不動産買取業者ランキングまとめ!業者の選び方や注意点も解説
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不動産を売却する方法には「仲介」と「買取」があり、買取を選択した場合には不動産買取業者が買主となります。
買取には様々なメリットがあるため、買取を選択する売主も多いですが、利用する際には注意点もあります。
そこで、この記事では不動産買取を利用する際の注意点と、買取業者の選び方について、解説します。
目次
トラブルを回避する|不動産買取の注意点
一般的な不動産売却である「仲介」と「買取」とでは、成約までの流れが大きく異なります。
また、業者が買主になる点にはメリットとデメリットがあるため、この章で解説する注意点を事前にチェックしましょう。
不動産買取の仕組みを理解する
通常、不動産を売却する際には「仲介」を選択する売主が多いです。
仲介は不動産会社に販売を委託し、一般公開することで買い手を捜索しますが、ほとんどのケースで買い手は一般人となります。
この方法を選択することで、売主は売却価格や引渡条件を自由に設定することができますが、買い手がいつ見つかるか分からないという不安を抱えることにもなります。
その点、買取は買主が不動産会社になるため、販売期間がありません。
一方、仲介をしていないことで仲介手数料がかからず、早く売却したい売主にとっては大きなメリットがあるでしょう。
ただし、買取価格は売主が自由に決めることができず、一般的な売却価格の6割前後になってしまうというデメリットがあるため、注意が必要です。
また、買取には「買取保証」と「即時買取」というよく似た種類がありますが、即時買取とはここで解説する買取のことで、買取保証は仲介で売れなかった時に不動産会社が買取する保証のことです。
それぞれ意味合いが異なるため、認識を間違えないようにしましょう。
相場価格を調べる
買取価格は一般的に、販売価格の6割程度になることが多いため、SUUMOやアットホームといった不動産ポータルサイトを閲覧し、相場価格を調べましょう。
そうすることで、不動産買取業者の買取価格を精査することができ、最適な買取額をイメージすることができます。
こういった不動産ポータルサイト以外にも、レインズマーケットインフォメーションで成約価格を調べる方法もありますが、この場合は仲介による成約も混在するため、買取のみを抽出することができません。
そのため、正しい判断材料にならないことも多いため、注意しましょう。
複数の不動産会社で査定してもらう
不動産買取業者は、得意分野が分かれることが多く、中古戸建てやマンションが得意な会社もあれば、土地やマンションだけを専門的に取り扱っている会社もあります。
そして、専門的に取り扱っている会社ほどその不動産種別における買取実績数が多くなり、その結果買取額も高くなる傾向にあります。
このような特徴があることから、複数の不動産会社で査定してもらうのが、おすすめです。
不動産買取業者ランキング
リフォーム産業新聞によると、2022年の「買取再販年間販売戸数ランキング」では株式会社カチタスが一位となり、二位のリプライスに対し3倍以上の実績数となりました。
しかし、カチタス以外にも様々な不動産買取業者があり、それぞれの特徴を知っておく必要があるでしょう。
この章では代表的な不動産買取業者について、特徴を解説します。
1位:カチタス
画像提供元/株式会社カチタス
会社名 | 株式会社カチタス |
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本社 | 群馬県桐生市美原町4番2号 |
資本金 | 37億7,887万1,000円(2023年3月31日現在) |
従業員 | 803名(2023年4月1日現在) |
得意な不動産種別 | 中古住宅、中古マンション |
担当エリア | 全国 |
株式会社カチタスは全国に100店舗以上の拠点があり、中古住宅の再販売をメインに取り扱っています。
前述したリフォーム産業新聞のランキングを9連覇するなど、不動産買取業者としてトップの会社となっています。
不動産種別については土地以外を取り扱っているため、マンションの買取を検討する場合には候補に入れておくのがおすすめといえるでしょう。
2位:リプライス
画像提供元/株式会社リプライス
会社名 | 株式会社リプライス |
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本社 | 愛知県名古屋市中区栄1丁目9−16 NFビルディング3F |
資本金 | 313.7億円(2022年3月期) |
従業員 | 191名(2022年4月1日時点) |
得意な不動産種別 | 中古戸建て、中古マンション |
担当エリア | 全国 |
株式会社リプライスはカチタスと同様に中古戸建てとマンションの買取事業を全国で実施していますが、2017年12月にカチタスグループとなりました。
また、2021年5月には累計販売戸数が1万戸を超えており、販売力の高さが高い買取額の裏付けとなっている会社といえます。
