25坪の平屋の間取り実例まとめ！平屋のメリット・デメリットは？

広くて大きな家に憧れる人は多いですが、住み心地を考えるとコンパクトな住宅も人気が高いです。

生活動線の良さや家族との繋がりをより強く感じられるという理由から、近年では平屋を選択する人が増えています。

しかし、平屋は広い土地でなければ理想の間取りを実現できないというイメージを抱かれがちです。

実は延床面積が25坪ほどのコンパクトな平屋でも、暮らしの満足感が高い間取りを叶えられます。

本記事では予算別や部屋数ごとに分けて25坪平屋の間取り実例をご紹介。

平屋を建てるメリット・デメリットや、おすすめのハウスメーカーにも触れています。

これから家づくりをする人、平屋に興味がある人は必見の内容です！

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25坪の平屋の特徴

25坪の平屋と聞くと「狭いのでは」という印象を抱くかと思いますが、間取りや家族構成によっては快適に暮らせます。

25坪の平屋にはこのような特徴があります。

3LDKの間取りまでなら無理なく設計できるため、子供部屋に2部屋、主寝室に1部屋と考えると4人までの家族構成に向いています。

2～3人暮らしの場合だと、25坪の平屋は十分ゆとりのある暮らしになるはずです。

建物本体にかかる費用の相場は1,000万円～2,000万円ほどが平均的ですから、2階建て住宅よりもコストを抑えた家づくりができるでしょう。

4人家族で住むには25坪の平屋はやや狭い

感じ方には個人差がありますが、25坪の平屋に4人家族で暮らすケースではやや狭いと感じる可能性があります。

仮に夫婦と子供2人という家族構成だとすると、3LDKの間取りであればそれぞれの部屋数は問題なく確保できるでしょう。

ただ、各部屋の広さとしてはコンパクトになるので、広さに余裕のある暮らしを求めている場合は狭く感じてしまうことも。

ファミリークローゼットやキッチンのパントリーなど、大容量の収納スペースを確保するには工夫が必要です。

25坪の平屋の相場は1,000万円から2,000万円程度

25坪平屋の本体価格相場は1,000万円～2,000万円ほどが平均的です。

2階建て住宅に比べると平屋の方がコストが控えめなので、予算を抑えた家づくりをしたい人に向いています。

間取りの内容によって費用に差が発生するため、家族構成や間取りへのこだわりによっては2,000万円前後の価格になりそうです。

25坪の平屋の間取り実例

実際の間取りをみると25坪でどんな平屋が建てられるのか具体的に考えられるはずです。

部屋数や費用ごとに分けて、以下の5件の建築実例をご紹介します。

25坪ほどのコンパクトな平屋を検討している人はぜひ参考にしてみましょう。

3LDKの平屋

延床面積25.6坪の3LDKの平屋をご紹介します。

○間取り

○リビング

○ダイニング

家族が必ずリビングで顔を合わせられるように、各部屋はリビングダイニングと隣接するように設計されています。

キッチンは圧迫感をなくすために壁付けにし、リビングを広くとれるように工夫。

各部屋にクローゼットを設けているので収納もしっかりと確保できています。

水回りが一か所に集結していることから、家事をするためにあちこち動き回る必要がありません。

家族が一体となって暮らせる平屋ならではの暮らしを実現しています。

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2LDKの平屋

延床面積25.4坪、夫婦と子供2人の家族4人で暮らす2LDKの平屋のご紹介です。

○間取り

○LDK

○外観

廊下をなくして空間を最大限に活かすことで広々としたLDKを叶えました。

間に腰壁を設けてリビングとダイニングを圧迫感なく仕切っています。

リビングの奥に大きな窓を採用することで、視野が広がり奥行きがアップ。

たっぷりと光が差し込む明るい空間は、家族が集まってゆっくりと過ごす場所にぴったりです。

子供たちがのびのび遊べるようにと寝室の1部屋は広めにとっています。

収納力も申し分なく、洗面室横のパントリーを兼ねた収納にシューズクロークやウォークインクローゼット、さらには小屋裏収納と充実。

コンパクトなスペースでも空間を無駄なく使うことで開放的な暮らしが実現しています。

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1,000万円で建てられる25坪の平屋

1,000万円～1,500万円以内の予算で建てた延床面積24.3坪の平屋です。

○間取り

○ダイニング

○リビング吹き抜け

観葉植物が溢れる素敵なリビングダイニングは、それぞれ小上がりにすることで上手く空間を仕切っています。

リビング部分は吹き抜けにして上から光が入り込むように高い位置に窓を採用。

梁がアクセントになったこだわりの仕上がりになっています。

サンルームがランドリーの隣にあるのですぐに干せますし、そのまますぐ横のウォークインクローゼットに収納できる便利な動線です。

玄関ホールをなくして玄関をダイレクトにリビングにつなげたことで、リビングスペースをより広く確保できています。

