも、不動産の売却を検討する際には、なるべく早い段階で不動産簡易査定を利用することが、おすすめです。