3位:レジデンシャル不動産
画像提供元/レジデンシャル不動産
会社名 | 株式会社レジデンシャル不動産 |
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本社 | 東京都足立区千住1丁目18番1号レジデンシャルビル |
資本金 | 3,000万円 |
従業員 | 244名(2023年4月現在) |
得意な不動産種別 | 中古戸建て、中古マンション、土地 |
担当エリア | 全国+台湾 |
株式会社レジデンシャル不動産は、2022年のマンション買取年間販売戸数で一位となっており、買取から販売までの出口戦略に長けている会社です。
その理由として、買取からリフォーム、販売までを自社で一貫して対応することができる、という点があります。
この方式により余計なマージンがかからず、結果的に買取額を高くすることができます。
また、台湾にも進出している唯一の買取業者となっているため、ノウハウの蓄積は随一といえるでしょう。
4位:大京穴吹不動産
画像提供元/株式会社大京穴吹不動産
会社名 | 株式会社大京穴吹不動産 |
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本社 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル |
資本金 | 1億円(2023年4月1日現在) |
従業員 | 1,247名(2023年4月1日現在) |
得意な不動産種別 | マンション |
担当エリア | 全国 |
株式会社大京穴吹不動産は、マンションの買取に特化した買取業者です。
マンション以外の不動産種別は取り扱わない一方、マンションに特化した買取提案をしてくれる業者となっています。
そのため、大京穴吹不動産を通じて仲介+買取保証という売却方法を選択し、より高くマンションを売るオーナーも多いです。
このことからも、マンションの売却であれば、株式会社大京穴吹不動産に査定を依頼するのが、おすすめといえます。
5位:インテリックス
画像提供元/株式会社 インテリックス
会社名 | 株式会社 インテリックス |
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本社 | 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル11F |
資本金 | 22億5,300万円 |
従業員 | 連結327名、単体224名 (2022年5月末現在) |
得意な不動産種別 | 中古マンション |
担当エリア | 全国の主要都市 |
株式会社インテリックスも中古マンションに特化した買取業者ですが、リノベーションのノウハウが多く、自社施工できるという強みがあります。
この強みを活かすことで、立地が悪い中古マンションであっても高値で再販売することができ、買取額も高く設定することができます。
ただし、拠点は全国にあるものの主要都市に限定されるため、郊外の中古マンションは対応できない可能性があるため、最寄りのインテリックスに相談してから利用しましょう。
6位:スター・マイカ・ホールディングス
画像提供元/スター・マイカ・ホールディングス株式会社
会社名 | スター・マイカ・ホールディングス株式会社 |
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本社 | 東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 城山トラストタワー 28階 |
資本金 | 4億8,194万2,971円 |
従業員 | 非公開 |
得意な不動産種別 | 中古マンション |
担当エリア | 全国の主要都市 |
スター・マイカ・レジデンス株式会社は付加価値の高いリノベーションが強みの会社となっており、HPで取り扱っている商品を閲覧できるという特徴があります。
また、専有部分については最大3年間の保証をサービス提供しており、主要都市でリノベーションマンションを検討している買い手をターゲット層としています。
これまで紹介した買取業者の特徴にもあったように、買取額を高くするためには、高く売る仕組みが重要です。
その点、スター・マイカ・レジデンス株式会社はターゲット層を絞った上でマーケットシェアを拡大し、付加価値の高いマンションを売却できる仕組みを取り入れています。
7位:フジ住宅
画像提供元/フジ住宅株式会社
会社名 | フジ住宅株式会社 |
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本社 | 大阪府岸和田市土生町1丁目4番23号 |
資本金 | 48億7,206万円 |
従業員 | 922名(連結1,238名)*パート社員含む |
得意な不動産種別 | 不動産全般(法人のみ) |
担当エリア | 大阪府、兵庫県 |