暮らしやすさはもちろんのこと、おしゃれなこだわりがたくさん詰まった素敵な平屋です。

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1,500万円で建てられる25坪の平屋

1,500万円～2,000万円以内の予算で建てた延床面積25.5坪の平屋です。

○間取り

○リビング

○ロフト

勾配天井を採用することで平屋でありながら天井高のある明るく開放的な空間を実現しています。

玄関横の固定階段を上がると広々としたロフトが。

収納スペースとしてはもちろん、子供たちの遊び場やゲストルームとしても活用できそうです。

キッチン背面のパントリーは収納力抜群で、食器棚を設置しなくても問題なし。

水回りが集結しているのも家事が楽になる嬉しいポイントではないでしょうか。

夫婦と子供2人の4人家族でも、間取りの工夫次第ではゆとりのある生活を送ることができそうです。

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2,000万円で建てられる25坪の平屋

2,000万円台の予算で建てた延床面積24.5坪の平屋です。

○間取り

○リビングダイニング

○玄関

木の温もりが溢れる素敵な空間はデザイン性にこだわったそうです。

リビングダイニングに採用した大開口の窓は、部屋の奥行き感をアップさせて広々とした空間を演出しています。

愛犬と暮らしていることから、お散歩後に足を洗えるように玄関横に水栓を設置。

トリミングスペースとしても活用しているそうです。

広くとった玄関ホールは大きな窓で採光し明るい雰囲気に。

キッチンや洗面所の住宅設備など、家全体のデザインテイストを合わせた一体感のあるおしゃれな平屋です。

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25坪の平屋に住むメリット

25坪の平屋には、暮らして分かる以下の魅力的なメリットがあります。

2階建てや広い家にはない、25坪の平屋ならではのメリットに迫っていきましょう。

バリアフリー設計を実現しやすい

平屋は段差のないバリアフリー設計を比較的実現しやすいです。

一般的な2階建て住宅は居住スペースが階で分けられているので、老後のことを考えると不安があります。

平屋の場合は1階だけで生活が完結するため、例え老後に足腰が悪くなったとしても暮らしやすいといえるでしょう。

車椅子で生活する可能性を考慮して、動線の幅を広く確保することも可能です。

間取りによりますが家の中をあちこち動き回る必要性がないのも、25坪の広さならではのメリットだといえます。

ゆとりがあり家事の動線を整えやすい

平屋は1つの大空間で間取りを考えられるおかげで、家事の動線を考慮した間取りに強いです。

2階建て住宅の場合は1階と2階に空間が分散されることから、間取りの融通が効かないこともあります。

平屋の方が自由にレイアウトできる傾向にあるため、家事が楽になる動線を実現しやすいです。

25坪の平屋なら広すぎないので、最小限の移動で家事を完結できて時短につながるでしょう。

2～3人で住むのに十分な広さが確保できる

25坪の平屋は2～3人で暮らすには広さに十分なゆとりを感じて暮らすことができます。

趣味や書斎のスペースを採用する余裕もあるでしょう。

2階建てに比べると予算を抑えることができるので、2～3人の家族構成で家づくりを検討している人にはとてもおすすめです。

予算は抑えたいけど広さも確保したい、という場合は25坪程度の平屋を検討してみてはいかがでしょうか。

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25坪の平屋に住むデメリット

魅力的なメリットが嬉しい25坪の平屋ですが、以下のようなデメリットも存在します。

後悔のない家づくりをするために、デメリットについても知っておきましょう。

建てるには広い敷地が必要になる

2階建て住宅に比べると床面積が広くなる平屋は、ある程度土地の広さが必要です。

狭小地に建てることは基本的には難しいでしょう。

土地がすでに決定している場合は、ハウスメーカーや工務店で平屋を建てられるかどうか相談してみてください。

小さな土地でも周辺の環境や土地の形によっては実現できるケースがあります。

日当たりや風通しが悪くなる

周囲の建物によっては日当たりと風通しが悪くなる可能性があります。

平屋の周囲を2階建て以上の建物に囲まれたケースを想像してみてください。

背の高い建物に囲まれれば太陽の光は届きにくくなりますし、風の通りが悪くなってしまう部屋もでてくるはずです。

このような事態を避けるには、周辺の環境を考慮した間取りや家の向きにすることが重要です。

状況によっては平屋よりも2階建て住宅を進められることがあります。

設計士との打合せでは日当たりと風通しがどの程度確保できるのか、しっかりと確認しましょう。

4人で住むには間取りを工夫する必要がある

25坪の平屋に4人で暮らすことは可能ですが、間取りによっては狭く感じてしまうことも。