フジ住宅株式会社は建設業者やリフォーム業など幅広く手掛けていますが、買取業務については一般向けではなく、法人向けのみとなっています。
そのため、一般の売主がフジ住宅に依頼することはありませんが、法人として大きなアパートや土地を大阪府や兵庫県で保有している場合には、相談してみましょう。
8位:イーグランド
画像提供元/株式会社イーグランド
会社名 | 株式会社イーグランド |
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本社 | 東京都千代田区神田錦町1丁目2-1 |
資本金 | 8億3,652万円(2023年3月31日) |
従業員 | 119名 (2023年3月31日現在) |
得意な不動産種別 | 中古戸建て、中古マンション |
担当エリア | 関東、関西、名古屋 |
株式会社イーグランドは、一般流通している物件ではなく、競売や任売物件を中心に買取し、再販事業を展開するといった特徴があります。
また、リフォーム内容も自然素材を活かしたプランや空間を活かしたプランなどがあり、オリジナル性の高い物件を公開することで、販売実績数を伸ばしています。
9位:ホームネット
画像提供元/株式会社ホームネット
会社名 | 株式会社ホームネット |
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本社 | 東京都渋谷区本町3-12-1住友不動産西新宿ビル6号館12階 |
資本金 | 6億2,950万円 |
従業員 | 165名 ※2022年11月時点 |
得意な不動産種別 | 中古マンション |
担当エリア | 全国 |
株式会社ホームネットでは、買主様向けの「住設あんしんサポート」というサービスがあり、住宅設備の故障に対し、10年間で何度も利用できるサポートサービスとなっています。
このサービスが指示され、全国的にホームネットの物件は成約数を伸ばしています。
このことからも、売却した不動産をおしゃれな家屋にリフォームし、販売してもらいたい人には、ホームネットはおすすめの買取業者といえるでしょう。
10位:オークラヤ住宅
画像提供元/オークラヤ住宅株式会社
会社名 | オークラヤ住宅株式会社 |
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本社 | 東京都千代田区麹町4丁目5番地22 オークラヤ麹町ビル |
資本金 | 1億円 |
従業員 | 442名 (令和5年4月1日現在、オークラヤ住宅グループ) |
得意な不動産種別 | 中古戸建て、中古マンション |
担当エリア | 関東 |
オークラヤ住宅株式会社は、関東を中心に事業展開している不動産会社です。
業務形態は買取業務だけでなく、仲介やリースバックなど不動産業務全般を取り扱っています。
そのため、買取価格が納得いかない場合であっても、他の売却方法を提案してくれるため、最適な売却プランを選択することができるでしょう。
ここまでは、多くの方が想像する物件の買取での業者さんを紹介しましたが、ここからは訳あり物件の買取に強い不動産業者を紹介していきます。
訳あり物件のおすすめ不動産買取業社
訳あり物件とは、再建築不可・違法建築・事故物件など、一般的な物件と違い、何かしらの事情を抱えた物件のことを指しますが、これらの訳あり物件は買い手が少ないです。
そのため、所有者も手放したいのに手放せない状況になったりしますが、ここで紹介するような訳あり物件の買取に強い不動産業者を使うことで、ただ手放すだけでなく、売却金額も手に入れることが可能です。
おすすめの不動産業者として下記の3つをそれぞれご紹介いたします。
- 訳あり物件買取プロ
- ワケガイ
- 成仏不動産
どこも日本全国に対応しており、訳あり物件の買取実績も豊富な不動産業者です。
訳あり物件買取プロ
訳あり物件買取プロでは、全国の訳あり物件・トラブル物件に対応しており、年間の相談実績も5,000件を超えています。
買取業者は買い取った物件を再生させて販売したり、ニーズがあるユーザーに販売したりしますが、この再生ノウハウと販路に強みがあるのが特徴です。
お客様の声
- 他社では金額がつかないと言われた事故物件を買い取ってくれた。
- 再建築不可の物件で賃貸にも使えない家を思ったよりも高値で買い取ってくれた。
- ゴミ屋敷を残置物がある状態で買い取ってもらいました。
このように、通常の仲介・買取では難しい物件も取り扱っている実績があるため、まずはどんな物件でも相談することをおすすめします。
相談も無料で行えますし、連絡も早いという口コミもあったので、物件を手放すにあたって悩んでいる場合は相談してみてください!
相談実績も豊富なおすすめ買取業者!
ワケガイ
ワケガイも、全国対応で訳あり物件の買取実績も豊富な不動産会社です。
早期売却と高値買取を目標に掲げており、最短3日で現金化・最大3億円まで買取が可能となっています。
さらに「諸経費負担なし手出し費用0円プランもあり」というのもあり、費用負担を全くせずに行えるサービスも提供しているので、費用的に不安な場合でも、気軽に相談ができますね!
最短3日で現金化が可能!
成仏不動産
成仏不動産は名前からもわかるように事故物件を専門に扱う不動産会社です。
事故物件はマイナスなイメージがついてしまうことがほとんどですが、買取後に供養や特殊清掃など徹底して行い、その上で物件の良さをアピールして選ばれる物件として販売しています。
ホームページを見ると確かに告知義務がある物件ばかりが掲載されており、中には他社では買い取れない・金額がつかない物件の買取実績もありました。
他にも他社よりも100万円UP・220万円UPなどの高価買取の実績がありますよ。
事故物件専門で高価買取!
不動産買取業者の選び方
ここまで、実績の多い不動産買取業者を紹介しましたが、最終的には1社を選ぶ必要があるため、悩んでしまう売主も多いと思われます。
また、買取は仲介よりも売却のスピードが早く、悩んでいる間に契約締結となってしまいます。
そのため、後からより条件の良い不動産会社から提示を受け、後悔しないためにも、この章で解説するポイントを押さえましょう。
査定額が高い業者を選ぶ
不動産買取業者を選定する最も大きなポイントは、やはり買取価格でしょう。
そして、買取は仲介とは違い、「査定額=買取額」となります。
つまり、査定額が高い不動産会社を選ぶことで、最も買取額が高い会社と契約することができます。
そのためにも、より多くの不動産会社とコンタクトを取り、査定額の提示を受ける必要がありますが、査定依頼は不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。
一括査定サイトを利用することで効率良く複数の不動産会社から査定書を提出してもらうことができ、スピーディーな判断が可能となります。
なお、査定サイトによって特徴が異なるため、おすすめの不動産一括査定の記事もご参考ください。
サービスを比較する
買取額に大きな差がないのであれば、サービス内容で比較しましょう。
たとえば、残置物撤去処分なしや契約不適合免責など、売主の負担を大きく減らす提案をしてくれる会社であれば、有力候補といえるでしょう。
このように、買取額+サービス面という考え方で不動産買取業者を選定することが、重要です。
口コミや評判を調べる
不動産買取業者の中には、低い買取額で強引に契約しようとする会社もあります。
このような不動産会社と契約しないためにも、事前に口コミや評判をチェックしましょう。
不動産買取業者ランキングに関するよくある質問
この章では、不動産買取業者ランキングに関するよくある質問について、解説します。
悪質な不動産買取業者の見分け方は?
悪質な不動産会社の特徴は、次のようになります。
したがって、このような特徴にあてはまる不動産会社は避けましょう。
- 買取額の根拠を説明しない
- 買取額が不当に安い
- 今すぐにサインをさせようとする
- 他業者を悪く言う
- 内覧時にスリッパと白手袋を持参しない
- 態度が横柄
不動産会社が査定額と買取額を提示する場合、根拠を説明する法令義務があり、それにも関わらず説明をしない業者は、悪質だといえるでしょう。
また、売主に考えさせる時間を与えない場合や他業者を悪くいう業者も、契約を急がせる典型的な会社だといえます。
これ以外にも、内覧時に売主の大切な不動産を大事に扱わない態度の不動産会社も、避けた方がよいでしょう。
不動産買取で発生するトラブルにはどんなものがある?
不動産トラブルデータベースによると、次のようなトラブルがあったようです。
【トラブル内容:自殺の告知義務違反】
買主が買取業者から購入した中古住宅を購入後、過去に自殺があったことが判明。
その結果調停となったが解決せず、裁判となった。
この事例は売主が家屋内で自殺をしたことを買取業者に伝えていなかったことで発生したトラブルとなっています。
そのため、記事には記載はないものの買取業者から元売主に対し損害賠償請求が発生している可能性があるといえます。
このように、不利な情報を隠すことで大きなトラブルに発展するリスクを抱えることになるため、注意しましょう。
不動産買取業者ランキングまとめ
不動産買取は仲介手数料がかからず、スピーディーに契約、引渡しまで進めることができるため、仲介ではなく買取を選択する売主も多いです。
しかし、不動産買取業者は非常に多く、悪質な不動産会社と契約しないためにも、慎重に判断することが重要といえるでしょう。