部屋や水回りの配置はもちろん、空間を最大限に活用した間取りになるように工夫することをおすすめします。

廊下や玄関ホールをなくしたり、各部屋の広さを最低限にするなど方法はさまざま。

完全自由設計ができる工務店やハウスメーカーを選んで、4人で暮らすのに不自由ない間取りを提案してもらいましょう。

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25坪の平屋を建てるのにおすすめのハウスメーカー

25坪の平屋を建てるのにおすすめのハウスメーカーを3つ厳選しました。

どの住宅も大手メーカーで品質が安定しており実績も十分です。

それぞれの家づくりの特徴に迫っていきましょう。

ミサワホーム｜優れたデザイン性を実現する

デザインにこだわった平屋を建てるならミサワホームがおすすめです。

住宅の美しさはもちろんのこと、品質・サービス・性能・社会貢献などさまざまな要素が評価されるグッドデザイン賞を34年連続受賞しています。

1991年の初受賞から2024年の今日まで、企業努力がしっかりと為されてきた証だといっても良いでしょう。

間取りのデザイン性に強いと評判のミサワホームなら、工夫をこらした平屋の間取りを期待できますね。

不足しがちな収納スペースも、「蔵」を採用することで解決できるのもミサワホームならではの魅力です。

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アイフルホーム｜ローコストで平屋を建てられる

ローコストの家づくりを実現する大手ハウスメーカーならアイフルホームがぴったりです。

株式会社LIXIL住宅研究所が運営をしているハウスメーカーで、住宅設備や建築資材の一部を自社製造しています。

外部に発注をする必要がないことから、建築にかかるコストをカットできる仕組みです。

ローコストでありながら実績が豊富で満足感の高い評価を得ています。

コストを抑えて平屋を建てたいという人は、アイフルホームの評判をチェックしてみましょう。

実際に建てた人の口コミなど、アイフルホームのリアルに迫っているので、気になった人はぜひ参考にしてください。

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パナソニックホームズ｜設計の自由度が高い

設計の自由度を重視するならパナソニックホームズがおすすめです。

ハウスメーカーランキングでは常に上位にランクインしているほど、高い品質が評価されています。

パナソニックホームズの評判にもあるように、地震に強い構造でありながら間取りの自由度が高いので、こだわりをもった家づくりがしたい人に向いています。

住宅設備にもパナソニック製品が採用されるので、安心感のある高品質な家づくりが実現できそうです。

パナソニックホームズについては以下の記事で特徴について詳しくご紹介しています。

家づくりにおける強みや商品ラインナップなど気になる情報が満載ですので、こちらも参考にしてみてください。

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25坪の平屋に関するよくある質問

25坪の平屋について寄せられている質問がこちらです。

特に間取りやコスト面について気になっている意見が多く見受けられます。

3つの質問に対する回答をそれぞれみていきましょう。

老後に住みやすい25坪の平屋間取りは？

バリアフリー設計が実現しやすい25坪の平屋は、工夫次第で老後も快適に暮らすことができます。

間取りに取り入れたいおすすめの提案がこちらです。

廊下がなくなることでその分空間を広く活用できますし、各部屋への移動がスムーズになるという利点があります。

水回りを集結させた間取りは家事の際に発生する移動を減らすことが可能です。

LDKを家の中心に配置すると少ない移動で各部屋へ行けるため、老後にはおすすめの間取りです。

どれも老後ではなくても暮らしやすい間取りであることに変わりはないので、ぜひ検討してみてください。

25坪の平屋はどのくらいローコストで建てられる？

25坪の平屋を建てる費用の相場は1,000万円～2,000万円だといわれています。

実際の建築実例では1,500万円前後が多いです。

家づくりにおいて1,000万円代が実現できるのは、かなりローコストだといえるでしょう。

25坪の平屋は3LDKの間取りにできる？

25坪の平屋でも3LDKの間取りを実現可能です。

家族構成は4人までなら快適に暮らせますし、2～3人で住む場合はより広々とした生活を送れます。

3LDKであっても間取りの工夫次第では、収納をしっかりと確保しつつ開放的な空間を目指せるでしょう。

25坪の平屋まとめ

老後まで長く住まうことを考えると、25坪の平屋は十分暮らしやすい広さだといえます。

間取りの提案力の高さや経験豊富かどうかを重視して工務店やハウスメーカーを選ぶと良さそうです。

コストを抑えながら快適な暮らしを実現したいという人は、25坪ほどの平屋を検討してみてはいかがでしょうか。

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